2018年11月18日

Coccoさんとの暮らし。

この子たちがウチに来たのは、一昨年(2016年)の3月。
とても健康的なピヨたちで、1羽も欠けることなく15羽全部元気に育ってくれました。
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産卵も早すぎる程で、満4ヵ月でぽろぽろと産んでくれるようになりました。
今まで飼ってきたCoccoさんの中でも、ほんと、優秀な子たちでした。
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その後もこのCoccoさんは、毎日10数個の卵をせっせと産んでくれました。
僕はそれをお友達に買ってもらったりして、彼女たちの餌代とお世話代に充てました。
(Coccoさんからお給料をいただいてる気分です)

最初の冬は8割くらいのペースで産卵が続きました。
2年目の冬はさすがに4〜5割程度に落ちましたが、それでも春にはまた、7割くらいの産卵率になりました。
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とにかく、元気によく卵を産んでくれる「優秀な鶏さんたち」だったのです。

が、実は気になることもありました。
満1歳になる前から、羽の突き合い(むしってしまう)が見られたのです。
ストレスがあったのでしょうか。
僕の経験では、1歳半くらいまでは皆キレイな毛並みのことが多いのですが…。



そして、今年の夏ころから、彼女たちの産卵率は急激に下がりました。
春には1日に10個ほどあった卵が、7〜8個になり、5〜6個になり・・・。
そして10月末には、日にせいぜい2つほどとなりました。
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おそらく、この冬にはほぼ産まないでしょう。



僕にとってCoccoさんは「家族」です。
毎日、どんなことがあっても餌と水をあげに行き、しばらく様子をみます。
そういえば、昨年の冬には彼女たちを守るためにイタチと格闘もしました。
可愛いし、大切な存在です。

でも、同時に、Coccoさんは「家畜」です。
飼っている理由は明確に、卵を得る為、です。
ウチにはニャンコもいますが、その2つのイキモノの間には大きな差があるのです。
ニャンコが怪我や病気をすれば、僕は病院に連れていきますが、Coccoさんにはそれはしません。
せいぜい弱った子を隔離するくらいです。
すごく身勝手な感じに聞こえるかもしれませんが・・・それが現実です。

Coccoさんは「生産動物」。
それが、僕にとっての線引きです。
(もっとも、その線引きは強靭なものじゃなく、いつも揺らぎはあります。病弱でたくさんケアをしたCoccoさんは情が移って別格になったりもします…)

この子たちは生産動物としてとても優秀で、早くから卵を産み、健康的にたくさん「生産」してくれました。
でも、その分ストレスもあったのか、「突き」も早くから始まり、群れとしての産卵率の低下も一気にやってきました。
まるで「更新期ですよ」と言うかのように…。
(つまり群れごと更新するタイミングであることが明確だったのです)

Coccoさんは家畜。

だから・・・
もう「生産性が低い」と判断したCoccoさんを僕は、〆ることにしました。

人間は、生きるために、そうやって1万年の家畜(そして栽培植物)とのつながりを続けてきたのだと思います。
それは、単純に善悪では分けられない、「人類史の現実」です。



とは言え、屠畜は何度もやっているけれど、気が重い行為です。
一人でやる気分になれずに、友人に声をかけ一緒に行いました。
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首をはね、羽を毟り、内臓を抜いて、肉を切り分けました。
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ガラはスープに。
翌日はチキンカレーをいただきました。



「<いただきます>は命をいただきます、なのだ」
・・・などと言っても、正直、実感は得られにくいと僕は思います。
言葉と知識だけが上滑りし、「わかった気分」に浸りがちな気がします。

だから僕は、時々屠畜をします。
僕にとって屠畜は、「人間の本来の立ち位置」を確認する大切な行為です。
ヒナの時から可愛がって育てた彼女たちを人間側の一方的な都合で殺すことは、とても気の重たいことだし悲しいけれど、「僕が日々食べている植物も動物も結局はすべて同じように人間が喰う為に殺している」のだという<隠された現実>に向き合い自覚するための、貴重な追体験です。

自分の「生」は、常に他のイキモノの「死」の上にあるのだという、この世界の理。
それを見失わずにいたい、と僕は思っています。
(キレイゴトはキライなのです)



