2018年10月12日

虫喰う人々。

アフリカのウガンダに、1ヶ月くらい滞在してた時のこと。
僕はその時、アフリカ大陸を旅行中でした。
アフリカの真ん中へん、ビクトリア湖の近くにある小さな村で孤児院の手伝いをさせてもらっていたのです。

ある日のことでした。
子どもたちがうひゃうひゃ言いながら集まって地面に這いつくばっています。
「何やってんの?」と、近寄ってみると・・・彼らは、アリの巣をほじくっています。
で、そこからわらわらと飛び出してくる羽アリを、先を争い口に放り込んでいたのです!
「うわ!」

いたずらっ子が僕の口にも一つまみ押し込もうとするのを年上の子が制して、「こうやって食べるんだよ」と虫の一部をむしってから僕にくれました。
口に入れると、はたしてその味は・・・「う〜ん、まぁまぁ」
ギラつく赤道直下の太陽の下で食べたアリ、匂いはあんまりなくて、ちょっと甘かった気がします…。



虫食
たいていの人は「うぇ…」と顔をしかめるけれど、世界中で子どもたちにとっては貴重なおやつです。
大人にとってももちろん御馳走で、炒って塩で味付けたものは地酒を飲むときのおつまみにちょうどよかったりします。
アジアでもアフリカでも、何種類もの「虫」がバケツに山盛りで、市場で堂々と売られているのを目にしました。
よく食べられるのは、バッタやコオロギ?の仲間かな。
NCM_1042.JPG
そう!「虫食」は、世界中いたるところに今でもある習慣なのです。

20年くらい前に「虫入りキャンディ」が流行ったことがあって(飴の中にイモ虫=ミールワームが入っていた)あれは「キワモノ」として流行ってたけど、あんなのは実は本来、ゴチソウの部類なのだと思います。

調理方法も、炒ったり焼いたり蒸したり煮たり、スープに入ってたり、といろいろあるけど、一番食べやすいのは「油で揚げる」でしょう。揚げてしまうと、人間はたいていのものをまぁまぁ美味しく食べられる!
これはホントです。
天ぷらにすると何でも結構旨いでしょ。



・・・と、いうわけで。
採取した「ハチノコ」を食べましょう。
IMG_20180921_094846.jpg

まずは乾煎りで・・・。
生でも食べられると言いますが、やはり少し熱を通した方が「安心感」がありますので。
このあたりのリスク回避は結構重要だと思います。
IMG_20180922_183143.jpg

美味いです。
ちょっと癖はあるけど、白子のような、濃厚なミルクのような。
タンパク質の塊ですからね。

美味しいけど飽きるので、たくさん食べるには揚げるのが良いかもしれません。
天ぷらに。
P9260740.JPG
美味いです、普通に。
醤油味の佃煮にもしてみたけれど、素揚げくらいが一番旨い気がします。

どんどん生きが下がってしまうので、残りは冷凍しました。
これで好きな時に食べられます。



まあ、今の日本じゃキワモノ扱いの「虫食」ですが、身の周りにいる虫のほとんどは、実は食べることができるようです。
僕もさすがにまだ食べたことないけど、ハエの幼虫(=ウジ)などはかなり美味しいようだし、すりつぶしてお団子にしてもいいかもしれません(つみれ風)。
厄介者のカメムシなんかも上手に臭みを取れば食べられるみたいです。
イナゴの佃煮なんかは、今でも信州や東北で売られていて、あれはふつうにご飯のおかずです。
だって、エビみたいなものですからね(足が口触り悪いのもエビに似てる)。
日本だって、かつてはなかなかの虫食国だったのに、もったいないですね。

そもそも、ヒトの食生活において、昆虫食は重要なものでした。
虫は、もともと人間の主食!だったという話も聞いたことがあります(そこから果実食となり、狩猟肉食、農耕穀物食をするようになっていった、と・・・)。
タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラル…僕らが必要とする栄養のほとんどが、虫の体には含まれているのだそうです。

そんなわけで、「貴重な食材である虫を見直そう!」とする動きがあります。
豚や牛に比べ、タンパク質を効率的に生み出してくれるため、養殖すれば人類の食料問題・環境問題を解決するかもしれないのです。

