2019年11月01日

タネを採る人。

10月13日(日)に、今年も『明日のためのタネ採り講座』を行いました。
「タネ採り」自体は7月あたりからアブラナ科やセリ科のものなど順々に行うのですが、やはり9月末〜10月前半が一番アツいシーズンとなります。

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講座は、1時間ほどの座学から行いました。
・この地球上でタネとはどんな存在か
・タネってどんな仕組みなのか
・人間とタネのつながりは…
・F1品種と固定種、在来種の違い
・どうして自家採種をするのか

などについて急ぎ足でお話させていただきました(本当は2〜3回に分けてお話したいくらいの内容なので、どうしても欲張ってたくさん話したくなってしまいます)。

ニンゲンが「タネ」を採り始めたのは約1万年前と言われています。
正確に言えば、そのずっとずっと前、ニンゲン前史の頃から「野生の植物のタネ」を食料としていたのですが、「意図的にタネとして保存し、都合の良いところに播く」ようになったのが1万年くらい前からなのです。
それはつまり「農」の始まり。
それまでの「狩猟採集」から「栽培や飼育」を主とした暮らし方への転換でした。

これはタカキビ(僕はほうき用に栽培)。
もちろん長い時間をかけて品種改良されたものですが、雑穀系は原種に近い姿だと思います。
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コムギは、すでにどんどん品種改良された「人間がつくりだした植物」ですね。
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講座では、野草なども参考にしました。
植物がどういう方法で子孫を残すのか・・・その戦略は、知る程に敬意を持たざるを得ない程のバリエーションを持っています。

ちなみにこれはオジギソウの花。
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座学の後、畑を歩きながら、植物の姿を観察し、タネ採り出来るものを見繕いました(写真撮り忘れ…)。

シシトウや・・・
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ナス、トマト、キュウリなどの果菜類。
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一番簡単なのは豆類ですが、品種によってはタイミングを逃して「発根」させてしまったり、莢の中でカビにやられたりします。
タネ採りで重要なのはタイミング!
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2年草のセロリやゴボウ。
毎年同じ畑を使える方には是非取り組んでいただきたいと思います。
(ゴボウの拡散能力はスゴイので要注意ですが・・・)
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ポップコーンは、トウモロコシという植物の「他殖性」を視覚的に教えてくれます。
交雑しやすさはつまり、雑種性の高さ。多様性ですね。
一つひとつ剥くたびに、美しくてうれしくなります。
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さて、室内に戻り、いよいよ「採種」です。
まずは採りやすい豆やゴボウなどから・・・

そしてナスやキュウリ。
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トマトなど・・・。
水分の多いものは、乾くまで油断出来ません。
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採種シーズンが外れてしまうコマツナなども用意しておき、10数種のタネ採りを体験していただきました。
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そして、大事なのは保存の仕方です。
いい状態で保管することで、当然種子寿命は長くなります。
逆に言えば、少し未熟なタネでも、大事に保管し丁寧に育てることで、次につなぐことができたりもするのです。
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タネとのつき合いにおいて大事なコト。
それを一言で表現するなら、「イキモノとして愛着や敬意を持つこと」だと僕は思っています。
相手を知ることで、その感覚は強くなりますし、相手本意での扱いを出来るようになります。


「ニンゲンの暮らし」は、どんどん人間本意、自分中心的になっていっています。
便利になり、自分の気持ちや都合を優先するようになり、相手をただの環境(風景)やモノ、道具としてしか見られなくなっていっている感じがします。
農業(食糧生産)の世界も、その最たるものかもしれません。

「農」「栽培」はそもそも人間中心的な行為ではありますが、「タネ採りを軸にした栽培」は、「相手が存在してはじめて自分が在る」「共に在る」ことをあらためて気づかせてくれます。



今年も11月となりました。
初雪は遅れていますが、もうじき雪の季節になるでしょう。
タネ採り、収穫なども急ぎ足です。

僕らの先人が1万年続けてきた「農」という行為。
古くて新しい視点で、僕らは未来につなげていきたいものだなあ、と思います。
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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『味わう!世界の発酵食〜臭いはホントに美味いのか』
小さなイキモノの力を借りて、食べ物をより美味しくするワザ「発酵」。
ただ、世界にはなかなか近づきがたい「奇妙な発酵食品」も数多く存在します。
「臭い!」・・・でも「美味い!?」・・・そんな不思議な発酵食品を嗅ぎ、味わってみることで、あなたの食べ物・食文化に対する視点や奥行きもきっと広がるはずです。
 〇日時 11月4日(月祝)12:00〜15:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 2500円