Coccoさんは、いつもいつも、僕に大きな教えを説いてくれているようです。




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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報
 
今年の冬は、精力的に「ひょうたんランプづくり」したいと思っています。
現在いくつかの場所で開催予定です。
既に定員いっぱいのところもありますので、ご予約はお早めに。

『こぐま座でひょうたんランプをつくろう』⇦募集終了
  〇日時 11月27日(火)12:00〜17:00
  〇場所 こぐま座(長沼町東2線北9)
  〇参加費 5000円〜(こぐま座ランチ付き)

『ひょうたんランプをつくろう』
⇦募集終了
  〇日時 12月9日(日)13:00〜17:00
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 4000円〜

『あまほろでひょうたんランプをつくろう』

  〇日時 12月22日(土)12:00〜17:00
  〇場所 AMAHORO(旭川市東旭川町瑞穂177)
  〇参加費 5000円〜(あまほろランチ付き)

*他、詳細は未定ですが、1月19日(土)に小樽でも開催いたします。
*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 14:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月09日

田んぼを続けること。

今年も、田んぼの活動が終わりました。
10年近くやっている割にあまり経験が蓄積されていない気もしますが、なんとか今年も美味しいお米を得ることが出来ました。

田植えは、6月3日でした。
今年から使わせてもらえることになった田んぼは、今までの山の中とは違い、幹線道路に面した目立つ場所。
静けさとは無縁ですが、親しくしているこぐま座さんの目の前でもあり、とても便利になりました。
手伝いに来てくれた方々にも好評です。
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田植えの翌週からは、週一ペースで除草しました。
1回2〜3時間ですが、雨天のことも多くなかなか大変でした。
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除草は、7月いっぱいくらいで終了し・・・

9月初めには、稲穂も頭を垂れてきました。
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9月後半、稲刈りの日も決まったので、稲架を準備します。
稲架たては、今年も修さんが手伝ってくれました。
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9月24日、稲刈り。
今年の稲刈りにも、たくさんの<ゆるビレ>の仲間が手伝いにきてくれました。
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ようやく一息。
でも、美味しいお米を食べる為には、まだまだ作業が続きます。

1か月ほどの天日乾燥を経て・・・

10月24日、脱穀をしました。
今年の脱穀は、松名さんと。
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稲刈り時には「今年は随分多いね」「昨年の2〜3倍採れてるんじゃない?」という感じだったのですが、脱穀してみると・・・あれあれ?籾は思いの外、少なめでした。
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11月1日、ファームキトラさんの好意で、籾摺りさせていただきました。
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籾摺りするとさらに予想より目減りし、玄米として得たのは約80kgでした。
面積は約8畝ですから、反収にすると100kg程度。結局1俵にも満たず・・・青米は15kgもありました。
やはり日照不足が原因でしょうか。

それでも、苦労して自分たちでお米を得ることが出来るのは嬉しいものです。


11月2日、翌日の<新米祝い>に向けて、お手伝いしてくれた方々へのおすそ分けのお米を準備。
ほんとはもうちょっと沢山あげられたら、と思うのですけど、ウチで食べる分としてせめて1俵は残しておきたいので、結局少しずつになってしまいました・・・スイマセン。
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11月3日、新米祝い。
今年も、新米を皆で味わうことが出来ました。
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一緒に汗を流した人たちと、こうして新米を味わうことが出来るのは、やっぱりお金に換算しづらい喜びです。
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11月7日、稲架の片付け。
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解体した稲架木を持ち替えり、これでようやく田んぼの活動もほぼ終わり・・・。

田んぼの借り賃、苗代に加え、幾度となく通った燃料費などを考えると、実はこの米はとても高価なものです。
6000円/10kgの無農薬米を買った方がずっと安い、というのが正直なところ。
それでも、僕が田んぼを続けているのは、「お米が欲しい」からではないからです。

僕が得ているのは、田んぼで過ごす時間、なのだと思います。
もっと言えば、田んぼでの時間を心ある方々と共有すること、です。
毎年参加して下さる方々も、「田植え・稲刈り体験」として来ているのではなく、コミュニティの場として足を運んでくれているのだと僕は思っています。
そういう場を維持したい・・・だから、僕は来年も田んぼの活動を続けたいと考えています。

