2019年01月17日

雪が降る町。

今年は初雪が遅くてちょっと嬉しかったのですが・・・

12月半ばくらいからどんどん降り積もって、12月末にはちゃーんと窓も埋まる程になってしまいました。
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北側の屋根は雪が落ちづらいので、ズルズル少しずつ落ち、こんな感じに。
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これは1月前半ですが、この後暖かい日に「ドン!」と落ちました。
擬音をつけるなら「パクリ!」ですね。


窓が埋まってしまうので、毎年何度か家の周りを排雪します。
一気にやるとシンドイので、今回は昨年末から何日かに分けて雪の山を(たぶん軽トラ何台分も)移動させました。
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雪が落ちづらい小屋関係は、雪下ろしをしなければなりません。
降り積もって固くしまった1.5m程の雪を降ろしていきます。
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実は、一昨日くらいまで1週間ほど降雪が少ない日が続いていました。
この時期の当別では珍しいので、ホッとした数日間でした。

が・・・

昨日からは吹雪。
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横殴りの雪で、前が見えなくなることもしばしば。
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今日も、朝2時間くらい除雪しましたが、午後にはまた吹き溜まりが砂丘のように広がり、除雪車も通ったので道路際には雪の山脈が出来ていました。
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毎日毎日、除雪・排雪です。
ほんとに、毎日毎日です。

他の作業、労働に比べて「ムナシサ」がつきまとう除雪。
(作業自体はキライじゃないけど)汗をかき、時間をかけてキレイにしても、翌日(ひどい時には数時間後)には元の木阿弥になっているのを何度も繰り返さなければなりません。
旭川や稚内、名寄など冬のキビシイ土地に暮らしてきましたが、ここ当別町金沢の雪の多さはなかなか圧巻です。
ほんの10km離れるだけで雪が全然なかったりして、帰宅して雪の山を目の前にするのを繰り返すと、「なんじゃこりゃ〜」と松田優作ばりに叫びたくなります。

けれど、だからって「じゃあ引っ越せば」なんてことはあまり考えません。
引っ越すこと自体はカンタン。でも、どこであろうと、「今いる場所でできる暮らし方」を探っていく方がきっと面白いからです。
シンドイことも多いけれど、まあ、人間って世界中のアチコチで工夫しながら生きているわけで、当分はこの土地の「キビシイ冬」を味わっていくつもりです。
選択肢なんて、あまり人間にはイラナイのかも、とも思うこの頃です。

いや、愚痴は毎日こぼしますけどね・・・。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『ひとつぶのタネのチカラ〜タネの交換会と学習会』<参加受付中>
自家採種したタネを交換しながら、取り組んでいることや栽培についての情報交換をするこの会も8年目となりました。
自分で採ったタネをお持ちの方が主ですが、ご興味のある方、「これから始めたい」というに方もご参加いただけます。
タネの交換だけでなく、情報交換や実践力向上に力を入れたいと考えています。
  〇日時 2018年2月16日(土)9:30〜11:45
  〇場所 札幌エルプラザ 環境研修室1,2
  〇参加費 800円
  〇定員 30名

『冬山散歩〜春の気配を探そう』
<参加受付中>樹々の冬芽観察などをしながら中小屋温泉を目指します。
3〜4時間のスノーハイクを楽しみ、いい感じの中小屋温泉で一休みした後、札沼線ののんびり鉄道で一駅分帰ってくる予定です。
(*札沼線は、2020年5月の営業終了が決定したそうです)
  〇日時 2月9日(土)8:30〜15:00
  〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147-1)
  〇参加費 1500円
  〇講師 喜多としろうさん
  〇定員 10名程度

『とことん生乳!ナチュラルチーズをたのしもうvol.2』<募集終了>
生乳が変化していく様子を味わいながら、チーズづくりを学ぶ講座、2回目を行います。
 〇日時 2月2日(土)10:00〜16:00
 〇場所 ハイジ牧場(長沼町長沼町東9線南2)
 〇参加費 3,500円
 〇講師 金澤睦司さん(ハイジ牧場場長)
 〇定員 10名

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 14:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月10日

