2017年03月29日

早春の贈り物。

今年のカエデ樹液のことも記録しておきます。

今年最初は3月6日。
前週あたりからかなり日中暖かい日が続き雪解けもすすんでいたので、「そろそろじゃないか?」と思って山に向かいました。
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(「向かった」と言っても、いつも作業しているのと変わらないのですけど…)

この日も晴天。いい陽気です。
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まずは昨年も採ったこの木から。
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ドリルで穴を開けると、すぐにポタポタっと樹液が滴ってきました。
「おお!すごい!やっぱり来てた!」
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シャルモと呼ばれる器具を差し込みます。
チューブの普通のジョイントでも良いのですけど、昨年これをいただいたので使っています。
やっぱり専用器具だけあって便利です。
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取り付けたのは(手が空いたのが昼過ぎだったので)14時ころでした。
4本のカエデに設置し、その日の夕方まで採取。

すると・・・
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3時間で1リットル強。
イイカンジです。

昨年何日から採取したのか正確に覚えていないのですが、半ばすぎだったと思います。
今年は冬が随分ラクでしたから、春の訪れも早いのでしょうか。
その日によって出る量は異なりますが、4本の木からおおむね毎日6〜7リットルくらいの樹液を採ることができました。

集めた樹液はストーブで煮詰め・・・
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最初は20リットル用寸胴、それからだんだん小さな鍋に移し替え。
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3月半ばは、味噌や醤油の講座があって、大豆を煮る繁忙期でもありました。
ストーブの上は大豆とカエデ樹液の入った鍋ていつも満席。
(この時樹液はもう、左隅の小さな鍋に入ってます。シロップにするには1/50〜40にまで煮詰めます)
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でも、ストーブ自体はもうそれほどガンガン焚く時期でもないので・・・
結構ガスも使ってしまいました。


寒い朝には、こんなことになっています。
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以前父にカエデの樹液採りをしている話をした時、「子どもの頃、カエデにできるツララを舐めるのが嬉しかった」と言っていたのを思い出しました。
カエデのツララ・・・口に含むと、微かな甘さが広がります。
本当に微かな甘味です。
このくらいの甘味を「美味しい!」と感じ取れるくらいの方が、きっとイキモノとしてまっとうで、きっと幸せなのだろうなあ、と思いました。

樹液は毎日午前と夕方に見に行きました。
ニャンコのコーネリアさんがお供をしてくれます。
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そんなこんなでできた「メープルシロップ」。
カエデの木の血液のような大切な樹液をわけていただいた、とっても贅沢な品です。
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(「わけていただいた」と言えば聞こえはいいですが、やっていることは「横取り」です。カエデは別に、僕らのために樹液を出してるわけではありません。そのあたりをちゃんと自覚しながら、「ごめんよ。でもありがとう」という気持ちで採らせてもらわなければと思います)


今年は3月6日に採り始め、20日にはほぼ出なくなりました。
2週間強で80リットルくらいかな。
半分くらいは遊びに来た方々に差し上げて、半分を煮つめたり樹液のまま使ったりしました。
十分楽しませてもらいました。

カエデは終わりましたが、そろそろ今度は白樺類が樹液を出してくれるはず。
今日あたり、試してみるつもりです。

これからもこの地で長く楽しませてもらえるよう、大事に山や樹々とかかわっていきたいと思います。
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3月も残り3日。
いよいよ春も色濃くなっていきます。
ドキドキザワザワ・・・。

posted by イトウ at 08:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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