また来年。
「今年はどうだろうね?」「去年はこうだったね」「一昨年は大変だったね」・・・なんて話しながら、文化や政治の話なんかもしながら、皆で田んぼの中で汗をかければいいな。

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  〇日時 11月27日(火)12:00〜17:00
  〇場所 こぐま座(長沼町東2線北9)
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  〇日時 12月22日(土)12:00〜17:00
  〇場所 AMAHORO(旭川市東旭川町瑞穂177)
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posted by イトウ at 16:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月03日

倒木から生まれた椅子。

9月の初め、北海道を大きな台風が襲いました。
北海道は割と大きな災害の少ない地域でしたが、ここ数年は様々な災害に見舞われています。
その時の台風でも、それまでの大雨の影響もあって、暴風によりアチコチで大木が倒れたようです。
(その翌日に大地震がありましたが、うちではそちらの被害はありませんでした)

台風の翌朝、裏山に様子を見に行くと・・・
なんと、かなり気に入っていたイヌエンジュの大きな木が倒れていました。
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山に建てた小屋の守り神のようなイメージが僕にはあったので、随分と気落ちしました。
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が、悲しんでいても仕方がないので、何かカタチにして残したいと思い、友人でもある草刈万里子さんに椅子づくりの講座をお願いすることにしました(実は台風の少し前に椅子づくりの講座のことは草刈さんと「そのうちやりたいね」と話していたのですが、まさかこんなふうに実現するとは思っていませんでした)



そして、イヌエンジュを使った椅子づくりの講座『倒木からゴッホの椅子をつくろう』、当日を迎えました。
天気予報は微妙でしたが、作業を始めようとした途端、土砂降りに見舞われ・・・
合羽を着て、「エイヤッ」と外へ。
草刈さんの指示を受けながら、僕がチェンソーを振るいます。
まずは丸太の切り出しです。
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参加者の皆さんは小屋の窓から応援してくれました(笑)。
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テントへ移動し、今度は切り出した丸太から、椅子の足をつくります。
まずは割いて・・・
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丁度良い太さまで、粗削りします。
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その後は小屋で、「削り馬」に固定した材を「セン」という刃物で削っていく作業です。
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木の繊維や曲がり具合を見つつ、それを出来るだけ生かすように考えながら、椅子の足をつくっていきます。
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皆さん宿泊可能だったので18時ころまで作業し、全員が足を完成させることが出来ました。
この手の作業は、黙々とやっても良し、談笑しながらも良し。「削る」という目的が明確なので、誰もが集中して取り組むことが出来ます。
技術の上達もわかるので、単純ですが楽しい作業です。
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夜は、近所の温泉にて汗を流し、夕食。
その後は、記録映像を見たりしつつ、楽しい「合宿の夜」です。
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2日目となりました。
部材を確認し、椅子を組んでいきます。
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背板や貫材は、事前に草刈さんがウチから丸太を持っていって、つくっておいてくれました。
この乾燥具合の違いが、生木でつくる時には効果的なのですね。
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前日に作った足に、ハンドドリルで穴を開け・・・
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貫材などを打ち込んでフレームをつくっていきます。
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多少のゆがみは、いくらでも微調整が可能。
このあたりのワイルドさも、生木での木工の面白さでしょう(グリーンウッドワークというそうです)。
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組む作業は基本的に2〜3人で行います。
押さえてあげたり、角度を横から見てあげたり。
一人じゃできない、というのも悪くはないものです。
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椅子のフレームが出来ました。
微調整してから、いよいよ座面の編みこみ作業にうつります。
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ここからの作業は一人で淡々と・・・。
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繰り返しの作業ですが、初めてだと仕上がりのイメージを持ちづらいのでなかなか大変です。
バランスを考えながら、丁寧に・・・。
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さあ、もう少しです。
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そろそろ仕上げですね。
気を抜かずに・・・最後を納めましょう!
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倒れたイヌエンジュの木から、こんなかわいいゴッホの椅子が5つ、出来あがりました。
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ご参加いただいた皆さん、講師の草刈さん、ありがとうございました!
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お持ち帰りいただいた椅子。
これから大切に使われるのだと思います。

