2017年07月17日

愛を込めて、野に放つ。

2008年に『くう・ねる・のぐそ』を読んでハゲシク共感し、2010年に『カビ図鑑』を手にしてその美しさに心を躍らせ、「いつかお会いしたい!」と思っていた写真家、いや糞土師・伊沢正名さんを初めて招くことが出来たのが、2012年。
それから、糞土研究会の一員としてお付き合いさせていただきながら、来道の際には毎年講座を主催させていただいています。



今年は7月16日(日)、初夏の3連休の中日というスバらしくも行楽日和な日程となってしまいました。
「海へ山へ各種イベントへと出かけたいであろうこんな日に、ウンコの話を聴きに来てくれる方がどれ程いるだろうか…?」という心配もあったのですが・・・嬉しいことに10数名の方からお申し込みをいただき、ホッとしていました。

参加者の皆さんに少しでも楽しんでもらいたい、そして当別まで来てくださる伊沢さんをノリノリにさせたい、という思いで僕らが準備したのは、以下の3つ。

まずは、これです。
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伊沢さんの糞土思想に触れたことのある方にはピンとくるでしょう、この<宝物>の印。
そう・・・小枝でつくったピラミッドの下には、僕のウンコが埋まっています。
講座の1か月前から、この場所に<教材>となるウンコを日付付きで順次埋めていったのでした。
(この山、僕しか入らない場所ばかりなので通常は割と気ままに用を足しています)


2つ目がコレ。
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命名<ノトイレ>です。
「せっかく伊沢さんの話を聴きに来る方々に水洗トイレを使わせるのも惜しいなあ」
「とはいえ、女性にその辺でオシッコもどうぞ、と言ってもイキナリは難しいだろうなあ」
と思い、野糞・ノシッコとトイレの中間に位置するコンポストトイレを野外に設置してみたのです。

囲いは出来るだけ簡素に。
一定の安心感を確保し、だけれど野で放つ感覚も得ていただけるように考えて用意したのが、この<ノトイレ>でした。
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(一応木陰に置いたのですが、思いの外強い雨が降ってしまい、前半は使用が厳しかったのが残念でしたが…)


そして、3つ目がコレです。
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伊沢さんが来られるときはたいてい前泊されます。
今回も前日の夕方にいらっしゃったので、夕飯後にチビチビやりながら、プレゼントしました。
M氏作、ふんどしパンツ。
藍染めにするか迷いましたが、「糞土師だからやっぱり…」ということで、ベンガラ(泥)染めの力作です。

入浴後に早速着用していただき、翌朝「はいてるのがわからないくらい軽くて気持ち良い!」というお言葉をいただきました。
あ〜良かった。
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・・・・などということが前日までにあり、いよいよ講座当日を迎えました。


舌癌を克服された伊沢さんですが、現在もひどい口内炎に悩まされており、最近はハードスケジュール用に<音声付きスライド>をご用意されています。
今回も、当日朝に「この後も講演が続くから、前半のスライドは音声付きにさせてもらう」とおっしゃっていたのですが、開始前の雑談からいきなり本調子になって止まらない伊沢さん。
ちょっと心配だけれど、場の雰囲気は好調で、僕も一安心でした。
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20分強の雑談(というかイキナリの核心の話…)を一区切りにしていただき、講座本編が始まりました。
ここは予定通りに音声付きのスライドで。
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もともと写真家をされていた伊沢さんの撮った美しい菌やカビやキノコの写真、そして伊沢さんが魂を込めて観察を続けた野糞の分解経緯記録を観ながら、イキモノのつながりや自然について、人の在り方についてじっくりと考えていく時間です。

