2012年05月08日

気持ちの良い在り方。

薪用の木を大量にいただけることになったので、慌てて置くスペースを確保しました。
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昨年秋に割ってこの場所に積んでいた薪は、こっちに移動。
この薪はもうかなり乾いているので、まずはここから使えばいいですね。
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どーんと来ました!
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この丸太、知り合いの彫刻家の方が、近所の農家さんからもらったものだそうで、おすそ分けしてくれたのでした。その農家さんは、最近北海道米の稲品種の特性が変わってきたので、田んぼの日当たりを良くするために伐採したとのことです。
下さったのが石彫刻の方で、大きな岩を移動させるのに使った2tトラックで運んでくれました。
ありがたい限りです。
(ちなみに、この状態に整理するのは一人でやりました・・・)

「もっと持って行っていいよ」
とおっしゃって下さってるので、あとは何回かワゴン車で運ぶつもりです。

なので、早速チェンソーでタマにして、薪割り。
ここがコモンハウスの「わくわく薪割りランド」です。
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いつでも入場者募集中!!(入場&参加無料!)

半日かかって、丸太を整理しながら薪割りして、このくらい積みました。
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くたびれた〜。でも・・・・せいぜい2〜3週間分かなあ。
まだまだ足りませんね。夏前の今の時期に必死にやらないと。
今が冬の準備の最盛期です。



薪ストーブにかんしては、僕自身も考え方に変化があります。
“ストーブ”というより、“エネルギー”の使い方にかんして、ですね。

以前から、そう強く「石油ストーブよりも薪ストーブが良いであろう」とは思っていなかったけれど、最近ますます「どちらとも言えんなあ」と感じています。
当たり前だけれど、まずは熱エネルギー源として「何を使うか」よりも「どう使うか」が重要だろうからです。
もちろん、自分の体を使って準備することが多い薪ストーブだからこそ「大切に使う」し、薪は石油に比べその準備の過程で「学ぶ」ことも圧倒的に多いとは思います。

「灯油だって節約して大事に使うでしょう!」との考えもあるかもしれませんが、それはあくまで市場価格次第。今のように石油価格が高ければ気にする人も、半額になればもっと気楽に“使ってしまう”はずです。この際、経済的優位者や利権によって変わってしまう市場価格みたいなものは、判断材料としてはあまり重要視せずにおきましょう。

それよりも最近僕は、「身体的経験を経ない情報、知識、人間の想像力なんて所詮貧相なもの」と思っているので、お金という脳内の作業だけで済んでしまう石油よりも、やはり体を使って準備し、燃やすのにも体を使わなければならないという点において、薪ストーブは“僕にとって”重要なツールなのです。

“エコロジカルかどうか”“持続可能かどうか”っていう観点は、じつはどんどん重要度が下がっています(僕の中では)。
何故なら、日々いろいろな経験を積み、学べば学ぶほど、「事態はそう単純ではない」と感じるようになってしまったからです。

僕の中の“自然観”“歴史観”は、どんどん変化しています。
“自然そのもの”と“人間の暮らしを含む自然”は異なります。
“通常人間が認識する過去・未来”と“地球の歴史”は異なります。
「何処に照準を合わせるか」って話であって、「何が正しいか」では決してないんですよね。
(正しさ、程アヤシイものはないですからね)
だから僕は、腰を痛めながら薪を準備して焚くし、場合によっては石油ストーブも焚きます。ガスも電気も必要に応じて、効率よく使おうと思います。
“効率よく使う”のが“気持ちの良い暮らし方”だからです。
“実感を伴う”方が“気持ちが良いから”です。
決して、それが“正しいから”ではないんですよね。

などと考えながら、どしゃ降りの中で作業して冷え切った体を温めるのに、5月だというのに!薪ストーブに火を点けました。
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あ〜寒かった・・・
posted by 野良人イトウ at 05:53| Comment(0) | くらし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月24日

冷蔵庫、もうちょっと我慢。

1週間ほど前、お向かいのオバちゃんにホッケの開きをいただきました。
「冷蔵庫のコンセントは抜いたままだし、早く食っちまわないと…!」と思ったけれど、たまたま他にも生ものいろいろもらっちゃったりして、う〜ん困った。

「まずいぜ、また腐らせちまう・・・」

んじゃーこういう時は・・・「干しましょう!」
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... 放っとけば1日2日で腐ってしまう気温でも、風に当てて干しておけば、それは干し魚をつくる期間に早変わり。
干されていけば、どんどん腐りづらくなるし、ちょうどいい干し加減なら旨味もUP!
ニャンコは気になって仕方がないようですけど。

肉なんかは、酒粕とか味噌とかに漬けちゃえば、味噌漬けが出来るまでの待ち時間に。
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posted by 野良人イトウ at 22:49| Comment(0) | くらし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月23日

皿洗いの作法。

ごく少量の水で皿洗いをするには、ちょっとした作法が必要になります。
(なぜ少量の水で洗うかって言えば、凍るので水道を使ってないからです…)

まず、一番重要なのは、・・・キレイに食べきること!

