8月初めに掘ってみたら、なかなかの収穫がありました。
ラッキョウ?
あのカレーとかについてくるやつ?
ラッキョウってどうやって喰うの?
あの、甘酢漬け以外に、なんか食べ方あるの?
・・・知りません。
あの、甘酢漬けくらいしか、知りません。
いいでしょ。
あれ、美味しいもの。
僕はあれ、子どもの時から好きでしたね。
では、ラッキョウの甘酢漬け、作りますよ。
(それにしても、これほどまでに食べ方が限定される野菜が他にあるだろうか・・・)
まず、皮をむきます。
薄皮も、丁寧に向きます。
これが非常に大変です。
地味〜で、大変な作業です。
こういうのをちゃんとできる人、いいと思いませんか?
僕はいいと思いますね。
作業過程、3段階。
キレイになっていくのがわかりますね。
皮をむいて洗ったラッキョウを塩漬けにします。
15%くらいの塩水だったはず。
翌日、塩が浸透したためか、浮いていたラッキョウが沈み始めました。
そして数日後、今度は沈んでいたラッキョウが、浮かび始めました。
不思議ですねえ。
これは、世界の七不思議の一つに数えられてもいいと思いますね。
数えられなくても別にいいですけどね。
でも、面白いです。
自分で漬けた者にだけ見ることを許されるラッキョウの上下運動。
やがてこれが、激しく上下に行ったり来たり動き回るのですから、まったくもって不思議です。
(一応言うと、それは嘘です。4日目くらいに、なんとなーく半分くらいが浮かび半分くらいが沈んだ状態で、止まりました。これはこれで不思議ですねえ)
7日目くらいに開けてみると、「シュワシュワ」しています。乳酸発酵しているのでした。
これで、さらにいい味になっていくんですね。
ラッキョウの美味しさは甘酢のみに非ず。ラッキョウだけの味に非ず。これもまた、発酵の美味しさだったわけですね。なるほどなるほど。
2週間後。
3日間、水を取り替えながら塩抜きしたのち・・・
いよいよ、本漬けです。
甘酢を作っている間に、瓶を煮沸し、沸騰したお湯に10秒間!ラッキョウを漬けて殺菌。
ここでスバヤクやらないと、ゆでラッキョウになってしまいます。スバヤクスバヤク。
さっと熱湯にくぐらせたら、一度煮立たせた甘酢とともに瓶へ投入。
・・・瓶のフタを「キュッ」と閉めて・・・
「やったー、完成だー!!」
栽培から数えると、約1年かかって、ようやくラッキョウの甘酢漬けが出来上がり・・・ではなかった、のです。
ここまでは、仕込み。
ここから、3週間以上寝かせないとね。
楽しみだなあ。
オヤスミなさーい。
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