発端は体験塾のミニ講座。その日講師を務めて下さったTさんのテーマが『酵素生活』で、ご自分がつくった「春の野草酵素」を試飲させて下さったのでした。
その時、「こりゃいいね!秋は是非みんなでやりましょう!」ってことになって、今回希望者10名弱が集まって「秋の手作り酵素」の仕込みが実現したわけです。
春の酵素の材料は野草が中心だったそうですが、秋の酵素は主に野菜や果物です。もちろん、できるだけ旬のものを使います。
まずは持ち寄った野菜などを確認しましょう。
ニンジン、ズッキーニ、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、ナス、ピーマン、ホオズキ、カブ、ダイコン、ラディッシュ、ゴボウ、ミニキュウリ、キクイモ、ユリ根、ブロッコリーなど・・・
ウチでちゃんと育たなかった赤ビーツはご近所のメノビレッジで購入。キャベツとハクサイも結球が間に合わなかったので購入。それ以外は各自の畑からの持ち寄りで揃ってしまいました(さすがです)。
いただきものの名前不明の瓜(通称イボイボ)も入れちゃいましょう。
これは後ほどキノア(もしくはトゲニガウリ)と判明(でもイボイボって呼んじゃう)。
ちょっと足りない野菜は畑から補充します。
「イタドリの根も良し」と聞いて掘ってみたのですが、この根っこはあまりに硬くて不味くて、入れるのを全会一致で拒否。
材料の10%(重量)を占める穀物も、おかげさまでウチで採れたものですべて賄うことが出来ました(これって結構嬉しいねー)。
黒大豆、青大豆、スズマル大豆、黒千石、インゲン、玄米、小麦、小豆、タカキビ、ヒエ、イナキビ、ヒマワリのタネ、オオバコのタネ…。
果物は、余市のハル農園からいただいた梨とブドウがメインです。
他に、購入したリンゴ、ミカン、カキ、プルーンと採ってきたナナカマドの実や山ブドウを使いました。
これらの材料(合計40種類以上、35kg分!)をみんなでひたすら刻み、樽に投入していきます。
材料がすべて入ったら、砂糖を投入し、さらにこの酵素づくりのポイントとなる「響魂」なる粉末を加えます(1週間後にもう1種、海藻から抽出した液体「海の精」を入れることになってます)。
さあ、混ぜましょう!!
時計回りに、感謝の念を込めながら混ぜるのが重要とのこと。
「ありがとうございます!」
ガシガシガシガシ・・・。
かなり砂糖が入ってるので、だんだんドロリとしてきます。
40種類以上の材料が混ざり合って、すごい芳醇な香りです。
いろんな方の手の常在菌が入る方がいいようですね。
事前にTさんとは「切って混ぜるだけだから2時間くらいで終わりますかねー」と話していたのですが、なんのなんの、材料の確保から刻み、混ぜ終わったころには16時をまわっていました。
「これは一人じゃできないねえ」と労をねぎらい合いながら、でも皆さん嬉しそうでした。このくらいの人数でおしゃべりしながらやるこの手の作業は、ほんと楽しいのです。
さて、この「手作り秋酵素」、完成は1週間後の予定です(案外早いですねー)。
それまで毎日1回かき混ぜ、1週間後に漉して海の精を加えて完成となります。
うちでは今回7.5kg分を仕込ませていただいたので、おそらく8ℓくらいの酵素液となります。
毎朝ちょこっとずつ飲んで半年分(春まで)の「元気の素」となってくれるはず。
楽しみです。
(すでに、かき混ぜる左手が毎朝美味すぎ…。そして右手よりも調子が良い気がするぞー。)
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