午前中は座学で終了。
お昼を挟んで午後はフィールドワークの予定でしたが、雨模様の為、最初は屋内で<葉っぱの勉強>となりました。
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「ほら、この触りごこち、スゴイだろう?」
「こんな枯葉でもこうやって使えば…」
と、ご自分の体験で蓄積した<知恵>を伝授して下さる伊沢さん。
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「ホントだ!スゴイ!」
と葉っぱに一喜一憂する皆さん。
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幸運にも雨が上がったので、屋外にてフィールドワークです。
まずは畑の作物で、使えるものをチェック。
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そして山へ。
やはり、肝心なのは、自分で触って感じ、考えること。
一つの葉っぱ(植物)でも、生育段階や部位、摘んだ後の時間による変化などでかなり<使いやすさ>は異なります。
いろいろな方向から対象をとらえ、多面的な観察をもとに思考していくことの重要性を感じるのも、この『糞土教室』のねらいかもしれません。
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葉っぱの観察の後は、いよいよ<お宝の発掘>タイムです!
昨年に続いて参加して下さったSさんにご協力いただきました。
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・・・・が。
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思いの外、分解はすすんでいませんでした。
前日からの雨が溜まっていたのもありますが、そもそも水の溜まりやすい場所だった為、嫌気性分解となっていたようです。
すでにウンコ、ではありませんでしたが、ややドブ臭いヘドロのような状態でした。
決して嫌気性が悪いわけではないのですが、好気性分解に比べ時間がかかるのと、虫たちが食しにくい状態だったということです。
埋める場所によって分解の仕方も随分変わる、というのが今回の学びでしょうか。

最後は、糞土師流・野糞法の奥義を参加者の皆さんに伝授。
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森の中で質問なども受け、その場所で今回の講座を終了しました。

が、終了後も話は尽きなく・・・
再び屋内に皆で座して、Hさん差し入れのグッドチョイスなお菓子をいただきながら・・・
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しばらくの間はウンコ談議が続いたのでした。
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やっぱり来年は、講座後の懇親会が必要ですねー!


重度の舌癌を克服されて、今なお糞土思想を伝えるために全国を走る伊沢さん。
共感するものとして、今後も応援したいと思いますし、僕自身も自分のやり方で「ウンコと共に生きる」術を実践していきたいと思います(野糞もいいけどやっぱりコンポストトイレも捨てがたい…)。


イキモノはすべて、他のイキモノにウンコと自分の身を提供している。
ウンコはすべて、次のイキモノの大切な糧であり、ご馳走である。
僕ら人間は、イキモノを殺して喰い、生きているにもかかわらず、ウンコも自分の身も誰にも提供せず無駄なエネルギーばかり使っている。
僕らがこの地球上で他のイキモノと共生しようとするなら・・・
まずはウンコを正しく次のイキモノに提供すべきじゃないか。

それが糞土思想(だと思います)。

「地球に愛のお返しを」
伊沢さんの言葉。

ウンコは、具現化した<愛>なのですね。


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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。
自主企画の講座の他、随時出前講座も承っています。


『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座』
毎年、参加者の皆さんと一緒に、ミニマムな暮らしをイメージしながら「住まえる小屋」を建てている小屋づくり講座。今年の舞台は、千歳市にある「リサイクルファクトリー」さんの敷地内です。
「日曜大工の技を身につけたい、上達したい」という方から「物置小屋くらいは自分で建てたい」「いつかはセルフビルドを…」という方まで、「つくる」ことの好きな方ならどなたでも歓迎いたします。
〇日時 7月8日(土)9日(日)22日(土)23日(日)9:30〜18:00
〇場所 リサイクルファクトリー(千歳市中央690‐1)
〇参加費 7000円/1日、13000円/2日間、
     17000円/3日間、20000円/4日間
       *昼食、午後の軽食付き
〇定員 15名
〇講師 千葉英希さん(建築工房らくだ)


『今日から我が家も発電所〜イオさんの独立型太陽光発電講座』
今年も行ないます、イオさんの太陽光発電講座。当然、重要なのは<独立型>であるということです。
前半は、イオさんこと早川寿保さんにエネルギーについて語っていただき、後半には実際に太陽光発電のキットを組み立てる演習を行います。
希望者には初歩的なキットの販売もしていただくことになっています。
〇日時 9月9日(土)13:30〜16:30
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 2500円
〇定員 15名



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2017年07月05日

「自分が」じゃなくて。

「秘密基地を建てるのに、自分で鉄筋組んで基礎をつくってみようか、いや、そんなに時間はかけられないし場所的に手作業では厳しすぎるかな…?やっぱり束石がいいのかもしれないなあ。」
・・・と考えていたところ・・・なんと束石を譲っていただけることになりました。
しかも、欲しかった900ミリ!
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正直言って、僕はこういうことがしばしばあります。

