2018年10月05日

スズメバチとの遭逢。

8月半ば、友人Fさんが遊びに来た時に「あれ、蜂の巣じゃないですか?」との一言。
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た、確かに・・・。

山の小屋の軒の、一番高い棟部分に蜂の巣が。
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まさにあれはスズメバチの巣ですねえ。
しかもオオスズメバチっぽい・・・。
春先に一度、作りかけの巣を撤去したのですが、こんなに大きくなるまで気づかないとはナサケない。



さて、どうしましょう。
キケン生物!と言われるスズメバチを放置しておいて良いものでしょうか?
2年前には母屋の軒に営巣されて、その時はたくさん人が出入りする直前でもあったので、業者さんに撤去してもらいました。
1万2千円くらいかかったかな。
(刺されてないけど、痛かった…)

費用が高いのは(仕方ないけれど)困りものです。
でも、もっと困るのは・・・殺虫剤です。
業者さんに頼むと、巣の内部にも殺虫剤をガンガン噴出して殺すので、巣の中の幼虫も食べることが出来なくなるのです・・・。

そう・・・
どうせ獲るなら僕は幼虫を食べたいのです!



迷って、スズメバチ愛好家の方(本当にいるのです)に聞いてみたところ、「スズメバチは実はそんなに攻撃的ではないから、巣に悪戯とかしない限りは放置しても大丈夫だと思います」とのこと。
「むしろ、肉食系なのでアブやブヨを食べてくれたりもしますし、生態系的に結構重要ですよ」とも。

そ、そうなんだ・・・。
確かに今年はブヨが少ない気もするし、生態系を考えたらいたずらに除去して良いものでもないですよね。
それなら、しばらく放置して観察してみましょう!

ということで、2〜3週間ほど放っておきました。
うんうん、なるほどゆっくり動いていれば、蜂たちもコチラに近寄っては来ない様子。
「どうせ10月末になれば巣もカラになるしね」



ところが。
「どうにも今年はトマトの食害が多いねえ」と訝っていたのですけど・・・その犯人が。

彼ら、と判明。
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メチャクチャ喰ってます。
貪り食ってます。

畑のモノも食べるんじゃ、困るなあ。
うかつに実に手を出せなくなるし。
(子どもが知らずに触ることだってあるかも…)


「やっぱり撤去した方がいいのかもね」
(でも、どうせもう1か月くらいだしなあ…)
と思っていた矢先、台風で山の小屋の脇のエンジュの木が倒れてしまいました。
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やむを得ず、チェンソー片手にそれを整理していたところ・・・
「(# ゚Д゚)ヂクン‼」

手首に激しいショックが。

叩き落したのがコイツ。
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まあ巣の下でワサワサ動いてブンブンチェンソー振り回していたのですから、蜂から見れば「巣にとってキケンな輩」と思われても仕方ないのですが・・・

でも、やっぱり刺される可能性は何気ない場面でありそうだし、刺されたのが僕以外ならちょっと困りものです。
(僕だってアナフィラキシーショックも怖いし…)

と、言うわけで・・・

ホーネットハンター、出動!
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この防護服は、役場で無料で貸してもらえました。ラッキー!

前日、練習として防護服を着用し、撤去の準備をします。
おお、蜂の巣、さらにデカくなってる気が…。
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しかも、フクザツなくっつき方しています。
一か所で付いてるなら「スポン!」と袋に落としてしまえばいいのですが、そう簡単にはいかなさそうです。
(7,8面にクネクネと付いてます…)
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高さも、2連梯子でようやく届く位置。
(真下は溝などがあってこんな傾きにしかできず)
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とにかく、いろいろと難儀な点も多い「スズメバチ撤去・初体験」です。
夜中がいいか早朝がいいか迷ったけれど、やっぱり視界が悪いのは不可能っぽい気がするので、早朝に決行することに決めました。



朝4時半起床。
防護服を着て、グッズを確認して、日の出直前の刻・・・いざ出陣!
(前日の経験で、やたらとヘルメットの面部分が曇ることがわかったので、口には氷を含み)

