2018年04月06日

樹液の季節。

カエデの樹液採り、今年は3月10日に始めました。
いつから採り始めるのが良いのか、というのはなかなか難しい問題です。
諸説耳にするのですが、たくさん採ることだけが目的でもないし、結局は自分の<採りやすさ>や<その後の加工のしやすさ>もふまえて決めることになるのかな、と思っています。

ちなみに昨年は3月6日からでした。
その自分の記録を見て、「お、そろそろじゃん」と始めたのが、10日だったのです。

ドリルで穴を開けると・・・
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「ポタポタポタッ」・・・結構な勢いで樹液があふれ出ました。

そこに器具を取りつけて・・・
2カエデぽたぽた.jpg

ペットボトルをセット。
見ている間に滴が落ちて、樹液が溜まっていきます。
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とりあえずこの日は3本の樹に取りつけて、夕方までの約4時間。
樹によって出る量は違いましたが、全部で3ℓほどの樹液をいただくことが出来ました。
平均すると1ℓですね。
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翌日からは、毎朝の「樹液回収」が日課となりました。
4ℓの焼酎ボトルを手に、3月前半の雪深い山を歩き回って(と言っても家の裏ですが…)樹液を集めてまわるのです。
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2〜3日で10ℓ程になったので、ストーブの上で煮詰めます。
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ここで一つ問題となるのが、「熱」です。
カエデの樹液採り自体は3月半ば以降でも十分なようですが、3月は後ろにいくにしたがって、ストーブの稼働時間が短くなるのです。
カエデを次々煮詰めたい・・・けど、そんなにストーブは焚く必要がない・・・どうしたものか?!

この問題は、大豆を煮たりする時にも生じます。
結局はストーブでは足りない分をガスで煮炊きすることになってしまうのですが、できるだけそれは少なくしたいですしね。
(ロケットストーブを使ったこともありますが、鍋がかなり汚れるので…最近はこの時期の煮炊きでは使っていません)

煮詰めて煮詰めて・・・だんだん鍋も小さいものに移し替えて・・・
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1/20くらいまでになったところで、一度フィルターにかけて濾します。
いろいろ不純物や滓などが浮いてくるので取り除くのです。
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その後もさらに煮詰めて、うちでは1/50くらいになったら瓶に詰めます。
こんなことを何度か繰り返して、今年はこれだけのメープルシロップが出来ました。
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樹液の量で言えば、50ℓくらいかな。
これで、半年くらいは自家製のメープルシロップが楽しめます。



まとめると・・・
今年の採取期間は、3月10日から23日くらい。
やっぱりせいぜい2週間ほどです。
5日くらいは景気よく出て、その後は気温によって出たり止まったりして、20日を過ぎるとほとんど出なくなりました。
今年は3月の頭から割と日中の気温が高かったので、もう少し早く始めたら採取量は増えたかもしれません。

樹液採りの先輩T氏の説では、いつから採取を始めても一定期間を経ると樹自体が管を塞いで(止血?)出なくなるんじゃないか、とのことで、だとしたら一番出る期間(樹が液を吸い上げる勢いの強い時)を見定めるのが良いのですけど、でも僕的にはやっぱり3月前半に終わらせる方がいいように感じています。
先述した煮詰める熱の件もそうだし、保管して置くときにも寒い方が安心だし、採種するために山をうろつくにもある程度雪があって締まっていた方がいいからです。

やっぱりこういう作業は、原理を知った上で、自分なりのタイミングや技術を見つけていくのが大事なのでしょうね。



さてさて、カエデの樹から器具を取り外した後は、枝で丁度良い太さにして穴を埋めておきました。
傷口がちゃんとふさがって、病気になったりしませんように。
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塗れているのはアルコールで殺菌したからです(気休め)。


メープルの季節の後は、シラカバ。
シラカバも穴を開けた途端に樹液が出てきて、ここ数日は毎日回収しています。
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でも・・・
カエデと違ってそれ程使い道もないので、モチベーションが低いのが実際のところなのでした・・・。
水の代わりに使ってはいますけど。
1本で十分かな。


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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。
3月までは随時、味噌や醤油仕込み、ひょうたんランプ制作などの出前講座も承っています。

★イベント情報

ドキュメンタリー映画『Simplife』上映会(受付中)
  〇日時 2018年4月28日(土)@10:30〜 A14:00〜 B18:00〜  
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇参加費 1500円(当日) 1200円(事前予約)
  〇定員 15名/回
   *『Simplife』公式サイト