「畑の物理性を改善するのに、もみ殻を全体にまこう。結構な量が必要だな…」
と考えていたら、「もみ殻いらないかい?」という連絡が入ったり。
(その時は、ダンプで届けてもらっちゃいました)

借りていた唐箕(とうみ/風選する機械)を返すことになってしまったので、「自分で買わなくちゃならないなあ。中古でいいんだけど、ネットショップでもなかなか手ごろなのが見つからないんだよな…」
と思っていたら、「だいぶ前に預かった大きな農機具、もう連絡もつけられないから処分したいんだけど、伊藤君いらないかい?」と、紹介されたり。
「うわあ!これって唐箕じゃないですか!」
といただいてきました。
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おまけに、譲っていただいたこの唐箕が少しパーツの壊れた部分があって、「直すのが大変だなあ」と思っていたら、別な方からほぼ同じ型のものを「倉庫にあるのを取りに来てくれるならあげるよー」と言っていただいたり(その時はさすがに驚きました)。



こういう出来事に対して、「(自分が願ったから)引き寄せた」という考え方があるようです。
引き寄せの法則、というのかなあ。
僕はよく知らないので、知らないのにどうこう言えないけれど、なんだかちょっと好きじゃない感覚を覚えます。
声をかけてくださった相手に「どうもありがとう!」だけでいい話じゃないのかな、と。


「<自分が>願ったから引き寄せた!」の根底にある<自分が!><自分が!>という感じが、僕はあまり好きじゃないのでした。
僕のことを気にかけてくれた<相手>が主役でいいように思うのです。

同じように、「(そうなったことは)必然!」という考え方もあんまり好きじゃないです。
そんなんじゃなく、気にかけて声をかけてくれた相手の気持ちに「ありがとう」。
そして、今度は自分がその相手、もしくは他の誰かのためにできることをしてあげよう、と。
それでいいんじゃないかと思うのです。

まあ、好みの問題なのでしょうけどね。

「君と僕が出会ったのは必然」
よりも、
「偶然出会った君と僕が素敵な何かを成す」
方が、ずっと夢もロマンもあるんじゃないかなあ。

自分が世界の中心にいるかのような感覚よりも、この世界の微細な一部として自分が在る感覚。
ある程度の法則性の中で、小さな小さな偶然が折り重なって今この瞬間の現実があること。
だからこそ、この世界は豊かで貴重で美しい。
・・・そんな世界観が、僕は好きです。

この世界のほんの小さなちっぽけな一部分として、(だけれど奇跡のような偶然でできたこの瞬間に生きていることを有難く感じて)精一杯、自分にできることをしよう。
・・・そんなふうに生きたいと思っています。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。
自主企画の講座の他、随時出前講座も承っています。


『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座』
毎年、参加者の皆さんと一緒に、ミニマムな暮らしをイメージしながら「住まえる小屋」を建てている小屋づくり講座。今年の舞台は、千歳市にある「リサイクルファクトリー」さんの敷地内です。
「日曜大工の技を身につけたい、上達したい」という方から「物置小屋くらいは自分で建てたい」「いつかはセルフビルドを…」という方まで、「つくる」ことの好きな方ならどなたでも歓迎いたします。
〇日時 7月8日(土)9日(日)22日(土)23日(日)9:30〜18:00
〇場所 リサイクルファクトリー(千歳市中央690‐1)
〇参加費 7000円/1日、13000円/2日間、
     17000円/3日間、20000円/4日間
       *昼食、午後の軽食付き
〇定員 15名
〇講師 千葉英希さん(建築工房らくだ)


『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2017』
糞土師・伊沢正名さんを講師に招き、「本物のエコロジーとはどういうことなのか」、また「生き物として人の生活はどうあるべきか」などについて、大いに語っていただきます。
伊沢さんの言葉を借りるなら、「ウンコは良識の踏み絵」。
地球上でウンコがいかなる「役割」を果たしてるのか知り、向き合うことは、持続可能な社会を模索する上で欠かせない感性かもしれません。

