イオさんこと早川寿保さんに1年に1度お願いしているこの講座も、今年で4回目となります。
第1部は座学です。
どうしてイオさんがこのオフグリッドソーラー発電のインストラクターを始めたのか、自己紹介を交えながら、この発電方法の意義やメリット、デメリットを詳しく話して下さいました。
話がアチコチに(いや、多岐に…)脱線していくのも、イオさんのお話の面白さ。
それはイオさんが、エネルギーや発電技術の問題以上に活動の動機としている「想い」があって、それをこそ伝えたいと願っているからなのでしょう。
第2部は屋外に出て、実際にソーラーパネルと他のパーツを接続する演習を行いました。
バッテリーとコントローラー、ソーラーパネルをつないで・・・
3、2、1・・・スイッチオン!!
各「発電所」のライトが、太陽光によって作られた電気で灯りました。
今回の講座でイオさんもお話されていましたが、重要なのは「太陽光発電」ではなく、「独立型」「オフグリッド」で行うということなのだと思います。
オフグリッド・・・つまり、電力会社が敷き詰めた送電網から「独立」すること。それは、「自立した暮らし」を意味します。
もちろん電気に限った話ではありません。
僕らの暮らしを成すためのすべてが大きなシステムに依存し、そこから抜け出ることが難しい時代。でも、それは実は、大きなリスクと犠牲の上に成り立っています。
「独立型発電」の考え方は、ガンジーさんがチャルカで目指した「独立」「自立」に似ているように感じます。
「電力会社が膨大なリスクとエネルギーロスを背景に無尽蔵であるかのように送り続けてくる電気」を当たり前とするのではなく、「天候によって変わる不便で不安定で有限を実感せざるを得ない小さな発電システム」に向き合うことは、暮らし方を見直し、延いては少しずつでも今とは違う方向に社会を向けていくんじゃないか・・・なんてことを考えたりもします。
電気に限らず、「オフグリッド」していく在り方。
それは、もうひとつの「網」に委ねるあり方なのかもしれません。
もうひとつの網。
言わずと知れた、「生態系」という網です。
太陽からのエネルギーを元に有機的につながっていく・・・そんな網に加わることが、きっと新しい在り方なのだろうな、と思うのでした。
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