すでに数匹の蜂が飛び回り、入り口付近には見張り役の蜂が数匹たむろしています。

「シャー!」と殺虫剤で周辺の蜂をやっつけてから、「ペタン!」。
とりあえず両面テープでつくった絆創膏を貼り、そのうえから厳重にガムテで出入り口をふさぎました。
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が、これは失敗。
風が吹いたら、ガムテごと全部とれてしまいました。

再挑戦です。
あらためて小さめの絆創膏を貼り、外に出ている蜂をある程度殺します。
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その後は、袋をかぶせながら、手で巣を外し、少しずつ全体をくるんでいきました。
作業の方針が決まると、それほど難しくはありませんでした。

・・・採れました。
袋の中ではヴンヴン羽音を立ててスズメバチが怒り狂っています
(ということはなく、実際は彼らもただ困ってるんだと思います…ごめんよ)
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巣の後はこんな感じです。
P9210532.JPG
時々外出していた蜂が戻ってきて、「あれ?おかしいなあ?」という顔?でウロウロしていました。

これは一部ですが、本当に美しく立派な「王国」です。
幼虫もたくさん。
蛹もたくさん。
蛹は日に何匹か羽化して、成虫となってしまいます。
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さて、これをどうしましょうか。
無下に捨てるわけにもいかないでしょう。
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というわけで、次回、『虫喰う人々』につづきます。



<今回のまとめ>

防護服があれば、スズメバチの巣の撤去は簡単。
出入り口をふさいで(←これは自分で考えた方法!)、厚手のビニル袋に入れるだけ。
2〜3時間日当たりの良いところに置いておけば、成虫はほぼ死滅します。
1つ問題があるとすれば、防護服はあまりに気密性が高いので、自分の汗で服内が湿度100%になって結露して視界が滅茶苦茶悪くなること(僕は最初、自分の息で曇るのかと思って氷を口に入れてたけど、結局問題はは汗でした)。

でも、巣のあった付近を困ったようにウロウロしてる蜂を見て、申し訳ない気持ちにもなりました。
帰る場所をなくしたんだよなあ・・・。
できれば、放っておいてあげたいもんだなあ、とも思ったのでした(喰うケド)。

まあ、もともとは僕らの方が後からやってきてエラソーにしているのだろうね。
まったく人間てヤツは…。


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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報
 
『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2018』<参加受付中>
今年も、糞土師・伊沢正名さんを講師に招き「本物のエコロジーとはどういうことなのか」、「生き物として人の生活はどうあるべきか」などについて、大いに語っていただきます。もちろんフィールドワークでは、糞土師の野ぐそ術もお伝えします。
  〇日時 10月7日(土)13:30〜17:00
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円
  〇講師 伊沢正名さん


『秋山散歩。』<参加受付中>
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただきながら、裏山を探索します。
秋の植物やキノコなどの様子を観察し、季節による変化を楽しみましょう。
  〇日時 10月6日(土)13:30〜16:30
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 1500円
  〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』<参加受付中>
当たり前にあるけれど、タネっていったい何?・・・というところからスタートし、タネという存在についてちょっと考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、実際に10種類ほどのタネ採り実習を行う講座です。
  〇日時 10月14日(日)10:00〜12:00
  〇場所 当別町金沢147‐1
  〇内容 ・自家採種の目的、意義(座学)
     ・タネとり実習
  〇参加費 1500円
  〇定員 12名


『倒木からゴッホの椅子をつくろう』<参加受付中>
台風で倒れた裏山のエンジュの木を使って、椅子づくりを行います。その場で生木を割って削り、座面を編みこんでつくる、少し小さいサイズの「ゴッホの椅子」。倒れたままの木から、2日間かけて行う椅子づくり講座です。
講師は、むかわ町で木育に取り組む草刈万里子さんです。
  〇日時 10月27日(土)〜28日(日)
  〇場所 当別町金沢147‐1
  〇内容 ・丸太から切り出して椅子づくり
  〇参加費 15,000円
  〇定員 6名


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。

posted by イトウ at 09:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月27日

時にはちょっとサバイバルな夜を。

5,6年前から『プチサバイバルキャンプ』というのを行っています。
当初は、体験塾の通年コースのプログラムの1つにしていました。

311を経て、近代のインフラに過度に依存することの危険性を再確認しましたし、大きなシステムに暮らしをゆだねきることは、自立とはかけ離れた「家畜化状態」なのではないかとあらためて思ったからです。
また、例えば「火を生み出し、しっかり燃やす」ということだけでも、とても知的でエキサイティングな学びになります。
物理学です。
サバイバルって実は、「身体を使いながら科学を学ぶ」とても有効なチャンスなのだと僕は思うのです。