ホームセンターに行けば、今回の参加費で5脚、いや安いのなら10脚くらい買えてしまうかもしれないけれど、それらがお店に並ぶまでの間のことを考えると、「本当にそんな値段でいいのかな?」と思うものばかりです。
少なくともそのモノからは、物語が見えてきません。
何かをギセイにすることで成り立つ安いモノたち…。

今回生まれた椅子は、その対極にある存在のように感じます。


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僕にとっては大切なイヌエンジュの生まれ変わりの椅子。
今回参加された方も、この木自体への想いはなくとも、丸太の状態からつくりだした2日間の物語があります。
そういうモノを長きにわたって大切に使う、そんな暮らしにしていきたい、とあらためて思った今回の講座でした。

残っている木も、何かに使ってあげようと思います。

posted by イトウ at 18:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月26日

ウンコは地球の宝物!

なかなかブログを更新できずに日が経ってしまったけれど、このことは記しておこうと思います。
それはやっぱり「ウンコは地球の宝物」なのだな、ということ。

10月7日に、今年も糞土師こと伊沢正名さんが来てくれたのでした。

伊沢さんに来てもらうのは、当別に移ってから3回目です。
エコビレッジライフ体験塾としては長沼町にいた時にも何度かお招きしていましたが、その頃は「講演」という形でお話だけ聞かせていただいていました。
ここに移ってからは、座学に加えてフィールドワークも行なっています。
このフィールドでの観察会が、毎回とても盛り上がるひと時。
体験塾での伊沢さんの講座の肝だと思っています。
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『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室』開講です。


まずは、今回も座学から。
もともと写真家である伊沢さんの、美しいキノコたちの姿をスライドで見ながら、動物、植物、菌類や微生物たちの間で行われている「生命のリレー」について確認しました。
自然保護運動から写真家を経て、現在の「糞土活動」に至った伊沢さんの遍歴は、何度聞いても面白く、また頷かされるものがあります。
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それにしても、伊沢さんのキノコやカビの写真の見事なこと!
被写体に対する愛情を感じずにはいられません。


つづいて、野糞グッズやお尻ふき用の葉っぱの紹介です。
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たかが葉っぱ。されど葉っぱ。
様々な環境で野糞をしてきた伊沢さんの長きにわたる経験の蓄積は、聞けば聞くほど味わい深いものです。
ただ拭けば良いのではなく、より心地よく。より楽しく。
そしてもちろん、自然の理にかなった方法で。
これこそが「知恵」「文化」でしょう。
まさに・・・ノグソフィア!
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いよいよ屋外に出てフィールドワークへ。
朝から降っていた雨はほとんど上がりましたが、まだ少しパラつく中、山や畑を見てまわります。
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様々な葉っぱを、使い方を考えながら触れて、観察しました。
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フィールドでのメイン実習は・・・
イトウの「ウンコの掘り返し」!
今年も、約3か月前からこの実習のためのモノを仕込んでおいたのでした。
(野糞自体は夏場はほぼ毎日するのですが、実習用に分かりやすくいくつか用意しておいたのです)
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まずは3か月前のモノから。

掘り返してみると・・・
おお、無数の植物の根が…!
キノコと菌糸が…!
そして、菌核が…!
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僕のウンコは、まぎれもなく多くの生き物のゴチソウ!でした。
虫やミミズや微生物が食べて、キノコが食べて、そして植物が食べにやってきています。
水洗トイレに流せば、ただのゴミとして処理され途絶えてしまう「生命のリレー」が、こうして野に戻すことでつながっていく・・・
それだけでも、「この世界で立派に生きている!」と感じました。

もう一つは1か月ほど前に仕込んだウンコ跡。
そこからは・・・
なんと、トマトの芽がたくさん生えていました!
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僕が食べたトマトは、そのタネをウンコに込めて残し、ウンコの分解を待って発芽させたのです。
僕は、なんだか自分が随分と価値ある仕事をした気分になりました(笑)。


