2016年07月28日

紡ぐ人。

先日、江別で亜麻紡ぎをされている小野田さんの『工房・亜麻音』にお邪魔してきました。
小野田さんは、亜麻を栽培し、そこから繊維を採り、紡いで作品づくりを行っています。

右が収穫した亜麻。
左が紡ぐ前の繊維。
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日本には個人レベルの「亜麻紡ぎ文化」がなかったため、小野田さんはご自分で調べながら技術を高めていらっしゃるようです。
この、茎を砕いて繊維を取り出す道具もご自分でつくったとのこと。
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小野田さんの作品。
使う程に美しくなるリネンの布。
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素晴らしいことをされているのに、とても謙虚な小野田さん。
工房では、月に何度かワークショップも行っています。
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最近、嬉しいことに紡ぎをされている方とよく出会うのですが、皆さんすごく丁寧に生きていらっしゃいます。
衣食住の中でも、「衣」は一番自給が難しいもの。
(ガンジーさんの影響もあってか)僕は「紡ぎ」を日々の営みに取り入れている方を尊敬してしまうのですが、何故か皆さん多くを語らず、とても謙虚です。



蛇足になってしまいますが、紡ぎに限らず自ら手を動かし、汗をかくことを厭わない人は素敵ですね。
自分は実際何も成さないのに知ったような言葉で語る人が多い中、淡々と手を動かすその姿を僕は本当に美しいなあ、と思ってしまいます。

先月上映会を行った『Final Straw』という映画の監督さんのお一人である韓国人女性のスーフィーさんも、とても素敵でした。
時間があれば裁縫道具を出してチクチクやったり、形のいい小石を拾って何やら描きこんだりして、かかわった方にプレゼントしていたのです。
僕もいただきました。
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実は僕は、映画の内容より、自然農について話す言葉より、彼女の「チクチクしてる姿」が一番印象に残っています。
あの様子を見たとき、「あ、この人は信じるに足る方だな」と感じたのです。



その人がどんな言葉を発しようと、それはその人の真実を伝えてくれるとは限りません。
どんなに高いところでご立派な弁を述べようと、それ自体には何の価値もなくて、結局はその人が「何をしたか」が大事なんじゃないかと僕は思っています。
僕は言葉を愛すけれど、だからこそ、言葉よりもまずは「その人」を見つめたいし、その人の手がつくりだしたものが語る言葉に耳を傾けたいと思います。

自身と一致した「本当の言葉」を持つ人と、損得を超えてかかわっていきたいものです。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベントを予定しています。

『ぐるりの豆部〜タネ播きから始める味噌造り<第3回>』
〇日時 8月21日(日) 13:30〜16:30
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 2000円

『我が家も今日から発電所〜イオさんの独立型太陽光発電講座』
〇日時  8月28日(日) 13時30分〜16時30分
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 2000円

★お問い合わせ・お申し込み
       エコビレッジライフ体験塾 伊藤伸二まで
       itogakiretatakoAyahoo.co.jp
          (*Aを@に変えてください)

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2016年07月25日

空と大地の間で。

先週末の土日は「ヨガ+プチ断食」に参加していました。
といっても、参加者というより、(一応)講師としての参加です。
1泊2日の「ヨガと断食」の企画の中で、「豆腐づくり」と「甘酒づくり」、そして「土と身体のことについて」の講座をもたせていただいたのでした。

せっかくなので、僕も当日朝から断食し、最初のヨガから参加。
青空の下でのヨガ、気持ちよかったなー。
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ヨガの後は、「甘酒づくり」と「豆腐づくり」のワークショップ。
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断食中なので、普段やってるような試食もできずに我慢です。
(あやうくいつものように「ちょっと味見ましょう!」と誘うところでした…)
甘酒と豆腐は、翌朝の「明けの復食」でいただきましょう。


順調にヨガをしつつ、みなさんで翌朝の復食を迎えました。
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(甘酒も豆腐も、それなりにできててよかった〜…と、内心、安堵…)

(それどころじゃなかったのでほとんど写真はありませんが)
最後は『土からのメッセージ』と題して1時間ほどお話させていただきました。



主催されるヨガの先生の生徒さんたちやヨガ目的で参加される方々に対して、喜んでもらえることを僕なんかができるのかなあ・・・と、実は不安の方が大きかった今回の企画でしたが、かかわらせていただいて本当に良かったと思っています。
そもそも、今回僕をお誘いくださった清水先生は、友人であるカズミさんのヨガ仲間の方です。
人のつながりでいただいたお仕事で、また人のつながりが広がったことが、まず嬉しく感じました。
それは、僕が「土からのメッセージ」の中でお話したかったことにも通じていて、結局僕らは「つながり」の中で生かされているからです。
人のつながり、かかわり合いの中で、少しでも喜んでいただける役割を自分が果たすことが出来、それが仕事になる・・・人間として、一番幸せなことなんじゃないかと思います。