冬の入り口。

先日は、山の小屋で『ひょうたんランプづくり』の講座を行いました。
まだまだ完成には遠いのですが、今年の春からは、ほとんどの講座をこの場所でやってきました。
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畳を敷いて(外すことも可)、薪ストーブも取り付けて、冬バージョンにしています。
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かなり狭苦しい環境で、参加者さんにはご迷惑をおかけしましたが、皆さん集中して作品づくりに取り組んでくださいました。

約3時間かけて・・・
とても素敵な作品たちが出来上がりました。
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今年はアチコチでひょうたんランプづくりをさせていただいています。
来週は旭川、1月には小樽でも行う予定です。
(ひょうたんの在庫がそろそろなくなるので、それ以降は少しお休みしますが)

環境も整ってきましたし、この冬は山の小屋で「モノづくりの講座」をいろいろやれたらいいなーと思っていました。
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が・・・

やっぱりしばらく冬眠した方がいいかな、とも思っています。
何故なら、先日の講座の際の除雪がすごーーーく大変だったからです。
この場所の積雪はモノスゴイので、10数台分の駐車スペースを空けるのはかなり大変なのです。
当日が晴れなら、前日頑張ればいいだけなのですが、当日までしんしんと降り続けると、もう手に負えません。
先日はそれに近い感じでした・・・(M氏が頑張ってくれました)。
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ビニールハウスも埋もれていくので、数日に1回は周囲を除雪しています。
今週末は今週末ここで餅つきをします。
それが終わったら、16日にはビニールを外すつもりです。
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今週末15日(土)は餅つき。
その日は夕方16時ころから、影絵のお芝居「しろまるさんのおとぎよみ」を予定しています(こちらは一般参加可です。要予約)。
それらが終わったら、いよいよ気分は「冬の日々」となりそうです。
無理せず、出来る程度のことをやろうかな、と(『冬山散歩』はやりたいなー)。

1〜2月にやろうかなあ、と思っていた講座はちょっと延ばして3月以降に行うことにして、山の小屋は内輪でのモノヅクリアトリエに専念することにします。
他の会場を使っての講座や出前講座はボチボチやっていきます。
(味噌・醤油の講座は出前講座受付中です)

そんな感じの、冬の入り口です。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『AMAHOROでランプをつくろう』<参加受付中>
1つひとつ形の違うひょうたんを使って、ランプをつくりましょう。デザインを考えコツコツと穴を開けていく作業は、淡々としていますが瞑想にも似た心地よい時間です。
世界に一つだけの、オリジナルひょうたんランプはいかがでしょうか?クリスマスプレゼントにも間に合いますよ。
 〇日時 12月22日(土)12:00〜17:00
 〇場所 AMAHORO(旭川市東旭川町瑞穂177)
 〇参加費 5000円〜 (あまほろランチ付き)
    *ひょうたんの大きさやコードの長さ、種類によって若干値段が変わります。
 〇定員 8名


『とことん生乳!ナチュラルチーズをたのしもう』<募集終了>
1頭の牛さんから搾った「生乳」を様々に加工しながら、変化していく出来立ての「乳製品」「ナチュラルチーズ」を味わっていただく贅沢な講座です。
 〇日時 1月20日(日)10:00〜16:00
 〇場所 ハイジ牧場(長沼町長沼町東9線南2)
 〇参加費 3,500円
 〇講師 金澤睦司さん(ハイジ牧場場長)
 〇定員 10名


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 17:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月18日

Coccoさんとの暮らし。

この子たちがウチに来たのは、一昨年(2016年)の3月。
とても健康的なピヨたちで、1羽も欠けることなく15羽全部元気に育ってくれました。
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産卵も早すぎる程で、満4ヵ月でぽろぽろと産んでくれるようになりました。
今まで飼ってきたCoccoさんの中でも、ほんと、優秀な子たちでした。
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その後もこのCoccoさんは、毎日10数個の卵をせっせと産んでくれました。
僕はそれをお友達に買ってもらったりして、彼女たちの餌代とお世話代に充てました。
(Coccoさんからお給料をいただいてる気分です)