ここ数年は、友人を誘って、年に1度の楽しみとしての『サバイバルナイト』を過ごしています。
ロープワーク練習したり、火を熾して薪でご飯を炊いたり、ドラム缶風呂に入ったり、テントも張らずに「野宿」してみたり。
毎年やっていますが、やる度に新しい発見があったりもするのでした。

今年は8月末に予定していましたが、台風の為に延期していました。
9月の初めに大きな台風と地震、大規模停電などがあり、あらためてこの企画の重要性を感じさせられました。
そこで、今年は「みんながマッチがなくても火が熾せて、薪を焚いてご飯くらいは炊けるようになろう!」という目標で行いました。



使える水は、このタンク1つ(飲料・調理用、10人くらいで1日分)と・・・
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溜めてある雨水。
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トイレは、「水洗は使えない設定!」で、コンポストトイレか・・・
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ここ(ひょうたんトンネルの下)。
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そして、お風呂はこれです。
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電気はもちろん、懐中電灯とソーラーパネルで充電したバッテリーからのものだけ。
あとは、「火」ですね。
そんな設定を確認して、さあ「プチサバイバル」スタートです。



まずは、火熾ししましょう。

今回はメタルマッチもありましたが、それでは簡単すぎちゃいます。
せっかくの機会ですから、やっぱり「きりもみ」「ゆみぎり」「マイギリ」・・・という経緯を踏んでいきましょう。

さあ、きりもめ!
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きりもめっ!
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きりもめ〜・・・。
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・・・きりもんで〜・・・。
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やっぱりキビシイので、満を持して登場、最新機種(笑)。
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まあ、これを使ってもそんなに簡単ではなく、動画で長ーいドラマも撮影してあるのですけど、それは割愛して。
もくもくもく・・・「よし、この火種があればイケるぞ!」というところから。

「ふぅ〜〜〜〜〜」細く長い息で、火種を大切に育てて・・・
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「ぼうっ!」
やった、点きました!
無題2.jpg
これで、今年もご飯やお風呂にありつけます。あー良かった。
(でも、いつかは「きりもみ」か「ゆみぎり」でちょいちょいと点けられるようになりたいですねー‼)

おっと・・・
火がついたからといって安心はできません。
この火を少しずつ大きくし、薪にまで移して火を安定させるにも、それなりのコツが必要です。
慣れている人には簡単なことですが、せっかくなのでみんなが出来るようになって欲しいので、しばし練習タイム。


で、この後は、まあ(なし崩し的に?)「冷蔵庫にあったから早く食べなきゃ」という体で、いろいろ美味しいものも味わいました。
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スウェーデントーチも面白い。
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ハチノコも食べてもらいました。
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羽釜ご飯や「サバ飯」(←空き缶やビニル袋で炊くご飯等)もやったのですが、写真も撮り忘れたし、割愛。
各種自酒も味わいながら、楽しく夜は更けていきました・・・。
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(結構雨にも降られたけれど、ご愛敬。サバイバルナイトですから)


オハヨウゴザイマス。
僕の寝床です(一応ギリギリテントの下。夜空は見える位置)。
向こうであえて<テントの外>で寝てるのはケージ氏。勇者だ…。
「野宿」もこの企画の大事なところです(笑)。
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皆さん、朝から熱心に火おこしの練習しています。
メタルマッチや乾電池ショート式など、いろんな方法を覚えておくといいですね。
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火がついたので、朝ごはんです。
残ったカレーと棒パンと・・・
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残りご飯で五平餅!(美味!)
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サバイバル感がだんだん薄くなって、ただ美味しく楽しいだけになっていますが、一応全部薪調理。
電気、ガス、水道など、近代のインフラが使用不可になった時にでも、それなりに楽しく暮らせる「構え(心と技)」はやっぱり大切ですね。