『つけもの日和』
「漬物講座」、今年も開催いたします!
仕込むのは、漬物の基本「たくあん」と、北海道のソウルフード「ニシン漬け」。
たくあんは、シンプルで誰でも失敗ナシの技をお伝えします。
ニシン漬けは、50年間漬け続けてきた伊藤良子氏(母です)に教えてもらいます。
 〇日時 11月日(日)12:00〜15:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 3500円


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
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2019年10月23日

大地からの滴・・・2019年秋。

今年も、醤油を搾り終えました。
今年採れた醤油は、自重で落とした<一番搾り>が7.5ℓほど、重石で圧をかけて搾った<二番>が1.5ℓほど。
これくらいあれば、もちろん来年までの1年間、買わずに安心して<自醤油>だけで調理ができます。
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そして、搾った後の<諸味粕>が6.1kgほど・・・。
例えば味噌なら、この6kgも普通に消費するわけですから、搾って使う液体調味料の贅沢さを実感させられますね。
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この時期は、「冬がやって来るのだなあ…」という気分になり、「雪の前に片付けなど出来るかなあ…」と若干不安になってきます。
「醤油搾り」って、僕にとってはそんな季節です。



さて、例年記していますが、今回も<醤油2019>の製造過程を振り返ってみましょう。
題して、「大地からの一滴ができるまで」


始まりは、2016年の9月です。
小麦を播くところから、僕の<醤油造り>は始まるのです。
この時はまだ、うちの小さいヒトもこの世にまだ出てきてませんでしたねー。
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(でも、厳密に言えば、このタネを採ったのが7月だし、それを播いたのが前年だし・・・と、いくらでも遡ってしまうのが「自給的な農」。途切れることなく<始まり>と<終わり>を繰り返しながら、ニンゲンは生きているのですね・・・)


翌2017年の5月末からは、大豆の栽培が始まりました。
大豆は味噌用、醤油用、そして豆腐に納豆に…といくらでも可能性の拡がる、ウチでは最も重要な作物です。
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2017年8月前半、小麦の収穫
思い出しましたが、この年の小麦は播いた直後にCoccoさんに食べられて!、かなり収量が少なかったのでした。
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小麦は収穫後、脱穀選別などして、醤油用、パン用、うどん用などに振り分け。
もちろん一番大事なのはタネ用ですね。
このタネを翌9月にはまた、播種しました(2020年に搾る醤油諸味となってます)。

2017年10月半ば、大豆の収穫
これは豆部2017の人たちとの収穫の様子です。
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小さいヒトも畑を這いつつ応援。
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ちょうどその頃、2016年に仕込んだ醤油を搾ったりもし・・・
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2018年3月後半、いよいよ<醤油プロジェクト2018>の準備が整いました。
小麦を炒って挽き、大豆は吸水させて蒸して・・・
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醤油麹を育てます
3日間ビッチリ集中しなければならない、醤油づくりにおいて一番難しく重要なシゴトです。
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出来た麹は、すぐに塩水に入れて<諸味>に。
諸味はヘラ(櫂)で十分混ぜてあげます。
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これから1年半かけて、じっくりお醤油さんを育てていくことになるのでした。
特に最初の半年間は、たくさん手入れの必要があって手間もかかります。
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そして・・・

2019年10月。
今年もいよいよ<醤油を搾り>と相なったのでした。

諸味を搾り用の袋に入れて・・・
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まずは吊るして、じっくり自重で搾ります。
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ポタリポタリ・・・とても貴重な<大地からの滴>
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最後は重石を乗せて一晩。
計3日間かけて搾ったお醤油の、最後のシゴトは<火入れ>です。
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滓をすくいながら、80℃で20分。
ビセイブツさんは死んでしまいますが、火入れをすることで香り高く安定した状態のお醤油をなるようです。
一部は火入れをせずに、生揚げ醤油としていただいたりもします。
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こうして、今年も1年分のお醤油を得ることが出来たのでした。
3年以上かかる長ーい取り組みです。

