2013年08月14日

魔女とハーブと人の縁。

先週日曜日は体験塾の公開講座『魔女が教える癒しのハーブ』(僕は魔女講座と呼んでます)でした。
講師はもちろん、「札幌の魔女」こと村上朋子さん。
魔女パワーによって前日までの荒天が嘘のように晴れ渡った夏空の下、これまでで一番たくさんの方にご参加いただくことができました。ありがとうございました。
(それにしても、魔女講座は前日まで雨でも必ず晴れるんだよなー。おまけに月曜はまた雨だったし…)
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ガーデンのハーブも盛りの今回は、フレッシュハーブティづくりから。
ただ「キレイで美味しいものをつくる」だけではなく、生の葉や花を見ながらそのハーブの特徴や効能を教わります。
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そして、ドライハーブを使った「ハーブソルト」もつくります。
多様なハーブを調合しながら、各自好みのものをつくりました。
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このハーブソルトを料理に一振りするだけで、何倍も華麗になるんだよなー。


実習の後は、お待ちかねのハーブランチ。
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ランチを食べながら、魔女(朋さん)とのハーブ談義は続きます。
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講座終了後、こぐま座から体験塾コモンハウスへ場所を移し、小屋やガーデンを見てもらいました。
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ガーデンへのアドバイスはもちろんなのですが、朋さん他訪れた方が思いの外、小屋に興味を持って下さったのが驚きでした。
「わたしは、一人一小屋がいいな、と思ってるの!」だそうです。

う〜ん、やはり「スモールハウスムーブメント」、来てますね!
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そして、余談なのですが、今回の講座で面白かったのが、人の出会いです。
たとえばスコットランドのコミュニティ「フィンドホーン」で数年前に会った人同士がたまたま参加して再会したり、友達に誘われて参加した方同士も知り合いだったり。
友人の友人、のような感じで参加された方が、僕が数年来お世話になってる方の古くからのご友人の方(その方のご主人とはお会いしたことあり)だったりもして。
いくつもの複雑な人のつながりが図らずも浮かび上がってくる、不思議な時間となりました。

持つべきものは「人の縁」なのだなあ、とあらためて感じた1日でした。



次回の魔女のハーブ講座は、9月22日(日)です。
次回のテーマは、冬に向けたハーブの管理と安眠。お楽しみに。

posted by 野良人イトウ at 08:48| Comment(0) | 体験塾2013 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月06日

闇鍋体験塾。

先週末はエコビレッジライフ体験塾2013、第6回目の活動日でした。

今回の(僕の内心の)テーマは「サバイバル」
「近代的な道具やインフラを使わない1日にしよう!」という構想で設定したプログラムだったのです。諸々の理由があって他の多くのプログラムも一緒に行うことになり「サバイバル要素」はかなり薄れましたが、それなりに盛りだくさんの、濃い2日間となりました。


今回最初のメニューはミニ講座です。
これは参加者の方に一つテーマを用意していただいて20〜30分ほどの講座を行っていただく時間。趣味的なことから仕事の話まで何でも良いので、とにかく講師を務めていただくのですが、これが本当に面白いのです。

今回の講師はSSKさん。講座は『酵素玄米の秘密』
Sさんが食べておられる長岡式の酵素玄米の炊き方やそれによる効果などをお話ししていただきました。
3日前に炊いて発酵させてきて下さった玄米を味わいながらの講座・・・みなさん興味津々で聴き入りました。
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お次は、坂本一雄さんによる畑の講座です。
今回のテーマは『作物から見た栽培技術』で、例えば「水やり」「除草」「脇芽取り」など当たり前に行っている行為は作物の側からすると何をされているのか、をあらためて考えさせていただきました。
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植物の体は一定のリズムで構成されています。
たとえばトマトなら、らせん状に約90°毎に葉が3枚つき、花芽(実)がなります。環境が安定していて生育が順調なら、そのリズムはとても美しい形状となって現れます。
坂本さんの圃場、恵子ガーデンのトマトたちは本当に美しい姿をしていて、いかに土が安定した状態にあるのかを伝えてくれます。あの、スラっとした小気味良い植物体は、土に余計なものを入れず無肥料で育てられているからこそなのでしょう。
すぐに同じことはできませんが、「理想的な姿なのだろうなあ」と恵子ガーデンを訪れるたびに思います。
育つ植物が、あの場所の心地よさを姿かたちで示してくれているのです。