フィールドワークの最後は、野糞の達人より、野糞のワザを伝授。
しゃがみ方、穴の位置や深さ、お尻の洗い方等・・・
伊沢式の野糞は、自然との調和に加え、人間界でのマナーにもちゃんと対応しています。
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室内に戻って、おやつの時間。
(ココアクリームにミントを添えました(笑))
時間いっぱいまで、熱く、楽しく、ウンコ談議に花が咲きました。
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そして、ウンコ談議は夜の部・交流会でも。
真面目な環境の話から、ウンコにまつわる失敗談まで、話題は途切れずに続きました。
「食事中にウンコの話なんて…」と言われるかもしれませんが、食事中だからこそ、一対であるはずの排泄の話もしっかり出来たらよいのじゃないかなあ…。
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というわけで、今年も楽しい『糞土教室』が終了しました。
実は今年は例年に比べて参加者数が少なく、ちょっともったいなかったです。
これだけ「循環」や「つながり」「共生」という言葉が聞かれ、安全安心な食べ物の話や健康に関心を持たれる中、本来話題の中心になるべきウンコ問題が結局タブーのままなのはおかしいよなあ、と思います。
「ウンコドリル」って本が流行ったりもしましたが、ウンコ自体がネタになるのではなく、「ウンコの行く末」こそが大切なわけで…。

まだまだ伊沢さんには、糞土師として活躍していただきたいものです。
僕も糞弟子の一人、糞土研究会員として、日々ウンコと土について考えてつつ・・・実践もしていきたいと思います。
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posted by イトウ at 06:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月12日

虫喰う人々。

アフリカのウガンダに、1ヶ月くらい滞在してた時のこと。
僕はその時、アフリカ大陸を旅行中でした。
アフリカの真ん中へん、ビクトリア湖の近くにある小さな村で孤児院の手伝いをさせてもらっていたのです。

ある日のことでした。
子どもたちがうひゃうひゃ言いながら集まって地面に這いつくばっています。
「何やってんの?」と、近寄ってみると・・・彼らは、アリの巣をほじくっています。
で、そこからわらわらと飛び出してくる羽アリを、先を争い口に放り込んでいたのです!
「うわ!」

いたずらっ子が僕の口にも一つまみ押し込もうとするのを年上の子が制して、「こうやって食べるんだよ」と虫の一部をむしってから僕にくれました。
口に入れると、はたしてその味は・・・「う〜ん、まぁまぁ」
ギラつく赤道直下の太陽の下で食べたアリ、匂いはあんまりなくて、ちょっと甘かった気がします…。



虫食
たいていの人は「うぇ…」と顔をしかめるけれど、世界中で子どもたちにとっては貴重なおやつです。
大人にとってももちろん御馳走で、炒って塩で味付けたものは地酒を飲むときのおつまみにちょうどよかったりします。
アジアでもアフリカでも、何種類もの「虫」がバケツに山盛りで、市場で堂々と売られているのを目にしました。
よく食べられるのは、バッタやコオロギ?の仲間かな。
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そう!「虫食」は、世界中いたるところに今でもある習慣なのです。

20年くらい前に「虫入りキャンディ」が流行ったことがあって(飴の中にイモ虫=ミールワームが入っていた)あれは「キワモノ」として流行ってたけど、あんなのは実は本来、ゴチソウの部類なのだと思います。

調理方法も、炒ったり焼いたり蒸したり煮たり、スープに入ってたり、といろいろあるけど、一番食べやすいのは「油で揚げる」でしょう。揚げてしまうと、人間はたいていのものをまぁまぁ美味しく食べられる!
これはホントです。
天ぷらにすると何でも結構旨いでしょ。



・・・と、いうわけで。
採取した「ハチノコ」を食べましょう。
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まずは乾煎りで・・・。
生でも食べられると言いますが、やはり少し熱を通した方が「安心感」がありますので。
このあたりのリスク回避は結構重要だと思います。
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美味いです。
ちょっと癖はあるけど、白子のような、濃厚なミルクのような。
タンパク質の塊ですからね。

美味しいけど飽きるので、たくさん食べるには揚げるのが良いかもしれません。
天ぷらに。
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美味いです、普通に。
醤油味の佃煮にもしてみたけれど、素揚げくらいが一番旨い気がします。

