2018年08月02日

「旅する小屋」ができるまで<後半>。

大雨の中で作業が進められた「小屋づくり<前半>」。
なんとか、ある程度の構造体と防水処置まで施されて軽トラックに乗った<旅する小屋>は、新十津川町へ・・・。



そして、7月21日(土)、新十津川町にて小屋づくり講座の後半が行われました。
まずは前回急ぎ足で作業をすすめてしまった反省を踏まえ、時間を取って千葉さんに<小屋の構造>について説明してもらいました。
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今回の小屋はちょっと特殊で構造も複雑ですが、しっかりした構造体をつくる<視点>は同じ。
マニュアル的に覚えるよりも、その<視点>を身につける方が実は大事だったりもします。


後半の最初の実習、<遣り方>。基礎づくりを始めます。
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今回の小屋は軽トラに乗せて使いますが、軽トラから降ろした時にはそのまま<基礎設置型の小屋>として使えるようにするために、水平レベルを取ってしっかりした基礎を作るのです。
<遣り方>はその為の準備です。

水糸で位置や深さを確認しながら、束石を納めるための穴を掘ります。
結構な重労働ですが、しっかりした基礎は当然しっかりした建物の第一歩。
慎重に、確認しながらの作業です。
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今回会場となる新篠津村の紀國さん宅では、同時進行でチセ(アイヌ式住居)づくりも行なっています。
その柱のための穴を掘るのに、昔から使われてきた道具を使っていたので借りてみました。・・・ホタテ!
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千葉さんが制作してきた建具(窓やドア)の造りについても、解説してもらいました。
あまり自分で建具をつくることまではしないかもしれませんが、より緻密さを求められる作業なので、どういう点に気をつけるかを知るのは大事な学びになります。
塗装の仕方についても教えていただきました。
単純なようでいて、これも奥の深い作業です。
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お昼ご飯は、建設中のチセの中で。
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紀國雪子さんが、アイヌ料理の数々をふるまってくれました。
みんなで「ヒンナ、ヒンナ〜」(いただきます、美味しいの意)。
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お腹も心も満たされて、ちょっと昼寝もしたいところですが・・・
基礎づくりの続きをしましょう。

スケールで測り、実際に入れて目視し、また掘り直して…を繰り返して、ようやく独立基礎(束石)が設置されました。
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ここに、小屋を乗せるためのウッドデッキをつくる予定です。

デッキの基礎ができたので、小屋を軽トラから降ろしてみましょう。
ジャッキアップして、角材で支えるようにして・・・
うん、大丈夫。
この状態でこの後の作業をすすめます。
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窓やドアを入れ、外壁は下見張りにします。
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屋根にはアスファルトシングルを貼る予定です。
今回はやり方だけお伝えしました。
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この軽トラ小屋、様々な使われ方が予定されているようですが、その一つが<お弁当やさん>だそうです。
そのイメージトレーニングも兼ねて?最終日のお昼ご飯は、ここからお弁当が配られました。
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今年の小屋づくりも、残りわずか。
最終日の午後は、時間との競争です。

でも、その頃には参加者さんたちが声を掛け合い作業をすすめてくれるようになっています。
今年も、とてもいいチームワークでした。
外壁ももう少しで完成です。
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ウッドデッキの作業も同時進行ですすめます。
片側だけですが、しっかりしたデッキが完成しました。
(この後、紀國さんが自分でコの字につくるそうです)
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22日(日)18時を過ぎ・・・

とりあえず、完成!
皆さんお疲れ様でした!
お陰様で、今年も一つ、小さなマイハウスが建ちました。
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それではこれを・・・軽トラに積んでみましょう。
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オーライ、オーライ。
はい、ちゃんと乗りました。

積み下ろしには慣れも必要そうですが、2人で息を合わせてやれば、10分ほどで積んだり降ろしたりできるかな。
拠点に降ろして小屋は小屋、軽トラは軽トラで使うことも、積んで<旅する小屋>として使うこともできる<脱着式軽トラハウス>、可能性は無限大ですね!
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参加していただいた皆さん、オーナーの紀國さん、講師の千葉さん、ありがとうございました!

来年はどんな小屋にしようかな・・・?


