2016年09月25日

稲刈り日和(前半戦)。

9月24日(土)、今年も稲刈りの日がやってきました。
前日は雨で、やや天候が心配だったのですが、当日朝にはすっかり晴れて気持ちの良い空が広がりました。

初めての方もいるので、刈り方や縛り方などを説明し・・・
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稲刈り、始まりました。
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もともと水の抜けが良くない田んぼなので今年はかなり早めに落水したのですが、雨量も大変なものだったので田んぼの中はズブズブ。刈った稲が泥だらけにならないように、畦に並べたり一時ダンボールに置いたりといった一手間が加わってしまいました。
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縛り方はベテランSさんが丁寧に教えてくださいました。
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ぬかるんで足を取られるほどの田んぼ。一足ごとに筋力を使います。
雑草の量も多いため、稲だけに整理するのも大変です。
とにかくいちいち手間がかかってしまうのでした。
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午前中の休憩時には、笹舟にのったきな粉餅。
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それではお昼まで、もうひと頑張りしましょう。
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作業は楽ではないのですが、気持ちの良い空の下、楽しい会話も弾みます。
みんなで身体を動かすのって、本当に気持ちが良いものです。
(いろんな会議や交渉事も、稲刈りしながらだとスムーズに進むんじゃないかなあ…)
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頑張って!
もう少しでお昼ですよー。
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ようやくお昼になりました。
もちろん恒例の持ち寄りご飯、「らんらんランチ」です。
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今回も世界一豊かな食卓が出来上がりました。
目移りしますねー。
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いただきまーす!!
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ちょっとお疲れのいも屋氏。
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それでは午後の部と参りましょう。
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例年、稲刈りには15〜20名くらいの方が来て下さって、1日で刈り終えるのですが、実は今回は「史上最小人数」での作業となりました。
僕を入れて8名(午前中は12名で、4名は事情があって午前のみでした)。
午前中を終えて半分にたどり着けない稲刈りは、僕も久しぶりです。
なので最初から「やれるところまでにしましょ」というスタンスだったのです。

足元のグズグズが疲労を倍増させます・・・。
雑草の多さは作業を遅らせます・・・。
日が、少しずつ陰っていきます・・・。
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いやいや!
苦しい時ほど、笑いましょう。
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笑いましょう。
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ハイ!皆さん、笑顔でねー。
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やけっぱちのM氏。
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「刈り終わらなくても16時には終了です!」と宣言していたので、70%くらいまで進んだ時点で刈るのをやめ、みんなで結束作業。
この、縛る作業も毎年やってると上手になって嬉しいんですよね。
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稲架がいっぱいになると、「やった感」が出てきますね。
ああ、良かった。
棒掛けもまた、田んぼの風物詩。
僕らはムックと呼んでいます。
今回は1ムック半までいきました。
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作業後のロールケーキ。
糖分が染みますねえ。
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「いや〜今年は我々、よく頑張ったよ」
健闘を讃え合うのも大事です。
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いやほんと、少人数でここまでできるなんて。
ありがたいことです。

恒例の記念写真。
お疲れ様でした!!
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午前中頑張ってくれた方々の姿がここにないのが残念ですが…。

K氏自慢の長靴。
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衝撃的な穴・・・というか、これはもう、泥水の注入口。
こんな状態で頑張ってくれました。
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お疲れ様でした〜〜〜。
(足取り重く見えるのは、僕だけでしょうか…)
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いやほんと、今回はなかなかハードな1日となりました。
駆けつけてくださった皆さん、ありがとうございました。
でも、こんなのもまた、良き思い出に・・・なったらいいなあ。

・・・と、いうわけで、今回終わらなかった残りの稲刈りは、10月2日(日)の午後にやりますよ!!
ワタクシ伊藤の孤軍奮闘を冷やかしたい方、手伝うのもやぶさかではないという方、どうぞいらしてくださいませませ。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベントを予定しています。

『今日とるタネが未来をつくる〜明日のためのタネ採り講座』
〇日時 10月9日(日) 10:00〜12:30
      *日時変更しました
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 1200円(ドリンク付き)
〇定員 10名

『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り(第4回納豆仕込み)』
〇日時 10月9日(日) 13:30〜16:30
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 2000円(ドリンク付き)
〇定員 3名

★お問い合わせ・お申し込み
       エコビレッジライフ体験塾 伊藤伸二まで
       itogakiretatakoAyahoo.co.jp
          (*Aを@に変えてください)