〇日時 7月16日(日)@10:00〜12:00  A13:00〜14:30
〇内容 @ウンコを中心とした循環、糞土的思考を学ぶ座学
     A裏山を探索しながらのフィールドワーク(葉っぱや糞土、分解の様子の観察、野糞演習)
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 @のみ:2000円(おやつ付き)
     @A通し:3000円(自家製味噌汁付き)
〇定員 15名

posted by イトウ at 20:48| Comment(0) | 思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月24日

小屋が教えてくれること。

今年も「小屋づくり講座」を開催することになりました。
現在、講師である千葉さんと講座の進め方や今回の小屋の仕様を相談しつつ、参加者の募集も行なっています。

体験塾での「小屋づくり講座」は、2012年にスタートしました。
僕の当初の発想としては、「大工仕事や建築の基礎を学びながら、1日で物置小屋程度を建てる講座」というイメージだったのですが、講師を引き受けてくれた千葉さんと話すうちに、「どうせなら、住めるくらいの小屋を3日くらいかけてつくった方が面白いんじゃないか?」「小屋づくりって、身の丈に合った暮らしを考えるチャンスなのかも…」と考えが広がっていったのでした。
(その時ヒントになったのは、建築家の中村好文さんのいくつかの著書でした)


何もなかった場所に・・・
集まっていただいた15名ほどの皆さんと向き合います。
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2泊3日の合宿でつくり上げた初年度、3日目の後半は皆クタクタでしたが・・・
なんとか、それなりのカタチにすることが出来ました。
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「講座としての改善点はいろいろあるけれど、やっぱり<小屋>って面白いね。可能性を感じるね!」などと、次年度に向けての相談をしていた2012年の秋、友人に貸してもらった本を読んでビックリ!
それは、高村友也さんの『スモールハウス』(同文館出版)という本で、2000年頃からアメリカで始まった「スモールハウスムーブメント」が紹介されていました。そこでメインになって活躍している家が、まさに僕らが「小屋づくり講座」でつくり始めた小屋と同じ大きさだったのです。
彼らが家としているスモールハウスは、小さいながらもインフラを整えた、まさに「住める小屋」でした。
僕らが「いずれこういうのもできたら面白いよね」と話していたモノがすでに現実に存在していた時の驚きは、本当に大きかったです。
「おお!この方向性で間違ってなかった!」と感じました。

その後、毎年1棟ずつ講座形式で小屋を建て続けていますが、それと呼応するかのように、世間でも「小屋ブーム(?)」が大きくなってきたように感じます。
不思議な気分です。

2年目は、江別のぽへぽへ農園に。
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3年目は、長沼のこぐま座に。
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4年目は江別の奈良邸に。
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そして5年目の昨年は、長沼のSlow+農園に建てました。
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2016年の小屋づくり講座の様子


2015年秋には、初年度に建てた小屋の引っ越しも行ないました。
(設計時からトラックに乗せて移設できるようにしていたのです)

小屋の引っ越し



小屋講座を毎年行い、自分単独でも小屋を建てたりしながら、「小屋の可能性」を信じる気持ちは強くなっています。
そして、あらためて思い起こせば、10年ほど前、アフリカのジンバヴエに滞在していた時の経験も大きいのだろうな、と思うのでした。

住まわせてもらっていた村で、日干し煉瓦をつくり・・・
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小屋(というか、みんなが住む家!)を建てるお手伝いをさせてもらったのでした。
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途中で地ビール?づくりも見せてもらいました。
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作業の途中で試飲したりして。
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「世界の発酵食」とか「ヒョウタン」とか、今僕がやっていることの多くは、振り返ってみればかなりアフリカで日々自然に体験していたことがベースになっている気もします。
「人間て、このくらいのものがあればいい」という開き直りも、あの日々で培われたのかもしれません。

ちなみに、これがその時(2か月ほど)住まわせてもらっていた家。
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ここで、目覚めると水汲みに行ったりして、十分僕は幸せに毎日過ごしていました。


さて、「小屋づくり講座」です。

もちろん、普通に建築や大工仕事を学びたい方にも満足していただけると思いますし、モノづくりが好きな方にも楽しんでもらえると思います。
「自分ではこのくらいのことが出来る」「こういう作業はプロに頼む方がいいかも」という客観的な判断がしやすくなる面もあるかと思います。
そして、「ミニマムな暮らし」を探っていきたい人も、もちろん大歓迎です。
一緒に考えていくきっかけにしましょう。
建てながら、<小屋>がいろんなことを教えてくれるはずです。

