2012年11月24日

いいないいな。


去年、
「厳しい内容の歌ばっかり歌うねえ」
と言われた(ほんとにその時はキビシー歌が多かった)ときに、
「そんなこたあない、はず」
と発奮してつくった歌。

「NHK<みんなのうた>で流れてもいいような歌を!」
と思ってつくりました。
もっと(ちょっとは)間違えずに出来たのもあるけど、出演者があんまりスバラシイのでこれをUPしよう。




『いいないいな』(2011年8月)

いいないいないいな 夕焼け見れたらいいな
いいないいないいな 明日も晴れたらいいな

いいないいないいな 玄米うまく炊けたらいいな
いいないいないいな 豆が美味しく煮えたらいいな

たくさんのものはだんだんいらなくなってって
ちょっとだけで足りるなら 僕はどんどん自由になってゆく

いいないいな嬉しいな タネが芽を出したらいいな
           鶏元気に鳴いてたらいいな

いいないいないいな ミミズが増えたらいいな
いいないいないいな 大きなヒョウタン採れたら楽しいな

いったいどうすりゃいいのかな みんなの声が聞こえるかな
いつか僕もなれるかな もっと仲良く育ちあえるかな

  たくさんの生き物とだんだん親しくなってって
  ちょうどいい場所でなら 僕の世界は無限に広がってゆく

いいないいな嬉しいな 蜘蛛の巣キレイに張られているな
           薪の炎の揺らぎは優しいな

    僕の目 微かな変化をもっと見つけられるように
    僕の耳 ささやかな声をもっと聞き取れるように
    僕の鼻 大切な気配をもっと嗅ぎ分けられるように
    僕の足 もっと力強く大地をつかめるように
    僕の手 小さな命をもっと優しく包めるように
    僕の背中 想像力の翼を広げられるように
    僕の心 小さな喜びもっと感じられるように
    僕の心 小さな悲しみもっと感じられるように

いいないいないいな なれたならいいな
いつか君もなれるかな 見えない根を張って育ちあえるかな

 たくさんのものはだんだんいらなくなってって
ちょっとだけで足りるなら 僕はどんどん自由になってゆく

いいないいな嬉しいな 明日は晴れたらいいな
           雨なら雨でも仕方がないな
           ミミズやカエルは喜ぶな
posted by イトウ at 06:07| Comment(0) | うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月15日

トキヱさんのうた。

3年前、僕は某特別養護老人ホームで深夜の介護アルバイトをしていました。
そんときの歌。
あれはあれで楽しかったな。




  『トキヱさんのうた』

新しい年を迎えた瞬間 僕はゆっくりと腰を上げたのさ
薄暗い廊下をペタペタ歩き 静かに扉を開いて中に入るのさ

   トキヱさん トキヱさん お目覚めですか
   トキヱさん トキヱさん おトイレにでも行きましょうか
   トキヱさん トキヱさん 今はまだ真夜中だから
   気になるかもしれないけど畑の草取りは明日にしましょう

家族に連れられ出て行った人たち 表情も変えずに見送った人たち
テレビじゃ賑やかに「オメデトウゴザイマス!」
僕らは慌ただしいいつも通りの朝ごはん

   トキヱさん トキヱさん 今日もお元気そうですね
   トキヱさん トキヱさん 入れ歯の具合はいかがです
   トキヱさん トキヱさん 今朝はグッと冷えたみたい
   雪かきの心配はないですよ また今度手伝ってくださいね

   70年働き続けたトキヱさん
   遠い遠い想い出の中で今は暮らしている
   一昨日は息子 昨日は初恋のヒト 
   トキヱさん 今日は僕、誰になったらいいですか

窓の外は静かに雪が降り続ける
暖かな部屋では無表情な笑顔あふれる
夕食がすんだら1日が終わる 
止まった時の中の永遠の今日が過ぎていく

   トキヱさん トキヱさん そろそろ灯りは消しましょう
   トキヱさん トキヱさん 疲れをとってくださいね
   トキヱさん トキヱさん 田植えの準備は大丈夫
   気になるかもしれないけど 明日またよろしくお願いします

   トキヱさん おやすみなさい・・・
           
                 (20010年1月)
posted by イトウ at 20:16| Comment(0) | うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月04日

2度と会うことのない人たちへ。

1年に何度か、思い出したようにギター弾いて歌いたくなることがあります。そうすると、「やっぱり歌うの好きだなー」と思いますね。
この前収穫祭で歌ってから、ちょこちょこ弾いて歌っています。
(全然うまく出来ないんだけれどね。楽しいからいいの)

これは、数年前にあっちこっちフラフラしていたときに、どこかの安宿でつくった歌(を整理したもの)。
タイのチェンマイで20ドルくらいのギターを買って、ずっと持ち歩いていたのでした。





    『2度と会うことのない人たちへ』

  汗ばんだシャツがじっとりと肌に張りつく
  日射しは今日も朝からやたらと攻撃的だ
  ポケットの小銭握りしめて歩く
  この町最後の飯を さあ喰いに行こう

  馴染みになった屋台のおばちゃん
  いつもの挨拶かわし いつものぶっかけ飯頼む
  今日でお別れだ…って伝えたら
  何にも言わずにおばちゃん 大盛りくれた

    サヨナラ サヨナラ ありがとう
    2度と会うことのない人たちよ
    あなたの働く手 忘れない
    あなたに負けぬよう僕も懸命に生きます

  右も左もわからぬまま国境を目指す
  背中の荷物はズッシリと響く
  迷いうろつき やっと出合ったリキシャのオジサン
  「マカセテオケヨ!」って胸叩いた

  イミグレへの道 長く険しく
  ひび割れたアスファルト リキシャのタイヤを焦がす
  オジサンのシャツすっかり色変えた頃
  リキシャが停まりオジサン笑った 「速かっただろ?」って