手間と時間をかけて出来たお醤油は、もちろん格別。
…なのですが、毎回、極上のものが出来るわけでもありません。

今回搾ったものも、実は内心、点数をつけるなら60点かな。
若干塩味が強く、味が薄い感じがします(色も薄口しょうゆのような感じ)。
たぶん麹の出来(働き)が不十分で、小麦や大豆の甘み、旨味を出し切れなかったのかと思います(その分、諸味が美味いかも…苦笑)。

でも、いいのです。
僕にとって、<醤油づくり>は、お醤油を得るためだけの行為ではないからです。
安心安全な醤油が欲しい、という思いでやっているのでもありません。

僕が求めているのは、この醤油をつくる工程で得られる、たくさんの経験。知恵。
2000年かけて人間が行ってきた菌との関係、それを活かす技術、自分の暮らしを自分で成り立たせていく自立性・・・

醤油づくりで得られるものは、お醤油だけではないのです。
それは、こういう暮らしをしていれば、すべてについて言えることかもしれませんね。



先日、今年の大豆の収穫をしました。
8月には小麦を収穫しています。
これらを使った<醤油プロジェクト2020>は、来春3月に始まります。
同時期に、エコビレッジライフ体験塾でも『醤油講座』を行う予定です。

*『醤油講座』自体は、12月〜3月の間、各所に「出前講座」として出向いていますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『里山スプーン〜樹から生み出すスプーンづくり』
身近な森の木を「使った」ことはありますか?
日本人の暮らしは古くから森や木と共にあり、暮らしの道具やエネルギー、住環境にいたるまで木を用いてきました。
本講座では、森を歩き、木を選ぶところから始め、切ったばかりの生の枝からオリジナルのスプーンを削り出します。
 〇日時 2019年10月25日(金)10:00〜16:00
 〇場所 当別町金沢147-1(エコビレッジライフ体験塾)
 〇参加費 3000円
 〇講師 草刈万里子さん


『味わう!世界の発酵食〜臭いはホントに美味いのか』
小さなイキモノの力を借りて、食べ物をより美味しくするワザ「発酵」。
ただ、世界にはなかなか近づきがたい「奇妙な発酵食品」も数多く存在します。
「臭い!」・・・でも「美味い!?」・・・そんな不思議な発酵食品を嗅ぎ、味わってみることで、あなたの食べ物・食文化に対する視点や奥行きもきっと広がるはずです。
 〇日時 11月4日(月祝)12:00〜15:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 2500円


『つけもの日和』
「漬物講座」、今年も開催いたします!
仕込むのは、漬物の基本「たくあん」と、北海道のソウルフード「ニシン漬け」。
たくあんは、シンプルで誰でも失敗ナシの技をお伝えします。
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 〇日時 11月日(日)12:00〜15:00
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 〇参加費 3500円


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2019年10月17日

裏山トレース〜2019年秋。

<春><秋><冬>と年3回行っている、ネイチャーガイド喜多さんの案内での「裏山散歩」。
先日、2019年<秋編>を行いました。
毎回ほぼ同じ場所を辿るので、今回から講座名を『裏山トレース』としています。

講座の10日ほど前、久しぶりに裏山に登って見ると、例年の9月末とは違い随分つる系の植物が繁茂していました。
今年の夏が暑かったこともあるのでしょうけれど、手を入れることで年々植生が変わっていくようにも感じます。
登りやすいように草を刈ったり、ロープを張り直したりと管理作業。
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10月6日(土)の午後、参加者の皆さんが集まり、『裏山トレース〜秋のイキモノ』が始まりました。
天気の移り変わりが激しい季節ですが、この日は素晴らしい好天です。
喜多さんについて裏山に入っていきます。
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秋の山歩きというと、どうしても「キノコ採りモード」になりがちですが、この講座の目的は「自然を知ること」。
そこにいる草、木、虫など、様々なイキモノのありのままの姿に触れて、興味を持っていただければと思っています。
今の時期は、冬に向けて準備中の自然が見られます。
山全体にイキオイが感じられる春とは違い、静かな雰囲気が漂っています。
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雑木林は山の尾根付近からは針葉樹林地帯へと変わり、草などの植生も変化。
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キノコ採りではない、のですけど、やっぱり気になるキノコ。
図鑑で調べる方法を教わりつつ、でも大事なことは「はっきりしないものは食べない」ということ。
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もちろん、それよりも大切なことは、「キノコの役割を知る」ことじゃないでしょうか。
食用になるものも、ならないものも、キノコやカビや様々な菌は、この世界において「生命の再生」を担う、神様みたいな存在です。

