2014年07月07日

新しい「住まい方」。

先日、Wさんのお宅にお邪魔してきました。
Wさんは2年前の小屋づくり講座に参加して下さった方。「ご自分のアトリエをつくりたい」という思いがあったようなのですが、結局「セルフビルドでは無理」と判断され、建築工房らくだの千葉さんが施工して住宅兼アトリエを建てられました。

「大工さんが建てた」とは言っても、かなりご自分でも作業をされ、「大工さんと一緒に建てた家」という感じだと思います(僕もちょこっと手伝わせてもらいました)。

「そういうの、オモシロいな」と思います。
そりゃあ完全にセルフビルドで建てられたらいいかもしれないけれど、なかなかそうはいかない。女性が一人でやるには難しい作業も多い(Wさんは女性です)。だけども、全〜部プロに任せちゃうのもなんだか違う気がする。
・・・そういう思いってありませんか?
0か100かではないだろう、と思うのです。
普段80%の食料は買ってきていても夏場は20%くらい家庭菜園で賄うってこと、ありますよね。
建築だって、きっと一緒です。

ちょっと素人には難しい作業はプロに頼むけれど、出来るところは自分で手をかける。
半分、いや20〜30%のセルフビルド、そんなのもオモシロいと思うのです。


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Wさんのお宅(というかアトリエ)の面積は20坪弱くらい。決して大きな建物ではないですが、1階はアトリエ(織物をされる方なので)で、土間もあります。
キッチンはその土間にあって、そこには丁度いいサイズの薪ストーブも鎮座しています。
生活空間は2階にまとめられているので、全体がとてもスッキリした印象でした。
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「小屋」の延長線上に「家」がある、ということを証明してくれるような建物で、「こんな風にここを使いたい」という思いいっぱいの、素敵な生きた空間がそこにありました。



この、Wさんのアトリエが生まれたきっかけの一つが「小屋づくり講座」であったことをすごく嬉しく感じますし、「小屋の可能性」に対してまた少し確信を深めることが出来た気がします。
Wさん、ありがとう。
これまでの常識を超えるような、もっとオモシロい「建物とのつき合い方」「住まい方」「暮らし方」そして「豊かな生き方」があるはず。

そんなことまであらためて考える機会にしたい、というのが『小屋づくり講座』に対しての僕の(そして千葉さんの)願いです。

いよいよ今週土曜日から始まります。
また一つ、「小さなマイハウス」が建ちます。
ワクワクするなあ。

posted by 野良人イトウ at 21:57| Comment(0) | 住む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月27日

オモシロく住みたい。

小屋づくり講座で講師を務めていただく「建築工房らくだ」の千葉さんと白老方面へ。
千葉さんの手がけた物件のメンテナンスや流木拾いなどが目的です。

8年ほど前に千葉さんが初めて造ったというツリーハウスも健在でした。
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(でも、生きてる樹が室内にも伸びているため、常に微調整が必要です)

先日までの雨量が多すぎて流されてしまったのか流木の収穫はイマイチ。
(長沼は快晴だったのに白老の海は荒れ気味…)
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今回拾ってきた流木は、7月12日より行う「小屋づくり講座」でも使う予定です。
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車の中で、また作業しながら、モノづくりやワークショップについて千葉さんといろいろ話しました(まあ大半は音楽や映画の話なんだけど)。
打ち合わせっていうより、「理念の確認」って感じ。
僕らとしては、単に「大工仕事の技術」を伝えるよりは、モノづくりの面白さとか「仕組み」を知ることに重きを置きたいところなのです。
だから、「パネル工法の小屋なんだからブロックに乗せるだけでも構造的にはOK」だけれど、あえてまた「遣り方を経てレベルもとって基礎打ちからやろう!」ってことに。

せっかくやるんだから、「面白い暮らし方・住まい方」の提案もしたいし、ワークショップでやるからといって建物としての魅力が感じられないものではマズイ。つくるみんなでワクワクしたい。もちろん、「学び」に来る人たちの期待に応える内容であることは必須・・・。

まだまだ間があるつもりでいたけれど、当日までもう2週間です。
講座としての告知も不足してるし、準備することもたくさんあります。
7月は(いや7月も、か)楽しくも大忙しの日々が続きそうです。
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(会場となるこぐま座さんで、もともとあった小屋の廃材の整理もしています)

ご興味ある方は、伊藤までご連絡ください。
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posted by 野良人イトウ at 16:49| Comment(0) | 住む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月22日