坂本さんの講座の後は、いよいよ「サバイバル実習」
予定よりも内容を大幅に削ったのですが、それでも時間が短すぎて試行錯誤の時間を十分確保できなかったと反省しています。この手のことは、「いかに失敗を積み重ねるか」が重要。試行錯誤の過程にこそ学びがあると思います。

行なった内容は「ロープワーク」
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それから、「火起こし」
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上のどちらも、人間が長い時間の中で培ってきた「知」の結晶です。もちろんマッチやライターだって人間の知によるものですが、それを自分で作り出すことはできません(ロープだって買ったもの…ではありますが、作れなくはないものと思いますし、何より技術によっていくらでも可能性を広げられる物ですよね)。
木の板と棒で火を点ける・・・とても大変なことなのですが、だからこそそれを出来てしまう人間の力に「感動」が生まれるのではないかと僕は思います。

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(ジンバヴエでしばらく生活したとき、セレモニーの為にもみぎり式で火を点けた現地の若者。
その日を1週間絶やさずに燃やしつづけたのですが、着火の瞬間は鳥肌が立ちました。)



「買わなきゃ何も得られない」「専門家やプロじゃなきゃできない」という発想は、現代においては「普通の感覚」ですが、とてもアヤウいものではないでしょうか。
それは例えば大きな災害が起こった時の混乱によって表出したりしますが、そんな時だけじゃなく、近代的インフラに依存しきって暮らす僕らは「絶対的な自分への不信感や不安」を抱えているように感じます。それは、イキモノとしてのアヤウさです。
「自分で火を起こせる」「紐状の物があれば何でも固定できてしまう」・・・というちょっとした技術、体験は、イキモノとしての足腰を強くし、本能的な不安感を払しょくする力になるのではないかと僕は考えていて、だからこそ体験塾で「サバイバル」をテーマにしたプログラムを行いたかったのです。

・・・と、確信的な理念はあったものの、プログラムとしての準備不足は否めず、結局火を起こせなかったことは今回の最大の反省点。時間も十分確保できなかったし。「マ」のつく魔法の小さい棒を使っちゃったからなあ・・・無念です。

でも、こういう「自分の手で生み出す」ことの積み重ね(失敗も含めて!)は、「自然と向き合う暮らし」の技術や自信を高め、そこで培われた感性こそが信じるに値するように思うのです。
それは、作物の生命力を信じる栽培法やセルフの小屋づくりにも通じること。現代社会の諸問題を情報のやり取りによって裁くのでなく、「自分の暮らしに基づいた感性」で判断していくことが重要なんじゃないでしょうか。
「弓切り式」でも「まいぎり式」でも煙は出るものの着火せずにやむを得ず使ったマッチに対して、「なんてスゴイ道具なんだ!」と感心する心。また、食事をするための水を得るための苦労を知る心。それらを通して見れば、やっぱり原発のような手に負えないシステムは、異常な存在としか思えないのです・・・。



夜は、(マッチでつけた火を使って)BBQ。(これも本当は、もっとワイルドな食事にする予定だったのですけど、ハードすぎるのでやめました)
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でも、真っ暗になっちゃって、闇鍋のようなBBQでした。
闇鍋ごった煮…今回の体験塾みたいだなあ。

それから順に、ドラム缶の五右衛門風呂へ。
満点の星空の下の、薪で炊いた露天風呂は最高です。
(一番盛り上がったのは実はこの「お風呂タイム」なのですが、コレの写真は撮り忘れ!)



