僕にとって大事なこの恒例イベントも7年目となります。
さて・・・
事前の準備は結構大変です。
交換前に上映する映画を決めて手配したり、配布物を作成したり(今回は上映時間に合わせて映像の編集も…)。
イベント告知をして、参加者さんのお申込みを確認し、お一人ずつと連絡を取り合うのも意外と時間がかかります。
会場に展示するもの(タネ見本や発芽の様子)の準備も、1か月くらい前から計画的に進めなくてはなりません。
が、実は今回は、播種したスプラウトの生育が思わしくなく、少し古めのタネを使ってしまったモヤシも日の目を見ませんでした。
(タネという生命のための発芽環境、保存環境・・・こんなことからも、タネについていろいろ考えさせられますね)
おっと忘れてはイケナイ、自分の交換用のタネも準備しなくては。
今回は、トマト2種に長ナス、食用ヒョウタン、食用ホオズキ、エゴマなど10種類ほどをパッケージしました。
当日です。
会場の準備や受付は、参加者でもある友人たちが手伝ってくれました。
(いつもありがとうございます!)
プログラムの最初は映画上映。
今回上映したのは『OPEN SESAME』という、自家採種を大切にする人たちの取り組みの様子(主にアメリカ)をまとめたドキュメンタリーです。
映画の中で出てきた「タネが持つ物語」という言葉は、今の自分にとってもキーワードなので、「普遍的な考え方なのだな」と嬉しくなりました。
この、映画上映の時間枠は、イベントを始めた当初は恵庭の自然農法家・坂本一雄さんにお話ししていただいていました。
坂本さんのお話を聞きたくていらっしゃる方も多かったのではないかと思います。
坂本さんが他界された後はこうして映画の上映を行っていますが、より深い学びの時間として今後どうするか考えていきたいと思っています。
続いて、昨年より始めた「実践紹介」の時間です。
今年は長沼町の「うたりん農園」平野ご夫妻と、あいの里の「ふぁーまーと農夢」佐藤さんに、取り組みを紹介していただきました。
平野さん、佐藤さん、ありがとうございました。
(短い時間でスミマセンでした)
そして、いよいよ「タネ交換会」です。
輪になって座り、まずは自己紹介をしていただきました。
30名強に一言ずついただくのでかなりの時間がかかってしまいますが、この一言があることで、交換もぐっとスムーズになるのではないかと思っています。
フリータイムです。
待ってましたとばかりに、各自自由に動き回り、交換したり栽培談議に花を咲かせたり・・・。
あっという間に30分が過ぎ・・・
・・・交換終了。
会場の関係で2時間ほどの枠に盛りだくさんの内容にしているので、どうしても毎年「もう終わり?!」「ちょっと時間が足りないよ」という雰囲気になってしまいます。
来年はなんとかもう少しゆっくり交換していただけるような時間枠で設定したいと思います。
ただ、「話し足りない!」という声に応えるために、今年は事後のランチ交流会を設定しました。
会場を移動して美味しいランチをいただきながらの2時間は、なかなか濃い時間となったのではないかと思います。
長〜い1日がおわり・・・交換したブツを広げてみました。
いろいろなタネ。
タネがない方から受け取った品々。
僕が渡した子たちが元気に育ってくれることを祈りつつ、託されたタネたちをしっかり育てることを決意しました。
あらためて思うのは、「交換っていいなあ」ということ。
「欲しいものを得る」ことが目的なのではなく、「交換すること」自体に意味があるような気がするのです。
それはつまりコミュニケーションの価値です。
タネを介して、タネを大事に思う人たちと出会いかかわりを持つ・・・「タネ交換会」の真の価値は、そういうところにあるのかもしれません。
もちろん、「いただいたタネ」は大事なのですけどね。
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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。
3月までは随時、味噌や醤油仕込み、ひょうたんランプ制作などの出前講座も承っています。
★イベント情報
『My醤油を仕込もう』(受付終了)
〇日時 2018年3月18日(日)13:30〜15:30
〇場所 当別町金沢147−1
〇内容 ・お醤油の話
・醤油の仕込み
・醤油麹づくりの実演 ect...
〇参加費 2500円
〇定員 12名
『樹から生み出すバターナイフづくり』
〇日時 3月25日(日)13:30〜16:30
〇場所 当別町金沢147-1
〇参加費 3000円(1ドリンク、おやつ付き)
〇定員 12名
〇講師 草刈万里子さん
*お問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページにて承っています。