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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『今日から我が家も発電所〜イオさんの独立型太陽光発電講座』<募集中>
エネルギーは遠くへ運ぶ程ロスが大きいもの。自分で使うちょこっとの電気は、やっぱり我が家の庭先で作るのがいいに決まっています。送電線につながない、「電気の自給」について学びましょう。
  〇日時 8月18日(土)9:30〜12:30
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円
  〇講師 早川寿保さん(イオテクノロジー)

『イオさんのアーシング講座』<募集中>
アーシングとは、簡単に言えば「地球と繋がる」こと。
現代人が抱える様々な「原因不明の不調」の源とされる電磁波などについて学び、自作アーシングマットを制作する講座です。
〇日時 8月18日(土)13:30〜17:00
〇場所 当別町金沢147-1
〇参加費 4500円(アーシングマット代込み)
〇講師 早川寿保さん(イオテクノロジー)

『アースカラープロジェクト 〜土から染料つくり』<満定員のため募集終了>
身近な土地の土から染料をつくり、染めてみるワークショップです。大阪「古色の美」より小渕ユタカさんを講師おに迎え、本格的なベンガラ(泥)染めを北海道で学びます。当日は、土を採取し、染料をつくるところから行います。
  〇日時 9月1日(土)10:00〜15:00頃
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 8000円
  〇講師 小渕ユタカさん(大阪古色の美) 


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。


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2018年07月28日

「旅する小屋」ができるまで<前半>。

4日間の『小屋づくり基本講座2018』が終わりました。
今年も密度の高い時間でした。
(7年もやってるのに)いろいろ課題も見えたけれど、でも、参加者さんに今回も恵まれて、素敵な時間になったと感じています。
ありがとうございました。

もちろん僕ら(主催者)としては、これは4日間の話ではなく、数か月間の取り組みです。
少しずつ準備をすすめ、近づくにつれて随分集中して、緊張感も持って取り組んできました。
なので、今はホッとするのと同時に、少し気が抜けているかもしれません。
(次々やらなきゃなんないことがあるから、抜けてちゃダメなんですが…)


「次は<モバイルハウス>でいこう!」という案は、昨年の小屋講座終了時からありました。
それは映画『Simplife』との出会いがあったからです(そのことは何度か書いたので割愛)。
「春あたりにプレ企画として映画の上映会をして、7月にモバイルハウスづくり」というのが僕の描いたストーリーでした。

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実際その通りに映画上映をすることが出来、友人(過去の小屋講座参加者でもあり)の紀國さんが「自分の軽トラに積みたい」と小屋オーナーになって下さることが決まりました。

何度かの打ち合わせや事前準備を経て、7月14日の講座初日を迎えたのでした。
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7月14日(土)。講座の1日目は、座学から。
スライドでいろいろな小屋を見ながら、小屋づくりに必要な知識を確認しました。
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屋外に場所を移して、道具の使い方や材料の選び方などを学びます。
ホームセンターなどで自分で買ってくる木材は、良いものを見定めないともったいないし、木の反り具合を一つひとつ確認した上で使い方を考えるのが大事。
もちろん作業しながらも常に考えて、材料の特性を活かしてあげるようにします。
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通常の小屋づくりでは、ここで<基礎づくり>を行うのですが、今回は2日目終了後に軽トラで小屋を運ぶことになっているので、先に小屋をつくってしまわなければなりません。

まずは、床をつくって・・・
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軽トラに乗せてから、荷台で小屋を組み立てていきます。
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モバイルハウスのムズカシさは、<道路交通法上の大きさの縛り>と<室内空間の最大限の確保>の両立。
そして、<広さと軽さと揺れに耐えうる強度>それらを満たす必要があります。
実はこのあたり、僕は当初結構甘く考えていました。いつもよりちょっと小さい小屋を建てて乗せればいいんでないの?と。
でも、プロである千葉さんは「そんな単純なもんじゃない!」。

・・・結果、試行錯誤しながら、基本構造のほとんどを工房でつくってきてくれました。
なので、今年は「パーツを組み立てて、その現物を見ながら作り方、強度の出し方を学ぶ」という感じですすみました。
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千葉さんの<仕込み>のおかげで、あっという間に小屋の骨組みが立ち上がり・・・1日目はここまでです。