まあ、もちろん自分としては、100点の仕事が出来たとは思っていなくて、事後に「やっぱりああすればよかった…」「もっとこういう話にすれば伝わりやすかったんじゃないか…!?」と反省ばかりなのですが、それも含めて、素敵な仕事をさせていただいたと感じています。


そして、今回あらためて思いましたが、「ヨガの哲学」と「農的な生き方」はかなりリンクするものですね。
生命のつながりを感じ、他者(人間に限らず)との関係性を意識し、大地を身体で感じ、太陽のエネルギーを受け取りながら、自分の心と身体を自ら整えていく・・・。
自分自身も、よりヨガ的(=農的)に生きたいし、それをもっと言葉で人に伝えられるように鍛錬していきたいと思います。

素晴らしい機会を下さったヨガの先生方、参加された方々に感謝です!

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『ぐるりの豆部〜タネ播きから始める味噌造り<第3回>』
〇日時 8月21日(日) 13:30〜16:30
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 2000円

『我が家も今日から発電所〜イオさんの独立型太陽光発電講座』
〇日時  8月28日(日) 13時30分〜16時30分
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 2000円

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2016年07月20日

名刺がわりに(7月の畑)。

5月にあわてて(芝生をひっくり返しながら)耕した畑。
ぼちぼち育って、収穫も始まっています。
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自分の記録の意味でも、作物の様子を紹介。

青大豆とポップコーンの混植。
今のところ順調です(野生動物にやられなければ…)。
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エンドウは6月末から毎日収穫しています。
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インゲン、花豆など。
花が咲き始めたので、もう少しで食べられそう。
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キュウリももう少し。
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ズッキーニ、カブ、コマツナ等々、6月初めから採れ始め、毎日収穫しています。
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今年は梅漬けに入れる赤ジソ、自前のもので出来ました!
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ピーマンも、例年より早目に収穫。
(もらった苗だから…)
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カボチャ。
F1品種から採種した3年目のもの。
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コムギ(キタホナミ、ユメチカラ)は今年は少量です。
最低限、タネは残さないとね。
来週あたりから収穫かな。
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ハクサイ、キャベツ、レタス、セロリ、コリアンダーの混植・・・(混植過ぎか?!)。
3月末に播種して苗立てしたハクサイとキャベツ、だいぶ結球してきました
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トマトももう少しで色づきます。
(ちょうどもう少しで昨年のびん詰もなくなりそう)
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育ちすぎて収集のついてないハーブガーデン(春に移植したのにほとんど元気!)。
これはこれで面白いけど・・・。
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日々変化するから、毎日じっくり見ていても飽きません。
畑って、ほんと、作品だなあ。
自分と、作物と、微生物や草や虫やその他いろいろの・・・共同作品。

畑は、キャンバスであり、暮らしの心臓部でもあります。
今日明日食べるだけじゃなく、来年のためにタネを採ったり、味噌や醤油や油用に(数年後のために)育てたり、ホウキなど加工するために育てたり。
結構いろんなことを考え、予想・計画しながら、タネを播き、育てています。

「これが僕です」
と自分の名刺がわりに見せられるような畑を目指していきたいと思っています。
(まだまだ時間はかかるけど、方向性はいいと思うんだな)
posted by 野良人イトウ at 20:55| Comment(0) | 栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月18日

ちいさいおうちができるまで〜小屋づくり基本講座2016(後編)

先週末、7月16日〜17日は、今年から4日日程になった小屋づくり講座の後半戦でした。

青空の下、講座がスタート。
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まずは前回の続きで壁パネルをつくり・・・
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6枚分できたところで、立ち上げます。
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さっきまで床だけだったのに、あっという間に・・・
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「家」らしくなりました。
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今回の建物は背が高いので、足場を作って屋根づくり。
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小屋と言っても仕様は「ちいさな家」なので、しっかり外壁も仕上げます。
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防水シートを廻し、胴縁を取り付けたら・・・
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外壁を貼りましょう。
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屋根には垂木を取り付け、合板で下地づくり。
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屋根の仕上げはアスファルトシングルです。
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室内には断熱材を入れ、耐火ボードで内壁の下地づくり。
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完成(というか、講座の終了時間)が近づいてきました。
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間に合うかな・・!?ドキドキ・・・。

大急ぎで「塗って」「測って」「切って」「取り付けて」を繰り返し・・・
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すべての面を仕上げることはできませんでしたが、なんとかある程度の形にはなりました。
あ〜良かった。
皆さん、お疲れ様でした!!
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今年もなんとか「ちいさいおうち」が建ちました。
(反対からは見ないでね!!)