僕も、以前からの課題としての「虫食」、勉強していきたいと思っています。
発酵食もそうなんだけど、「ゲテモノ」としてじゃなく、食文化の研究として、マジメにね。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『明日のためのタネ採り講座』<参加受付中>
当たり前にあるけれど、タネっていったい何?・・・というところからスタートし、タネという存在についてちょっと考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、実際に10種類ほどのタネ採り実習を行う講座です。
  〇日時 10月14日(日)10:00〜12:00
  〇場所 当別町金沢147‐1
  〇内容 ・自家採種の目的、意義(座学)
     ・タネとり実習
  〇参加費 1500円
  〇定員 12名


『倒木からゴッホの椅子をつくろう』<参加受付中>
台風で倒れた裏山のエンジュの木を使って、椅子づくりを行います。その場で生木を割って削り、座面を編みこんでつくる、少し小さいサイズの「ゴッホの椅子」。倒れたままの木から、2日間かけて行う椅子づくり講座です。
講師は、むかわ町で木育に取り組む草刈万里子さんです。
  〇日時 10月27日(土)〜28日(日)
  〇場所 当別町金沢147‐1
  〇内容 ・丸太から切り出して椅子づくり
  〇参加費 15,000円
  〇定員 6名


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。

posted by 野良人イトウ at 09:38| Comment(1) | 喰う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月03日

肉を食べるということは。

先日、企画した講座の中で昼食を用意する機会がありました。
「せっかくだら国産、それも地元の羊さんのお肉を食べていただきたいな!」と思って、親しい牧場さんにお肉をお願いし、参加者さんにもその旨を伝えてありました。「楽しみにしててくださいね」と…。

が、結局いろいろタイミングが合わずに、その牧場のお肉を用意することが出来ませんでした。
違うところのお肉をお召し上がりいただくことになり、参加者さんには大変申し訳ないことをしてしまいました。
牧場さんの問題ではなく、完全に、軽く「またお肉お願いしますねー」と考えてしまった僕の落ち度、です。

もう、ほんと、皆さんにゴメンナサイ!
「肉を食べるってことは…」
という、本来当たり前の感覚が、抜け落ちていたのです。
恥ずかしい限りです。

その時お願いしていたお肉は、せいぜい2kg程度。
大量に屠畜しながらどんどん売りさばいていくシステムの中では、僕らは消費者気分で気軽に「今日は2kg」「明日は500gで」「明日はイラナイ」と買うことが出来ます、ただの「モノ」と同じに。
それはきっと、今の普通の暮らしの中での、普通の感覚でしょう。

でも、小さな牧場さんから羊の肉を2kgいただくということは・・・・
1頭の羊を殺し、例えば得られた20kgの肉のうちの2kgをいただくということです。
以前譲っていただいた時は、たまたま(運よく?)他にも売られる当てがあり、たまたま余剰分があったからなのでした。
それなのに、「じゃあ今回も2kgよろしく!」なんて軽々しく考えてしまった自分。
「肉」というものの背景を見失った歪んだ感覚になっていたな、と思ったのでした。



以前、中国のウイグル地方で、羊飼いの人々の村を訪れたことがあります。
彼らは家畜としてたくさんの羊を飼っていましたが、彼らにとっては「生きている羊」の1頭1頭が貴重な財産であり家族のようなものでした。
羊(ヤン).JPG
肉を食べるということは、貴重な1頭を失うこと。
当然、血の1滴も無駄にせずに食べきる文化を持っていました。

自分で鶏を絞める時に毎回実感しますが、「肉を得ること」は「殺すこと」なのですね。
当たり前すぎることですが。
チキン食う.jpg

せめて枝肉としての姿を店頭で目にすることが出来るなら、それがかつてイキモノであったことをもう少し感覚的に維持できるのかもしれませんが、パックに納められている「塊」からは、「生命」を感じることなどできません。
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これは、たぶん中米のコロンビアあたりの市場かな。