汁物や茶碗はお湯を入れてゆすぐようにして飲んじゃえばいいですね。
お皿の付着物は、野菜やパンで拭き取るようにして食べちゃえばいいですね。
食べ物なんだから、全部食べきればいいんですよね。
捨てるなんてもっての外。
排水溝の先は4次元につながってるわけでもないし・・・。
「ごちそうさま」の段階でお皿がピカピカってのが、いろんな意味で理想です。
それができていれば、あとは濡らした布で拭き取るだけでもいいかもしれません。

まあ・・・それでも、一応洗いましょうか。
ボウル(または桶)を2つ用意します。
冷たい水はつらいので、ストーブのお湯を使いましょう。
食べ終わる前に拭き取れていればほとんど石鹸もいらないですけど、油ものなどで取りきれていないときは、ちょっと石鹸を使います。石鹸は、手洗いや洗髪にも使える純石鹸です。
スポンジでキレイに洗った後は、ボウルのお湯でゆすぎます。
その後、もう一つのボウルのキレイなお湯ですすぎます。
・・・以上、です。
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例えば3人くらいで食事して12枚くらいのお皿洗いも、ボウル2つのお湯でさっさと洗えます。
ボウルひとつ分の水しかない時は、1度目の(ちょっと汚れた水での)ゆすぎの後に、布で全部拭き取っちゃえばいいですね。

ただ、1人で全部やるよりも、2人もしくは3人で流れ作業にすることが望ましいかな。
何かとストレス少なく作業できます。
話ししながらみんなでやれば、あっという間です。



ちなみに、“ヤカンの作法”ってのもあります。

ストーブの上のヤカンがカンカンと沸きだすので、沸騰したらすぐにポットに移すだけですけど。
でも、これに気をつけるだけでも、ガスの使用量はぐんと減ります。
いつもすぐにアツアツのお湯を使えるのは嬉しいものです。
ポット3つ分、常にお湯を確保しておくようにしています。
ちなみに、ストーブにナベを乗っけて煮モノ中心の食事にすることで、僕の2月のガス使用量は、前月比の1/5以下でした。
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あと、すぐに凍って詰まっちゃううちのトイレならではの“トイレの作法”もありますが、それはまたの機会に。

とにかく、“こういう環境”ならではの、様々な“作法”が自然とできていくのが面白いなあ、と思うんです。
こういうのが、様々な儀式的しきたりの原点だったりするのかもしれないですね。




posted by 野良人イトウ at 20:49| Comment(2) | くらし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月28日

線から面に。

最近、こういう座布団玄関マットと使っています。
『創作団ダイダラボッチ』のメンバーの作品です。
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なかなか良い使い心地。気に入っています。



では、これがどうやって作られるのか、見ていきましょう。



まず、織り機の枠組みとなる木を準備します。これはキャンバスの枠。歪みのないしっかりた作りにしたかったので、まずは成形されたものを使いました。
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組み立てる前にくぎを打ちます。だいたい1cm感覚で、2列が交互になるように。
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上下の枠の部分にくぎを打ったら組み立てます。
これで、織り機の完成です。
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ここに縦糸を張ります。麻ひもでやってみましょう。
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この縦糸に端布や羊毛を編み込んでいくと・・・・

こうなります。
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織り編みってのは実に面白いものです。
線が面をつくっていく不思議・・・。

様々な民族の文化を見ていくと、工夫されたそれぞれの技術に共通点が多いことがわかります。
アイヌの人たちの織りも、やってることは同じなんですよね。
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自分でやるようになると、博物館で「ふーん」と通り過ぎるだけだった「昔の文化」が途端に輝きだします。
「うわー、なるほどなるほど!!」「あそこにこんな工夫が!すごいねえ!!」

文化が、体に染み渡るように理解できていく感覚、悪くないものです。

“知”もまた、線から面を構成していく感じがします。

posted by 野良人イトウ at 20:13| Comment(0) | くらし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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