太陽熱調理器・エコ作くんで、デザートづくりまで。
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地震や停電を経て、少しリアルな気分で行った今年の『プチサバイバルキャンプ』。
でも、思うのは、そんな「非常時」を想定しなくたって、充分楽しい「遊び」だということです。
そして、「なくたって平気だよ!」と言える逞しさをみんなが持てば、僕らはきっと「家畜状態」から少しずつでも脱していけるんじゃないかなーとも思うのです。
「電気がないと困る!」⇒「やっぱりソーラーパネル欲しい!」というんじゃなく、「ソーラーパネルも持ってるし、でも、その前提となる<暮らし方>も自体も変えちゃおう!」って発想になったらいいんじゃないかな。
(電気もモノも、「あるものでどうやって楽しく暮らしていくか」ってのが醍醐味だからね!)

こっちの方が面白いよー。
ってことを伝えていかなきゃ。

きっとその先には、原発も戦争もイラナイ未来があるはずさ。

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posted by イトウ at 06:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月21日

下川町にてウンコを語る。

下川町で「コンポストトイレ」の講座をさせていただきました。
下川は以前よくお邪魔していた大好きな町なので、「NPO法人森の生活」さんより講座の依頼を受けて、まず「やった!下川に行ける!」と喜んでしまいました。

それはさておき、コンポストトイレについて「講座」としてお伝えするのは実は初めてなのです。
需要もよくわからないし、「つくる」ことよりも「維持」しながら課題が生まれるのがコンポストトイレなので、自分で講座として企画したことはありませんでした。

が、自分の実験的なコンポストトイレ使用を始めたのは約10年前。
それから数々の失敗をしながら、コンポストトイレを実践してきました。
排泄の問題は、このブログでも何度も記してきた通り、僕にとって核になるテーマの一つですから、こういう機会をいただいたことは僕にとってもチャンスです。
とても嬉しくて、張り切って準備させてもらいました。

さらに、今回は「トイレづくり」ともう一つ、「トイレのための小屋づくり」も行うことになり、盛り沢山の2日間となりました。
(結構なボリュームの仕事となったので、ほとんど写真も撮れませんでした…苦笑)



9月15日(土)は朝4時半に家を出て、下川町へ。
講座は10時からだったのですが、基礎からつくって1日である程度小屋を建ててしまわなければならなかったので、できるだけ早くに着きたかったのです。
高速を使って3時間、7時半には会場となる下川町の美桑が丘に到着しました。
さっそく、遣り方を組み、材料の下準備・・・。
(実はかなり重要な材料を忘れており、名寄市に買いに行ってもらったりもしました…汗)

10:00、いよいよ小屋づくり開始です。
一往「講座」という形式をとっているのでところどころ説明しながらなのですが、あまり丁寧にやっていては作業が進みません。
ちょっと強引かなあ、と心配しつつもどんどん仕事を割り振って作業を進めました。
P9150483.JPG

独立基礎を入れて・・・
パネルをつくって立ち上げて・・・
防水シートで囲んだところでこの日は終了。
(残念ながら、目標にしていた屋根下地までは出来ませんでした・・・そりゃそうだ)


2日目10:00からが、今回のメインである「コンポストトイレ講座」なのですが、小屋もある程度仕上げてしまわなければならないので、朝の5時半ころから僕は作業開始(まだ暗い時間帯…)。
助っ人が来てくれたこともあって、垂木をかけるところまでは朝の時間で出来ました。
P9160488.JPG



頭の中を切り替えて・・・!
さあ、いよいよコンポストトイレ講座です!

午前中は座学で、じっくり僕が考えていることを話させていただきました。
ウンコのこと。
土のこと。
コンポストのこと。
地球上の終わりなき「循環」のこと。

そして、そういう視点で見た時、いかに現代の「快適な水洗トイレ」が歪かということ・・・。

いえ、水洗トイレを悪者にするつもりはないのです。
今の社会、都市という空間では必要なものでしょう。
ただ、それがどのような仕組みで維持されているのかを知り、これまでの「常識」に少し違和感を感じてもらえたら、僕が今回伺った意味が生まれるような気がするのです。


