2013年07月10日

またウンコ出しました。

まだ大丈夫だろう、と思っていたのですが、出しました、ウンコ
ちょっと重たくて、詰まってるなあ、と感じたもので…。



コンポストトイレの話、です。
昨年秋に一度内容物を取り出して入れ替え、その後冬場はほとんど(室温が低いと微生物が機能しないため)使用せずにいて、春に再開したばかりなので、まだ大丈夫じゃないかと思ったのですが。
ここ1週間ほど、ドラム(便槽)の内容物を撹拌するためのレバーの動きが良くなく、やたらと重かったり空回りするのでおかしいなーと思っていました。
壊れていたら厄介だなあ、と心配しつつ、とりあえず中を取り出してみよう、と今回実行に移したのです。

そうしたら…!!
DSCN4408.JPG
やっぱり、問題は装置ではなく、内容物にありました。
もう〜とにかく水分が多くてベッタベタの状態だったのです。

通常は、湿度60%くらいが適切かと思います。
そのくらいが、有機物を分解してくれる好気性の菌類が一番活躍しやすい湿度、と言われるのです。(生ごみ用ダンボールコンポストや自家製のボカシ肥を仕込むときも同じですね)
60%くらいだと、ベタベタはしません。湿ってはいるけど割とパサパサ、って感じです。
なので、今回のようなベッタベタ状態では分解がうまく進まないばかりではなく、重たすぎて装置が壊れちゃう…!というヤバい状態だったのでした。

あーウンコ、出してみて良かった
(まあ、ウンコというか、正確には半分は堆肥化してますけどね)

オモシロいなーと思ったのが、ニオイです。
いかにも「超ヤバい悪臭!」がしそうなビジュアル(なので節度ある大人の私は拡大写真は乗せませんでした…)だったにもかかわらず、そんなに悪臭はしなかったのです。
無臭、とまではいきませんが、ウンコのニオイでもぼっとんトイレのニオイでもありません。
「湿った土」「堆肥」のニオイに近いかな。

何故か
それをかんがえることは、今回こんなことになってしまった原因の究明でもあり、「使用する際のポイント」にもつながります。

アンモニア臭がしなかったということは、少なくてもドラムの中にオシッコは入っていなかったということ。(最初、間違ってオシッコ入れちゃう人がいて湿度が上がりすぎたと思ったのですが、そうではない!と確信したのです)
オシッコが混ざると、ホントにトイレは臭くなりますからね。
ウンコがゆっくり分解していく段階では、本当に「悪臭」というのはしないのです。
あらためて「個液分離」のスバラシサを感じましたね(これがデロデロのアンモニア臭するものだったとしたら・・・さすがの僕でも昨夜は涙で枕を濡らしたことでしょう)。

では、何故こんなに水分が入ってしまったかと考えると、オシッコをした後の水(で少し流すのです)が多すぎて、溢れてしまい、ドラムの中にこぼれたのだろう、と推測できます。
今度から「オシッコ流す水は、ゆっくり少量(100mlくらい)入れること!」と張り紙しておきましょう。
これで安心。解決です。



やや特定多数の方が使用される場所でコンポストトイレを導入するのは、実は厄介なことでもあったりします。
それでも、ウチに来る人はそれなりに「微生物による有機物の分解」という現象に理解のある方たちですが、そうでなければ滅茶苦茶な使い方、ルール外の使用法なんてことも起こって、せっかくの「ドラムの中の生態系」が壊されちゃったりもすると思います。

5月に、ウチのコンポストトイレGreenlyの生みの親である山本さんがいらっしゃった時に、「常識的と感じることも通じないユーザーさんが多くて大変…」というお話をされていました。
コンポストトイレを買うくらいだから、自分でモノをつくったり有機的な循環に理解ある実践的暮らしをしている方ばかりかと思ったら、そうでもないらしいのです。
僕の、今回の件程度のこと(「たとえばドラムの回りが悪い」とか、「どうも水が多すぎるけどどうしたらいいの」とか)でも細かく問い合わせてきて、しまいには「全部使用説明書に記載しろ」と要望してきたりする人もいるとか・・・。
そういうのに全部ご本人が回答されていたそうで、「メールと電話対応で1日が終わっちゃうの」と嘆いておられました。
製品として売る以上、そういう部分はコミで考えなくてはならないのでしょうけど、コンポストトイレであっても「消費者さまさま〜」なのかあ、それはムナシイなあ、と思わずにいられませんでした。
(ちなみに山本さんは、大変上品な雰囲気の女性でした。コンポストトイレに熱心な方のイメージが変わりますね。そういえば公開講座で行う糞土師伊澤さんの「ウンコ講座」に来る方も素敵な方が多いです)



さて、「中身」を取り出したトイレには、今回はオガクズを入れておきました。以前は自然林の根っこを粉砕したチップを入れたのですが(微生物豊富かと思って)、今回はなかったので「普通の建築材のオガクズ」です。
DSCN4410.JPG

それにトイレ付属品の「酵素液」を少々。
DSCN4412.JPG

以上で、作業は終了。取り出したものは、オガクズを多めに混ぜて、来春まで風当たりの良い場所で寝かすことにしましょう。



では、レバーの動き、ドラムの回りもすっかり良くなったトイレに、まずは「具」を足しておきましょうか。
DSCN4413.JPG

ちなみにこのトイレ、照明は50Wのパネルからの電気を12Vのまま使って照明しています。
DSCN4414.JPG


う〜ん、快適、快適。
安心、安心、です。

posted by イトウ at 05:53| Comment(0) | バイオトイレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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