2016年08月06日

暮らしを守りたい。

「おいでよ!マオイでなつやすみ2016」が終わりました。
7月末に福島からやってきた子どもたち、1週間長沼に滞在し、今はもう福島の自宅です。
今回は僕も福島への迎えも含め、長い時間一緒に活動したので、なんとか無事に自分の務めを果たせてホッとするとともに、終わってしまってさみしい気分です。
(みんな元気で過ごしているかなあ?)

ここ数年は会計という裏方の役割でしかかかわれなかったけれど、やっぱり親御さんに会い、直接子ども達に接することができるというのはいいですね。
すべてにおいてそうですが、二次的な「情報」だけではなく、そのものに会い、触れ、体や情で感じることが大切だと思います。
「福島の人」という抽象的な対象が、僕の中で、今回出会った11人の子やそのご家族という具体的な存在となりました。



さて、2011年から始まったこの活動が、来年もあるのか、今の時点ではわかりません(この後、実行委員で相談するでしょう)。
本当なら「生活の場」は、何の心配もなく子どもたちが過ごせる大地であるべきで、こんな「保養受け入れ」のような活動は必要なくなるのが一番なのです。
…が、残念ながらそう思えないのが、この国の現実だと思います。
むしろ、華やかな「復興」を前に、「本当に大丈夫?!」という心配を声にすることすらできないような、目に見えない息苦しさ、不安感が重くのしかかる時期に入るのかもしれません。

受け入れる地域でも、初年度に比べて寄付は集まりにくくなっています。
「もういいんじゃない?」というムードが漂っています。
福島でも、すでに「保養に行く」とは大きな声で言えない雰囲気があると聞きます。
誰かが「保養に行く」というのは、「自分たちの生活の場が危険である」と言われているようなものですから、「事故はすでに過去なのだ」と考えている人やそう信じたい人からすれば、決して同調はできませんよね。

難しい時代になるなあ、と思います。
除染がどの程度すすみ、日常的な放射線量がどの程度なのか、危険度の高いところが何処なのか、情報もさらに得にくくなっていくでしょうし・・・。



青空の下で歓声をあげながら遊ぶ子どもたちを見ながら、今の時代を生きる「大人」として、何をしていくべきなのか、あらためて考えなければ…と感じた1週間でした。
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子どもが全身で遊び、学び、育っていける安全な大地。
求めているのは、そんなささやかなものなのですけどね。
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原子力発電というシステムが酷いのは、当たり前の「暮らし」を根こそぎ奪っていく可能性があるから。
放射能という、生命に深刻なダメージを与えるゴミを出し続けるから。
作物を育て、鶏を飼い、味噌や醤油を造る暮らし(=生命と共にある暮らし)の真逆の価値で存在しているのが、原子力発電だと僕は思っています。

今日は8月6日。
忘れてはいけない日です。
アジアでも、中東でも、アフリカでも、多くの人が「日本は被爆国だよね」と認識してくれていました。
僕らには、そのことを自覚して発信していく義務があるんじゃないか、と思います。

僕らも、もっと勉強しなくてはね。



『人間をかえせ』
 ちちをかえせ ははをかえせ.
 としよりをかえせ
 こどもをかえせ

  わたしをかえせ わたしにつながる
 にんげんをかえせ

 にんげんの にんげんのよのあるかぎり
  くずれぬへいわを
  へいわをかえせ
     (峠三吉)

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベントを予定しています。

『ぐるりの豆部〜タネ播きから始める味噌造り<第3回>』
〇日時 8月21日(日) 13:30〜16:30
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 2000円

『我が家も今日から発電所〜イオさんの独立型太陽光発電講座』
〇日時  8月28日(日) 13時30分〜16時30分
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 2000円

★お問い合わせ・お申し込み
       エコビレッジライフ体験塾 伊藤伸二まで
       itogakiretatakoAyahoo.co.jp
          (*Aを@に変えてください)


posted by 野良人イトウ at 07:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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