『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座2017』
7月8日(土)より開催いたします。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。
自主企画の講座の他、随時出前講座も承っています。


『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座』strong>
毎年、参加者の皆さんと一緒に、ミニマムな暮らしをイメージしながら「住まえる小屋」を建てている小屋づくり講座。今年の舞台は、千歳市にある「リサイクルファクトリー」さんの敷地内です。
「日曜大工の技を身につけたい、上達したい」という方から「物置小屋くらいは自分で建てたい」「いつかはセルフビルドを…」という方まで、「つくる」ことの好きな方ならどなたでも歓迎いたします。
〇日時 7月8日(土)9日(日)22日(土)23日(日)9:30〜18:00
〇場所 リサイクルファクトリー(千歳市中央690‐1)
〇参加費 7000円/1日、13000円/2日間、
     17000円/3日間、20000円/4日間
       *昼食、午後の軽食付き
〇定員 15名
〇講師 千葉英希さん(建築工房らくだ)


『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2017』
糞土師・伊沢正名さんを講師に招き、「本物のエコロジーとはどういうことなのか」、また「生き物として人の生活はどうあるべきか」などについて、大いに語っていただきます。
伊沢さんの言葉を借りるなら、「ウンコは良識の踏み絵」。
地球上でウンコがいかなる「役割」を果たしてるのか知り、向き合うことは、持続可能な社会を模索する上で欠かせない感性かもしれません。

〇日時 7月16日(日)@10:00〜12:00  A13:00〜14:30
〇内容 @ウンコを中心とした循環、糞土的思考を学ぶ座学
     A裏山を探索しながらのフィールドワーク(葉っぱや糞土、分解の様子の観察、野糞演習)
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 @のみ:2000円(おやつ付き)
     @A通し:3000円(自家製味噌汁付き)
〇定員 15名

posted by イトウ at 23:01| Comment(0) | 思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

「働く」をシェアする。

今日はワークシェアDAY。
今年は週一の持ち回りでワークシェアをしているのです。
メンバーは、ぽへぽへ農園のいもやこうの氏とSloth+農園のひろお氏、僕(時々ゲストあり)。
3人で3か所をまわって、一人じゃ大変な作業や人手がたくさん欲しい作業を互いに手伝いあっています。
そう。「結」のような共同作業チームなのです。

3か所を順にまわるので、だいたい月1回のペースで自分のところに来てもらえます。
今日はうちに来てくれて、超★ハードな作業を手伝ってくれました。

朝イチで、台車に束石や砂利を積んで山の現場へ…。
(900の束石、重たい〜…)
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ちなみに前回はこの場所の掘削や整地を手伝ってもらいました。
(いつもハードワークさせてゴメン!)

「一人じゃなかなかできないこと」、「たくさん手があるとはかどること」を手伝いあう「手間返し」のシェアワークシステム、僕らのような暮らし方の人間にはすごくありがたいことです。
「仕事を手伝ってもらえて助かる」というのももちろん大きいけれど、一緒に作業することの面白さや楽しさも魅力の一つ。もちろん信頼関係があってこそですけどね。

アルバイトと違って、1日労働してもお金は1円たりとも発生しないし貨幣経済はちっとも動かない(つまりGDPには無関係!)けれども、「働き方」の一つとしてなかなか価値があるんじゃないかなあ、と実感しています。
(逆に、お金で雇われているよりも「頑張らなきゃ」って思うかも…)

ちなみに先週は、ぽへぽへ農園にて丸1日「芋の畝たて」を手伝いました。
(これもなかなかにキツかった(笑))
いい芋が育ってくれたら、と願っています。
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来週はひろお氏のSloth+農園に行きます。
今日やってもらった分以上に役に立ちたいなー。

そんな感じの「ワークシェアDAY」。
ちょっとずつルール?(って程でもないけど)も整理しつつ、いい感じでやっています。
暮らしに欠かせない「生業」の一つになりそうです。



