電車の中でも、外食して注文した品を待つ間でも、トイレにこもりながらでも、簡単にいろんなことを調べられるようになった今。
情報が日々洪水のように押し寄せてきます。
でも、イマイチ「本当のコト」が何なのか、わからない。
熟慮や意思決定を経ずに、「何となく…」で暮らさざるを得ないことが、以前よりも多くなっている感じがします。
せっかく手軽に情報を得られるようになっているのに、思考もどんどん偏っていくような・・・。
コロナウイルス(そしてcovid19って病)についても、相変わらず僕らはよくわかっていません。
結局は、ボンヤリとしたイメージだけ。
毎日感染者数を公表されたところで、検査の母数もわからないし、検査対象も作為があるのだろうし、無意味な数です。
科学的に新しく見つかったウイルスの性質を調べるなら、無作為抽出で一定数の検査を続けないと「数値」は意味を持たないはず。
(単位や桁が違う数同士を比べても意味ないよ!っていう、小学生の算数レベルの問題です)
情報の波に溺れない為にも、「科学的思考」が大事だなあ、といつも思います。
メディアがつくるイメージ(これは両側、ありますね)。
「善意」に訴える雰囲気(最終的にはコレが決め手になりますね)。
ちゃんと考えないと、トンチンカンなことばかりしちゃうばかりでなく、逆に誰かを傷つけたりもしますよね。
本人は良かれと思いながら。
この『エコバッグ』という歌をつくった時、僕は皮肉のつもりでした。
まさか10年後に、本当にエコバッグを持ってコンビニに行く時代が来るとは思っていませんでした。
だって、エコバッグを持って、便利さを追求した個別プラスチック包装の使い捨て商品を買いに行く・・・・なんて、実にシュールな姿じゃないですか?(と僕には見えます)。
一応言っておきますが、エコバッグ自体が悪いわけじゃないし、そもそもバッグを持ち歩く習慣は悪くないと思います。
ゴミばかり増える過包装よりも、リユースできるものの方が気分がいいなあ、とも感じます。
でも、コンビニでエコバッグって、「何か一つ(良さげなこと)やっていれば、本質的に問題に向き合わなくても良くなっちゃう」典型的なパターンのように思うのです。
行政や企業の多く、そして「普通の消費者(自分も含む)」の多くは、多忙な暮らしの中で、イメージだけで思考を停めてしまいます。
例えば石油製品と言ってもポリとビニルは違うのだし、成分、性質は滅茶苦茶多様。
ケースバイケースで使い分ければいいのでしょうけどね。
ちなみに僕は、コンビニに行くこと自体が少ないけれど、買物したら袋をもらって(買って)、ゴミ袋とかお出かけの小梱包に使っています。
(セイコーマートは今でも袋くれるので行きやすいです)
最後は燃やすのが一番。
今のコンビニレジ袋は、ほぼ有毒物質は出ないはずです。
「よーく考える」習慣を持たなきゃなあ、とあらためて思うのでした。
『エコバッグ♪』
エコエコバッグ ぶらぶら下げて 今夜もコンビニに行こう
ネコネコだって ごろごろしてるだけじゃホントはないのかもね
何となくキレイな花を飾って暮らそう
何となくキレイなものを並べて暮らそう
何となく美味しいものを食べて暮らそう
何となく安心なもの食べて暮らそう
何となくよい香りに包まれて暮らそう
何となく楽しげな歌を聴いて暮らそう
何となく安全な雰囲気の側で
テレビの中の悲劇に胸を痛めよう
何となくキタナイもの遠ざけて暮らそう
何となく臭いものには蓋して暮らそう
何となく悪そうな人裁いて暮らそう
醜いものは何となく見難いとこに置こう
何となく単純な答えを信じよう
何となく幸福な暮らしを求めよう
日々はそれなりに忙しく過ぎるけれど
何となく「善い行いをしたい」と思ってる
ああ僕はこの世界で 何番目くらいに幸せなんだろうか
エコエコバッグ ぶらぶら下げて
今夜もコンビニに行こう
ネコネコだって ごろごろしてるだけじゃホントはないのかもね
何となくきっとたぶんどちらかって言えば
「正しく」生きている方じゃないかな
何となく「自然は大切」だって思う
何となく「地球にやさしく」なんて思う
何となく“ナチュラル”は美しいんじゃないかな
これからはきっと「こころの時代」なんでしょ
平和な世の中を何となく祈ろう
何となく優しげな世界を願おう
何となくサスティナブルなカタログめくって
新しいマイ箸とマイカップ選ぼう
何となくキレイなものを並べていたい
安心と安全に囲まれていたい
日々はそれなりに忙しく過ぎるけれど
何となく「美しくいたい」と思ってる
ねえ君はこの世界で 何番目くらいに幸せになりたいの?
エコエコバッグ ぶらぶら下げて
今夜もコンビニに行こう
ネコネコだって ごろごろしてるだけじゃホントはないのかもね
何となくきっとたぶんどちらかって言えば
「正しく」生きている方じゃないかな
もうちょっとくらい 幸福になりたいなあ
(2011年4月)
★『ぐるりの日々。』
ブログがあまり更新できていない代わりに、今年は動画でちょこちょこ記録を残しています。
今回紹介するのは、8月半ばに行なった「スズメバチの駆除」と「小麦の脱穀」の様子です。
北海道で【ぐるりの暮らし】#39「スズメバチの巣を駆除」〜今年も敷地内にスズメバチの巣を発見。防護服を借りてきて駆除しました。
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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。
★イベント情報
『オサムさんの刃物教室』
米バークレーで20年以上「日本の刃物やさん」をしていたオサムさん(現・こぐま座料理人)に様々な刃物の違い等を教わり、「砥石のこと」や「研ぐコツ」「刃物の扱い方」を習いましょう。
〇日時 8月29日(土)12:00〜15:00
〇場所 こぐま座(長沼町東2線北9)
〇参加費 3500円
*こぐま座ランチ付き
*こぐま座内刃物関係特価販売アリ
〇講師 弘山監さん
〇定員 8名
ミニミニシアターぐるりの森『0円キッチン』上映会
「捨てられてしまう食材を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と考えた食材救出人のダーヴィド。
廃油で走るキッチン・カーでヨーロッパ5ヶ国を巡り、廃棄食材クッキングの旅を行うエンターテイメント・ロードムービーです。
〇日時 9月26日(土)@10:00〜 A13:00〜 B17:30〜
*3回上映
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(石狩郡当別町金沢147‐1)
〇参加費 1200円 *1ドリンク付き
(基本的に予約制ですが当日申込み1500円)
〇定員 各回8名。
『裏山トレース〜2020秋』
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただく、恒例の「裏山探索会」。
今回は、夏が終わりこれから冬に向けう準備をしている草花や樹々、そしてキノコなどの様子を観察します。
〇日時 2020年10月3日(日)13:30〜16:30
〇場所 当別町金沢147-1(エコビレッジライフ体験塾)
〇参加費 1500円
〇講師 喜多としろうさん
『明日のためのタネ採り講座』
ヒトが栽培を始めて約1万年。その間に、「タネ採りの方法」も、「種子の扱い」も、ずいぶんと変わりました。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、実際に10数種類のタネ採り実習も行います。
〇日時 10月11日(日)10:00〜12:00
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(石狩郡当別町金沢147‐1)
〇参加費 1500円
〇定 員 10名
*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。