ちなみに、ウイグルの市場では、こんな風景もありました…。
中国トルファンの屋台.JPG



人間が「農」という営みを始め、栽培や飼育によって他のイキモノを自分の都合で管理するようになって1万数千年。
近代的な飼育方法を得、社会の分業化がすすみ、自給的な暮らしを捨て去ったことで、僕らは「喰うために日々、生命と向き合う」感覚をなくしてしまいました。
動物の死にも、植物の死にも触れることなく、食べ物は(お金さえあれば)いつでもいくらでも得られるモノと勘違いするようになってしまいました。

その結果、僕も、「〇日にお肉を〇kgよろしく〜♡」なんて軽々しく考えてしまったわけです。
何だかかなり自分が残念で・・・悔しい出来事でした。


話しは少し変わって、先日、友人のKさんから「鹿獲れたからどう?」と連絡がありました。
取りに行って渡されたのは、・・・1本の足。
P6130700.JPG

ドキリ!としました。
何度見ても、ドキリ、ドキリ!としました。

家に帰って、ドキドキしながら、皮をはぎ、骨から肉を外していきました。
P6130727.JPG

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そこには、かつて生命を躍動させていた気配が溢れていました。
肉に刃を入れながら、「僕は今、少し前まで大地で生命を謳歌し、死にたくない!と願いながら命を失った一つの獣と向き合っているのだ」と感じていました。
何とも言えない緊張感。
「ああ、この感覚なんだろうな」と思いました。

「喰う」ということは、そういうこと。
自分が今日生きているのは、彼らから生命を受け継いだということ。
忘れずにいたいと思います。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。
自主企画の講座の他、随時出前講座も承っています。


『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座』
毎年、参加者の皆さんと一緒に、ミニマムな暮らしをイメージしながら「住まえる小屋」を建てている小屋づくり講座。今年の舞台は、千歳市にある「リサイクルファクトリー」さんの敷地内です。
「日曜大工の技を身につけたい、上達したい」という方から「物置小屋くらいは自分で建てたい」「いつかはセルフビルドを…」という方まで、「つくる」ことの好きな方ならどなたでも歓迎いたします。
〇日時 7月8日(土)9日(日)22日(土)23日(日)9:30〜18:00
〇場所 リサイクルファクトリー(千歳市中央690‐1)
〇参加費 7000円/1日、13000円/2日間、
     17000円/3日間、20000円/4日間
       *昼食、午後の軽食付き
〇定員 15名
〇講師 千葉英希さん(建築工房らくだ)


『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2017』
糞土師・伊沢正名さんを講師に招き、「本物のエコロジーとはどういうことなのか」、また「生き物として人の生活はどうあるべきか」などについて、大いに語っていただきます。
伊沢さんの言葉を借りるなら、「ウンコは良識の踏み絵」。
地球上でウンコがいかなる「役割」を果たしてるのか知り、向き合うことは、持続可能な社会を模索する上で欠かせない感性かもしれません。

〇日時 7月16日(日)@10:00〜12:00  A13:00〜14:30
〇内容 @ウンコを中心とした循環、糞土的思考を学ぶ座学
     A裏山を探索しながらのフィールドワーク(葉っぱや糞土、分解の様子の観察、野糞演習)
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 @のみ:2000円(おやつ付き)
     @A通し:3000円(自家製味噌汁付き)
〇定員 15名

posted by 野良人イトウ at 22:55| Comment(0) | 喰う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

キノコと僕とお日様と。

5月の初めに、キノコの植菌をしました。
原木は、いただいた丸太と買ったものも少し。
シイタケにはコナラとシラカバ、ナメコはシラカバとサクラとヤナギです。
(ベストじゃない樹種もあるけど、試しに)
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10本ほどのホダ木をつくって、仮伏せ(というのかな)。
しばらく雨に当てています。
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晴れの日はムシロとシートを被せて保管します。
6月に入ったら、それぞれの場所に移動して来年までじっくり寝かせることにしています。
(シイタケとナメコは少し好みの場所が違うみたい)
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今食べているシイタケは、2年前に用意したホダ木のもの。
昨年秋頃から採れ始めて、今がまずまず盛りです。
P5080168.JPG
(採れたシイタケは、シイタケ自体がメチャ美味なので、余計な味つけをせずにほぼ毎回ホイル焼きです。これだけでゴチソウなのでした)