みくわのメンバーの方々による美味しい昼食をいただき・・・
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午後は、実際のトイレづくりと既製品のコンポストトイレの観察など。
自作のトイレは「屎尿分離型」。
それに対して、今回森の生活さんで購入したのが「一体型」。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、それをできるだけ詳しく説明しました。
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はっきり言って、コンポストトイレの「維持」は簡単ではありません。
「すぐ故障する」なんて声を聞いたこともあります。
「故障」というのが、装置の問題なら仕方ないですが、コンポストトイレを製品化している会社に寄せられる苦情の多くは、「うまくコンポストにならない」とか「ニオイや虫が出て不快」というような話のようです。
P9160497.JPG

難しい問題です。
何故なら、コンポストトイレは、ただの機械でも道具でもありません。
「モノ」という感覚では、きっとうまく維持できないのではないかと思います。
大事なのは、このトイレに対し「生き物としてかかわる」愛情なのかもしれません。

今回の講座を経て、僕もいろいろな気づきがありました。
まず、コンポストトイレを考える時一番の課題となるのが「設置場所」だということです。
どうしても「造り」や「維持管理」に焦点を向けてしまうのですが、水洗トイレしか選択肢のない日常にどうやってコンポストトイレを導入するか・・・それを僕自身ももっと真剣に考えていきたいと思います。
(最近の僕は、コンポストトイレすら使わずに「山で用を足す」のが当たり前になっているので…)

「都市のアパートでも試せるコンポストトイレ」。
興味を持った誰もが一歩を踏み出せる方法を見つけなければなりませんね。
だって、「ゴミとして水に流して大量のエネルギー使って誰かに処理してもらう」よりも、「人間以外の他の生き物と同じように、自分の出すものも誰かの糧になって循環する」方が気持ちがいいですから。


10月7日(日)には当別に、ウンコの神様…いや、糞土師・伊沢正名さんが来ます。
伊沢さんにも「都市型コンポストトイレ」のアイデア、相談してみようと思います。



さて・・・
講座の後は、夕暮れまでまた小屋づくり!

日没ギリギリまで作業して、何とか野地板を張り、下地の防水までは出来ました。
うちで造っていった建具(ドア、窓)も入れたので、なかなか素敵な雰囲気になっています。
これから下川の皆さんでちょこちょこ作業をして、「トイレ小屋」完成してくれることになっています。
P9160499.JPG

このトイレに会いに、また下川にも行きたいな!

そして、コンポストトイレについてももっと研究を重ねて、皆さんにお伝えしていけるようにしようと思います。
ウンコ問題、それは生物の1つである人間の、水に流しては終われないテーマです。
伊沢さんの言葉を借りるなら、「ウンコは良識の踏み絵」。

マジメに、楽しく、もっとウンコの話が出来ますように・・・!


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  〇日時 10月7日(土)13:30〜17:00
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円
  〇講師 伊沢正名さん


『秋山散歩。』<参加受付中>
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秋の植物やキノコなどの様子を観察し、季節による変化を楽しみましょう。
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2018年09月13日

やっぱり「独立型」でいこう。

台風の翌朝(深夜)に大きな地震、で、直後から停電。
結果的にここ当別はかなり早い段階で電源復旧したこともあり、ほぼ困ることはなかったのですが、久しぶりに自分のソーラーシステムと向き合ったので記しておきます。

僕は200wのソーラーパネルとシステム、もう一つ20wのパネルとシステムを持っています。
実は、ここ1年半ほどそれらを使っていませんでした。
バッテリーが弱っていたので充電がままならなかったのと、山の小屋をオフグリッドにするのでそちらで使おうとパネルを母屋から外してしまっていたからです。

理由はあるのだけれど・・・まあ、気が緩んでいた、ということですね。



それはさておき、6日の朝イチでソーラーパネルを母屋に戻し、バッテリー等のセットを部屋の奥から引っ張り出しました。
天気はまあまあ。
200wのシステムなら、照明や携帯充電はモチロン、パソコンもラジカセも使えます(冷蔵庫は厳しいけど、Wifiはイケる)。
「さあどのくらい発電してるかな♡」とわくわくして、パネルとチャージコントローラーを接続。

ところが・・・
システムの中心、大事な制御装置であるコントローラーが動きません。
P9060398.JPG

「あれ?しばらく使っていなかったからなあ」
「壊れちゃった?」
「あ、そうか。バッテリーを先につながなきゃダメだったんだ」

一度取り外し、バッテリーとコントローラー、そしてパネルを接続しました。
これでコントローラーがピピっと作動するはず!