2日目は、朝から雨。
天気予報では<弱雨>が昼過ぎまで続き、その後上がる、となっていましたが、なかなかの暴風雨となってしまいました。
中止にする?などという発想は毛頭なく、テントの下で2日目の講座が始まりました。
(泊まりの皆さんの合羽を着ての養生のおかげです!)
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今回は、いつもの「壁パネル4面を作成して、立ち上げる」やり方ではなく、骨組みをつくってから壁下地を貼っていきます。
(テントはあるものの)雨に濡れながらの、<現物合わせ>の作業です。
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こういう厳しい環境の時ほど重要になってくるのが、食事。
この講座では、毎日の昼食とおやつを提供するようにしています。
お腹と心を満たして欲しいのはもちろんですが、一緒に作業し、同じものを食べる・・・そんな時間を経ることで、講座の学びだけでなく<つながり>を持ち帰ってもらえたら、と思うのです。
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午後2時を過ぎるころ、雨が上がりました。
小屋をテントから出して、気持ちの良い空の下での作業です。
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さて、2日目も残りわずか。
新十津川町まで、荷台に乗せて運べる状態にしなくてはなりません。
構造体を完成させ、屋根と壁の防水シートを貼るところまでが目標です。
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定刻を少し過ぎたところで目標にした状態まで出来あがり・・・
小屋を荷台へ。
(この時はちょっとハラハラ。でも、ピッタリすっぽりと荷台におさまりました。
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(はみ出ているように見えますが、あおりの中にしっかり納まっています)

2日目はここで終了です。
悪天候の中、お疲れ様でした。
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紀國さんは、この後、<旅する小屋>とともに新十津川町の自宅へ向かいました。
翌週は、会場をそちらへ移しての『小屋づくり講座<後半>』です。

・・・つづく!

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  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
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〇参加費 4500円(アーシングマット代込み)
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  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
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2018年07月20日

「学び」を守ること〜小屋づくり<前半>を終えて。

『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座2018』前半2日間が終了しました。
講座の詳細レポートは4日間が終わってからまとめて記すつもりですが、前半の2日、なかなか濃厚な思い出深い時間となりました。

スパイシーだったのは、天候です。
初日は思いの外スバラシイ初夏の好天。
気持ちの良い空の下で、座学〜屋外での活動を行いました。
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問題は2日目です。
天気予報通りに…いや天気予報は「弱雨」でしたが、しばしばハゲシク雨と風に見舞われる、小屋づくり講座的には最悪の天候となってしましました。
テントの下で作業はすすめられましたが、全員カッパを着用しても中まで濡れるような状態。そんな環境でめげずに協力的に参加して下さった皆さんに、まずは感謝です。
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そんな雨も午後には上り、夕刻にはある程度予定したところまで仕上げることが出来ました。
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ただ・・・
講座をすすめる側としては、既に反省点もいろいろあります。
先日、新十津川会場に基礎施工のための下準備に行ってきましたが、その往復の車内もずっと2人で反省会でした。

やっぱり「(軽トラに乗せる)モバイルハウスはちょっと難易度が高かったかな?」というのが、僕と講師の千葉さんの現時点での思いです。

実は今回、千葉さんの「事前の仕込み」はこれまで以上に時間をかけています。
試行錯誤しながら2〜3日かけて、骨格となる部分を用意してきてくれました。
なので、1日目はそれを組み立てることが中心となりました。
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(例年の小屋づくりでは、1日目は基礎をつくり、床をつくるための木材の切り出しから皆で行います)
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(これは昨年の小屋づくり初日です)



今回は、2日目終了後に、オーナーさんが新十津川まで軽トラに積んで帰ることになっていたため、構造体を固め、ある程度の防水施工までしてしまう必要がありました。
その為、かなり作業を急がなければならなかったという裏事情もあります。
悪天候のお陰で進行が遅れた面もあります。
諸々の事情が重なり、ゆっくりと「学び」に時間をかけられなかった、というの思いが僕には残りました。



