2020年04月28日

今日を生きたい。

昨冬はまれにみる降雪の少なさでした。
なので、今年は雪解けも2週間以上早かったと思います。
3月末には、山も、家の周りでもほとんど雪が残っていませんで

4月の半ば、裏山に登ってみました。
2月前半に『裏山トレース<冬>』でスノーシューをつけて登って以来、2ヵ月ぶりです。
(当然のことですが)2ヶ月前とは、別な世界が広がっていました。


そろそろかな…と思っていた、ギョウジャニンニクが大きくなっていました。
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エゾエンゴサクはすでに満開。
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ニリンソウも、咲きそうです。
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フキノトウは、今はもうすっかり開いてしまっています。
この時が今季最後のフキノトウでした。
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ただ、これらを撮ったのはすでに2週間前…
この文章も実は10日前に書いて放置していたものです。
その間にも、雪が降ったりコロ介騒ぎが拡大?するなどいろいろあって、気づけば今日になっていました。



さて・・・
4月16日、こんな文書が届きました。
町の役場から出たものです。
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1.町内イベントの中止
2.町が管理する施設の臨時休館
3.不要不急の外出の自粛
以上3点について、5月15日(金)まで取り組みを実施します。


・・・と書かれています。

まあ、<2>はわかります。
どうぞお休みください。

<1>は微妙です。「町内イベントを中止」するのは誰でしょう?「町主催」のイベントを中止します、とも受け取れるけれど、町民が町内で開催する行事に対して言っている可能性もあります。
でも、そうすると、末尾の「実施します」へのつながりが見えません。この文書の発信者とたとえば僕は主体が違うからです。

<3>は、最近よく聞くようになった言葉です。なので、おそらく「町民」の行動に対してのものでしょう。
ただ、やっぱり「実施します」とは主語がつながりません。「取り組」むのは、文章としては「町」「行政」です。
(ここが北朝鮮なら、「実施します」と言われれば「民」が従うことになるのでしょうけれど…)
この部分はおそらく「要請します」と書くはずの文言なのでしょう。でも、だとしたら。
独自の文書を出して「自粛」を要請する(つまり商業活動の邪魔をする)のなら、国や道がそうすべきであるように、町もまた何らかの補償をすべきかと思います

しかも・・・・・
道や国の宣言が6日までであるのに対し、何故か「15日まで」。
なにか根拠はあるのでしょうか?


いろいろ不明・不可解なことが多いので、翌日、この文書を出した担当部署に電話をしてみました。
上記のような僕が感じた点について問うてみたところ、担当の方は「上と相談します」と仰って、数時間後に返答がありました。

結果。
「指摘の通り、文書としては至らない部分がある。が、<1><3>については町民への<要請><お願い>である」
「道など、上からの指示があったわけではなく、<町独自の判断>で行っている」
「<15日まで>としたのは、念のため長めに設定した」
とのことでした。

まあ・・・そうでしょうね。
想像以上でも以下でもない返答。

そうそう。
この文書の元は、「当別町新型コロナウイルス感染症対策本部」という機関。
ちょっと角が立つ表現であることを承知で書きますが、田舎の役場が「アリバイづくりで出した文書」と感じました。


彼らを批判する気はありません。
彼らは不親切でも不誠実でもなく、自治体としての仕事をまっとうに行っている、のだと思います。

でも・・・

だからこそ、怖い。

・・・と、僕は感じました。

空気のように「自粛」を強制する社会的雰囲気。
暮らしを補償するでもなく、一枚の紙を渡して「はい、皆さん自粛して。不要不急の外出はダメ!飲食店なんて行っちゃダメ!イベントは中止!15日まではその手の企画は町内では止めなさい」と言っているわけです。


地方行政が「よかれと思って・・・」出した1枚の紙。
それが、いや〜なムードを積み上げる一因にならないことを祈るばかりです。
こういうことの積み重ねで、社会の空気が固まっていく気がします。



「国は、何故もっと早く検疫強化などしなかったのか?」
「自粛要請するなら、政府の補償が必要だ」
という意見があります(僕も同意見です)。

また、
「もっと早く緊急事態宣言を出すべきだった」
「東京はロックダウンした方がいい」
という意見を言う人もいます。

さらに、
「この期に及んでまだ出歩いている奴がいる」
「自粛ムードが足りない」
「海外のように罰則規定を設けるべきだ」
「休業しない店の名前を公開して晒し物にしろ」
「みんなが協力して敵に向かっているのに同調しないヤツは許せない」
・・・という意見も、目に、耳に、入ってきます。


新型コロナウイルスでの感染症が、どの程度のものなのか、実は正直未だに僕にはわかりません。
感染率や致死率の、世界、国内データを見ても、「?」がつくことが多いです。

もちろん、医療設備や専門職員が不足して、通常の医療も立ち行かなくなる、というのが一番避けなければならないポイントだということはわかります。
けれど、一方で、「何故、死をそんなに拡大して意識づけるのか?」という疑問も消えません。

