「革なめし」をしてみました。
素材は、栃木県で獲れたという「ハクビシン」。
実は、11月に鹿猟に連れて行ってもらった時に、「鹿の皮」も持ち帰ってきていたのです。
大きくて立派な雄鹿でした。

…が、その手のことはすぐに作業しなきゃダメなのに、秋の片付けや漬物などでちょっともてあましちゃうかも…?と思って、革細工を趣味にして作品づくりなども行っている友人Aさんに相談。
「鹿の皮あるんですけど、なめしなんか出来ませんか?」
Aさんは、革の細工はするけれど、なめしたことはないとのこと。
それでも多才かつ男前な方なので(←女性ですが、ほんとカッコいいのです!)・・・・「やったことはないけど、せっかくだからやってみます!」とのこと。
おお、さすがです!
というわけで、その鹿皮はAさんに託したのですが、「代わりにこれを…」を入手したハクビちゃんを下さったのでした。
ああ、逆わらしべ長者?(笑)
と言っても、それもすぐには作業できないので、まずは塩漬けにして保管。
年が明けて時間がとれた時に取り出してみました。
コレです。
初めて見るハクビシン。
う〜ん、ウチの可愛いニャンコたちをイメージが被るなあ…(大きさ的にも…)
この、尻尾や肉球の感じなんてもう・・・
これでは気の弱い僕にはちょっと作業に難がありそうなので、ナタで「頭」「尻尾」「四肢」は落とし、30×50cmくらいのペロンとした状態にして、作業を始めました。
結構肉や脂肪が残っているので、ナイフでひたすらそれを除去。
あまり削ぎ過ぎると皮まで薄くして穴を開けてしまうので要注意です。
2時間くらいかけて肉を削ぎました。
まだかなり残っているのはわかりますが、どの程度やるのがいいのかもよくわからないので「もういいんじゃない?」てことにして・・・
洗いました。
洗濯石鹸と重曹を使います。
さすが野生動物の毛。
納戸水を変えても,茶色く濁ります。
洗った皮は、ミョウバン敏英を溶かした液につけておきます。
本当は生ミョウバンを使うらしいけれどないし(タンニンとかでもやりますよね)、濃度もよくわからないので、テキトウに」濃い目にして。
3日程、寝かせました。
(実際は冷暗所に置いてました)
3日後、それを再び洗って・・・
こんな感じで干してみました。
(削ぎ過ぎて、ところどころ、穴が開いてます)
ピンと張るのが大事なのですが、なかなかうまくいきました(100均のキッチン用鉄格子仕様)。
2匹のニャンコは、最初だけ「ギョギョッ!」と遠巻きに「ハクビシンの毛皮」を眺め、少し近づいてニオイを嗅ぎ、すぐに興味を失いました。
さて、問題は、この皮(革)を何に使うか、です。
うちにも結構小動物がやってきて、Coccoさんを襲ったり農作物を食べてしまうので、そのうち僕は罠猟の資格を取るつもりでいます。
そうすると、自分で獲れたものを捌かなくてはならないし、せっかくだからいろいろ活用したいところです。
皮も、たぶん使い道があるはずなので、これから調べて考えてみようと思っています。
(ニャンコに似てるから肉球はちょっとなあ…などと言ってられないですねえ・・・ドキドキ。)
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『ひとつぶのタネのチカラ〜タネの交換会』
今年も行います、春の初めの「タネ友」の集い。
自家採種したタネを持ち寄り、交換しながら、栽培談議に花を咲かせましょう。
栽培方法は問いません。未経験者の枠もあります。タネを愛する方、タネに興味がある方お待ちしています。
〇日時 2月24日(月祝)13:30〜16:30
〇場所 札幌エルプラザ環境研修室
〇参加費 1000円
〇定員 30名
『竹編みをはじめよう』
竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、たっぷりと竹に触れていただきます。
@午前中は初級編。山根さんが使っている竹細工の道具の紹介、通常あまり人に見せることはない「竹ひごづくり」の実演などもしていただきながら、「四海波」という伝統的な花籠を制作します。
A午後は中級編。六つ編みの技術を使って「竹皿」をつくります。中級は、初級の四海波制作を体験した方向けです。
〇日 時 3月7日(土) @9:00~12:30 A13:30~17:00
〇場 所 当別町金沢147-1
〇参加費 @3200円 A3400円(各1ドリンク付き)
〇定 員 @Aともに6名ずつ
〇講 師 山根広充さん
『My醤油を仕込もう〜大地からの一滴を味わう発酵講座』
味噌とはちょっと違う[醤油の仕込み]。何が違うの?[醤油]ってどうやってできるの?
醤油について学び、自分の醤油を仕込みながら、[発酵]という現象をとらえていただくことを目的とした講座です。
大地からの贈り物のようなひと滴を味わうのは、何か月も先のこととなりますが・・・じっくりと、[My醤油造り]を楽しんでみませんか?
〇日時 3月14日(土)13:30〜16:00
〇場所 エコビレッジライフ体験塾
(石狩郡当別町金沢147‐1)
〇内容 醤油の仕込み、醤油麹の製麹演示など
〇参加費 2500円
〇定 員 12名(要予約)
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