短時間で施工するために、構造をもっと簡単にすることも、できなくはないでしょう。
実際、多くのモバイルハウスは、2×4を使ってパネルをつくり立ち上げる「通常の小屋タイプ」だと思います(僕も「それでいいんじゃないか」と思っていました)。
ですが、本当に「旅する小屋」として使えるものをつくるには、「できる限り軽くし、居住スペースを確保するために壁や屋根が薄いこと」「移動時の揺れに耐えうる強度を持たせること」の2つを両立させる必要があります。
そのあたりは、「ちゃんとしたモノをつくる」という大工として当たり前の千葉さんのコダワリです。


けれどやっぱり、僕にとっては、「出来あがるモノ」以上に、参加してくれた方々の「学び」が重要です。
いくら立派なものが出来たとしても、「学び」としての持ち帰りがないのなら、受講費をいただく講座などすべきではないと思っています。
だから、講座で扱う構造は、出来る限り理解しやすい単純なものにしたい、というのが僕の本音です。

もちろん、単純にしたからと言って、4日間受講してもらうだけで同じように小屋をつくれるようになるほど簡単なものではありません。
モノを造るということは(やっている方はわかると思いますが)やればやる程、奥深く難しいものです。
それでも、千葉さんが手がける「ちゃんとした建築物」が出来上がる過程を体感してもらいながら、自分でも一歩を踏み出せるような知恵や技術、心構えを持ち帰ってもらうことは十分可能だと思うのです。

その為にも、作り手としての千葉さんに時には妥協してもらわなければならないし、限られた講座時間のスケジューリングにもっと気を使わなければならない。
参加されたお一人おひとりの「課題」を把握して、それに合う素材を提供しなければならない。

簡単ではありませんが・・・それが僕の「仕事」だと考えています。

明日から2日間、『小屋づくり基本講座2018』後半戦です。
参加された方に充実した時間を過ごしていただけるよう、集中して2日間臨みたいと思います。
さて、これからその「教材の仕込み」です。
頑張ろう!!

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座2018』<募集中>
7回目となる小屋講座。小屋を建てながら大工仕事の技術を学んでいただくのははもちろん、「小さく住まう」ことも考えていきたいと思います。今年の小屋は、軽トラに乗せて運べる「旅する小屋」です。
  〇日時 @7月14日(土)、A15日(日)、B21日(土)、C22日(日)
      *各日9:00〜18:00頃
      *開始・終了時間は多少変更があります。
  〇場所 @A石狩郡当別町金沢147-1
      BC樺戸郡新十津川町字総進69-11
  〇参加費 20000円/4日間、17000円/3日間、13000円/2日間、7000円/1日のみ
       *参加費には、食費(昼食と午後の軽食)を含みます。
       *リピート受講の方は割引いたします(半額程度)。 


『今日から我が家も発電所〜イオさんの独立型太陽光発電講座』<募集中>
エネルギーは遠くへ運ぶ程ロスが大きいもの。自分で使うちょこっとの電気は、やっぱり我が家の庭先で作るのがいいに決まっています。送電線につながない、「電気の自給」について学びましょう。
  〇日時 8月18日(土)9:30〜12:30
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円
  〇講師 早川寿保さん(イオテクノロジー)

『アースカラープロジェクト 〜土から染料つくり』<募集終了>
身近な土地の土から染料をつくり、染めてみるワークショップです。大阪「古色の美」より小渕ユタカさんを講師に迎え、本格的なベンガラ(泥)染めを北海道で学びます。当日は、土を採取し、染料をつくるところから行います。
  〇日時 9月1日(土)10:00〜15:00頃
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 8000円
  〇講師 小渕ユタカさん(大阪古色の美) 


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2018年05月15日

春山に会いに。

今年も『春山散歩。』を行いました。

この<裏山散歩。シリーズ>は、そもそもは山散策の師匠・トシロウさんと2人で行っていた裏山観察を「僕だけで学ぶのはもったいない!」と思ってみんなで学べるように講座としたのがはじまりでした。
今回は、春の山のイキモノ(主に植物)を観察しながら裏山に登り、食べられるものを味見しちゃう予定です。

ちなみに、僕は数日に1度は山の上の方まで登ってギョウジャニンニクなどを採取してくるのですが、普段はトップの尾根までは行かないし、咲いているであろう桜にこの春はまだ会っていませんでした。
なので僕自身もこの日を楽しみにしていたのです。