夜は思い思いの場所で就寝です。
僕は、星空を見ながらの野宿組に合流。

そして朝の様子。
新聞配達のオジサンの「うわあっ!」という驚愕の声で目が覚めました。
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朝食の後は、まず田んぼの見学です。
分げつが進み、花が咲いている稲を見て、みなさん稲刈りへの意欲がグンと高まったようです。


そしてミニ講座。SWIさんによる『オーディオは音の芸術』です。
オーディオマニアのSWIさんが、ご自身自慢のオーディオシステムを紹介しながら、いかにスピーカーから出る「音」が機材や設置の仕方によって変わるのかを解説してくださいました。
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普段なかなか知る機会のない分野ですので、驚きと唸り声をあげながらの興味深い講座となりました。


その後は、ゲスト講師Kさんの傾聴ワークショップ『心の聴き方・伝え方』です。
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3人1組に分かれ、役割を交代しながら「聴く」ことのトレーニングを行いましたが、相手の話をしっかり聴くことは「話す以上に難しい」とみなさんあらためて感じられたようです。でも、すごく大事なことですよね。


盛りだくさんだった今回の最後のプログラムは、畑の作業。
ニンジンの除草や麦刈りなどを手分けして行いました。
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畑の活動も本当は毎回もっと時間をかけて行いたいのですが、どうしても削られてしまいます。
手を動かしながら作物と対話したり、他の方と雑談したりするのも貴重な時間ですから、大事にしたいのですけどね・・・。

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ごった煮のような長い2日間、みなさんお疲れ様でした。
僕は主催者としていろいろ反省すべき点が頭にありますが、とりあえずはお陰様で楽しい時間を共有させていただきました。
グループとしてまとまってきた参加者の方々に助けられたなーというのが、僕の感想です。

火起こしリベンジは、近いうちに必ず・・・!

posted by 野良人イトウ at 23:43| Comment(0) | 体験塾2013 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月20日

小屋の一軒くらい建てられる人間に…なれるさ(後編)。



小屋づくり基本講座の2日目
この日は、朝はやや涼しい気候でホッとしましたが、10時を過ぎると初日同様の熱気がやってきました(「ちゃんと水分取りながらやってくださいねー!」と何度呼びかけたことでしょう)。

2日目の作業は「床下地貼り」からです。
みんなで金槌を持って「トントントントン・・・」。なかなか軽快なリズムが青空に響きます。
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「トントントントントントントントントントントントントントントントン・・・」

「このあたり、最後の一打ち甘いよー!」
と、千葉さんから時々指導が入ります。たかが釘打ち、されど釘打ち。最後の一打ちでグッと密着させることで、材同士の摩擦が生まれ何倍もの強度になることなども、なかなか素人にはわからないもの。
ビス打ち、釘打ち、墨付け(長さを測って鉛筆で印つける)等々、大工さんが当たり前にやっている行為一つひとつにポイントがあって、そのどれもがとても重要な意味を持つこと、今回の千葉さんの動きをよく見ていた人ほど感じ取ってくれたはずです(何故2Hの尖った鉛筆が必要なのか、とか)。

床を貼りながら、「壁パネル」もつくります。
今回は素人でも手の届く家(小屋)づくりとして、「パネル工法」で行っています。
このとき、原寸大の図面をできたばかりの「床」に描いていけばいいんだというのも、「なるほど!」目から鱗でした。
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「墨付け→丸鋸でカット→電動ドライバーで固定」という習った技術を駆使しながら、ツーバイ材と合板で組み立て(もちろん角度のつくような難しいところは大工さんにお願いし)、出来上がった3面の壁を順に立てていくと・・・
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おお、何だかもう・・・
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家になってきた感じですねえ!
(まだお茶の間コントのセット風ですけど)
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なんせほとんど素人作業ですから、数ミリの誤差は当たり前のように出ます。
墨付けの仕方でも簡単に1ミリの狂いが生まれ、それを切るときに1ミリの狂いが生まれ、組むときに1ミリの狂いが生まれ・・・そんな風にしてできた材を組んで、一方が3ミリ長くてもう一方が3ミリ短い状態なら、それだけで合計6ミリの狂い。6ミリ違えば、ピッタリに作ってある建具(窓や戸など)はもう入りません。
今回も、そんな感じで生じた狂いを修正する作業を行い続けてくれた大工さん2人(千葉さんとササキさん)に頭が下がりました。時にそっと手直しし、大きな狂いはその後の設計を変えながらつじつまを合わせていく作業は、ほんと見事としか言いようがありません。
このあたりは(悔しいけれど)プロと素人の差!
その差が埋まることはないでしょうけれど、今回学んだ「基本」を生かせば、「誤差を最小限にする作業の仕方」が実践できるはず。それだけ貴重な「知」を伝えてもらえたと思っています。
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(最後の1面の修正作業に1時間かかったのが大きく後に響きましたね・・・)