が・・・
やっぱり動きません。

いろいろつなぎ直したりしたけれど、結局200w用のチャージコントローラーは動かず。
「チャジコン、壊れちゃってたか…」
過重電などを防ぐ制御装置であるこの機械が壊れていると危険なので、このシステムはあきらめることにしました。
(その後また調べて、結局バッテリーがダメになっていることが原因と判明)



情報源であるラジオは、小さな発電機のついたものを使っているので問題ないのですが、意外と電気喰いのスマホがお腹を空かせていました。
「ダイジョウブ!うちにはもう一つシステムがあるじゃないか」

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今度は20wの方を取り出し、組んでみました。
コントローラー(小)、バッテリー(車用)、20wパネル…と接続すると・・・

「ピカーン!」
コントローラーの電源が入って、緑のランプがつきました。
「よし、こっちはOKだ!」

以前住んでいた古い家で、コンポストトイレを置いていた縁側に設置していたのがこのシステムでした。
12V用のLEDで照明メインで使っていたのです。
今の家に越してきてからは、あまり必要性を感じずに、物置に積んであったものでした・・・。



朝の強い光を受けて、スマホもぐんぐん充電されていきます。
シガーソケットから直流で使えるアダプタもあるので、パソコンも充電しておきました。
(このシステムでは100Vに変換するインバーターは使いません)

今回使ってみた実感としては・・
「20wでまずは充分じゃん!」
です。
P9060399.JPG

日常的にいろんな機器を使いたいなら、600wくらいのシステムを組みたいところですが(山の小屋にはそうするつもり)、主に非常用とアウトドア用くらいに考え備えておくなら、20w程のシステムがあれば充分。
コレのあるなしで、安心感がまるで違います。

情報共有するためのスマホを維持できて、夜は少し明かりをくれる。
なんて頼もしい存在でしょう!



エコビレッジライフ体験塾では毎年、由仁町の早川さん(イオさん)に来てもらって、『独立型太陽光発電講座』を行っています。
今年も8月に開催しました。
でも、実は今年の参加者は3名でした(過去最少)。
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イオさんによると、「ここ数年はどんどん道内でのソーラーの講座が減ってるんだよね…」とのことでした。
原因はいくつか考えられるのですが、一番は311の時の危機感が薄れた、ということなのだと僕は思っています。

それと、例えば講座で100wのシステムを組んでみた時、皆さんどうしても発想として「これで何がどのくらい使えるの?」と考えます。
もちろん当然のことなのですが、「お日様が照っていればこのくらいイケるけど、夜になったら照明がこのくらいかな」と伝えると、「ああ(たった)その程度か…」と思われる方が多いような気がするのです。

金額的に手が届く大きさと、日常的にオフグリッドできる大きさ・・・
それがなかなかマッチしないのかな、と思います。
その感じは僕にもあるので、よくわかります。



でも!
今回あらためて思いました。

「まずは20wのシステムを持ちましょう!」
車に積んで屋外に持って歩けばいいし、イザという時に本当に頼りになります。

使い方に慣れて(オフグリッドシステムはイキモノみたいにお世話が必要ですから)、面白さがわかってきたら、少しずつ大きなシステムに移行していけばいいんです。
そのやり方は、技術も機器も、どんどん進歩しています。

そして何より、小さな電気をつくる「喜び」。
少しの電気が与えてくれる「ありがたさ」。
そういうものを思い出させてくれるのが、自分で組む、「小さな発電所」なのです。

「停電になったら嫌だから(←その程度の感情)、原発でバンバン電気つくってくれ!」
「おうおう、わかったわかった、従順にしてたら電気売ってやるよ」
なんて発想にエラソーな顔をさせないためにも、「独立型」の精神でいきましょう。

不便は楽しい。
不便は自由。

ちっちゃなところから、「自立」への道が始まります。

P9060396.JPG
ちなみにこんなのもあります(今回はイマイチ使えなかった…)
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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報
 