・・・が、
当日は朝からシトシトシト・・・と春の雨。
「本降りになりませんように…!せめて午前中は止みますように…!」と願いながら参加者の皆さんを待ちました。



10時、10数名の参加者さんが集まり、雨具を着て<散歩>が始まりました(残念ながら、小雨がシトシト)。
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フキの雄雌、ナニワズ、イラクサ、リンデン、ニリンソウ、ツタウルシ、オオアマドコロなど、目に入る植物を観察しながら進んでいきます。

この裏山、途中からは勾配がきつくなってきます。
以前はもう少し登りやすかったのですが、年々雪解け水で削られて登りにくくなっている感じがします。
この日は雨で滑る状態で、「全然散歩じゃないよ…」という声も・・・(ゴメンナサイ、心は散歩なのです)。
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雑木林からトドマツの植林地に入る辺りは、ハリギリやコシアブラ、タラの芽がたくさんです。
似ているようなものでも、よく見ると違いは明確。
植物の好みの場所もそれぞれ。
よく観察することが大事だなーと毎回感じさせられます。
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針葉樹の林の中を尾根沿いに歩きながら、散策を続けます。
緑の量は少ないゾーンですが、わずかな光を求めて生きる植物たちに目を向けると、また世界の広がりを感じることが出来るかと思います。
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しばらく歩くと・・・
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山の主、エゾヤマザクラが現れました。
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散り際ですが、ギリギリ花を見ることが出来ましたね。
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下山後、収穫物を並べて名前のおさらい。
そして調理です。
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初めてお会いした方も多かったのですが、皆さん積極的に動いてくださって大助かりでした。
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天ぷら、おひたし、キンピラ、ピザ、酢味噌和え・・・と様々な品がテーブルに並びました。
今回の食材は、ギョウジャニンニク、イラクサ、イタドリ、ウド、ヨブスマソウ、ハリギリ、コシアブラ、ニリンソウ、ヨモギ、タンポポです。
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いよいよ試食タイム。
どれも思ったよりも食べやすく、驚かれていた方もいらっしゃいました。
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気に入った食材を聞いてみたところ、今回ダントツで人気だったのがイタドリです。
メジャーで人気のある山菜は、採取の仕方によっては山の生態系を破壊してしまう恐れもありますが、その点イタドリは大丈夫。
他の人が見向きもしないようなものを美味しく食べられるって、豊かな感じがしませんか?
(僕がヘソマガリなだけかしら?)

今回は山の植物が中心でしたが、僕自身は<野の草><道草><雑草>により愛着を持っています。
これから夏にかけては「道草喰い」を楽しめるといいですね。


悪天候の中おつき合いくださった参加者の皆さん、講師のとしろうさん、そして野草食研究家?の青島さん、ありがとうございました。
さあ、イタドリの旬も残りわずか。
怪しい目で見られながら(笑)、採りに行きましょう。


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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。
3月までは随時、味噌や醤油仕込み、ひょうたんランプ制作などの出前講座も承っています。

★イベント情報

『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り(第1回)』<募集中>
  〇日時 2018年5月27日(日)13:30〜16:30
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇内容 ・タネの話
      ・大豆のタネまき ect...
  〇参加費 10000円(5回通し)
       *本講座は5回の連続講座です。通しでの参加が基本ですが、余席がある際は単発でのご参加も可能です。
  〇定員 12名

『中つ地さんで大豆を味わう(第1回)』<募集中>
  〇日時 2018年5月20日(日)13:30〜16:30
  〇場所 中つ地農園さん(豊浦町大和)
  〇内容 ・タネの話
      ・大豆のタネまき ect...
  〇参加費 10000円(5回通し)
       *本講座は5回の連続講座です。通しでの参加が基本ですが、余席がある際は単発でのご参加も可能です。
  〇定員 12名


*お問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページにて承っています。
ラベル:野草食
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2018年03月30日

樹から生み出されたナイフ。

3月28日(日)は『樹から生み出すバターナイフ』の講座でした。
山を歩いて樹を選び、枝をもらって生木のままでナイフづくりをするのです。
講師は草刈万里子さん。会場は・・・ここ。
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冬の間なかなか進展しなかった(ちょこちょこやってはいたんですけどね)この山小屋を活用するのは、昨年10月の映画会以来です。


