2016年08月30日

「独立型」であるということ。

8月28日(日)に行った公開講座『今日から我が家も発電所〜イオさんの独立型太陽光発電講座』。
イオさんこと早川寿保さんに1年に1度お願いしているこの講座も、今年で4回目となります。

第1部は座学です。
どうしてイオさんがこのオフグリッドソーラー発電のインストラクターを始めたのか、自己紹介を交えながら、この発電方法の意義やメリット、デメリットを詳しく話して下さいました。
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話がアチコチに(いや、多岐に…)脱線していくのも、イオさんのお話の面白さ。
それはイオさんが、エネルギーや発電技術の問題以上に活動の動機としている「想い」があって、それをこそ伝えたいと願っているからなのでしょう。
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第2部は屋外に出て、実際にソーラーパネルと他のパーツを接続する演習を行いました。
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バッテリーとコントローラー、ソーラーパネルをつないで・・・
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3、2、1・・・スイッチオン!!
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各「発電所」のライトが、太陽光によって作られた電気で灯りました。



今回の講座でイオさんもお話されていましたが、重要なのは「太陽光発電」ではなく、「独立型」「オフグリッド」で行うということなのだと思います。
オフグリッド・・・つまり、電力会社が敷き詰めた送電網から「独立」すること。それは、「自立した暮らし」を意味します。

もちろん電気に限った話ではありません。
僕らの暮らしを成すためのすべてが大きなシステムに依存し、そこから抜け出ることが難しい時代。でも、それは実は、大きなリスクと犠牲の上に成り立っています。
「独立型発電」の考え方は、ガンジーさんがチャルカで目指した「独立」「自立」に似ているように感じます。
「電力会社が膨大なリスクとエネルギーロスを背景に無尽蔵であるかのように送り続けてくる電気」を当たり前とするのではなく、「天候によって変わる不便で不安定で有限を実感せざるを得ない小さな発電システム」に向き合うことは、暮らし方を見直し、延いては少しずつでも今とは違う方向に社会を向けていくんじゃないか・・・なんてことを考えたりもします。

電気に限らず、「オフグリッド」していく在り方。
それは、もうひとつの「網」に委ねるあり方なのかもしれません。
もうひとつの網。
言わずと知れた、「生態系」という網です。
太陽からのエネルギーを元に有機的につながっていく・・・そんな網に加わることが、きっと新しい在り方なのだろうな、と思うのでした。
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posted by 野良人イトウ at 21:40| Comment(0) | エネルギー自給 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月20日

軽やかにこれからのエネルギーを考える。

先週末の体験塾は、今年度2回目の宿泊プログラム。
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土曜日は、エネルギー関係のコーディネートをされている岩井尚人さんによる講座『これからのエネルギー』から始まりました。
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昨年の事故がほとんど収束しないまま、経済の理屈でなし崩し的に大飯原発も再稼働に向かっていますが、今回の岩井さんのお話は、そういった「電気の世界」からは少し距離を置いた内容でした。
岩井さんのお話の中心は、「省エネ」。しかも繰り返し言われていたのは、「我慢するのではない、快適な省エネ」で、出来るだけコストもかけずにちょっとした工夫でできる知恵を伝えて下さいました。
快適さを得るためにたくさんのエネルギーをつぎ込んだり新しい機械を買うのではなく、まして「原発がなければ大変なことになるぞ!」なんて脅しに振り回されるのでもなく、出来ることはたくさんあるのです。
岩井さんの話は、たとえばエネルギーロスをなくすとか自然の循環気流を利用するとか、そのためにできる手立ては何か(その多くは掃除や最低限のメンテナンス!)…なんて内容でしたので、「すぐに試してみよう!」と感じた参加者の方も多かったようです。
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岩井さんの取り組みである『エネチェン100』についても紹介していただきました。
北海道で使うエネルギーを100%自然エネルギーにするプロジェクトで、現在実現へのロードマップを作成中とのことです。
面白いのは、取り組む際の唯一の約束事が、「反原発の発想をしない」という点。
「原発に反対するための自然エネルギー」ではなく、「こっちの方が豊かだから」「我慢するのではなくいつの間にか自然エネルギーで間に合ってしまう」展開にしたい、という岩井さんのお話に一同納得でした。



岩井さんの講座の後は、『エネルギー自給の実践』を。
エネルギーは持続可能なものを求めるのは当然として、それがすべて大手企業の生み出すものを<買う>ことでしか得られないのでは問題です。自給エネルギーを確保しておくことも非常に重要なのです。