最初の冬は8割くらいのペースで産卵が続きました。
2年目の冬はさすがに4〜5割程度に落ちましたが、それでも春にはまた、7割くらいの産卵率になりました。
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とにかく、元気によく卵を産んでくれる「優秀な鶏さんたち」だったのです。

が、実は気になることもありました。
満1歳になる前から、羽の突き合い(むしってしまう)が見られたのです。
ストレスがあったのでしょうか。
僕の経験では、1歳半くらいまでは皆キレイな毛並みのことが多いのですが…。



そして、今年の夏ころから、彼女たちの産卵率は急激に下がりました。
春には1日に10個ほどあった卵が、7〜8個になり、5〜6個になり・・・。
そして10月末には、日にせいぜい2つほどとなりました。
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おそらく、この冬にはほぼ産まないでしょう。



僕にとってCoccoさんは「家族」です。
毎日、どんなことがあっても餌と水をあげに行き、しばらく様子をみます。
そういえば、昨年の冬には彼女たちを守るためにイタチと格闘もしました。
可愛いし、大切な存在です。

でも、同時に、Coccoさんは「家畜」です。
飼っている理由は明確に、卵を得る為、です。
ウチにはニャンコもいますが、その2つのイキモノの間には大きな差があるのです。
ニャンコが怪我や病気をすれば、僕は病院に連れていきますが、Coccoさんにはそれはしません。
せいぜい弱った子を隔離するくらいです。
すごく身勝手な感じに聞こえるかもしれませんが・・・それが現実です。

Coccoさんは「生産動物」。
それが、僕にとっての線引きです。
(もっとも、その線引きは強靭なものじゃなく、いつも揺らぎはあります。病弱でたくさんケアをしたCoccoさんは情が移って別格になったりもします…)

この子たちは生産動物としてとても優秀で、早くから卵を産み、健康的にたくさん「生産」してくれました。
でも、その分ストレスもあったのか、「突き」も早くから始まり、群れとしての産卵率の低下も一気にやってきました。
まるで「更新期ですよ」と言うかのように…。
(つまり群れごと更新するタイミングであることが明確だったのです)

Coccoさんは家畜。

だから・・・
もう「生産性が低い」と判断したCoccoさんを僕は、〆ることにしました。

人間は、生きるために、そうやって1万年の家畜(そして栽培植物)とのつながりを続けてきたのだと思います。
それは、単純に善悪では分けられない、「人類史の現実」です。



とは言え、屠畜は何度もやっているけれど、気が重い行為です。
一人でやる気分になれずに、友人に声をかけ一緒に行いました。
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首をはね、羽を毟り、内臓を抜いて、肉を切り分けました。
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ガラはスープに。
翌日はチキンカレーをいただきました。



「<いただきます>は命をいただきます、なのだ」
・・・などと言っても、正直、実感は得られにくいと僕は思います。
言葉と知識だけが上滑りし、「わかった気分」に浸りがちな気がします。

だから僕は、時々屠畜をします。
僕にとって屠畜は、「人間の本来の立ち位置」を確認する大切な行為です。
ヒナの時から可愛がって育てた彼女たちを人間側の一方的な都合で殺すことは、とても気の重たいことだし悲しいけれど、「僕が日々食べている植物も動物も結局はすべて同じように人間が喰う為に殺している」のだという<隠された現実>に向き合い自覚するための、貴重な追体験です。

自分の「生」は、常に他のイキモノの「死」の上にあるのだという、この世界の理。
それを見失わずにいたい、と僕は思っています。
(キレイゴトはキライなのです)



Coccoさんは、いつもいつも、僕に大きな教えを説いてくれているようです。




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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報
 
今年の冬は、精力的に「ひょうたんランプづくり」したいと思っています。
現在いくつかの場所で開催予定です。
既に定員いっぱいのところもありますので、ご予約はお早めに。

『こぐま座でひょうたんランプをつくろう』⇦募集終了
  〇日時 11月27日(火)12:00〜17:00
  〇場所 こぐま座(長沼町東2線北9)
  〇参加費 5000円〜(こぐま座ランチ付き)

『ひょうたんランプをつくろう』
⇦募集終了
  〇日時 12月9日(日)13:00〜17:00
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 4000円〜