さてさて・・・
最終日17日の夜は落ちるように眠りにつき、泥のように眠りました。
体力的なことよりも、精神的な疲れの方が大きかったかもしれません。

2012年に始めたこの「小屋づくり講座」、今回で5回目になりますが、何回やっても慣れることはなく、実は僕は緊張のし通しなのです。

参加して下さった方々がちゃんと学びんでくれているか?
小屋の仕上がり(進度)は大丈夫か?
一口に「参加者」と言っても、経験や知識はバラバラ。そんな中で一人ひとりが良い時間を過ごせているか?
みんなの疲れ具合はどうか?
安全管理はできているか?

全体を見つつ、一人ひとりを見つつ、手の少ないところを手伝いつつ、講師の千葉さんやご飯準備をして下さる方々と時間調整をしつつ・・・(おまけに天気をきにしつつ…)
動き回ってるつもりだけれど、ほんと、毎回反省ばっかりだったりもします。

今回は当初、参加者がなかなか集まらなかったこともシンドさの一つでした。
どんな講座でも満足してもらえるように努力していますが、特にこの小屋の講座は参加費も安くはないし、何日も朝から晩までやるというのは多くの方にとってハードルの高いことなのだと思います。

ただ、幸いにも今年も協力的で温かい参加者の方々に恵まれ、大いに助けていただきました。
ありがとうございました!
初めてお会いした方も結構いましたが、こういう出会いがあるのが、もしかしたら一番の「収穫」かもしれません。
(だからやめられないんだなー)

それと・・・裏方として今回食事やオヤツを準備して下さったオーナーの伊藤ご夫妻。
(裏方の写真も撮っておけばよかったなぁ…)
毎度、美味しいご飯、ありがとうございました!
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そんなこんなで、たくさんの方の支えによって小屋づくり講座、続けることができています。
かかわって下さった皆さんに、感謝です!

反省を生かして、(たぶん)来年も7月に「小屋づくり講座2017」やりますよ。
お楽しみにー。
(来年の「現場」はどこかなあ??)

posted by 野良人イトウ at 22:33| Comment(0) | 体験塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月15日

賑やかな世界。

タネとしてとっておいた金時豆が余分に残っていたので、6月の末に甘納豆をつくってみました。
じっくり豆を煮て、砂糖を加えて・・・

出来ました。
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まあまあ美しい出来栄えです。


結構好きだけど、そんなに食べる機会のない甘納豆。
わざわざ買って常備はしない甘納豆。
北海道では赤飯に入れるけど、本州出身の友人には馬鹿にされた甘納豆。
まったく華やかではない食べ物、甘納豆。

されど甘納豆、です。

自分で作ってみると、美味しく作るのはなかなか難しいことがわかりました。
もちろん煮てあるので豆自体は柔らかく、なのに表面は乾いていて、常温で日持ちもする(硬くならずに)・・・これってすごいですよね。

僕が作ったものは、どうしても硬めです。
ついつい甘さ控えめにしちゃうので、日持ちもしません。
常温で置いていたものは、2週間もするとこのとおり!
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かびるんるんです。
煮た豆を放置しているわけですから、こうなるのも当然ですよね。
だから(本来のレシピでは)砂糖をあんなに使うんだなあ。

もったいないし、「豆麹」みたいにこれはこれで食べられるんじゃないか??
と果敢に口に入れてみましたが、臭いもひどいし、とても飲み込む気になりませんでした・・・(苦笑)。

半分は冷蔵庫保管していて、そちらはまだ大丈夫です。
でも、一般的な甘納豆と比べると、かなり固くなってきました。
中までしっとり、ではありません。

たかが甘納豆・・・と思っていたけれど。
されど甘納豆。
甘納豆づくりの得意な婆ちゃんに弟子入りしたい気分です。



さて、同じ豆でもこちらは大丈夫。

早造りにしてみた味噌。
3月末に仕込んだものですが、もう食べ始めています。
麹をたくさん使っているので、かなり甘めの味噌で、もろきゅうなんかによく合います。
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腐る、カビる。
もしくは、発酵して美味しくなる。

つくづく不思議で奥の深い、賑やかな世界です。
(甘納豆は発酵じゃなく、「腐らせない工夫」ですね)

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベントを予定しています。

『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり講座』
〇日時  16日(土)、17日(日) 9時〜18時頃
〇場所  The Working Sloth Vil.(長沼町加賀団体)
〇参加費  13000円/2日間、7000円/1日のみ

『ぐるりの豆部〜タネ播きから始める味噌造り<第3回>』
〇日時 8月21日(日) 13:30〜16:30
〇場所  エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
〇参加費 2000円

★お問い合わせ・お申し込み
       エコビレッジライフ体験塾 伊藤伸二まで
       itogakiretatakoAyahoo.co.jp
          (*Aを@に変えてください)


posted by 野良人イトウ at 09:17| Comment(0) | 発酵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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