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諸々の予測不可能な「修正」にやや時間がかかり(もちろん、それも講座的には貴重な学びでしたが)、屋根を支える一番大事な棟木を取り付ける「棟上げ」が出来たのは18時過ぎ。
惜しくも2日目の作業はここまでとなりました。

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大工さん的には「日が明るいうちはもっと出来るんじゃない?」という思いもあったようなのですが、そこは運営側として「なるべく予定時間の18時には終了!」を通させていただきました(それでもかなりオーバーしましたけどね)。
ただ、そうすると必然的に大工さんが事前事後にやる作業、講座中にガンガン進めてもらう作業が多くなって、「いつの間にか終わってた!」となってしまいます。

例えば、今回も3日目の朝には「屋根垂木」の取り付けが済んでいました。屋根づくりの重要な部分ですし、見ごたえのあるダイナミックな工程なので是非とも全員で行いたかったのですが、それを3日目の作業にズラしてしまうと完成が増々遠ざかってしまいます。泣く泣く講座前の「事前作業」でやっていただいたのでした。

そのあたりの、ペース配分や工程の取捨選択、プログラムのすすめ方は運営側の問題。極力臨機応変に、大工チームと随時相談しながら運営にあたったわけですが、まだまだ改善点ばかりです。

ただ、まあ、そんなすべてを予測はできないような「ライブ感」も楽しんでいただけたとしたら嬉しいのですが(というのは甘えかなあ)。



前置きが長くなってしまいましたが、ともかく、3日目、最終日のスタートです。
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この日の朝に、僕が参加者の皆さんにお願いしたのは、「直接作業しない手持ちぶたさの時間を活かしてほしい」ということ。
特に3日目に予定していた細かい調整作業は、大工さんに仕上げてもらう部分も多くなります。
それは参加者にとって「休憩」や「暇」な時間ではなく、「見て学ぶ」時間だと僕は思うのです。
2日目までの様子を見ていても、じっと千葉さん達の動きを見て「何をしてるんだろう?」「どうやってここは仕上げるんだろう?」と想像力を働かせながら学んでいる人、わからないことはすぐに尋ねてメモする人がいる一方、なんとなく「することがないなぁ」という雰囲気でボンヤリしている人がいることが気になっていたのです。
もちろん、休むことも重要です。3日間ともお陰様で好天で、熱中症が出てもおかしくない程の暑さだったので、「疲れたら無理せず休む」ことも主催者からの願いではありましたが、せっかくの「大工仕事の知の塊」が動いているのですから、一挙手位置挙動を逃さず見て、学んでほしいなあ、というのも切なる願いだったのでした。

3日目の作業は、「屋根下地張り」「外壁下地固定」「防水シート貼り」「胴縁取付」など。
残り時間はわずかですから、協力してどんどん作業をすすめなければなりません。
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今回は極力全体のコーディネートや参加者対応に徹して出来るだけ自分は「作業」しないようにしていた僕は、「凄いなあ」と感心しながら、3日目のみなさんの動きを見ていました。
3日目ともなるとやはり一人ひとりの動きがまるで違うのです。道具や材の扱い方はもちろん、作業の先をイメージしながら行なっていることがわかります。疲れているでしょうに、初日よりもむしろ軽快な動きです。
さらに、互いの連携、協力的な動きも良くなっていました。「チームとして仕事している」という感じを受けました。「このあたりもこの講座の醍醐味なのだなあ」と僕は感じ、こうして真剣にかかわっていただけることにあらためて感謝していたのでした。
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この講座を行うにあたっては、講師の千葉さんや大工のササキさんはもちろん、小屋のオーナーになって出資してくれたいもやこうのさん、HEPPの会員さんなどにたくさんお世話になっています。
そんな中でも特に!忘れちゃならないのが「ごはんチーム」
マサミさんは初日から、10〜25名くらいの食事を一人で準備してくれました。2日目午後からはHEPPの理事長自ら、飯炊きを担ってくれました。
本当は、こちらで昼食を出すかどうかも迷ったのです。20数名の食事の準備や片づけは相当な労力ですから。
でも、「お弁当ご持参ください」で、それぞれが自分のお弁当を広げ(中にはコンビニ弁当の人も少なからずしたりして…)、というのはできれば避けたかったのです。「同じ釜の飯を食う」という設定をしてこそ、チームとしてのまとまりも増すように思ったのです(欲張りすぎて大変でしたけど…)。