『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り(第1回)』<募集中>
  〇日時 2018年5月27日(日)13:30〜16:30
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇内容 ・タネの話
      ・大豆のタネまき ect...
  〇参加費 10000円(5回通し)
       *本講座は5回の連続講座です。通しでの参加が基本ですが、余席がある際は単発でのご参加も可能です。
  〇定員 12名

*お問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページにて承っています。
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2018年03月17日

311と醤油づくり。


今年も春のザワザワ感の中で、311が過ぎていきました。
7年前のあの日、僕は学童保育に出勤していて体育館で地震を感じたけれど、それ程大きなことだとは思わず、しかもその夜も外出して忙しかったので報道に触れる機会がありませんでした。
震災の大きさと原発事故を知ったのは、翌朝のラジオです。

テレビがないのでラジオをつけっぱなしにし、日々の作業をしていました。
3月初めですから、主に育苗や温床づくり、製麹、そして塾のプログラムづくりなど、結構忙しかったと思います。
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その頃住んでいた家。


僕自身はすでにこういう暮らしをしており、311の前後で変化した部分はそれ程ありません。
原発はいずれ大きな事故を起こすのだろうと思っていたし、経済的発展が青天井であるかのような社会の在り方、大きな資本のつくるものを消費していくだけの人間の在り方ではロクな未来はないだろうと考えていました。
ただ、例えば1か月間外部からの食糧やエネルギーが絶たれたとしても自分が生きていくことはそう難しくないな、と感じた時、あらためて「この方向でいいのだ」という思いを強くした気がします。

「この方向」というのは、「消費者ではなく、自らの暮らしに手をかける生活者であること」「無数のイキモノたちと共生する暮らし方であること」です。
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2011年3月10日の僕のブログ
(今読むと随分エラソーで恥ずかしいですけど…)



あ、でも、この年に「何としても醤油をつくってみよう!」と思ったのは、311がきっかけかもしれません。
大豆や小麦を育て、自分の手で収穫し、目に見えぬ無数のイキモノたちの力を借りて、人間の叡智の到達点の一つである<醤油>をつくりたい!・・・と考えたのです。
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そして、その対極にあるのが、<原子力発電>という巨大で危険な装置とそこに群がる<欲望>なのだと感じていました。
原発が生み出す放射能は、僕らの細胞を破壊していく<僕らイキモノの敵>。
だからこそ、僕はイキモノとして、イキモノたちと共に生きる暮らし方を続けるのだ。
・・・そう考えました。

僕にとっての醤油づくりは、僕なりの311への決意表明だったのかもしれません。



そして・・・

社会は、311を機に何か変化したでしょうか?
僕は、あまり変わっていないだろうと思っています。
(むしろ、本音では「原発事故があっても大丈夫だったねー」くらいの意識の人が一般的な気すらします)
一度手にしたラクや快楽や便利を手放すことって、簡単ではありません。
(やってみればこっちの方がずっとオモシロいんだけれどね)
まあ、社会も人間も、そんなに急には変われないでしょう。
人間の思考や理性はそんなに優れてもいないし(もちろん僕自身も含めて)。

でも、きっとそれでいいのです。
ゆっくりゆっくり、何十年もかけながら変わっていけば。
急激な変化は必ずどこかに皺寄せがいきますから。

少なくても、自分の周りはオモシロい方向に舵を切っています。
暮らし方、お金とのつき合い方の面でも、いろんなチャレンジで溢れています。

「小さな変化の積み重ね」
それによってゆっくりと社会が変わっていくのが一番良いんじゃないかな。。

未来がマシな方向に向かっていきますように。
311で傷ついた人たち、イキモノたちが癒されていますように。

My醤油づくりも、そんな思いで続けていくつもりです。
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ドキュメンタリー映画『Simplife』上映会
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   *『Simplife』公式サイト

『My醤油を仕込もう』<若干名募集>
  〇日時 2018年4月1日(日)13:30〜15:30
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇内容 ・お醤油の話
      ・醤油の仕込み ect...
  〇参加費 2500円
  〇定員 10名

『樹から生み出すバターナイフづくり』(受付終了)
  〇日時 3月25日(日)13:30〜16:30
  〇場所 当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円(1ドリンク、おやつ付き)
  〇定員 12名
  〇講師 草刈万里子さん

*お問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページにて承っています。

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2018年03月14日

今年の冬は。

今年の冬は結構忙しい毎日でした。

まず、週に2,3日ですが、アルバイトに行っていたこと。
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時間的には厳しいけれど、なかなか面白い仕事です。