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自主企画の講座の他、随時出前講座も承っています。


『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座』strong>
毎年、参加者の皆さんと一緒に、ミニマムな暮らしをイメージしながら「住まえる小屋」を建てている小屋づくり講座。今年の舞台は、千歳市にある「リサイクルファクトリー」さんの敷地内です。
「日曜大工の技を身につけたい、上達したい」という方から「物置小屋くらいは自分で建てたい」「いつかはセルフビルドを…」という方まで、「つくる」ことの好きな方ならどなたでも歓迎いたします。
〇日時 7月8日(土)9日(日)22日(土)23日(日)9:30〜18:00
〇場所 リサイクルファクトリー(千歳市中央690‐1)
〇参加費 7000円/1日、13000円/2日間、
     17000円/3日間、20000円/4日間
       *昼食、午後の軽食付き
〇定員 15名
〇講師 千葉英希さん(建築工房らくだ)


『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2017』
糞土師・伊沢正名さんを講師に招き、「本物のエコロジーとはどういうことなのか」、また「生き物として人の生活はどうあるべきか」などについて、大いに語っていただきます。
伊沢さんの言葉を借りるなら、「ウンコは良識の踏み絵」。
地球上でウンコがいかなる「役割」を果たしてるのか知り、向き合うことは、持続可能な社会を模索する上で欠かせない感性かもしれません。

〇日時 7月16日(日)@10:00〜12:00  A13:00〜14:30
〇内容 @ウンコを中心とした循環、糞土的思考を学ぶ座学
     A裏山を探索しながらのフィールドワーク(葉っぱや糞土、分解の様子の観察、野糞演習)
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 @のみ:2000円(おやつ付き)
     @A通し:3000円(自家製味噌汁付き)
〇定員 15名

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2017年02月24日

ことばのことA

「世に棲む、生きとし生けるものすべてが、自由に、平和に平等に、美しく明るく楽しく暮らせる、幸福と善意と優しさと愛に満ちた・・・世界を・・・要求する‼」

・・・この言葉から、どんなことを考えるだろう?

これは、僕の好きなある漫画の中のセリフ。
主人公?である殺人犯が、立てこもりの最中、人質解放の交換条件として出した要求のうちの一つだ。
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お話の中の最初の方のシーンなんだけれど、僕はこの場面が一番心に残っている。
そして、「言葉なんて所詮、その程度のものだよな」と思う。

中身があろうとなかろうと、「よさげ」で「美しそう」で「正しそう」で「もっともらしく」て「耳障りの良い」・・・そんな言葉を放つことは、案外造作もないこと。

いや、本当は違う!とも思っている。
本来、言葉は重たい。言霊という表現が示すように。
僕らは日常、ほぼすべてを言語による表現で相手に伝達しなきゃならないし、相手の言葉によって常に自分の感情、自分自身が変化していく。
「言葉」は本当は軽いものではないし、良くも悪くも「力」を持つ。

だけれど・・・
人間が言葉を操るようになり、文字を使うようになり、記録媒体が増え、伝わり方がどんどん間接的になっていくうちに、言葉そのものが随分空疎になってしまった。
重力や体温を失ってしまった・・・ような気がする。



この時期、「あさま山荘事件」が気になる。
このブログでも何度か書いたけれど、ちょうど僕が生まれた1972年の2月の出来事だから、興味を持った。
だけどそれだけじゃなくて、この事件には人間の陥りやすい闇を解きほぐす手がかりがあると思っている。

山岳ベースで「粛清」「総括」と言いながら同士を殺していった連合赤軍の「闇」の一つは、言葉の軽さに因すると僕は思う。
彼らは最初から残虐だったわけではない。そこに集った若者たちは、学歴もあり真面目で正義感の強い人たちだった。
ただ・・・残念なことに、若く人生経験も少なく、聞きかじりの書物や文書をつなぎ合わせたような「言葉遊びのような言葉」しか、彼らは持たなかった。いや、もっと肉体的な言葉もきっとあったのだろうけど、それを捨て、カッコよさげな言葉遊びに興じてしまった。
彼らが交わした(であろう)、重力も体温もない、空っぽの言葉。
「エライヒト」が語った、正しそうで立派そうで勇ましそうな言葉・・・の切り貼り。
それが閉鎖空間で狂気に変わっていった。

でも・・・いつだって、人は、そういうものに弱いんだよね。
聴いてうっとり。
話してうっとり。
(ほら、アチコチにいませんか?)