観察しながら尾根をしばらく歩くと・・・山の主、エゾヤマザクラが現れました。
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桜に挨拶して、木の下で休憩。
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いつもついてくるニャンコのコーちゃん、でも通常は途中までしかついて来れずに帰っていくのですが、なんと今回は最後までついてきました。
帰路は意気揚々と先頭に立って道案内をしてくれました。
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下山後は、あらためて採ってきたキノコを確認して・・・
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<食用>として向いているものを試食。
今回は「ボリボリ」「アカモミタケ」「ヌメリスギタケモドキ」の3種です。
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どれも食べられるキノコですが、やっぱりボリボリが安心感ある味。さすがに人気のキノコです。



というわけで、今回も参加者の皆さん、喜多さんのお陰で、楽しい山の観察会を行うことが出来ました。
毎回ほぼ同じコースを歩くので、変容する姿を見るのはオモシロいですね。
(1週間後に入ってみたら、すでにキツリフネやオオウバユリのタネもなどもなくなっていました)

もう、霜の季節。そして今月末頃からは雪となるでしょう。
あっという間です。

そして、2月には「裏山トレース〜冬の新芽観察&スノートレッキング」を予定しています。

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 〇講師 草刈万里子さん


『味わう!世界の発酵食〜臭いはホントに美味いのか』
小さなイキモノの力を借りて、食べ物をより美味しくするワザ「発酵」。
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2019年10月06日

技を知る。

竹工芸技能師の山根広充さんに教わる竹細工講座『竹編みをはじめよう』を行いました。
春に開催した<初級編>の続編として、今回は、午前中に<初級>、午後に<中級>と少し発展させた内容です。
(イメージとして、春に参加された方に向けて<中級>を…と考えていたのですが、午前・午後通してご参加の方がたくさん!でした)


今回も、講座は「竹」についてのお話や山根さんの作品の紹介から始まります。
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続いて、ウチでの講座の肝と言っても良い「竹ひごづくり」の実演
竹をどのように割って、割いて、竹ひごをつくるのでしょう・・・
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実際に説明していただきながら見ると、ずいぶん手間のかかる作業であることがわかります。
製作するものに合わせて、竹ひごの幅や厚みが違うので、道具を変え、調整しながら、1本1本作っていきます。
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「編む」という行為にどうしても目が行きがちですが、モノづくりのこころはやはりその前の素材の準備や段取りにあるのだろうな、と、山根さんの動きを見ながらあらためて感じさせられました。

いくつかの作業を体験させていただきます。
鋭い刃物を使うので要注意!
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こうして出来あがった竹ひごの美しいこと・・!
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このひごを使って、これからかごを編んでいくのです。
竹ひごづくりの丁寧さを見てしまうと、この後の編む作業に向かう気持ちもグッと引き締まります。



図解しながら丁寧に作業を説明してくれる山根さん。
やさしく、でも時に厳しく・・・(重要な点をしっかり聴いて作業すること!)。
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午前中製作した「四海波」は、初級編ですが、四つ目に組んだ竹ひごが持ち上がって球形になっていく様がとても面白いかごです。
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「竹の声」を聴きながら・・・少しずつ形を整えていきます。
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午後は中級編の「鍋敷き」を製作。
六角形を基本とした六つ目編みの技術です。
竹の、元の状態に戻ろうとする力、反発する力を互いに利用しながらつくられるのが竹細工。
まさに竹の声を聴き、素材と相談しながら作業しなければ、折れたり割れたりして、全部がやり直しになってしまいます。
(1本だけ取り替えたり、継いだりできないのも、竹のかごのすごさですね…!)
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午前中約2時間半、午後は約3時間半かかって、2つの作品が出来上がりました。
初めての方も、2度目の方も、かなり集中して取り組んでお疲れだったことと思いますが、美しい作品に仕上がりました。
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皆さん、お疲れ様でした!!