大人数のご飯(や飲み物、おやつ)を、作り、運び、傷まないようにしつつ出来るだけ美味しく食べられるように配慮してくれたお2人に心より感謝。
「ごちそう様でした!」
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3日目も、いよいよ終盤を迎えます。
ノンストップで作業する千葉さんの隙をついて、その後の段取りを打ち合わせ。
最終日は、遠方からの参加者もいるし、講評なども含めて18時に終わりたい。けど、作業は終わらない。どこまでを仕上げて「格好つけるか」。・・・決めたのは、「今回の特徴であるロフトをある程度作り、何とか外壁を3面仕上げて、屋根にも上れるようにして、みんなで記念写真を撮ろう!」ということでした。
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やや予定時間をオーバーし、18時過ぎに作業終了
内装の細部や屋根張りには至りませんでしたが、ともかく「おおむね完成(っぽい)」状態にはなりました。
まあ、今回はここまで!(あとはオーナー頑張ってください)

皆さん、本当にお疲れ様でした!!
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もちろん主催者側にはたくさんの反省点があるのですが、まずは3日間、けがや体調不良もなく皆さんが参加されたことを嬉しく思います。良かったー・・・。
今回の反省を踏まえ、こんなに大変なことを面白がってくれる「懲りない大工」千葉さんと、早くも来年の「小屋づくり」のアイデアを出し合っているところです。

「小屋の一軒くらい、頑張ったら建てられるかも・・・いや、そういう人間になりたい!」・・・そう思ってくれる人が一人でも増えますように。



ボチボチ続きの作業もやってます。
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posted by 野良人イトウ at 06:30| Comment(0) | 体験塾2013 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月18日

小屋の一軒くらい建てられる人間に…なれるさ(前編)。

先週末は「小屋づくり講座」でした。
実に実に濃密な3日間でした(準備も入れたら10日以上かかりきりだったなー)。
何だかあまりに濃密すぎて、こうして文章にしづらいのですけど(そういえば昨年の今頃も小屋づくりについては、「こと細かに建築工程までまとめて載せるのだ!」と意気込んだ挙句、結局ブログにはUPできなかったのです…)、出来るだけ簡素に3日間を振り返ってみます。



『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座』は、公開講座であるとともに通年コースのプログラムの一つ。
そもそも、何故「小屋づくり」を取り入れたいと思ったか・・・・。農的な暮らし、22世紀型の暮らしづくりの場なら当然「建築も学びたい」わけで、もちろん「面白そうだね!」と言ってもらえる大工の千葉さんとの関係があって、けどいきなり「家」は無理。ちょっとした「小屋」をみんなで試行錯誤しながらつくるのは「大人版基地ごっこみたいでオモシロいに違いない!」と感じたからです。
最初の案では、もっともっと簡素な1坪くらいの、せいぜい床と柱があって壁つけて屋根乗せて終わり!程度で考えていました。1日でつくれるくらいのモノ。
ところが千葉さんと相談するうち、「どうせつくるなら…」とアイデアは沸きだし、ただ「小屋づくりの工程を学ぶ」だけでなく「家の構造もわかるつくりで」「ちゃんと長く使える仕様で」「しかも特徴ある小屋に」「それを3日間で体現!」と結構ハードなプログラムになっていったのでした。

と、まあ、その後もいろいろ試行錯誤しながら組み立てていった講座だったのですが、今年は昨年以上の反響があって、定員を上回る規模で開催することとなりました。
以前も書きましたが、「自分の手で暮らしをつくる」ことへの欲求を持つ方が多いことはこの社会の希望でもあるなあ、と僕は思います。
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新聞の反響はやはり大きいですねえ。掲載に感謝。



さて、いよいよ講座初日を迎えます。
実は、「小屋づくり講座にかかりきり」とは言え、実際には半分以上は通常担っている仕事をしながらなので、日中はアチコチ飛び回り、夜もびっちりパソコンでのメール対応や資料づくりなどに追われる毎日。
寝不足続きで「満身創痍だなあ」と笑いながら迎えた初日だったのでした。
(千葉さんも毎晩遅くまで工房で作業してたみたいです)