『あまほろでひょうたんランプをつくろう』

  〇日時 12月22日(土)12:00〜17:00
  〇場所 AMAHORO(旭川市東旭川町瑞穂177)
  〇参加費 5000円〜(あまほろランチ付き)

*他、詳細は未定ですが、1月19日(土)に小樽でも開催いたします。
*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 14:12| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月05日

スズメバチとの遭逢。

8月半ば、友人Fさんが遊びに来た時に「あれ、蜂の巣じゃないですか?」との一言。
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た、確かに・・・。

山の小屋の軒の、一番高い棟部分に蜂の巣が。
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まさにあれはスズメバチの巣ですねえ。
しかもオオスズメバチっぽい・・・。
春先に一度、作りかけの巣を撤去したのですが、こんなに大きくなるまで気づかないとはナサケない。



さて、どうしましょう。
キケン生物!と言われるスズメバチを放置しておいて良いものでしょうか?
2年前には母屋の軒に営巣されて、その時はたくさん人が出入りする直前でもあったので、業者さんに撤去してもらいました。
1万2千円くらいかかったかな。
(刺されてないけど、痛かった…)

費用が高いのは(仕方ないけれど)困りものです。
でも、もっと困るのは・・・殺虫剤です。
業者さんに頼むと、巣の内部にも殺虫剤をガンガン噴出して殺すので、巣の中の幼虫も食べることが出来なくなるのです・・・。

そう・・・
どうせ獲るなら僕は幼虫を食べたいのです!



迷って、スズメバチ愛好家の方(本当にいるのです)に聞いてみたところ、「スズメバチは実はそんなに攻撃的ではないから、巣に悪戯とかしない限りは放置しても大丈夫だと思います」とのこと。
「むしろ、肉食系なのでアブやブヨを食べてくれたりもしますし、生態系的に結構重要ですよ」とも。

そ、そうなんだ・・・。
確かに今年はブヨが少ない気もするし、生態系を考えたらいたずらに除去して良いものでもないですよね。
それなら、しばらく放置して観察してみましょう!

ということで、2〜3週間ほど放っておきました。
うんうん、なるほどゆっくり動いていれば、蜂たちもコチラに近寄っては来ない様子。
「どうせ10月末になれば巣もカラになるしね」



ところが。
「どうにも今年はトマトの食害が多いねえ」と訝っていたのですけど・・・その犯人が。

彼ら、と判明。
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メチャクチャ喰ってます。
貪り食ってます。

畑のモノも食べるんじゃ、困るなあ。
うかつに実に手を出せなくなるし。
(子どもが知らずに触ることだってあるかも…)


「やっぱり撤去した方がいいのかもね」
(でも、どうせもう1か月くらいだしなあ…)
と思っていた矢先、台風で山の小屋の脇のエンジュの木が倒れてしまいました。
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やむを得ず、チェンソー片手にそれを整理していたところ・・・
「(# ゚Д゚)ヂクン‼」

手首に激しいショックが。

叩き落したのがコイツ。
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まあ巣の下でワサワサ動いてブンブンチェンソー振り回していたのですから、蜂から見れば「巣にとってキケンな輩」と思われても仕方ないのですが・・・

でも、やっぱり刺される可能性は何気ない場面でありそうだし、刺されたのが僕以外ならちょっと困りものです。
(僕だってアナフィラキシーショックも怖いし…)

と、言うわけで・・・

ホーネットハンター、出動!
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この防護服は、役場で無料で貸してもらえました。ラッキー!

前日、練習として防護服を着用し、撤去の準備をします。
おお、蜂の巣、さらにデカくなってる気が…。
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しかも、フクザツなくっつき方しています。
一か所で付いてるなら「スポン!」と袋に落としてしまえばいいのですが、そう簡単にはいかなさそうです。
(7,8面にクネクネと付いてます…)
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高さも、2連梯子でようやく届く位置。
(真下は溝などがあってこんな傾きにしかできず)
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とにかく、いろいろと難儀な点も多い「スズメバチ撤去・初体験」です。
夜中がいいか早朝がいいか迷ったけれど、やっぱり視界が悪いのは不可能っぽい気がするので、早朝に決行することに決めました。