出勤する日は4時ころに起きて、ストーブを焚き、事務仕事や豆の選別をします。
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6時過ぎ、まだ暗い中でCoccoさんにエサをやって、6時半には出勤です。
(雪が降ってたら車と出入り口の除雪も・・・!)
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アルバイトに行かない日は・・・とにかく除雪!
この場所で暮らし始めて3度目の冬ですが、今年は一番降雪量も多くて参りました。
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生産性を感じられず、数時間後には元の木阿弥になっているかもしれない作業の繰り返しは、僕は苦手です。
除雪という作業自体はキライではないのですけどね。
来る日も来る日も雪とのたたかい・・・。ちょっとヤラレます。
でもまあ、ここで暮らすってことはこれを受け入れなくちゃならないのでした。
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除雪、排雪の合間を縫うように、小屋の作業。
思いの外、すすまなかったなあ・・・。
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つくり続けるだろうから「完成!」はまだ先になりそうだけれど、せめて3月25日の『バターナイフ講座』で使えるようにしなきゃ。
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薪割り、運びも日課。
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味噌仕込み(製麹)もコンスタントにやって(今年も6種類ほど仕込みました)。
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そして、今年の冬も、いろいろなところで「出前講座」をさせていただきました。
札幌の「空と大地のヨガ」さんでの発酵講座、長沼での「大豆加工講座」、豊浦町での「お醤油講座」や「ひょうたんランプ講座」など・・・。
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「出前講座」は、お友達や一度参加して下さった方が企画して下さることが多いです。
普段とは違う場で行う面白さもあり、自分で企画する講座では出会えないような方々にお会いできることが、毎回とても楽しみです。
*今年はこの後4月にもいくつか「お醤油講座」で呼んでいただくことになっています。

恒例の児童会館での講座もいくつか行いました。
しめ縄づくり、味噌仕込み、豆腐造り・・・。
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長い冬・・・と思っても、過ぎてしまえばあっという間。
3月に入ると降雪も減り、気温も一気に上がって雪解けがすすんでいます。
気分はもうすっかり春です。

「春」。
嬉しい反面、ドキドキザワザワする季節・・・。
(忙しくしすぎて、結局「冬に整理しよう!」「冬の間にここは片づけよう!」と考えていたところが、ほぼそのままだから・・・ああ、冬が終わってしまった・・・)


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2018年03月10日

もうそんな季節…!


どうにもブログの更新が滞ってしまいます。
その一番の理由は、もう10年近くも綴ってきて、書きたいことは概ね書いちゃったからなんだろうな、と思います。
(そう!結構、しっかりと書いてきたのです。自分で過去ブログを読んでも十分面白いです(笑))

やっているのは、毎年毎年繰り返すことばかりですしね。
いやあ・・・「暮らし」って、案外地味で、淡々と、繰り返しなのです(言うまでもなく、ですけど)。

もちろん新しく始めてることも常にあるし、今だって日々いろいろな気づきがあります。
だけど、自分にとっていろんなことが「当たり前」になっちゃって、そんなに「熱を入れて書く」ほどじゃない、と感じてしまうのかもしれません。

「書く」ことって、僕は結構な熱量を使います。
時間もかかります。
どこかに出すような原稿なんかはもちろんだけど、ブログ程度でも割とエネルギーや時間を使って書いてきました。
最近、それを費やすほど、「媒体を通して伝えること」への意欲がなくなっているのですね。

それよりも、もっと自分の身体を動かして、つくったり育てたり観察したり…を丁寧にやっていくことに時間を使いたいもんだ、と思っています。
「伝える」のは、基本的に、来てくれた人に直接話せばいいやー(できれば体を動かしながら…)、という感じかな。
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日々の、「あれやった」「これやった」という出来事は、ついついお手軽なFacebookに投稿しています。
Facebookのように情報が川の水のように流れていくものは本当は好きじゃなくて、人の文章もガッチリ読みたいし、自分が書く時も何度も読み返す前提でガッチリ書きたいのだけれど、どうしてもお手軽な方で済ませています。
もちろん、その費やす分熱量も時間も、ぐーーーんと低いですけど(苦笑)。
読む側も今はきっと、その程度が丁度いいのかなー、なんても思っています(苦笑)。