ここからは少し、山根さんの作品を紹介します。
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僕の知識では正しく説明できませんが、何種類もの竹ひごを使い、見た目も美しく、丈夫につくられています。
合理的に計算されつくした美しさが竹細工の特徴かと思いますが、ホンモノの技術を持った方の作品には、やはり圧倒させられますね。

そして、山根さん、今でも常に技術を高めるために様々な編み方を研究し、作品を製作されているそうです。
説明していただくと「なるほど、これはスゴイ!!」と思うようなことばかり。
この作品などは、実は通常とは違う竹の反りでつくられています(内側に入り込んでいく部分)。
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山根さんとお会いしたのは、2年ほど前から参加させていただいている札幌のイベントでした。
僕が「ひょうたんランプづくり」の講座をやっている隣のブースに山根さんがいらしたので、いろいろお話を伺うことが出来たのですが、印象的だったのが、やはり素材についてのことでした。

竹という素材の素晴らしさ、竹ひごづくりの工程など、伝えたいことがたくさんあることがわかり、ウチでの講座をお願いすることになったのです。
プラスチック製品、工業製品、そして使い捨てても惜しくない100円均一商品など、僕らの生活は人間が培ってきた知恵や技術とかけ離れたようなモノで囲まれています。
時間や手間、技術を要さない道具、使い捨てられる道具は便利ではありますが、「ホンモノ」を見る目や扱う心、知識、技術がどんどんなくなってしまうのはやはり残念なことですし、それはきっと「持続可能」ではありません。

もう一つ僕が思ったのは、「本物の技というのはやはりすごい」ということです。
僕などは、自分の使うモノや食べるモノは自分でつくってみたい、という発想でやっているので、それなりに小さなものから大きなものまで自分で作ったり育てたりしています。
割と何にでも手を出して挑戦していて、「百姓であること」「シロウトであること」にこだわってもいます(それが人間が暮らすことの原点だと思うからです)。

でも、それとは一線を画す「プロの技」は本当に素晴らしくて、貴重だと感じています。
大工さんの腕も、杜氏の感性も。
僕には真似ができません。

だけれど、そんな本物の技の素晴らしさが感じられるのも、自分でやってみているからなのだと思っています。
やればやる程、本物のプロの技のすごさがわかってくるようにも思います。
今回の山根さんの技からも、まさにそんなことを感じさせていただきました。

僕は、シロウトであることにこだわりながら、多くの方に「本物の技の価値」を感じていただけるような体験の場を用意することに努めたいと思っています。


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★イベント情報

『裏山トレース〜秋のイキモノ』
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただく、恒例の「裏山探索会」。
季節を変え、同じコースでイキモノの様子、痕跡、変化を辿るので、今回から『裏山トレース』という講座名に変更しています。
今回は「秋編」。夏が終わり、これから冬に向けう準備をしている植物やキノコなどの様子を観察します。
標高120mほどの山を登りながら、秋の澄んだ空気を楽しんでいただけたらとも思います。
 〇日時 2019年10月6日(日)13:30〜16:30
 〇場所 当別町金沢147-1(エコビレッジライフ体験塾)
 〇参加費 1500円
 〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』
「当たり前にあるけれど、タネっていったい何?」・・・というところからスタートし、タネをについて「生物的視点」や「社会的視点」など様々な角度から考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、10数種類のタネ採り実習も行う講座です。
 〇日時 10月13日(日)9:30〜12:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 1500円
 〇定員 10名


『味わう!世界の発酵食〜臭いはホントに美味いのか』
小さなイキモノの力を借りて、食べ物をより美味しくするワザ「発酵」。
ただ、世界にはなかなか近づきがたい「奇妙な発酵食品」も数多く存在します。
「臭い!」・・・でも「美味い!?」・・・そんな不思議な発酵食品を嗅ぎ、味わってみることで、あなたの食べ物・食文化に対する視点や奥行きもきっと広がるはずです。
 〇日時 11月4日(月祝)12:00〜15:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 2500円


『つけもの日和』
「漬物講座」、今年も開催いたします!
仕込むのは、漬物の基本「たくあん」と、北海道のソウルフード「ニシン漬け」。
たくあんは、シンプルで誰でも失敗ナシの技をお伝えします。
ニシン漬けは、50年間漬け続けてきた伊藤良子氏(母です)に教えてもらいます。
 〇日時 11月日(日)12:00〜15:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 3500円


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2019年09月21日

今年のひょうたん(もうすぐ収穫)。

9月も半ばを過ぎ、ひょうたんが大きくなってきました。
今はビニルハウスの中、こんな感じ。
この、ひょうたんがぶらぶら成っている感じが僕は非常に好きです。
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でも、実は今年は着果がずいぶん遅れてしまいました。
雌花の開花自体はまあまあ早く、7月前半に始まったのですが、全然自然受粉がすすまず、うまく実にならなかったのです。
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(一般にひょうたんは人工授粉することが多いと思いますが、これまで僕はメンド―なので虫さんに任せていました。それでもまずまずちゃんと実がついていたので)