コモンハウスに設置した「独立型(電力会社の送電線とつながっていない)ソーラーシステム」や燃焼効率が非常に良いキッチンストーブである「ロケットストーブ」、太陽熱を集めて熱として利用する「ソーラークッカー」「熱温水器」などを実際に試してみました。
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お日様のご機嫌が良くなかったため、思ったような展開にはなりませんでしたが、それも愛嬌。人間の思うままにならないことも含めての<自然>エネルギーです。
でも、かけたヤカンの水が沸騰しなくとも、設置しておくだけでぬるま湯になっていて、水から沸かす半分の時間でお湯を使えるなら、これは随分省エネにもなります。完璧である必要などないはずです。
時と場合、それぞれの環境に合わせてうまく利用していく知恵が必要ではありますが、「自分の活用の仕方次第」というのは、実は大きな可能性を持っているのではないでしょうか。

ちなみに、僕はチベットを旅したときに、小さな村でソーラークッカーを使っているのを目撃した経験があります。
これです!その村は標高4000m位の高地で、ガスはもちろん薪もあまりなく、太陽の強い日差しがとても重要なエネルギーだったわけです。
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エネルギー実習の後は田んぼへ。
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1週間前に田植えした後、はじめての除草作業です。
「ドロオイムシが増えると困るのはわかるのだけど、プチッとやるのは抵抗があった…」という方が多く、<人間の存在>と<農の在り方>と<他のイキモノとの共生>について、一つひとつそれぞれの姿勢を問われるなあ、とあらためて感じました。



温泉、夕食のベジ餃子大会、DVD鑑賞会などで夜も楽しく過ごした翌日、あいにくの天候だったのですが、朝早くからみなさん散歩や薪割りなど<朝飯前>の活動に熱心です。

2日目のプログラムは9時からスタート。残念ながら雨脚が強まってしまい、予定していた<堆肥の積み込み・切り替えし><野菜苗の定植>はできず。代わりに<段ボールコンポスト>のつくり方や使い方を学びました。
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その後は、みんなが気になっていた石臼を使用。
トウモロコシを挽いて粉にし、トルティーヤをつくって食べてみました。
何度も何度も挽いて、時間をかけて細かい粉にする大変さと共に、石臼を考え出した昔の人の知恵に大いに感心したひと時でした。
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今回のプログラムもかなり天候に翻弄されてしまった(特に2日目!)のですが、エネルギーのことでもコンポストでも、「気になっていたけどやっていなかった」ことを「これを機に始めたい」とおっしゃっていただくことが多く、ホッとしています。

運営する側としては、「雨天時の活動は常に用意しなきゃ」と思う反面、「このタイミングでこれはみんなでやっておきたい!」ということが多いので、「あまりその場で迷うのも嫌だなあ…」と思ったり・・・
とにかく、予定した活動ができるように「お天道様お願いします!」「良い子でいますから!」って感じです。


posted by 野良人イトウ at 22:16| Comment(0) | エネルギー自給 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月16日

自前のエネルギー。

ソーラーパネルをつなぎました。

先週に届いていたのですが、時間がなくて設置していなかったのでした。
一昨日、満を持して設置。



購入したパーツは、まず主役のソーラーパネル
190Wのを買ったのですが、これで実際どのくらい使えるのでしょう?
(目安はあるけれど、やっぱり自分で使ってみなくてはね)
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バッテリー
もちろんディープサイクルバッテリーです。
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コントローラー
パネルで発電した電気を安定してバッテリーに供給する機械です。
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そして、インバーター
12Vの電圧を通常の家電用100Vに変換する機械です。
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説明書を見ながら、接続していきます。
僕はあまり電気関係、得意じゃないので、頭を悩ませながら・・・
(この手の取扱説明書は、あんまり丁寧親切じゃないんですよね・・・機械自体の説明書はほとんど英語だし。)

なんとか接続終了し、パネルは表へ。

とりあえず、ライトとCDプレイヤーを使ってみました。
ジャジャーーーーン!
ピッカー――――ン!

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ソーラー発電システムにもいろいろ課題はあるのでしょうけど、電気を自前で供給できるってのは嬉しいものですねえ。
今、このパソコンもソーラーシステムからの電気で動いています。
このシステムを使っていろいろ実験していこうと思います。
この辺の強風を活かした風力発電も作りたいなあ。

posted by 野良人イトウ at 06:35| Comment(0) | エネルギー自給 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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