9時。まずは長沼町のコモンハウスに集まって下さった参加者へのオリエンテーションから。
その後、すぐに「小屋づくりの基本」を学ぶ座学に移ります。
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道具の使い方の説明も。大工道具には、素人には気づかなかった工夫がたくさんあるのでした。
「へえ、すごいねえ」
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早めに昼食をとり、車で30分ほど離れた江別市の「ぽへぽへ農園」へ移動。
ここは、今回の小屋のオーナーである「いもやこうの」さんの農園で、「ゆったり昼寝のできる休憩小屋が欲しい」というのが施主からの要望でした。

前日までに仕込んでおいた「遣り方」の説明をしたら、いよいよ基礎づくりを行います。
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位置と水平レベルをしっかり取りながら束石を入れ、砂利を「たこ」で鎮圧させながら微調整します。
「これがしっかりできたら9割完成だよー」という千葉さんの言葉をフクザツな思いで聞きながら、炎天下の作業・・・。
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同時進行で、丸鋸や電動ドライバーの使い方、材の測り方を学びながら「床パネル枠」をつくり、キッチリ決まった束石に乗せます。
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床の枠が乗り、そこに床下地材を合わせたところで1日目は18時半に終了。
床が出来ると、「ここに何かが出来るんだな!」というイメージはグッと膨らみやすくなります。
翌日からの壁、屋根づくりに思いを馳せながら、各々帰途に就いたのでした。

遠方から参加の「お泊り組」は、長沼のコモンハウスへ。
寝食共にする合宿生活は、仲間意識も高まるしなかなか楽しいものなのです。
話は尽きないけれど、明日のために早めに寝ないとねー。
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・・・うーん、長くなりそうなので、今回はここまで!
(続く)
posted by 野良人イトウ at 07:24| Comment(2) | 体験塾2013 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月08日

素敵な1日。

昨日は5時から講座の準備と畑の作業。
10時になったら大慌てでこぐま座さんへ・・・。

昨日は、今年2回目の魔女講座(『魔女が教える癒しのハーブ』)だったのです。
11時からの講座なので、1時間前に行っていろいろと準備。朋さんと軽く打ち合わせ。
この講座は、今回も村上朋子さんとこぐま座さんとのコラボで開催しています。

朋さんの魔女パワーと美味しい食事に、参加したみなさんにも満足していただけたのではないかと思います。
なんとも贅沢な時間…!
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14時過ぎ、講座終了後の後片づけなど行なって、その足で長沼南部へ。薪用の丸太をいただく約束をしていたのです。

炎天下の中、デリカ満タンに丸太を積み、帰宅・・・する途中で田んぼに寄りました。除草しなきゃならないことを思い出したのです。
1週間ぶりの田んぼ
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奥の方はやはり、藻のようなものがたくさん浮いてて、水面が覆われているような状態でした。
水を入れ替えてみたけれど、どうかな〜。
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腰がヤバい状態になりながら、除草を終えると自宅へ。
18時半から19時半は、自分とこの畑の作業です。
らっきょうが埋もれてる〜何とかしなきゃ!
(実は魔女講座でラッキョウ酢漬けを食べて、「あ、ウチのらっきょちゃんも大事にしなきゃ!」と思いだしたのでした…)
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家に入ってひとっ風呂浴びて、晩ごはんを食べたら、来週の「小屋づくり講座」の準備です。
参加の申し込みや問い合わせが来ているので、メールで返答など。こういうのに案外とっても時間がかかるのでした。
あまり夜にパソコンに向かいたくないのですが、明るいうちは外で働きたいし、どうしてもそんな時間になってしまうのですねえ。

・・・てなわけで、1日びっちり働きました。
思いっきり働いて、たくさんの人に会って、美味しいものを食べて(んまいビールも飲んで)、素敵な1日が終わっていくのでした・・・。あーやりきったー。
(そのあとDVD借りてたから『シルク・ド・ソレイユ』も観ちゃった…スゴかった…!)

明日も頑張るゾウ!
(と思ったのが昨日なので、今日も頑張ったゾウ!)


posted by 野良人イトウ at 22:11| Comment(0) | 体験塾2013 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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