2015年10月14日

雨、時々田んぼ。

稲刈りが終わり、稲架掛けの天日干しすること20日弱。
雨続きだけれど、乾燥は順調にすすんでいるようです。
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でも、問題はやっぱり最近の強風で、様子を見に行くたびにバラバラと飛ばされているのを拾い集めて干し直しています。
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まあ、僕も含めてシロウトですから縛りも甘い上に、乾燥して束が痩せればどうしても緩んでしまいます。
このあたりは仕方がないと思っています。
(でも、もったいないから時々見に行って拾い集めるのでした)

ムックもだいぶ背が縮みました。
それだけ乾燥が進んでいるってこと。
よしよし。
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これも、三方から引いているバンドを締め直しておきましょう。

脱穀の予定は25日。
その頃には乾燥も十分だと思います。

もうすぐ新米を味わえます。
楽しみ、楽しみ。
今年の「新米祝い」は、11月8日に予定しています。



ところで・・・

昨年からの工事ですっかりキレイになってしまった田んぼ前の道路。
昨年までは(イイ感じで)細い砂利道だったのに。
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この辺りに住んでいるわけじゃないから一概に否定的なことは言えませんが、1年以上もかけて膨大な税金を投与してこの道路をこんなふうに拡張・整備する必要、あるのかなあ・・・(ないよなあ…)。

道路脇には芝生敷いてる!!
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周りは草ぼうぼうの環境で、取ってつけたような芝生・・・。

水路の周辺も整備しそうなイキオイだけれど、ホタルがいなくなるようなことはしないで欲しいなあ・・・。
(地域的な事情を知ってるわけじゃないからあんまり言えないけどさ)

posted by 野良人イトウ at 18:54| Comment(0) | 栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月12日

今喰うだけじゃなく。

今年はキャベツの出来がまあまあでした。
といっても、3月に播いたものを8月末から食べはじめ、未だ結球が不十分なのもあるくらいですから、一般的な栽培よりもずーーーーーっとスロウなわけですが。

ニシン漬け用の札幌大球も、この大きさにまでなったのは、この畑で6年育て続けて<初>です。
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本当はもっともっと大きくなる品種ですけど、ほぼ無肥料の畑では十分でしょう。

さて、問題は<使い方>です。
大小7つほどのこの大玉キャベツをどう使うか。
もちろんニシン漬けにするのは決めているのですが、<タネ用>として何個、どれを残すか?というところが悩ましいのです。
アブラナ科は他家受粉で最低2株は残すのだけれど、確実に受粉させて良いタネを継いでいくには、2株では不安です。

実は今まで、あんまりアブラナ科は真剣にやってはいませんでした。
固定化していく<自分の品種>のイメージを持ち、それに合う株を選択し、交配に十分な株数を残す・・・ということはしていませんでした。
「一歩進んだタネ採りをしよう!!」
と決めた今、優先すべきは<今美味しく食べる>よりも、<次につなげる>ことなのです。
(というか・・・、つまり、それを両立させられる栽培計画が必要、ってことですね)



だから、常食用のサボイキャベツも、今までのように「早く結球したものから食べて、残ったものでタネ採り〜」なんてのは言語道断。一番早く結球した子は、「タネ用に残すべき株!」って考えております。
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(左のを「よしよし!」と愛でつつ、右の株の成長を願うわけですね)



<タネ採り>を自分の中に明確に位置づけると、栽培の計画そのものが変わってきそうです。
<喰う>というのが最大の目的であることは揺るがないのですが、「目の前のコレを食べる」だけではなく、「来年喰うために」「再来年喰うために」「10年後喰うために」・・・何を播き、どう育て、何を食べ、何をタネとして残していくか・・・までを意図していく。それは、大変なことのようだけれど、やっぱり夢のあることと感じるし、栽培はよりエキサイティングなものになるはずです。
人間が<農>を初めて以来辿ってきた<当たり前>の道でもあるでしょうしね。