参加者さんが集まり、草刈さんのお話を聞きます。
テーブルの上には草刈さんが作成したナイフやスプーン。
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「最初に、いろいろなナイフの使い心地を確かめてみてください」と、作ってきてくださったのが、酒粕レーズンバターでした。
それをクラッカーに塗って試食・・・いやナイフの試し使い、です。
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そして、ちょっと樹の勉強。
数種類の樹の見本を見て、触って、匂いをかいで・・・。
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皆さんのモチベーションが高まってきたところで、いざ外へ。
本日使う樹を選びましょう。

1本目は、小屋の屋根にかかりそうなイヌエンジュの枝にしました。
屋根に登って10cm程の太さの枝を1本、いただきました。
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イヌエンジュの断面はこんな感じ。
少し硬めの材ですが、このツートンの断面からは面白い作品が生まれそうです。
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お次は、削りやすい軽めの樹、ということでヤナギ。
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そして、ミズナラ。
サッと木に登って伐ってくれたのは Mさん。気をつけて!
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今回使う、3種類の枝。
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ナイフにちょうど良い大きさにするために、ナタなどを使って枝を割ります。
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準備が出来ました。
さあ、
ナイフワークを教わりながら、いよいよナイフの制作です。
(自分も周りも)安全に作業するのが大切ですね。
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ある程度の粗削りが出来たところで少し寒くなってきたので、室内に入りました。
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大きさ、形、木目や樹皮をどう生かすかも考えながら、デザインしつつの作業です。
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予定よりも1時間近くかかってしまいましたが・・・
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なんとか、皆さんのオリジナルナイフがある程度できました。
(仕上げは自宅で!)
個性的なナイフたち。これ全部、ついさっきまで山の樹の一部だったものたちです。
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制作後、自家製のスコーンとこの山で採れたメープルシロップを味わっていただきました。
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講座終了後、夜にも僕自身の熱が冷めやらず(枝も余っていたので)、僕は3本のナイフを削ってしまいました。
一心に削る時間、なかなか良い時が流れるのです。
ああ楽しい・・・。
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今回の講座は、いくつかの嬉しいことがありました。

まず、草刈さんに講師をしていただけたことです。
草刈さんとの出会いは5年くらい前。
彼女が僕の主催する「小屋づくり基本講座」に参加してくれたのです。
その後、岐阜で学び北海道に戻ってきて木育の活動を始めた草刈さんとこうして講座を共にできた縁をすごく嬉しく感じます。

それから、今回、山の小屋で講座が出来たことも嬉しい点でした。
これからはこのスペースでいろいろなこと(僕のモノづくりや講座、イベント)をやっていく予定ですが、その一発目として今回の講座はとても相応しかったように感じます。

もう1点は、(上記のことと重なりますが)山を活かせたことです。
僕はこの場所を「小さな里山」と呼んでいます。
山(自然)と人間がどうかかわっていくのか。互いを活かしあうような豊かな空間をどうやってつくっていくのか。
今回のワークを通して、「ここはそんなことを考えるための場所なのだ」とあらためて感じたのです。

「生木からつくるナイフやスプーン」の良さは、樹を伐り倒さなくてもいいところ。
樹を大きく傷めない程度に枝をいただいて、そこから暮らしで使う道具を作る・・・それは、人間の在り方として、1つの理想形だと思います。
今回の講座には、そんなメッセージもあるように僕は思っています。

そんないくつもの喜びを含んだ時間を共有して下さった参加者の皆さん、そして草刈さん、ありがとうございました!
またナイフを手に森で遊びましょう。


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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。
3月までは随時、味噌や醤油仕込み、ひょうたんランプ制作などの出前講座も承っています。

★イベント情報

ドキュメンタリー映画『Simplife』上映会(受付中)
  〇日時 2018年4月28日(土)@10:30〜 A14:00〜 B18:00〜  
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇参加費 1500円(当日) 1200円(事前予約)
  〇定員 15名/回
   *『Simplife』公式サイト

『My醤油を仕込もう』<募集終了>
  〇日時 2018年4月1日(日)13:30〜15:30
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇内容 ・お醤油の話
      ・醤油の仕込み ect...
  〇参加費 2500円
  〇定員 10名

*お問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページにて承っています。
posted by 野良人イトウ at 06:06| Comment(0) | 体験塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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