2016年08月02日

あたらしい卵。

3月末から育雛を始めたピヨコ(もうすっかりギャルCocco)たち。
今年の子達は強くて、15羽全部が元気に大きく育ってくれました。

そして先日・・・

あっ!!
P8010502.JPG
初卵だ!!!

そろそろかなあ、と思っていましたが、ほぼ満4ヶ月で産み始めました。
(内心、もう少しゆっくり成熟してくれていいんだけど、と思いつつ)

今日も小さなかわいい卵が3個ありました。
P8010503.JPG
1〜2週間で安定してくるはずなので、これで美味しい卵をいろんな方にお分け出来そうです。
良かった、良かった。

と、喜ぶ一方で・・・

若いCocco達が産み始めたということは、これまで産んでくれていたCocco達とのお別れも考えなくてはなりません。

産卵率、40%くらい。
大きさも形も、だんだんバランス悪いものが増えてきたCoccoさん達。
こんなシワシワの卵を産んだりもします
P8020505.JPG

見栄えが悪いこんな卵は、当然人に売ったりはできません。
「生産業」として考えれば、こんな卵を産むようになる前に「処分」すべき鶏さんです。
でも、こういう卵を見ると、胸がギュウッとなります。
今までたくさん産んで、身体を酷使してくれた結果が、この卵だからです。
「本当にありがとう…!」と言葉をかけずにいられません。

けれど・・・
もうすぐ僕はこの子達を処分します。
秋になれば産卵率はますます落ち、おそらく次の冬にはほとんど産まないいであろうCoccoさん。
「割に合わない」という理由で、身勝手な僕は彼女たちを「お役目ごめん」とばかりに殺すでしょう。
鶏舎が広く使えるようにもなって、元気な若Coccoたちも喜ぶはずです。

暮らしなんて、そんなものです。
飼い方がどうであれ、殺し方がどうであれ、身勝手で残酷なことをしているに違いありません。
だからせめて、それを自分の手で行いたいと、僕は思います。
「残酷で身勝手な行為」を誰かに押しつけるのではなく、できる限り自分でやりたいと思います。
そうした多くの命とのやり取りを、自覚し、抱えて生きることもが、「農ある暮らし」なのだと僕は思っています。

そして、きっと、それが「まっとうに生きる」ということなのだと思っています。

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posted by 野良人イトウ at 23:07| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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