薪割りに燃える。

最近になってようやく本気で薪割りを始めています(やり始めるとすっごくたのしくなってそればっかりやっちゃうんだなー)。
まあ・・・今割ってる分はたぶん今年の冬には乾燥間に合わなくて、使うのは1年後だろうけど。それでもやる気になったときにやっとくのが大事なのです。雪積もる前に場所も整理しなきゃならないし。
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去年の秋から今年の夏までに割って積んだ分じゃせいぜい2か月程度しか持たないだろうから、あとは廃材で何とかするしかないなー(冬、越せるか?!)。
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ストーブも古いダルマで熱効率悪いし、家はもちろん隙間だらけのスカスカだから、やたらと薪が減るのです(だから全〜然、エコロジカルじゃないの。薪ストーブは「趣味」ですね)。


そういえば、昨年もらって運んできて積んでおいた丸太、放ったらかしにしておいた分が、かなりいろんなイキモノのエサ&住処になっちゃってました。

ニョロニョロニャッキー。
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キノコさんー。
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「よく見るとキレイだなー」
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・・・とか言ってる場合じゃなかった・・・!
ぱっと見た感じマトモそうなのでも、中が菌に喰われてしまった木は、ほんと燃えないのです。
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せめて紙のように束の間でもボウボウ燃えてくれりゃいいんだけど、スポンジみたいになった奴はむしろ熱を下げちゃうんじゃないか、ってくらいに燃えません。
光合成によって閉じ込められた「炭素結合のエネルギー」を菌や虫が食べちゃうんだから、燃えないのも当然。食べられた「エネルギー(C6H12O6)」は、彼らの体内で呼吸によって緩やかに燃やされ、彼らの生命を維持するのに使われます。
そして、内呼吸によって結合を解かれた炭素は、酸素と結びついて大気に戻り、いつかまた植物によって太陽エネルギーを閉じ込める「炭素結合」に変化し、再び多くの生命を生かすエネルギーとなるのです・・・ああ、素晴らしき炭素の循環、大冒険・・・。

・・・などと、炭素に思いを馳せてウットリしてる場合ではないのでした。
さっさと丸太は薪にして乾燥させてしまわなけば、また、僕がストーブで燃やす前に虫や菌が体内で燃やしてしまいます。働け、野良人!今やれ、野良人!



散々菌類に薪をヤラレてしまった現実を1日中見せつけられたため、晩ごはんをつくるとき、今日はエノキダケがやけに憎たらしかった!
くそー、負けねえぞ!(さっさと薪割ってやる!)
posted by 野良人イトウ at 21:38| Comment(0) | 住む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月09日

まっくろくろすけ、出てきたよー。

半年ぶりに煙突掃除をしました。
煙突掃除、「月に1度はやる!」なんて人もいるみたいだけれど、僕は全然。せいぜい年に3回です。
特に真冬なんて常に稼働しているからなかなか出来ないし、下手したら年に2回かも。
…そりゃあ詰まるわけです(あんまり詰まると火事になるからなあ)。
今回も、燃え方を見て「そろそろやらないとなー」と思い始めて半月…、ようやく重い腰を上げて実行に移したのでした(昨日は気温、高かったしね!)。


出ました、出ました
まっくろくろすけが、どばどば飛び出しました

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これは室内の分。

外のは、5mくらいの柄のついたブラシで。
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ちゃんと屋根の上からも。
(高所恐怖症の身にとってはイヤ〜な作業です…あー恐かった…)
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高性能の薪ストーブでは、薪の樹種まで選ぶみたいですが、うちのは完全に「燃えりゃあいい!」式
廃材だって、多少塗料がついていようが釘が残っていようが、バンバン燃やしております。
(だから塩化して煙突内側が錆びるのかなあ)

「捨てるのは忍びない!」
と思うので、廃材あるよ、とのお呼びがかかるとできるだけ伺うようにしています。

ただ、僕の場合、「薪ストーブ=エコロジカル」なんて考えはもうすっかりありません。
こんな断熱も大してなくて通気性の良すぎる(涙)家では、焚けば焚くほど実はムナシサも湧いたりします。
「ひと冬で家1軒分は燃やしただろうなー…」とか、「毎回燃料使って運んでるしなー」とか、心の片隅にいつもあります。
「薪の準備にかかる手間の分バイトでもすれば、ヨユーで灯油代賄えるよなー」なんても思います(ほんっと手間ばっかりかかりますからね!)。

それじゃあ何で薪ストーブなんて使うの?
…と問われれば…

「好きだから!」
としか言えません。

火をいじるのが好きだから。
みんなで火を囲んでいたいから。
火を大事にする暮らしがしたいから。
「薪にかかる手間」が、人間の体験として重要だと思うから。
たくさんの学びと喜びを得られるから。