『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2018』<参加受付中>
今年も、糞土師・伊沢正名さんを講師に招き「本物のエコロジーとはどういうことなのか」、「生き物として人の生活はどうあるべきか」などについて、大いに語っていただきます。もちろんフィールドワークでは、糞土師の野ぐそ術もお伝えします。
  〇日時 10月7日(土)13:30〜17:00
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円
  〇講師 伊沢正名さん


『秋山散歩。』<参加受付中>
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただきながら、裏山を探索します。
秋の植物やキノコなどの様子を観察し、季節による変化を楽しみましょう。
  〇日時 10月6日(土)13:30〜16:30
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 1500円
  〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』<参加受付中>
当たり前にあるけれど、タネっていったい何?・・・というところからスタートし、タネという存在についてちょっと考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、実際に10種類ほどのタネ採り実習を行う講座です。
〇 日時 10月14日(日)10:00〜12:00
〇 場所 当別町金沢147‐1
〇 内容 ・自家採種の目的、意義(座学)
     ・タネとり実習
〇参加費 1500円
〇定員 12名

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 06:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月12日

自分の成すべきこと。

台風の朝から、今日でちょうど1週間(そして翌朝に地震)。
僕のところは大した被害もなく、地震後の数日間は、淡々と台風の後片付けなどをして過ごしました。
それでも余震が度々あったり、インフラが不安定だったりするちょっとした「非日常」の中、あらためて考えていました。



自分のやっていること。

小屋づくりを習いに来た人に、自家採種を勧め…
オシャレに発酵食ライフを楽しみたくて醤油づくりに来た人に、ウンコについて熱弁し…
家庭菜園を教わりたくて来た人には、エネルギーについて話題を振って…
タネ交換に来た人たちと、コミュニティの意義を確認し…
ヒョウタンランプづくりに来た人とは、人類の歴史について語り合う……

「エコビレッジライフ体験塾」って、そんな場。
もちろん、それは<全部つながっている>から。

入り口はどこでもいいけれど、エネルギーのことだけ、とか、安全安心な食べ物のことだけ、とか学ぶのは、ちょっともったいないと思うのです。
奥底にあるテーマは、一言で言うなら、「人間の、<自立>した暮らし」でしょうか。
大きなシステムに依存しきって、まるで自分を家畜化するようにすべてを依存して生きるのじゃなく、「自分の手に、体に、暮らしを取り戻す(←自民党のスローガンみたいだけど(笑))」こと、それが<自立>だと、僕は思います。

ガンジーさんが、チャルカを廻しながら、塩の行進をしたように。
そんな思いを持ってやってきたことは、そう核心からズレてもいなかったかな、と感じています。
DSCN0885.JPG




「まあ、<わかる人>に届けばいいや」という気持ちが半分。
簡単に届かない大多数の人たちに届かなきゃダメだよな、という思いが半分。

いつも迷うのは、どうやって届かせるかが課題、大事だってこと。
どうしたら届くかなあ…?
(そもそも自分が変人&マイノリティとして生きてきたから、流行にノレるタイプの人の思考がよくわからない…苦笑)

難しいけれど、これからも、あきらめずに考えていきたいと思います。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報
 
『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2018』<参加受付中>
今年も、糞土師・伊沢正名さんを講師に招き「本物のエコロジーとはどういうことなのか」、「生き物として人の生活はどうあるべきか」などについて、大いに語っていただきます。もちろんフィールドワークでは、糞土師の野ぐそ術もお伝えします。
  〇日時 10月7日(土)13:30〜17:00
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円
  〇講師 伊沢正名さん


『秋山散歩。』<参加受付中>
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただきながら、裏山を探索します。
秋の植物やキノコなどの様子を観察し、季節による変化を楽しみましょう。
  〇日時 10月6日(土)13:30〜16:30
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 1500円
  〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』<参加受付中>
当たり前にあるけれど、タネっていったい何?・・・というところからスタートし、タネという存在についてちょっと考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、実際に10種類ほどのタネ採り実習を行う講座です。
〇 日時 10月14日(日)10:00〜12:00
〇 場所 当別町金沢147‐1
〇 内容 ・自家採種の目的、意義(座学)
     ・タネとり実習
〇参加費 1500円
〇定員 12名

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 06:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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