朝4時半起床。
防護服を着て、グッズを確認して、日の出直前の刻・・・いざ出陣!
(前日の経験で、やたらとヘルメットの面部分が曇ることがわかったので、口には氷を含み)

すでに数匹の蜂が飛び回り、入り口付近には見張り役の蜂が数匹たむろしています。

「シャー!」と殺虫剤で周辺の蜂をやっつけてから、「ペタン!」。
とりあえず両面テープでつくった絆創膏を貼り、そのうえから厳重にガムテで出入り口をふさぎました。
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が、これは失敗。
風が吹いたら、ガムテごと全部とれてしまいました。

再挑戦です。
あらためて小さめの絆創膏を貼り、外に出ている蜂をある程度殺します。
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その後は、袋をかぶせながら、手で巣を外し、少しずつ全体をくるんでいきました。
作業の方針が決まると、それほど難しくはありませんでした。

・・・採れました。
袋の中ではヴンヴン羽音を立ててスズメバチが怒り狂っています
(ということはなく、実際は彼らもただ困ってるんだと思います…ごめんよ)
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巣の後はこんな感じです。
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時々外出していた蜂が戻ってきて、「あれ?おかしいなあ?」という顔?でウロウロしていました。

これは一部ですが、本当に美しく立派な「王国」です。
幼虫もたくさん。
蛹もたくさん。
蛹は日に何匹か羽化して、成虫となってしまいます。
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さて、これをどうしましょうか。
無下に捨てるわけにもいかないでしょう。
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というわけで、次回、『虫喰う人々』につづきます。



<今回のまとめ>

防護服があれば、スズメバチの巣の撤去は簡単。
出入り口をふさいで(←これは自分で考えた方法!)、厚手のビニル袋に入れるだけ。
2〜3時間日当たりの良いところに置いておけば、成虫はほぼ死滅します。
1つ問題があるとすれば、防護服はあまりに気密性が高いので、自分の汗で服内が湿度100%になって結露して視界が滅茶苦茶悪くなること(僕は最初、自分の息で曇るのかと思って氷を口に入れてたけど、結局問題はは汗でした)。

でも、巣のあった付近を困ったようにウロウロしてる蜂を見て、申し訳ない気持ちにもなりました。
帰る場所をなくしたんだよなあ・・・。
できれば、放っておいてあげたいもんだなあ、とも思ったのでした(喰うケド)。

まあ、もともとは僕らの方が後からやってきてエラソーにしているのだろうね。
まったく人間てヤツは…。


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★イベント情報
 
『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2018』<参加受付中>
今年も、糞土師・伊沢正名さんを講師に招き「本物のエコロジーとはどういうことなのか」、「生き物として人の生活はどうあるべきか」などについて、大いに語っていただきます。もちろんフィールドワークでは、糞土師の野ぐそ術もお伝えします。
  〇日時 10月7日(土)13:30〜17:00
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円
  〇講師 伊沢正名さん


『秋山散歩。』<参加受付中>
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただきながら、裏山を探索します。
秋の植物やキノコなどの様子を観察し、季節による変化を楽しみましょう。
  〇日時 10月6日(土)13:30〜16:30
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 1500円
  〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』<参加受付中>
当たり前にあるけれど、タネっていったい何?・・・というところからスタートし、タネという存在についてちょっと考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、実際に10種類ほどのタネ採り実習を行う講座です。
  〇日時 10月14日(日)10:00〜12:00
  〇場所 当別町金沢147‐1
  〇内容 ・自家採種の目的、意義(座学)
     ・タネとり実習
  〇参加費 1500円
  〇定員 12名


『倒木からゴッホの椅子をつくろう』<参加受付中>
台風で倒れた裏山のエンジュの木を使って、椅子づくりを行います。その場で生木を割って削り、座面を編みこんでつくる、少し小さいサイズの「ゴッホの椅子」。倒れたままの木から、2日間かけて行う椅子づくり講座です。
講師は、むかわ町で木育に取り組む草刈万里子さんです。
  〇日時 10月27日(土)〜28日(日)
  〇場所 当別町金沢147‐1
  〇内容 ・丸太から切り出して椅子づくり
  〇参加費 15,000円
  〇定員 6名


