2017年09月25日

大きな力。

残念なことに、今年も家の前の舗装道路の補修工事が始まってしまいました。
毎年春、秋の2回やっているようです。
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当然、工事をしている人たちのせいではないので、通りがかったら「お連れ様です」と声をかけますが、内心は、「ちっ、やめてくれよな!」と思っています。
そう。
道路に穴がぼこぼこ開いたりひび割れたりすると、僕は「よーし、このまま壊れっちまえ!」と思っているのでした。

何故なら・・・
家の前の道路、狭い道なのに、結構速い車が通るのです。
ガタガタの悪路なら、そんなに速く走らないでしょう。
砂利や土の道なら、速く走りたい車は来ないでしょう。
だから、「このまま舗装が壊れてしまえ!」と思っていたのでした。
そんなにどこもかしこもキレイな舗装にする必要ないもの。

この、家の前の道、僕らは歩くし自転車で走ることもあります。
子どもが時々散歩していたりもします。
だから、60kmくらいの車でも、すごく怖く感じます。
(僕はせいぜい40kmくらいしか出しません)

なのに、この道を70〜80kmくらい出して走り去る車も、日に何台も見かけるのです。
特に隣を走る国道で「ネズミ捕り」をしているときには、抜け道として使う車が多いように感じます。



だから僕は、徒歩の時は、出来るだけ道路の真ん中近くを堂々と歩くようにしています。
向こうから車が来ても、もしもスピードを出しているようなら(逆に)あまり除けません。
そうすると、しばしば怒ったように(むしろ)スピードを上げてすり抜けていく車がいたりもします。

そんな運転手は僕のことを「コイツ、頭オカシイんじゃないか!?」と思っているかもしれません。
でも、僕から言わせれば、「こんな道でそんなスピードを出すアンタこそ、狂ってるよ!」です。
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野生動物が轢かれているのを年に何度も目にします。
本当に、子どもが歩いていたって平気で飛ばしていく車、ゆっくりの車を追い越していく車もいるのです。

オカシイのは法的な部分。
隣を走る、整備された対面二車線の国道が50km制限なのに、この道は制限なし(つまり60kmまでOK)なのです。
もちろん交通量も少ないので、ここで取り締まりをすることもありません。

一度、町の警察署に相談に行きました。
せめて40km制限とかにならないものか、と。
が・・・
その時の警察官(年配のエラソーな人)が言った言葉に、僕は開いた口がふさがりませんでした。
「でも、まだ事故は起こっていないんでしょ?」

・・・どうやら、子どもが轢かれれば考慮されるようです。



北海道の車のマナーの悪さは有名ですが、そもそも「こんなに車がエラソーにしている社会ってなんなの?」と僕は思います。
自戒も込めてしばしば考えますが、<大きな力>を扱う時には、よほど慎重に想像力を働かせなければならないはずです。
車に乗って、ヒトという生物が本来不可能なはずの速度を得た時、僕らは気が大きくなって、きっと<ゆっくりと生きているもの>や<小さなもの>へ向けられるはずの目が失われてしまうのです。

車だけの問題じゃないでしょう。
鎌を持って手で刈るよりも、刈り払い機を振り回す方が(たくさんの作業ができるけれど)イキモノに対して乱暴になります。
スコップで耕すときには感じられる土の中のイキモノの気配が、耕運機を使う時には薄れていきます。
トラクターに乗れば、1匹のミミズの身体がちぎれることになど、意識は向かなくなるでしょう。
身の丈を越えた<大きな力>を持てば持つほど、僕らはエラソーな気分になって、暴力性への警戒が失われてしまいます。
(その行きつく先が、原子力発電や遺伝子組み換え作物なのかもしれません…)

・・・等々考えてしまうので、僕は、状況も考えずに馬鹿みたいなスピードを出す車に無性に腹が立ってしまうのでした。

「法的に40km制限にしてほしい」なんて思ってはいません。
そんなツマラナイ法はイラナイ。
この場所に人間が住んでいて、子どもたちや野生のイキモノが通ることもある・・・と想像してくれたらいい。そうしたら、<車>という身の丈を越えた道具(凶器)の扱い方にも節度が生まれるのでしょうに。
そう思います。

小さきもの、弱きものに向けるべき目を曇らせて、大して意識もせずに身の丈を越えた力を扱うことに慣れてしまった僕ら。
想像力と節度を忘れたその先にあるのは、どういう世界なのだろうなあ・・・。

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posted by イトウ at 00:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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