    サヨナラ サヨナラ ありがとう
    2度と会うことのない人たちよ
    あなたの背中を忘れない
    あなたに負けぬよう僕も懸命に生きます

      ジンバブエ ゴロモンジのゴンボ マジータ!
      バングラデシュ ダッカのシャモール ドンノバッド!
      カンボジア プノンペンのヴィサ オークン!
      パキスタン サッカルのイジャース シュックリヤ!
      パレスチナジニンキャンプのファミリー シュクラン!
      イラン マシュハドのアリラゼ ヘイリィマムヌーン!
      中国 哈密のチャーチャ 謝謝!

      エチオピアの靴直しの少年 キューバのピザ屋の青年
      トルコの花売り少女 ポーランドの宿の姉さん

    サヨナラ サヨナラ ありがとう
    2度と会うことのない人たちよ
    あなたの笑顔を忘れない
    あなたに負けぬよう僕も懸命に生きます

posted by イトウ at 18:26| Comment(2) | うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月31日

芽が出る頃だよ。

 
収穫祭のミニライブ。
ほぼぶっつけでやったのでグダグダだけれど、楽しかったからいいのです。
最後の方の歌詞はみんなに書いてもらったもの。
みんなで歌ったり鳴らしたりしたかったんですよね。



   「芽が出る頃だよ」 
 
この雨あがったら 表へ出よう   土手の向こうに きっと虹が出る
カエルが空を見上げている   君の播いたタネも 芽を出す頃だね

 失くしたもの 手に入らなかったもの
 たくさんあった気がするけれど・・・

全部忘れたよ また日が昇る
    大丈夫 僕らにはこの手がある
    育てよう そっと包み込むように
    つくり出そう 僕らにはこの手がある

顔を洗ったら 薪割りに行こう   東の空に朝日が眩しい
Coccoがエサをねだっている   君の足元には猫がじゃれている

欲しかったもの 買いたかったもの
   まだまだあるよな気がするけれど・・・

     どっちでもいいや それより今は
     大事なこと 見つかりそうなんだ
     手をつなごう 糸を紡ぐように
     つくり出そう 新しい日々を

    みなさん今日は来てくれて
    ほんとにほんとにありがとう
    これからもよろしくお願いします

    お米がいっぱい成りました
    かわいい小屋が建ちました
    素敵な仲間が集まりました

   なにしてるときが楽しいの?
なに食べてる時うれしいの?
個性がいっぱい 持ち寄りいっぱい

   ビールの栓がとびました
屋根に穴があきました
   流れ星が見たい放題です
 
   あなたの幸せなんですか?
   私の幸せなんだっけ?
   みんなで笑顔ならそれでいい

Look what you’ve got in your hands,
You have lifeline and destiny line,
All you have to do is just grab them and go.

   学んでいこう 心開きながら
   笑いあおう 明日を想いながら
   
育てよう そっと包み込むように
   創り出そう 僕らにはこの手がある

posted by イトウ at 22:19| Comment(0) | うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月04日

ミセテアゲタイ。

醤油の仕込みをしながら鼻歌で歌っているうちにできた曲です。




  『ミセテアゲタイ』(2012.4)

醤油をつくるには 麦が必要だ
醤油をつくるには 大豆が必要だ
醤油つくるのは 簡単なことじゃない
まずは上手に 麹をつくらなくちゃならない

麹ができたら 塩水にひたすのさ
樽に入れて 静かに諸味を見守るのさ
醤油をつくるのは 簡単なことじゃない
毎日忘れずに 手入れしなくちゃならない

  醤油 醤油 見せてあげたい
  そういう思いは 募るばかりさ

一年待ったら 醤油はできるかな
樽の中の宇宙で 何が起こってるんだろう
醤油づくりは 僕がやってるわけじゃない
きっと 何億年前から続いてきた彼らの営み

  醤油 醤油 育ってほしい
  そういう思いで 待たせておくれ

醤油を育てるには 大豆を育てなくちゃならない
醤油を育てるから 麦もちゃんと育てたい
樽の中とつながってる土壌を育てなくちゃならない
汚れなき水を すべての細胞にあげたい

  醤油 醤油 君に見せたい
  一年たったら 君と舐めたい

   麦や大豆を育てる暮らし
   醤油や味噌を育む暮らし
   草に寝ころび空を見上げながら
   隣に君がいれば、なんて思う
   そういう暮らしに舞い落ちるような
   灰に怯えて暮らしたくはない
   糞も味噌も粕も美しき僕らの世界の仲間だけれど
   そんな僕らの細胞を壊すようなものはイラナイだけなんだ
   そっと暮らしていたいだけなんだ

  醤油 醤油 見せてあげるよ
  一年経ったら 舐めてごらんよ
  醤油 お醤油 生きているんだよ
  百年経っても 続いてるだろう




ラベル:うた
posted by イトウ at 21:43| Comment(3) | うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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