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。

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2018年08月11日

森と子どもとおじじ、おばばと。

滝上町にある「森の子どもの村」に行ってきました。

「森」の字は、正確には「木」と「水」「土」を組み合わせてつくられた文字が、ここでは使われています。
本当に、その文字通りの「もり」がここにはあります。
この場所を拓き、築いてきたおじじさん、おばばさんお2人の想いが伝わる看板が出迎えてくれました。
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村に入ると、すぐに大量の丸太が目に入ります。
ここで使われるエネルギーはこの丸太。
僕らが訪れた時にも、「村人(滞在者)」総出で、薪集め、薪運びを行っていました。
もちろん薪割りも日課です。
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村には小川が流れていて(というか、この川沿いを「村」にしたのかな)、水浴びもすれば、食器洗いもここで行います。
今回は入れなかったけど、お風呂(五右衛門風呂)にも川水を引いているし、夏には天然の冷蔵庫として活躍します。
電気も水道もないこの地では、この川がとても大きな役割を果たしています。
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テントが立ち並ぶキャンプサイト。
夏の期間は、全国からたくさんの子どもたち(僕らのように大人も)がやってきて、このテントに泊まります。
多い時は100名近い人たちがここで数日〜数週間の時を過ごしています。
高床式になっていて雨天時でも大丈夫。導線等々、意外と?しっかり配慮された環境なのは、何十年もの経験の蓄積の賜物なのでしょう。
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まずは、おばばさんのご指導のもと、藍染め。
実は今回ここに来た一番の目的は、この藍染めでした。
うちでも時々やるのですが、おばばさんからお話を聴きながらこの環境でやってみたかったのでした。
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大切な藍瓶。
土に埋められていて、冬もこのまま越すとのことでした。
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染めた後に布を洗うのも、もちろん川。
川を汚す?…いえいえ、使い方次第です。
当然何でも流せばよいわけでもないし、量(密度)も重要な視点です。
むやみに汚すことは問題外として、思考停止して「自然を愛護」するのもまた残念な姿勢であって、自然を「利用」するときに必要な感性、節度を学ぶことこそ、これからの人間に不可欠だと僕は思います。
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染めた作品は、帰るまで干しておきましょう。
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藍染めが終わり・・・
火を熾して、夕食の準備です。
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毎日16時に「食材」が配給され、それを使ってグループ毎に調理をします。
子どもたちにとっては調理以前に、薪を割って運んで火をおこす(マッチはありますが)だけでもなかなか大変な作業です。
米や野菜、肉などの他、基本的な調味料も配られるのですが、僕等は自分たち用に必要になりそうな食材や調味料も少し用意していきました。
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ここは「中央広場」。
飲み水用のタンクがあり、この広場で集会を行います。
この奥のスペースには、トイレや「本部」があります。
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2日間とも好天に恵まれたのですが、深夜から朝方の冷え込みは結構なもので、薄手の寝袋ではちょっとハードでした。
(その分、晴れ渡った夜空の星たちはすごかったです。僕の住む当別町もそれなりに星空はキレイですが、大きな町のない滝上の山の中は凄まじい星の瞬きでした・・・)


朝。
テントから出ると、森に射す神々しい朝日が迎えてくれました。
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毎朝、8時からは集会があります。
おじじさん、おばばさんのお話を聴く時間です。
現在この場所を切り盛りしている実働隊は、ボランティアの方々や子どもの頃からここに通ってきていた人たちのようですが、やはりお2人がこの地の魂そのものであるのが伝わってきます。
この日は「今年は森の木々の葉の様子がいつもと違うこと」などをお話されていました。
子どもたちは神妙な顔で聴き入っていました。
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僕等は今回1泊2日の滞在でお昼前には出発しなければならなかったのですが、村を発つ前に、おじじさんおばばさんと少しお話させていただくことができました。
おじじさんが73年前の8月6日に広島にいたこと。
その後の文庫活動のこと。
この滝西の森との出会い・・・等々。
ずっとお2人のお話を聞いていたい感じでした。
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僕がこの「森の子どもの村」を知ったのは10数年前のことです。
その頃はまだ、教員をしていました。
学校教育の在り方や人間の在り方についてグルグルといつも考えていた僕は、誰かがこの「村」のことを話すのを聞いて「いつか訪れてみたいところだな」と感じたことを覚えています。