先述した漫画の主人公が叫んだ要求は、実は時間稼ぎのために(相手を困らせるためのみに)思いつきで吐き出した言葉だ。
でも、言いながら、ノってきた彼は、理想を叫ぶ自分に・・・うっとりしていた。

言葉なんてそんなもの…でもあるんだろうと思う。
(あんな場面をぶつけてくる新井英樹はやっぱり挑発的でえげつないなあ)
言葉の限界、言葉の不完全さ。それを心していたい。


同じ漫画でも、対極に近いのが、五十嵐大輔の『魔女』かもしれない。
これについても以前書いたけれど、この漫画の登場人物のセリフには重力、体温がある。
それは、彼の数年間の限界集落暮らしの経験が大きいのだろう。
生きている感じがする。
村の老女がジャガイモの選別をしながら、薪割りをする少女に語る「自分の“楽”は必ず誰かが肩代わりしているの。大きな技術に関わっている人たちがその事を忘れてしまうのは、本当に恐ろしいことよ」なんて言葉など。


たとえば、ガンジーさんの言葉が持つ重力も、彼の言葉が肉体と連動したものだからなのだと思う。
塩の行進を続け、チャルカを廻し続けた彼だからこその言葉。

でも、それだって、鵜呑みにしてはならないだろう。
「いい言葉だな」と感じたとしても、まずは忘れたい。
自分の体験を経て、自分の肉体を経て、再度自分の言葉として浮かび上がってきたとしたら、心にとどめよう。



言葉は「伝達の道具」。
だけど、どこまでいっても言葉の中心にある本質は、その人だけのものなのだと思う。
僕にも自分が経験し、感じて、反芻し、整理したことを人に伝える場面がしばしばあって、その手段はやはり言葉なのだけれど、どんなに頑張っても、僕が見たもの、感じたことを相手に伝えきることはできない、と思っている。
「体験」をありのまま感じてもらうことなんてできない。
時間と肉体をコピーすることは不可能。
当たり前のことなのだけれど。

「芽が出た時の喜びは、タネをまいて世話をした人間だけのもの」だ。
「畑で時折得る大地とつながってる感覚、暮らしの中で得る宇宙の中の一部と感じる感覚、それは、僕だけのもの」だ。
どんなに言葉を費やしたところで、わかってもらうことなんて、ありえない。

それを肝に銘じている必要がある。
逆もまた然り。

誰かの言葉を、簡単に「わかったつもり」になってはいけない。
自分の言葉で、誰かを「わからせられる」なんて考えてはいけない。
(『魔女』の中で少女が叫んだ言葉。「いちども空を見たことがない人が“晴れた空は青い”と言ったら、言葉は間違ってなくてもそれはウソなんだわ」は核心をついていると思う。)

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だけど・・・

(幸か不幸か)それでも、伝えたいことや知って欲しいことや共有したい思いがある。
だからこそ、「言葉の限界」を理解したうえで、精一杯「自分の言葉」に向き合いたいと思う。
少しでも重力や体温を伴う言葉を相手に届ける努力をしなければ、と思う。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。
自主企画の講座の他、随時出前講座も承っています。



『ひとつぶのタネの力〜タネ交換会と学習会』

自家採種したタネを持ち寄り、交換しながら交流する会です。(タネ友希望の方も、参加可能です)
〇日時 2月25日(土)18:45〜21:00
〇場所 札幌エルプラザ(札幌市北区北8条西3丁目28)
〇参加費 800円
*定員に達しました。ありがとうございます!

『MY醤油講座を仕込もう』
〇日時 3月18日(土)13:30〜16:00
〇場所 当別町金沢147−1
〇参加費 2500円
*現在、参加者募集中です。

『とことん生乳〜ナチュラルチーズを楽しもう』
〇日時 3月25日(土)10:00〜15:00
〇場所 ハイジ牧場(長沼町東9線南2番)
〇参加費 3500円
*現在、参加者募集中です。

★お問い合わせ・お申し込み
       エコビレッジライフ体験塾 伊藤伸二まで
       itogakiretatakoAyahoo.co.jp
          (*Aを@に変えてください)
posted by イトウ at 16:51| Comment(0) | 思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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