2018年07月08日

仕事と手と知恵。


時々お手伝い(アルバイト)に行っている農家さんから「乾燥室の修繕」を頼まれました。
「天井が崩れて落ちてきちゃって…」とのことでした。
屋外の納屋を改造してつくられた乾燥室は、天井も石膏ボードで貼られており、それが何か所か崩れていたのです。
ネズミの巣になってグラスウールが団子と化して一緒に落ちてきて、なかなかの状態でした(雨漏りも多少あり?)。

まあそれは仕方ないのですけど、問題はその施工です。
受けもロクにないし、ビスの打ち方もイイカゲン。
僕から見ても、「う〜ん、これは崩れるの、時間の問題でしょう」というシゴトでした。
「これは誰か素人の方にやってもらったんだな…」と思ったら・・・
なんと・・・!何10万も払って工務店にやってもらったものだということでした。
大工さんが報酬を受け取ってやった仕事として見れば、あまりにも酷い代物です。

その農家さん(年配の女性)はおっしゃいました。
「だって私はわからないから」
そうですよねー。なかなかわからないと思います。
信用するしかないですよね。
だからこそ・・・
請け負う側は信用に見合う対応をしなければならないですよね。
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でも一方で思うのは、もう少し「素人なりにできること、わかること」があってもいいのかも。ということです。
「専門のシゴト」が多岐に渡るようになり、いろいろなことを分業してお金で済ませるようになり、僕らは暮らしにかかわることのほとんどを人にやってもらうようになりました。
住まいにかんすることは、その最たるものの一つかもしれません。

「お金が回る」ことが現代社会においては最も重要です(とされています)から、すべてをお金で解決していけばいいのかもしれません。
もちろんそれも一つの考えです(ていうか主流か!)。
が、「人間としての自立」を考えた時、もう少し「自分の手・知恵」を働かせてあげてもいいんじゃないかな、と僕は思うのです。

僕程度の素人では、(例えば大工仕事で)できることは限られます。
でも、考えながらつくる喜びは知っています。
自分でやれることの限界もなんとなくわかるので、どこから先をプロに頼めばいいか、自分で判断できます。
そして何より、(できないなりに)プロの仕事のすごさがわかります。
・・・「プロらしくない仕事」も時には見えてしまったりもします(今回の乾燥室のように)。

昔のように、「何もかも自分たちで」というのはあまり現実的ではありません。
でも、暮らしを取り囲むいろいろな分野において、少しずつでもできることやわかることを増やしていく、というのは、「人間である自分の手と知恵」を満足させていくことでもある、と僕は感じています。
僕らの身体は、きっと働きたがっています。
指先と脳みそだけで現実を泳いでいくようにはできていないんじゃなかな。

そんなことを考えながら、今は『小屋づくり講座』の準備をしています。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座2018』<募集中>
7回目となる小屋講座。小屋を建てながら大工仕事の技術を学んでいただくのははもちろん、「小さく住まう」ことも考えていきたいと思います。今年の小屋は、軽トラに乗せて運べる「旅する小屋」です。
  〇日時 @7月14日(土)、A15日(日)、B21日(土)、C22日(日)
      *各日9:00〜18:00頃
      *開始・終了時間は多少変更があります。
  〇場所 @A石狩郡当別町金沢147-1
      BC樺戸郡新十津川町字総進69-11
  〇参加費 20000円/4日間、17000円/3日間、13000円/2日間、7000円/1日のみ
       *参加費には、食費(昼食と午後の軽食)を含みます。
       *リピート受講の方は割引いたします(半額程度)。 

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 06:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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