2年に1度、ホダ木をつくっておけば、そこそこ楽しめますね。
夏場も忘れずにお世話をしなくては!
(今までも結構ダメにしてるのでした…)


うちの裏山ではシイタケに向いたコナラやクヌギをそんなに伐れないのが残念です(数が少ないから)。
もう少し大きな山だったら、薪用に倒したものから良さげな枝を除けておけばいいのですから。

さて。
ストーブの中で燃えて<熱を出すもの>と同じもの、カロリー(炭素の結合)をじわじわと食べながら生きるキノコ。
そのキノコを食べて、お腹の中で熱、エネルギーに変えて生きる僕ら。
もとを辿ればみんなお日様。太陽のエネルギーです。
キノコも僕も光合成はできないので、<直接>受け取れるお日様のエネルギーは限られていますが、植物を介してちゃんと受け取っているのですね。
キノコを食べるとき、つくづく「僕ら(僕とキノコね)は、お日様のエネルギーで生かされてんだなぁ!」と思うのでした。

やっぱりお日様は偉大だな。
(他のイキモノが食べないようなものまでを最後に食べてくれるキノコたちも偉大…)
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自主企画の講座の他、随時出前講座も承っています。


『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り』
手前味噌の仕込み、今年は「ダイズの栽培」から始めてみませんか?
自分でタネを播く。お世話をして収穫する。そんな「手間」をかけることで、いろいろな気づきや学びが生まれます。
味噌だけでなく、毎回、「ダイズの加工品」づくりを体験していただく「豆満喫」講座です。5回通してご参加いただく方には、不耕起、無肥料で行う田んぼなど、「大豆」以外のいろいろな活動にお誘いいたします。
〇日時 5月28日(日)13:30〜16:30 *全5回の1回目
〇場所 エコビレッジライフ体験塾
      (当別町金沢147−1)
〇定員 12名
〇参加費 10000円(5回通し参加)
     *初回のみの参加〜2000円(通し参加の方優先)
posted by 野良人イトウ at 06:16| Comment(0) | 喰う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月15日

道草喰う人。

昨日は、この時期恒例の「道草喰う会」でした。
最近は毎日のように山に入って晩ご飯のオカズになる野草を採ってくる習慣が出来つつあるので、「会」にしなくても…?という考え方もありますが、・・・違うのです。
やっぱりみんなで「あーだこーだ」と言いながら散策、採取して、相談しながら調理して、一緒に食べながら「これは美味い」「これはキビシー」「僕は結構好きかも」などと伝え合うのが、楽しいのです。

さあ、さっそく散策しましょう。
山に入り、図鑑片手に名前を確認。ヨブスマソウ、ウド、オオハナウド、オオウバユリ、ニリンソウ、ヒトリシズカ、ヨモギ、アザミ、イラクサ、コゴミ、ワラビ、タケノコなどを採取しました。

家に入る前に整理して・・・
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分担して調理。
キンピラ、おひたし、天ぷら、汁物、団子などが出来ました。
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みんなの感想は・・・
もちろん「美味しい!」。

でも、可笑しいのが、
「全部美味しくて意外性がない・・・」
ということ。

「もっと、美味しいもの、厳しいもの、食べ方に工夫が要りそうなものなどがあった方が面白いかも…」
「今回は、ただの<山菜を食べる会>だったね」
という雰囲気があったのでした。
確かに今回食べたのは、主にメジャーな山菜ですし、天ぷらにすればたいがいのものは上手く食べられますし。



実は、昨年まで住んでいた場所は、拓かれた「田園地」でした。都市部に住む方から見たら「自然がいっぱい」と感じるかもしれませんが、実際は人が農耕をしやすいように山を削り木を伐り、土をひっくり返し、踏み固め続けてきた人為的な土地です。
そういう場所に生える植物を僕らは「雑草」と呼びます。

