畑を一回りすれば、あれもこれも、小さな生命を内包していて嬉しくなります。
オーソドックスな、トマト(これは加工用)。
ナス。
ピーマン。
トウガラシ。
オクラ。
シソ。
キャラウェイ。
ダイズに・・・
アズキ。
インゲン豆。
トウモロコシ(ポップコーン)の、この美しさ!!
稲穂も、ひと粒ひと粒がタネ、生命なんですよね。
(ということを、育苗時にまた実感するでしょう)
ナギナタコウジュも。
(これは栽培種じゃないけど…)
さてさて。
9日にある『タネ採り講座』の準備で、以前勉強した資料などをあらためてひっくり返しています。
意外と忘れていることも多いので、講座を持つことは、僕自身にも大事な機会です。
「ほう!そういやそうだった!」
「植物ってやっぱりすごいなあ!」
なんてあらためて感じることも、結構あるものです。
<自殖性>が強くてタネ採りが簡単なもの、交雑しやすかったり、交雑を避けるための性質があって採種にひと工夫が必要なものなど、その植物をよく知らなければいいタネ採りもできません。
何年もやってると、結構、ルーティン化しちゃってて、向き合い方が足りないことに気づかされたりもします。
「相手のことを知ろうとする」
「相手の身になって考える」
どんな場合であれ、大事なことですね。
自家採種を続けていくことは、タネ(植物)を自分と同じイキモノとして尊重する<感性>を思い出させてくれる気がします。
F1品種で家庭菜園をすることも、ホーマックで苗を買ってきて植えることも、悪くはないのだけれど、「実がつかなくなったらオシマイ」じゃなく、植物のライフサイクルを見続ける方がずっとたくさんのものを得られると思うのです。
生き物である植物(作物)は、生を終える前に必ず次の生命を宿そうとしますから・・・。
そして、つきあうタネは、どこかのカリスマさんから入手する由緒正しい?タネや珍しい在来種である必要もないよなあ、と僕は思っています。
何気なく生きている一粒のタネ(F1品種であろうと!)にシンパシーを覚える感覚が、大事なんじゃないかな。
「価値」は、きっと自分がタネ採りを繰り返していく中で、何年もかかって自ずと生まれてくるのでしょうね。
タネ採りは大いなるロマンでもあります。
例えば・・・1万年前の人が播いて育てたタネが、引き継がれて姿を変えながらここに存在し、自分が育て採種することでまた未来につなげていく・・・・
そう考えるだけで、わくわくしてきませんか。
<自家採種>。
地道で目立たぬ行為だけれど、とてもとても重大で価値のあることだろう、と僕は思うのです。
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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベントを予定しています。
『今日とるタネが未来をつくる〜明日のためのタネ採り講座』
〇日時 10月9日(日) 10:00〜12:30
*日時変更しました
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 1200円(ドリンク付き)
〇定員 10名
『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り(第4回納豆仕込み)』
〇日時 10月9日(日) 13:30〜16:30
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 2000円(ドリンク付き)
〇定員 3名
★お問い合わせ・お申し込み
エコビレッジライフ体験塾 伊藤伸二まで
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