極端に、「死」や「病」を「あってはならないもの」と恐れているようにも見えます。
未知の感染症はもちろん慎重な対応が必要だと思いますが、根底にある恐れはウイルス自体ではなく「未知であること」の方ではないかと感じてしまいます。
つまり、「この世界のすべてを把握して、コントロールできるようになったハズなのに…!」という驕りが、パニックを生んでいる気がするのです。



死は、本当はもっともっと身近です。
自分の周りで、毎日大小さまざまなイキモノが死んでいきます。
暮らしは、「何かの死」によって成り立っているのが、現実です。
その「順番」が自分には回ってこないだろう、なんてのは、虫の良すぎる話です。

そして・・・
人間に把握できることなど、この世界のほんの一部でしょう。
(もちろん「少しでも理解したい」と学ぶのが人間でもありますが、「そもそも<未知の海>にいるのだ」という原則が大事なんじゃないかと思います)



春。
Coccoさんは鶏舎から飛び出し、力いっぱい羽を広げ、土を掻いて虫を食べます。
生命を謳歌しようとしているのが、伝わってきます。
「明日には病で死ぬかも?」とか「首をハネラレて喰われるかも?」なんて、考えたりはしません。
無数のイキモノたちと共に、この世界で、土の上で、美しく、生きています。
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森を見れば、もっと思います。
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「彼らのように、イキモノらしく生きたいものだ」と。
「明日死ぬことを怖がるよりも、今日を生きよう」と。

(まあ、人に会う時はマスクしますけどね・・・)
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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

映画『世界でいちばん美しい村』上映会
雄大なヒマラヤの大自然、その懐で慎ましく暮らす人々。こどもたちの輝く眼差しと明るい笑顔。
2015年、大地震直後のネパールを取材したことをきっかけに製作されたドキュメンタリー映画を上映します。

 〇日時 <日程変更>5月17日(日)@10:30〜 A14:00〜 B17:00〜 *3回上映
 〇場所 エコビレッジライフ体験塾/ぐるりの暮らし製作所
     (石狩郡当別町金沢147-1)
 〇参加費 1200円(前日までに予約) 1500円(当日)
     *1ドリンク付き *中学生以下半額
 〇定員 各回15名


『オサムさんの刃物教室』
米バークレーで20年以上「日本の刃物やさん」をしていたオサムさん(現・こぐま座料理人)に様々な刃物の違い等を教わり、「砥石のこと」や「研ぐコツ」「刃物の扱い方」を習いましょう。

 〇日時 5月16日(土)12:00〜15:00
 〇場所 こぐま座(長沼町東2線北9)
 〇参加費 3500円*こぐま座ランチ付き
         *こぐま座内刃物関係特価販売アリ
〇講師 弘山監さん
〇定員 8名


『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り』
手前味噌の仕込み、今年は「大豆の栽培」から始めてみませんか?
自分でタネを播く。お世話をして、収穫する。そんな「手間」の中で、いろいろな気づきや学びが生まれます。
味噌だけでなく、毎回、様々な「大豆の加工品」づくりも行います。また、「栽培の基礎」や「農的な暮らし」になどについて、体験的に学んでいただく講座です。

 〇第1回の日時 5月24日(日)13:30〜16:30  
      *2回目以降の予定 A6月後半 「豆腐造り、大豆の観察・管理など」
               B8月半ば 「石臼きな粉づくり、大豆の観察、土壌の話」
               C10月半ば 「納豆づくり、大豆の収穫」
               D11月末 「味噌仕込み」
       *2回目以降の日程は、近日決定しますが、それも参加者さんのご都合も含め、調整しながら決めていきます。
 〇場所 エコビレッジライフ体験塾(石狩郡当別町金沢147‐1)
 〇参加費 10000円(全5回分)/小学生以下(2000円)
       *1回目の単発参加2000円
       *通しでの参加の方を優先させていただきます
〇定 員  12名(要予約)

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。










posted by 野良人イトウ at 06:14| 北海道 ☔| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
外出自粛の雰囲気は困ったものです。

三密防止は、解りますけれども、外出自粛は3密との関連がありません。外で距離を保ち大声で楽しく遊ぶ事も、今の息が詰まる中では必要でしょう。

 おっしゃる通り、命なんてそれほど大切なものでは無いと感じます。命を失う事は悪い事ではありません。
 子育て世代がどんどん死ぬのは困るけど、持病を持った人が死ぬのは当たり前です。爺は死んでよし!(いつかは死にますから、長短に意味は無いし、生きる事にも死ぬ事にも意味はありません)死にたくないが人生最大の束縛なのですけれど。
 矛盾しますが、私もその束縛から解放されていません。理性では死を受け入れる準備はできているつもりです。
Posted by オオトシトウヨウ at 2020年04月28日 07:04
オオトシさんご無沙汰してます。
「三密を避ける」のはわかりますが、「外出自粛」は本当に非合理ですよね。山や海に行くことすら叩かれるなんて…。
日ごろから「死」と向き合っておくことも大事だと思います。
Posted by イトウシンジ at 2020年05月03日 08:51
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