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2016年07月20日

名刺がわりに(7月の畑)。

5月にあわてて(芝生をひっくり返しながら)耕した畑。
ぼちぼち育って、収穫も始まっています。
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自分の記録の意味でも、作物の様子を紹介。

青大豆とポップコーンの混植。
今のところ順調です(野生動物にやられなければ…)。
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エンドウは6月末から毎日収穫しています。
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インゲン、花豆など。
花が咲き始めたので、もう少しで食べられそう。
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キュウリももう少し。
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ズッキーニ、カブ、コマツナ等々、6月初めから採れ始め、毎日収穫しています。
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今年は梅漬けに入れる赤ジソ、自前のもので出来ました!
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ピーマンも、例年より早目に収穫。
(もらった苗だから…)
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カボチャ。
F1品種から採種した3年目のもの。
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コムギ(キタホナミ、ユメチカラ)は今年は少量です。
最低限、タネは残さないとね。
来週あたりから収穫かな。
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ハクサイ、キャベツ、レタス、セロリ、コリアンダーの混植・・・(混植過ぎか?!)。
3月末に播種して苗立てしたハクサイとキャベツ、だいぶ結球してきました
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トマトももう少しで色づきます。
(ちょうどもう少しで昨年のびん詰もなくなりそう)
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育ちすぎて収集のついてないハーブガーデン(春に移植したのにほとんど元気!)。
これはこれで面白いけど・・・。
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日々変化するから、毎日じっくり見ていても飽きません。
畑って、ほんと、作品だなあ。
自分と、作物と、微生物や草や虫やその他いろいろの・・・共同作品。

畑は、キャンバスであり、暮らしの心臓部でもあります。
今日明日食べるだけじゃなく、来年のためにタネを採ったり、味噌や醤油や油用に(数年後のために)育てたり、ホウキなど加工するために育てたり。
結構いろんなことを考え、予想・計画しながら、タネを播き、育てています。

「これが僕です」
と自分の名刺がわりに見せられるような畑を目指していきたいと思っています。
(まだまだ時間はかかるけど、方向性はいいと思うんだな)
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2016年05月18日

タネがない・・・?!

僕は2年草のタネ採りは上手じゃなくて、数種類しか採れていなかったけれど、ニンジン、ゴボウ、キャベツ、ハクサイ、コマツナ、カブ、スクマウィキくらいは採種できていました。
特に手をかけるわけではなく、放置したまま越冬させて、翌年トウ立ちしたものから採っていたのです。

それでも一応、コマツナなんかはこの時期には菜の花を咲かせ(それをいただいたりもしながら)・・・
タネもつけてくれて・・・・
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(ハウスの支柱が見えますが、冬は野ざらしです)

8月にはタネ採りができました。
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そんな当たり前のことが、実は今年はできません。
「タネ採り用」に残しておいた株が、ほぼ全てダメになってしまったのです。

コマツナも、カブも、キャベツも(食べずに残した一番良さげな札幌大球4玉までがぁ!)・・・
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暑さにも寒さにも強くなっていたスクマウィキまで。
無事なのは1株のみ。
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(この子達は「自家不和合性」の植物なので、1株だけじゃタネはできません)


<今まで大丈夫だったのに、何故今年に限ってダメなんだ?!>
<僕がこの畑(長沼)から撤退しちゃったから?!>

・・・などといろいろ考えましたが、理由はおそらくこれ。
「この冬は雪がほとんど降らなかった」
ということだと思います。

昨年までは雪に守られて生き残っていたのが、今年はほとんど積もらなかったので、シバレてしまったのでしょう。
逆に言えば、昨年まで運良く越冬できていただけで、基本的にこの地域では越冬には保護が必要だったのですね。
まったくかわいそうなことをしました。

そんな中、ほとんど生き残っていたのはハクサイでした。
(あ…写真ナシ)
彼らが無事だったのは、不織布をかけていたからかもしれません(ただ、このハクサイたちはたまたま播いたF1品種なんですよね)。

これまで数年間採り続けてきたもの達だけに、とても残念です。
まだ残っている昨春採ったタネを大事にしたいと思います。



ニンジンは、さすがにそのままでも元気に越冬していました。
が、交配が上手くいかなかったのか、五寸ニンジンの色合いや形がちょっと変です。
あれれ???
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野生種の何かが混じったのでしょうか?
上手くいかないことが多いなあ。



タネ採りも、やればやる程難しさも見えてくる奥深い技術。
もっと勉強して、自分なりの品種をしっかり継いでいけるようにしたいものです。
自分がまだまだヒヨッコのぺーぺーの未熟者だ!、ってことを認識させられる春でした。
うむむ。