以前F1品種から自分で固定化しつつあったカボチャのタネを絶やしてしまったのですが、今年からまたカボチャも固定化していこうと思っています。

堆肥から出てきたカボチャのジャングルから・・・・・
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20数個以上の<いろんな実>が採れました。
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これを、自分の好みで選択して<固定化>していこうと思います。



・・・それにしても、アブラナ科の菜類も、数が多くなると大変。交雑しやすいものもあるし。
やっぱり<タネ友>が必要です。
来春も<タネ交換会>開かなくちゃなりませんね。
posted by 野良人イトウ at 09:08| Comment(0) | 栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月23日

タネのまき方。

春はタネまき。
初夏らしい日々が続くなあ、と思ったら昨日は夏至。3月半ばに始まった播種ラッシュも、ようやくひと段落しています。

ここでちょっと、「タネのまき方」についてあらためて考えてみましょう。

「タネまきの基本」として僕が教わったのは、「タネの厚みの3倍程度の覆土をして・・・」とか、「発芽に必要なのは、水と適温と酸素。ニンジンなどの好光性の種子は光も必要」とかってこと。
なので、僕も基本的にはそんなふうに人に伝えます。
ダイズの場合、カッコーが鳴いたらダイズ播いても大丈夫・・・で、30cm×30cm間隔くらいで、ひと株には3粒ずつ播いて・・・なんて「情報」も。



それはもちろん間違っていないのだけれど、例えばうちの畑の場合、実はそんな風にマニュアル通りにやっても良好な発芽は期待できないのでした。
運が悪ければ、2〜3週間経ってもほとんど発芽が見られず・・・なんてこともあります。
特に、丁寧に起こしたあとの畑にタネを播いて、直後に雨が降った時など、2日後にはこんな状態です。
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まさに砂漠。風に吹かれて急激に乾いた作土の表面は、カッチカチのコンクリートのようです。これではマメ類だって土の上に顔を出すことはできません。
なので、雨は要注意なのです(普通は「タネ播きの後の雨」は歓迎ですよねー)。

播き直そう、と思って軽く掘ってみると、たいていは虫に食われて死にかけているタネの姿を目にすることになります。
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あ、この子達はまだ生きていました。もう少し信じて置いておけば育ってくれたかも・・・。

水分を吸って膨らみ根を出し始めたタネは、とてもとても弱い存在ですから、虫にとってはまさに食べ頃。いつまでも土の中にいれば、食べられちゃうのは当たり前です。
さっさと根を張って(大事なのはここですね、まず先に根を張ります!)、豆っ葉の頭を持ち上げて土の上に出て、本葉を開いて光合成を始めたいのに、表面の土が硬くて頭が出られない!!・・・こんな状態が、うちの畑ではアチコチで見られます。

こんなふうに・・・。
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右の子はヘッドロックをかけられた状態で1週間以上頑張っています(首がどんどん太くなっていきます(笑))。左の、棒だけになっちゃった子は、虫食いだからの頭がもげて土の中に残っていました…ああ…。

でも、逆にこんな姿もたくさん見つけられます。
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分厚い、レンガみたいな土の天井を持ち上げて発芽する豆のたくましい姿にはいつも感激させられ、大いに勇気も貰うのですが、やっぱりここまでキビシイ環境でなくてもいいはず、です。
・・・「生産効率」も悪いですしね。



そんなわけで、僕は最近、ダイズの播種はひと株に4〜5粒ずつまきます。
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本当は天気も気にしたいところ(播種の前後1週間くらい間をあけて雨、くらいが丁度いい塩梅かな)ですが、自分の作業スケジュールはそうもできないので、「発芽に必要な水分」はあくまで土に求めることにします。
うちの土は水はけは最悪ですが、その分1ヶ月くらい雨が降らなくても水を保ってくれます。表面のカラカラを3〜4cm剥ぐと湿り気のある土が出てくるので、そこにまけばいいのです。でも、害虫の状態やその後の天候変化も考慮に入れて、播種深度に差をつけています。
0.5mm〜2cmくらいの深さにバリエーションを設けることで、その中のどれかはちゃんと発芽してくれるという、涙ぐましい手法です。
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(幸か不幸か、全部出ることもあります。スズマル大豆は4本立てでもいいのですが、青大豆は2,3本に間引きます)