それでもやっぱり、定期的に僕のブログをチェックしてくださる方もいるし、何より自分で自分のブログを見ることも実は多くて、「やっぱりもう少しマメに書いておいた方がいいかな」という気も多少あるのでした。
たとえば、「もう3月10日だ・・・あれ?そろそろカエデの樹液の季節じゃないか??」と思った時、1年前の自分のブログを見てみてしまいます。

この記事

「おおー、やっぱりそうじゃん!ていうか、もうすっかり始まってる時期だったんだー!」なんて教えてもらえるわけです。

どうしても「読み物としてある程度面白いモノでなくては」なんて思いがあるので、つい筆も重たくなっちゃうのですけど、「自分のためのただの記録でいいのだ!」と開き直ってしまえば気楽です。
・・・てことで、なるべくマメに(あまり熱を入れずに)綴っていくようにしようかな。

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さて、今日は家でびっしり働ける日。
半分は山の小屋の作業をして、半分は確定申告を仕上げなきゃ。

おっと、カエデの樹液取りもせっとしなくてはね。


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2018年02月17日

オクサレ様、万歳。


例年、秋に収穫したヒョウタンたちは、すぐに穴を開けて水に浸けておきます。
本当は寒くなる前にキレイにしてしまいたいのだけど、北海道ではどうしても秋のうちに腐植はすすまず、腐ったワタを抜いて洗う作業は春に行っています。

今回は作業はさらに遅れ、1月に家の中で穴あけを行い、茶の間の片隅や風呂場などに水漬けしたバケツを保管することになってしまいました。
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きっちり封をしていても、なんだかニオって来るようになったこの頃(そう!ヒョウタンを腐らせる時のニオイってスゴイんです!!)、思い切って風呂場で「洗い」を行いました。

ニオうだけあって、いい感じの腐れ具合です。
水をかければ、簡単にワタやタネが取り出せます。
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換気扇を廻し、風呂の残り湯で流しながら、タワシで一つひとつ磨いていきます。
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今回はビニル手袋をつけて行いました。
以前素手でやったら、何日も完全にはニオイが取れずに参ったことがあったのでした。


まあ、この、「ニオイ」というやつばかりは、文字で伝えきれないのですが、嫌気性発酵というかドブというか、ウ〇コというか・・・(いやウ〇コはウ〇コでも、あまり新鮮じゃない感じの公衆トイレの…(苦笑))

とにかくそんな「スゴーイニオイ」が作業現場の風呂場には充満し、もちろん僕の服や髪にもニオイ成分は付着し、僕が通ると家人が「うわーん、オクサレさまが通るよー・・・」と力なく笑うのでした。
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*洗ってすすいでも、ヒョウタン自体のニオイはなかなか取れないのです・・・。


「今の家の風呂場で出来るのはせいぜい千成ヒョウタンまで!」と判断し、大ビョウタンはまだそのままです。
それでも、乾燥中の家の中には、何とも言えない「臭気」が漂っています。
怖いのは、その中にいるとどの程度クサいのかがよくわからなくなること。

「もうそれ程クサくないんじゃないか・・・?」
と思って外出し、リセットされた嗅覚で帰宅すると、やっぱりしっかりクサいのでした。



まあ、そんなヒョウタンですが、僕は大好きなのです。
このフォルム、質感。
人類が最初に意図的に育てたのはこの子たちだったんじゃないか、と思うくらい、僕らの傍らで役立ってきた植物。
着果している様子も可愛いのです。
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実が大きくなってぶら下がるさまも、ああ見事!
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このビョ〜〜ン、も好きですねえ。
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ドロドロヘドロのオクサレに包まれたものを洗って乾燥させて、創り出されたものたちは、「再生」を感じさせる美しさを持っています。
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そして・・・
オクサレさまですら、僕には愛しいものに感じられます。
だって、「何かが腐る」という現象は、浄化していく過程ですから。
「現象」と言ってもただ勝手に起こるのではなく、これもまた、小さなイキモノたちの「生命活動」そのものです。
彼らは、腐らせ(または発酵させ)、食べて出して増えて死んでいきます。
ただそれだけ。
ただそれだけだけれど、その繰り返しによって、この世界は浄化され、生命は繋がっていくのです。

全てが繋がり、生まれ変わりっていく。
素晴らしい世界の理を、僕はオクサレさまの作業をしながら、そっと心の奥底で感じたりもするのでした。



雪が解けて暖かくなったら、残りのヒョウタンを洗ってあげようと思います。
今日は、今回洗ったヒョウタンを持って、豊浦町での「ひょうたんランプづくり」です。

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