★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベントを予定しています。

『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り』
〇日時  5月22日(日)13:30〜16:30
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1) 他
〇参加費  10000円/全5回通し参加  2000円/今回のみ

『Green Circle〜苗の交換会とミニマルシェ』
〇日時  6月4日(土)10:00〜13:30
〇場所  こぐま座(長沼町東2線北9番地)
〇参加費  1500円(ランチ付き)

★お問い合わせ・お申し込み
       エコビレッジライフ体験塾 伊藤伸二まで
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2016年05月07日

卓上の「農」。

緑豆をひと晩水に浸けておきます。
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お、ツノが生えた。
この状態はかわいいなあ。
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毎日ちょっとずつお世話していると・・・

だんだん育って、
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だんだん育って、
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「モヤシ」さんになりました。
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自分で育てた豆モヤシは、本当に美味いです。
生命力があって、結構長持ちします。
(生きてますからねー)

売ってるモヤシみたいにドロドロになったりしません。
(悲しいかな、アレは死んでますからねー)

ただ、光が入ると葉っぱが出てきちゃうのが玉にキズ。
(生きてますからねー)
(ホントは早く光合成したい方々ですからねー)
ちょっとしたコツ、は必要です。
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まあ、さっさと食べちゃいな、ってことかな。
食べるとなくなるので、なくなる前に育てとかなきゃ、ってことかな。

計画的にやらねばね。
そういうのも「農」の醍醐味ですね。
ティシュペーパー1枚分のスペースがあれば誰でもできる、素敵な「農」です。


★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベントを予定しています。

『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り』
〇日時  5月22日(日)13:30〜16:30
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1) 他
〇参加費  10000円/全5回通し参加  2000円/今回のみ
〇お問い合わせ・お申し込み
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2016年04月03日

育苗はじめ。

冬のあいだに引越したため、新しい場所で今年の畑がどのくらいのスペースでできるのか、まだ見通しが持てないのですが、一応、見込みで育苗を始めています。

今年最初に「苗」として播種したのは、2月29日に播いた赤紫蘇、青紫蘇、玉ねぎ(札幌黄)。
赤紫蘇は梅仕事で7月に使うので、その頃にある程度育ってて欲しいのです。
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紫蘇はもうすぐ鉢上げ。

ナス科の果菜類は、発芽試験も兼ねて、久しぶりにポケットで「根だし」をしました。
タネを1種類ごとキッチンペーパーに包んで湿らし、ビニル袋に入れてからポケットでしばらく保管するのです。つまり自分の体温で温めるということ。
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実は3月21日、いつもなら播種を始める日に、風邪の熱が下がらず体調がどうにも優れませんでした。
土や育苗用トレイを用意するだけの体力がなかっただけれど、どうしてもただ寝ているのが我慢できなかったので、「そうだ!」と思いついてポケット育苗を開始したのでした。
これなら布団の中でだってできるのです。

そして1週間後・・・。
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しっかり発根してくれたタネを一つひとつ丁重に播種。
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2日目くらいから順々に、トマト(北のしずくミニ、大玉、サンマルツァーノ)、トウガラシ(八房、激辛)、ピーマン、食用ホオズキ、パプリカなどが芽を出してくれました。
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ただ・・・
ナスだけは、発根しませんでした。
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100%ダメだったので、今回のタネは時期が間に合わず充実していなかったのかもしれません。
5年ほど採り続けてきたタネだったので、とても残念です(もしかしてタネ交換会にこれ出しちゃってたかも・・・交換した方、ゴメンナサイ!!!)。

3月25日に播いたキャベツやレタス、コールラビなどのアブラナ科野菜もすくすく育っています。
ほぼ全て自家採種したものですが、スクマウィキ以外はOK。スクマは一昨年の残りから播き直しです。
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ずっと室内なので、そろそろ徒長が気になってきました。
好天の日は日中サンルームに出してあげようと思います。

次の週末までに、キュウリやヒョウタン、香菜、トウモロコシなどを播こうと思います。

最近は、以前のように春にタネを買う習慣がほとんどなくなってしまったので、発芽試験をもう少し早めにちゃんとやって不足分を補うようにしなきゃ、と反省(手帳に書いとこう!)。

今年どのくらい植えられるかわからないけれど、なるべく多めに育てておくつもりです。
5月の末にまた「苗交換会」を行う予定なので、誰かに引き継いでもらえればー、などと考えています。

うちの周りはまだ50cm!も積雪が残ってるので、畑はじめはしばらく先の話ですけど…。
posted by 野良人イトウ at 07:06| Comment(0) | 栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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