受粉できなかった子は枯れて、カビにやられていきます。
ひょうたんの花は他のウリ科のもの(キュウリやカボチャ)と違い、夜に開くので、当然花粉を運ぶのも「夜の虫」さんです。
今年は暑すぎたからか、蛾など夜の虫さんが少なかったかもしれません(ましてハウスはね…)。
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ぼんやり「今年は結構いい実がたくさん採れるかも…」とほくそ笑んでいた僕は、8月になってほとんど実がついていないことに気づきました。
「あれ?!雌花たくさん咲いていたのに、全然実がついてないじゃないか・・・ッ!!」

ということで、8月半ばより、大慌てで毎日早朝にせっせと人工授粉。
お見合いオジサンと化したのでした。
(上の写真のぶらぶらひょうたんは、ほとんど僕の努力の成果です!…でも、熟度は日数的にギリギリかなあ)
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一方・・・
露地で栽培している千成ひょうたんはまあまあです。
株も旺盛、脇芽の処理は追いついていませんが、雄花雌花もいい具合に開いている感じがします。
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実も結構たくさん成っています。
やっぱり屋外では虫さんが来てくれているんですね(こちらは自然に受粉)。
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そして・・・
昨年収穫して水に浸けていたひょうたん。
例年春には洗うのですが、今年はなかなかできずに、7月頃にようやく処理しました。

こんなドロッドロで臭〜いものを・・・
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一つひとつ、洗って干して。
(臭いがなくなるように)
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こんなふうにした処理したひょうたんは、今はほとんど「ヒョウタンランプ」になっています。

「ミニランプづくり」は、イベントでもしばしば声をかけていただくようになり、たくさんの方に楽しんでもらっています。
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製作自体が楽しいので、僕が作ったものを販売するよりも、やはり「ご自分でつくる場を提供」する方がいいだろうなーと思っています。
この秋は、9月末から10月にかけて、何度か「ミニひょうたんランプづくり」行う予定です。
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(まずは9月29日(日)にカナリヤ平岡店さんで行うことになっています)

12月には、当別で大きいサイズのひょうたんランプづくりも行いますので、興味のある方はチェックしてくださいね。

(来年はもう少し栽培にも力を入れます!・・・今までテキトウ過ぎたので)

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

竹編みをはじめよう<初級・中級>
竹は、私たち日本人にとって大昔からとても身近な存在でした。暮らしの道具や工芸品、建材、そして食品など、生活になくてはならないものだったのです。
今回は、竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、たっぷりと竹に触れていただきます。
 〇日 時 9月28日(土) @9:00~12:30 A13:30~17:00
 〇場 所 当別町金沢147-1
 〇参加費 @3200円 A3400円(各1ドリンク付き)
 〇定 員 @Aともに7名ずつ
 〇講 師 山根広充さん


『裏山トレース〜秋のイキモノ』
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただく、恒例の「裏山探索会」。
季節を変え、同じコースでイキモノの様子、痕跡、変化を辿るので、今回から『裏山トレース』という講座名に変更しています。
今回は「秋編」。夏が終わり、これから冬に向けう準備をしている植物やキノコなどの様子を観察します。
標高120mほどの山を登りながら、秋の澄んだ空気を楽しんでいただけたらとも思います。
 〇日時 2019年10月6日(日)13:30〜16:30
 〇場所 当別町金沢147-1(エコビレッジライフ体験塾)
 〇参加費 1500円
 〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』
「当たり前にあるけれど、タネっていったい何?」・・・というところからスタートし、タネをについて「生物的視点」や「社会的視点」など様々な角度から考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、10数種類のタネ採り実習も行う講座です。
 〇日時 10月13日(日)9:30〜12:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 1500円
 〇定員 10名


『味わう!世界の発酵食〜臭いはホントに美味いのか』
小さなイキモノの力を借りて、食べ物をより美味しくするワザ「発酵」。
ただ、世界にはなかなか近づきがたい「奇妙な発酵食品」も数多く存在します。
「臭い!」・・・でも「美味い!?」・・・そんな不思議な発酵食品を嗅ぎ、味わってみることで、あなたの食べ物・食文化に対する視点や奥行きもきっと広がるはずです。
 〇日時 10月27日(日)12:00〜15:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 2500円

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by 野良人イトウ at 06:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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