2016年12月10日

綯う季節。

12月になると、縄を綯いたくなります。
「しめ縄づくり」をする機会(講座や自分の家に飾るもの制作など)が増えるというのもあるけれど、単に「綯いたい」という気分にもなります。

「縄を綯う」というのはなかなか面白い遊びです。



これは、うちに飾るためのしめ縄(まだ途中)。
せっかくなので今年は少し凝ったものにしてみようかと思っています。
PC090039.JPG
ちなみに使っているワラは、ハッピーヒル。
福岡正信自然農園コミュニティの方からいただいたもので、今年バケツ田んぼにしてみたのですが、やはり北海道では難しく・・・穂が十分実りませんでした。
それでもなかなか立派なワラだったので、縄にしてみたのです。


こちらは普段使い用のいわゆる「縄」。
続けて長ーく綯っていって、この後のわら細工でも使おうと思っています。
PC090040.JPG
こちらのワラは、自分の田んぼのもの。
僕のやっている田んぼは稲の茎が短いので、継ぎが結構大変です。
「お米がもっと採れたらいいのに!」と思うのと同じくらい、「もう少しいいワラが出来たらいいなあ!」と思いながら、田んぼを続けています。

そうそう。
田んぼで稲架がけして天日干しした稲はその場で脱穀するのですが、ワラの半分は田んぼに戻し、もう半分を持ち帰ってきて保管してするようにしています。
持ち帰るのはもちろん、ワラ細工のためです。

ところが、今年は、持ち帰ったワラをシートにくるんだまましばらく放置してしまったため・・・
やられてしまいました・・・!!
PC060023.JPG
犯人は、ネズミです。
ネコのコーネリアさんがパトロールしてくれるのですが、ワラをくるんだシートは完全にネズミの安全地帯になっていたのですねー。
おかげで、大事な大事な「材料」が7割くらいダメになってしまいました。
もっと早くに整理しておけばよかった・・・と後悔。


たとえば何か「モノヅクリ」をしようと思った時、以前(10数年前、勤めていたころ)は、東急ハンズなどで購入するのが当たり前でした。
まあ、それはそれで面白いのですが、材料を集めたり、育てたりするところから行うようになると、「つくる」という作業は本当に末端の、晴れ舞台みたいなものなのだなあ、と感じます。
その素材の準備や保管を自分でするとなると、これがなかなか大変なことばかりなのですね。


ほうき用のほうきキビも、栽培して収穫した後、「つくり始められる状態」にするまでの段取りにエライ時間と手間がかかりました。
脱穀し・・・
PC060027.JPG

はかまを取り・・・
PC070031.JPG

丈や太さをそろえ・・・
PC090041.JPG
と、この状態に整えるのに数日。

ここまで来たら、「あとは編むだけ」です。
そう、編むだけ。
「編む」という作業が、ここまで頑張ってきた自分へのご褒美みたいな気分になります。



何でも、出来た製品を買ってくるのが楽で安いし(いや「本物」は高いですけど)、自分でつくるにしても素材は買った方が安上がりです(その分賃労働すればね…)。
そういう時代にあえて「0からつくる」というのは、あまり賢いやり方じゃないのだろうけれど、「そうしなきゃ見えてこないもの」「感じられないこと」が実はとても多いのですよね。
時間と手間をかけることで得られる経験と智。

それを大切にしたいし、それをさせてもらえることをとてもありがたく感じます。

・・・などと考えながら、今年も「綯う季節」が始まりました。

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posted by 野良人イトウ at 09:09| Comment(0) | 思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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