葉っぱ類やニンジンの場合、覆土はほんとにうっすらでいいのですが、タネが細かい分かける土も細かさが必要で、その場合は下手に雨が降るとさらに磨きたくなるようなカチカチツルツルの表面になってしまいます。
なので、細かいタネに対しては、僕は畑の土を覆土には使いません。粘土っけの少ない黒土で覆うようにしています。
こんなふうに。
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このあと、干し草などでマルチしておくと尚良いです。



また、基本的にタネにも苗にも、畑に水は撒きませんが、「早く芽を出させたいなー」という時、菜っ葉類に限ってホースで水を撒くこともあります(何故なら、小さいタネの場合、土の深いところの水分にたどり着くことができないからです)。
この場合、気をつけなければならないのは、水の量。とにかくたっぷり、「夕立が降った」ようなイメージで土を湿らせます。
「タネに水をやる」のではなく、「土に水を蓄えてもらう」ことが目的なので、ジョウロでチョロチョロやるのではなく、深いところの水分と合流できるくらい、とにかくどっさりやる必要があるのです。

すぐ乾いてしまう程度の水はキケンです。
タネが中途半端にダマされて、「あれ?水があるのかな?」と発芽の準備を始めてしまうからです。
「タネ」の状態では乾燥に強いけれど、一旦「発芽モード」にスイッチが入ると、彼らは水がなければ生きていけません。ちょこっと出根した状態で水を絶たれるくらいなら、「タネシェルター」の中で時を待つ方が安全ですからね。

根を伸ばして「大丈夫、育っていけるよ」って判断したら、植物は土の上に葉を出します。土から得た水を使い、葉で光合成をして、エネルギーを蓄えて育っていきます。
1mm以下の小さなタネでも、深いところ(3cmくらい)の湿り気のある土にまで根を伸ばしてしまえば安心。彼らは自ら必要な水を確保するように、さらに根を張っていきます。
(「土の中のデキゴト」をどのくらいイメージできるかが鍵なのでしょうね)



大事なのは、「播くこと」。
まずはマニュアル通りに播いてみて、その後は自分の環境に合わせて「技術をつくっていく」ことが必要なのだと思います。
土の質、風の状態、日照、前後数週間も含めた天候、草の質や量、播けるタネの量、作業できる時間・・・
条件は一人ひとり違います。
「好み」っていうのも重要な条件の一つかな。

定期的に育てるモヤシやスプラウトは、発芽テストでもあります。
この緑豆とスズマル大豆も、発芽率はほぼ100%。
ならば、その力を生かすも殺すも、僕の「まき方」次第。責任重大ですねー。
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とにかく、タネのまき方に限らず、知識と経験を活かして「自分なりの技術」を再構築していくことが栽培の大きな楽しみなんじゃないか、と最近僕は思うのでした。
(あいかわらず上手くいかないことも多いですけどねー・・・)


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posted by 野良人イトウ at 08:11| Comment(0) | 栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月16日

「栽培」もやってます。

最近は野草が気になって、イタドリをジャムにしたりエゾニュウを塩漬けにしたりヨモギやフキの葉を干したりいろいろ天ぷらやおひたしをつくったり・・・ってことばかりしていたけれど、一応、ちゃんと「栽培」にも手をかけていました。

5月の初めにジャガイモを植え、10日すぎにエンドウやインゲン系の豆を播きました。
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オトモダチに手伝ってもらってかけたビニルハウス、結構壊れていたのを直して、今年も使えるようになりました。
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こんなだったのですけど・・・
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骨をコツコツ直して、ビニルも補修して張り直して・・・(ツギハギです)
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でも、バッチリです。