どんどん生きが下がってしまうので、残りは冷凍しました。
これで好きな時に食べられます。



まあ、今の日本じゃキワモノ扱いの「虫食」ですが、身の周りにいる虫のほとんどは、実は食べることができるようです。
僕もさすがにまだ食べたことないけど、ハエの幼虫(=ウジ)などはかなり美味しいようだし、すりつぶしてお団子にしてもいいかもしれません(つみれ風)。
厄介者のカメムシなんかも上手に臭みを取れば食べられるみたいです。
イナゴの佃煮なんかは、今でも信州や東北で売られていて、あれはふつうにご飯のおかずです。
だって、エビみたいなものですからね(足が口触り悪いのもエビに似てる)。
日本だって、かつてはなかなかの虫食国だったのに、もったいないですね。

そもそも、ヒトの食生活において、昆虫食は重要なものでした。
虫は、もともと人間の主食!だったという話も聞いたことがあります(そこから果実食となり、狩猟肉食、農耕穀物食をするようになっていった、と・・・)。
タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラル…僕らが必要とする栄養のほとんどが、虫の体には含まれているのだそうです。

そんなわけで、「貴重な食材である虫を見直そう!」とする動きがあります。
豚や牛に比べ、タンパク質を効率的に生み出してくれるため、養殖すれば人類の食料問題・環境問題を解決するかもしれないのです。

僕も、以前からの課題としての「虫食」、勉強していきたいと思っています。
発酵食もそうなんだけど、「ゲテモノ」としてじゃなく、食文化の研究として、マジメにね。

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★イベント情報

『明日のためのタネ採り講座』<参加受付中>
当たり前にあるけれど、タネっていったい何?・・・というところからスタートし、タネという存在についてちょっと考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、実際に10種類ほどのタネ採り実習を行う講座です。
  〇日時 10月14日(日)10:00〜12:00
  〇場所 当別町金沢147‐1
  〇内容 ・自家採種の目的、意義(座学)
     ・タネとり実習
  〇参加費 1500円
  〇定員 12名


『倒木からゴッホの椅子をつくろう』<参加受付中>
台風で倒れた裏山のエンジュの木を使って、椅子づくりを行います。その場で生木を割って削り、座面を編みこんでつくる、少し小さいサイズの「ゴッホの椅子」。倒れたままの木から、2日間かけて行う椅子づくり講座です。
講師は、むかわ町で木育に取り組む草刈万里子さんです。
  〇日時 10月27日(土)〜28日(日)
  〇場所 当別町金沢147‐1
  〇内容 ・丸太から切り出して椅子づくり
  〇参加費 15,000円
  〇定員 6名


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posted by イトウ at 09:38| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月05日

スズメバチとの遭逢。

8月半ば、友人Fさんが遊びに来た時に「あれ、蜂の巣じゃないですか?」との一言。
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た、確かに・・・。

山の小屋の軒の、一番高い棟部分に蜂の巣が。
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まさにあれはスズメバチの巣ですねえ。
しかもオオスズメバチっぽい・・・。
春先に一度、作りかけの巣を撤去したのですが、こんなに大きくなるまで気づかないとはナサケない。



さて、どうしましょう。
キケン生物!と言われるスズメバチを放置しておいて良いものでしょうか?
2年前には母屋の軒に営巣されて、その時はたくさん人が出入りする直前でもあったので、業者さんに撤去してもらいました。
1万2千円くらいかかったかな。
(刺されてないけど、痛かった…)

費用が高いのは(仕方ないけれど)困りものです。
でも、もっと困るのは・・・殺虫剤です。
業者さんに頼むと、巣の内部にも殺虫剤をガンガン噴出して殺すので、巣の中の幼虫も食べることが出来なくなるのです・・・。

そう・・・
どうせ獲るなら僕は幼虫を食べたいのです!



迷って、スズメバチ愛好家の方(本当にいるのです)に聞いてみたところ、「スズメバチは実はそんなに攻撃的ではないから、巣に悪戯とかしない限りは放置しても大丈夫だと思います」とのこと。
「むしろ、肉食系なのでアブやブヨを食べてくれたりもしますし、生態系的に結構重要ですよ」とも。

そ、そうなんだ・・・。
確かに今年はブヨが少ない気もするし、生態系を考えたらいたずらに除去して良いものでもないですよね。
それなら、しばらく放置して観察してみましょう!