オオバコ、スギナ、ギシギシ、タンポポなど、邪魔にされるもの、どちらかといえばキラワレるもの、もしくは目に止まらないもの。
そういう「道の草」を食べることに面白さがあるはず!…というのが、そもそもの僕の発想でした。
(まあ、以前の場所にはそういう植物しかなかったから、という理由もありますが)

でも、「雑草にも個性があって、実はこんなに美味しく食べられる!」
という体験は、きっと世界の見方すら変える力があるのです。

それには・・・「普通に美味しい山菜」では、ちと物足りなかったのですね。
うんうん。
集まってくれた人たちにそういう雰囲気があること、僕は(逆に?)すごく嬉しかったのでした。

せっかくこういう場所に住み始めましたから、もちろん季節ごとの山菜は楽しみますけど、「道草喰い」も忘れないようにしなきゃ、とあらためて思った1日でした。

あ、ちなみに、今回のヒット料理は「ニリンソウの汁物」でした。
肉と豆腐、それに大量のニリンソウを入れて塩のみで味付けしたオハウ的な汁。
ヒンナヒンナ!ニリンソウは食卓にしばしば登場しそうな食材です。
(写真撮るのわすれてました・・・)


★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベントを予定しています。

『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り』
〇日時  5月22日(日)13:30〜16:30
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1) 他
〇参加費  10000円/全5回通し参加  2000円/今回のみ

『Green Circle〜苗の交換会とミニマルシェ』
〇日時  6月4日(土)10:00〜13:30
〇場所  こぐま座(長沼町東2線北9番地)
〇参加費  1500円(ランチ付き)

★お問い合わせ・お申し込み
       エコビレッジライフ体験塾 伊藤伸二まで
       itogakiretatakoAyahoo.co.jp
          (*Aを@に変えてください)



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2016年05月13日

山を往く。

このところ、すっかり山の居心地がよくなってしまいました。
3日に1度は裏山に登り、植物を観察しながら食材を採っています。
P5130709.JPG

先日は、やや冷たい雨の中、山の師匠・トシロウさんと散策しました。

中腹すぎまではシラカバ、カエデ、ミズナラ、エゾニワトコ、キハダ、イヌエンジュ等が生える雑木林で、一定の高度を超えると針葉樹の植林地となります。
がらっと変わる植生。
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薄暗い針葉樹地帯をしばらく歩くと、突如姿を見せる桜の大木。
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花のピークは過ぎていましたが、足元の花びらもきれいでした。
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食べられそうなのは・・・
フキ、エゾニュウ、アマニュウ、オオハナウド、ウド、ヨブスマソウ、イラクサ、アザミ、ツルアジサイ、ギョウジャニンニク、コゴミ、ハリギリ、オオウバユリ、ヨモギ、エゾニワトコ、ハンゴンソウ、ニリンソウ、ヒトリシズカ、ギシギシ、スギナ、オオバコ、イタドリ、アズキナetc...
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足元のただの「草」だったものが、名前を知ることで個性ある生命体として認識できるようになり、無限のドラマが見えてくるようになります。
う〜〜〜〜ん、「知る」ってすごい…。

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おっと、これはキケン!
クルミにちょっと似ているヤマウルシ。
美味しそうなんだけどなあ。
P5120681.JPG

ニリンソウとヒトリシズカは乾燥させておこう。
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ヨモギとスカンポ(イタドリ)も今が採り頃。
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晩ご飯で食べるもの、乾燥させておくもの、醤油や味噌に漬けるもの、焼酎につけるもの、などなど今年は旬を逃さないように山の植物や家の周りの草を活かしたいなあ。いろいろ考えるとワクワクするぞー。
・・・などと考えていると、「栽培」のことをつい忘れてしまいそうになるのでした。
たいへんたいへん・・・(一応、苗の世話もしております)。

あ、明日も毎年恒例の「道草喰う会」だな。


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『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り』
〇日時  5月22日(日)13:30〜16:30
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1) 他
〇参加費  10000円/全5回通し参加  2000円/今回のみ

『Green Circle〜苗の交換会とミニマルシェ』
〇日時  6月4日(土)10:00〜13:30
〇場所  こぐま座(長沼町東2線北9番地)
〇参加費  1500円(ランチ付き)

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