3月半ばから風除室の発酵温床で育て始めた苗も、ハウスに移動。
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トマト、トウガラシ、ピーマン、ナス、パプリカ、キャベツ、レタス、ブロッコリ、スクマイキ、コールラビ、カボチャ、キュウリ、ヒョウタン、ズッキーニ、セルリ、パセリ、バジル、シソ、トウモロコシ、イネ、オクラ、ゴボウ等々・・・。

苗は来週あたりからボチボチ植えていきます。

あ、そうだ・・・。

エコビレッジライフ体験塾の公開イベントとして、「苗交換会」をやろうと思っています。
初の試みです。
詳細は決まっていませんが、(他に日程がとれないので)5月31日(日)15:30〜16;30で計画しています。
「苗を育ててるけど少しあまりそう」という方、是非交換しましょう。
僕もいろいろ余裕持って育てております。
posted by 野良人イトウ at 21:57| Comment(0) | 栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月30日

田んぼ七転八倒。

今年の米づくりは、4月10日に始まりました。
今年から稲の苗もある程度自分で育てることにしたので、いつもより少し早いスタートです。

まず、塩水につけて種籾の選別。うるち米は比重1.13にするといいらしく、生卵が斜めに浮く状態で浮いてきた籾を取り除きます。
やや重たいいい籾が今年の種です。
それを60℃のお湯に5分間つけて殺菌したら、種の準備はOK。
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根が出るまで浸水させます。


12日には田んぼの準備。
畦を歩いて穴や崩れがないか確認し、水門を開けて水を入れました。
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大きな問題はなさそうでしたが、そのうち水漏れのチェックや除草をしようと思っています。



種籾は毎日水を交換し、10日目には(予定通り!)ツノのような根が出ました。
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翌日(22日)、セルトレイに播種。2粒ずつ播き、(発芽には22℃以上欲しいようなので)育苗温床に保管しました。
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26日には発芽を確認。
その後は毎日朝晩水をかけ、順調に大きくなっていたのです。
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が・・・・・!!


ヤラレました。
また、ネズミです。
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被害は1/5くらいですが、これまでの手間を考えると悔しさもなかなかのものです(苦笑)。
田植えまで1ヶ月半を切った今、時間は取り戻すことができないですしね。

稲だけじゃなく、播種したヒョウタンの(発芽直前だった)タネや育ち始めていたナスなどの苗もヤラレていました。
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落ち葉の踏み込み温床を始めて5年目、だいぶ上手にできるようになってきていたのですが、ネズミの被害は今年が初めて。一難去ってまた一難です。
4月前半にヤラレて以来、4匹のデカいネズミを捕獲。ここ1〜2週間は落ち着いていたので油断していました。
う〜〜〜〜ん、参った。

でも、ヤラレた稲は籾の殻を上手に剥いて中身だけが食べられており、なんだかちょっと感心してしまいました。
・・・あ、いやいや、感心してはいられません。
今の時期に育苗箱を使えないのでは苗を育てられないので、なんとか使えるようにしなきゃならないのです。
土中に巣があって温床の下から入ってきているのは明らかなので、温床の一部を取り出し均し、下から入って来られないように塞ぎました。これで来なくなるといいのですが。



人間が「農」を始めて以来、様々な生き物が「害獣」「害虫」となって作物を食い荒らしてきました。
農の歴史は、「害獣・虫」との戦いの歴史でもあります。
特に、保存した穀物を荒らすネズミは、人間にとって悩みの種であったことでしょう。

・・・なんてことも図らずも体験している4月、田んぼの準備の日々でした。

今年は陸稲も育てる予定です。
もち米なので、これをなんぼかでも使って、もちつきができればいいなー。
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ちょっとですが、ツノが見えてきました。
播種は明後日の予定です。


★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶ「エコビレッジライフ体験塾2015
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エコビレッジライフ体験塾



posted by 野良人イトウ at 21:48| Comment(0) | 栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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