そんなとこですかね。

「手間」を省けば省くほど、大事なことが見えなくなっていく気がします。
「不便であることの価値」を実感させてくれる・・・薪ストーブもまた、そういう存在です。
(スイッチポン!で温かくなるのもたまには恋しくなりますけどね…でも、そういうのばっかりな暮らしだと精神が鈍化していく気がしちゃうのです)



さて、煙突掃除を終えたウチの薪ストーブ、(当然ですが)実に快調に燃えております。
「昨日までのはいったいなんだったんだ!?」
と思うような燃えっぷり。
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「わーい、これで安心だー」
・・・とは言え今年のストーブの時期もそろそろ終わり(そうあって欲しい…)。
次の冬の、薪の準備を始めなくてはね。
幸いまた丸太をもらえそうですので、「今年こそ夏前に割っちまおう!」と思っております。
(「薪割り部」への入部をお待ちしています!)


ラベル:薪ストーブ
posted by 野良人イトウ at 22:07| Comment(0) | 住む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月05日

あけたらしめろ。

出入りが済んだら戸は閉める、これ常識ね。
「あけたらしめろ」です。

「ガラガラーーー(←開けた音)、・・・バタン!」

ところが、なんだか閉まった気がしない。
見れば、閉めたはずの戸は跳ね返って20cmくらい開いている。
「しょうがねえ、丁寧に閉めます!」と跳ね返らないようにゆっくり閉め・・・
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閉め・・・たハズなのに、
「なんじゃこりゃあ〜〜〜!」
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どうしたって上の方は2〜3cmの隙間があいてしまうのです。
こうして写真で見たら大したことないように見えますけどね、戸の隙間2〜3cmってデカいですよ。
特に冬は・・・。こんな吹雪ばかりの冬は・・・(涙)。


閉まらないはず。
玄関と建具が合っていません。
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まあ建具は変わっていないだろうから、こいつぁ玄関自体、家自体の歪みですねえ。
玄関口が、「長方形」ではなく「平行四辺形」になっております。
これじゃあ閉まるわけがないのでした。

ちなみに、こういう家にお住まいの方には「あるあるネタ」だと思いますが、ウチも屋根に雪が積もり始めると家のアチコチが異常に開きづらくなったり、というか(上からの重圧によって)完全に動作不能になったりします(今年は奥の間を少し開けたまま雪を積もらせてしまったため、1月2月はそこが開きっぱなしでした…)。

家の中の隙間はあきらめるとしてもね、厳寒の季節に玄関の隙間はキツかったです・・・。
(秋に風除室を建てていなかったら・・・と思うとゾッとします)



そして、困るのは鍵です。
外から見たらこう。
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中から見たらこういう鍵で、2枚の戸の鍵穴を突き通すように棒が1本刺さって止められる仕組み。
平行四辺形のスペースに収められている長方形の建具ですから、当然、どうやったって鍵穴が合わないのです。
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・・・というわけで、実はこの冬は1度も鍵をかけずに過ごしていました。
田舎だし、道の一番奥の家だし、大して人も来ないのでいいのですけど、やはり泊まりで外出する時などはちょっと心配でもありました。
なんせ大金持ちですからね!(←言っててムナシイ…)

しかし!この3月になって、なんと僕はこの状態での鍵のかけ方を発見、マスターしたのです!
ちょっとしたテクニックがあれば、なんとか鍵はかかるのようになりました!すごいぞオレ!
あ〜〜〜良かった。
これで、このブログを泥棒さんが見ていても安心です。残念でした!
(・・・まあ、実は縁側の戸はそもそも年中鍵開いてるんですけどね…)

屋根の雪融けたら家の歪み、元に戻るのかなあ。



ついでにもう一つ、ウチの玄関についてのお知らせです。
「ピンポンつけました」
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壊れていたチャイムを直してはや3ヶ月経ちますが、「ピンポ〜〜ン」と軽快に鳴り響くはずのこれが稼働したのはたった3回ほど。ほとんどの方は、いきなり玄関を開けて「こんちはー」と叫びます。
何故なら!ここに住み始めて3年間、このチャイムは壊れたまま放置されていて、単なるダミーとして存在していたからです。
なので、せっかく直したにもかかわらず、誰〜もこれを押してはくれないのでした。

「ピンポンはじめました」
って書いといたほうがいいかな。
(いつも来る宅配便の方は「こんにちはー」方式。この前「ピンポン!」と鳴らした人は、やはり新顔さんでした)


posted by 野良人イトウ at 07:23| Comment(0) | 住む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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