その後、今のような生活を始めてから、数人の友人・知人から「村」のことが話題として出るようになり、「あ、あの場所だ!」と思っていたのですが、なかなか訪問する機会をつくれずにいました。

今回実際に行ってみた一番の感想は、「お2人の素敵さ!」です。
もちろんおじじさんの惚れた「森」は、豊かで美しいのですが、それ以上にお2人の人間性に魅力を感じました。
驕らず、落ち着いていて、何より「気品」があるのです。
お歳のためなのか、元々の気質なのか、森の暮らしでそう変わったのかはわかりませんが、自分のやってきたことに自信があるからこその謙虚さのようにも僕は感じました。

実は、同じような活動をしていても、自己アピールにばかり熱心だったり、過剰に活動を大きく見せようとしたり、もしくは随分とエラソーだったりする人にしばしば出会います(こういう活動にも意外と多い気が…)。
そういうモノがまるでなく、自然体かつ等身大なのが、僕にはとても嬉しく感じられ、「自分もそうありたい!」と思ったのでした。


ただ・・・
「子どもたちが自由であること」「試す自由、間違う自由も認められること」というこの村の願いと、「安全」や「責任」の問題は裏腹でシビアです。
また、自由にさせることが必ずしも学びに結びつかない場合もあります。
(例えば、焚火や調理の面倒くさいグループが、集落に1つだけある商店に買いに行って毎日カップラーメンを食べて済ます、とか。僕などは「教育的であること」の癖がこびりついていて、「もう少し声掛けしても…」とか「火を点ける練習をさせたらどうだろうか?」などと考えてしまうのですが・・・)
ここにかかわる大人たちも、どう在るべきか、常に考えているようでした。

でも、そういう問題すらも「ちっぽけなこと」、と感じるような雰囲気が、この場所を包んでいたことも事実です。

ほとんど公的な助成や補助などを受けることなく、「森の力」と「人間、生命の力」を信じ続けてきた彼らだからこそ、ツマラナイ常識や外野の口先だけの評価に左右されずに、今でも子どもたちや僕ら大人を惹きつける場所として維持できているのかもしれません。

「こんな場所があって良かった」
「ここに来れて良かった」
そう思える場所。

僕にとっての聖地の1つになりました。

あの場所をつくり守ってきたおじじさん、おばばさんに感謝。
今、あの場所を維持している「村の人」たちに感謝。
そして、おじじさんやおばばさん、多くの人たちを育んできた「森」に感謝です。
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ありがとうございました。
また、行きます。
いつかは僕もボランティアで「森の人」になりたいです。


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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『今日から我が家も発電所〜イオさんの独立型太陽光発電講座』<募集中>
エネルギーは遠くへ運ぶ程ロスが大きいもの。自分で使うちょこっとの電気は、やっぱり我が家の庭先で作るのがいいに決まっています。送電線につながない、「電気の自給」について学びましょう。
  〇日時 8月18日(土)9:30〜12:30
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円
  〇講師 早川寿保さん(イオテクノロジー)

『イオさんのアーシング講座』<募集中>
アーシングとは、簡単に言えば「地球と繋がる」こと。
現代人が抱える様々な「原因不明の不調」の源とされる電磁波などについて学び、自作アーシングマットを制作する講座です。
〇日時 8月18日(土)13:30〜17:00
〇場所 当別町金沢147-1
〇参加費 4500円(アーシングマット代込み)
〇講師 早川寿保さん(イオテクノロジー)

『アースカラープロジェクト 〜土から染料つくり』<満定員のため募集終了>
身近な土地の土から染料をつくり、染めてみるワークショップです。大阪「古色の美」より小渕ユタカさんを講師おに迎え、本格的なベンガラ(泥)染めを北海道で学びます。当日は、土を採取し、染料をつくるところから行います。
  〇日時 9月1日(土)10:00〜15:00頃
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 8000円
  〇講師 小渕ユタカさん(大阪古色の美) 


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 10:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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