ということで、2〜3週間ほど放っておきました。
うんうん、なるほどゆっくり動いていれば、蜂たちもコチラに近寄っては来ない様子。
「どうせ10月末になれば巣もカラになるしね」



ところが。
「どうにも今年はトマトの食害が多いねえ」と訝っていたのですけど・・・その犯人が。

彼ら、と判明。
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メチャクチャ喰ってます。
貪り食ってます。

畑のモノも食べるんじゃ、困るなあ。
うかつに実に手を出せなくなるし。
(子どもが知らずに触ることだってあるかも…)


「やっぱり撤去した方がいいのかもね」
(でも、どうせもう1か月くらいだしなあ…)
と思っていた矢先、台風で山の小屋の脇のエンジュの木が倒れてしまいました。
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やむを得ず、チェンソー片手にそれを整理していたところ・・・
「(# ゚Д゚)ヂクン‼」

手首に激しいショックが。

叩き落したのがコイツ。
P9070433.JPG

まあ巣の下でワサワサ動いてブンブンチェンソー振り回していたのですから、蜂から見れば「巣にとってキケンな輩」と思われても仕方ないのですが・・・

でも、やっぱり刺される可能性は何気ない場面でありそうだし、刺されたのが僕以外ならちょっと困りものです。
(僕だってアナフィラキシーショックも怖いし…)

と、言うわけで・・・

ホーネットハンター、出動!
IMG_20180920_175732.jpg
この防護服は、役場で無料で貸してもらえました。ラッキー!

前日、練習として防護服を着用し、撤去の準備をします。
おお、蜂の巣、さらにデカくなってる気が…。
P9070409.JPG

しかも、フクザツなくっつき方しています。
一か所で付いてるなら「スポン!」と袋に落としてしまえばいいのですが、そう簡単にはいかなさそうです。
(7,8面にクネクネと付いてます…)
P9210528.JPG


高さも、2連梯子でようやく届く位置。
(真下は溝などがあってこんな傾きにしかできず)
P9200522.JPG

とにかく、いろいろと難儀な点も多い「スズメバチ撤去・初体験」です。
夜中がいいか早朝がいいか迷ったけれど、やっぱり視界が悪いのは不可能っぽい気がするので、早朝に決行することに決めました。



朝4時半起床。
防護服を着て、グッズを確認して、日の出直前の刻・・・いざ出陣!
(前日の経験で、やたらとヘルメットの面部分が曇ることがわかったので、口には氷を含み)

すでに数匹の蜂が飛び回り、入り口付近には見張り役の蜂が数匹たむろしています。

「シャー!」と殺虫剤で周辺の蜂をやっつけてから、「ペタン!」。
とりあえず両面テープでつくった絆創膏を貼り、そのうえから厳重にガムテで出入り口をふさぎました。
P9210525.JPG
が、これは失敗。
風が吹いたら、ガムテごと全部とれてしまいました。

再挑戦です。
あらためて小さめの絆創膏を貼り、外に出ている蜂をある程度殺します。
P9210527.JPG

その後は、袋をかぶせながら、手で巣を外し、少しずつ全体をくるんでいきました。
作業の方針が決まると、それほど難しくはありませんでした。

・・・採れました。
袋の中ではヴンヴン羽音を立ててスズメバチが怒り狂っています
(ということはなく、実際は彼らもただ困ってるんだと思います…ごめんよ)
P9210531.JPG

巣の後はこんな感じです。
P9210532.JPG
時々外出していた蜂が戻ってきて、「あれ?おかしいなあ?」という顔?でウロウロしていました。

これは一部ですが、本当に美しく立派な「王国」です。
幼虫もたくさん。
蛹もたくさん。
蛹は日に何匹か羽化して、成虫となってしまいます。
P9250728.JPG

さて、これをどうしましょうか。
無下に捨てるわけにもいかないでしょう。
P9250723.JPG

というわけで、次回、『虫喰う人々』につづきます。



<今回のまとめ>

防護服があれば、スズメバチの巣の撤去は簡単。
出入り口をふさいで(←これは自分で考えた方法!)、厚手のビニル袋に入れるだけ。
2〜3時間日当たりの良いところに置いておけば、成虫はほぼ死滅します。
1つ問題があるとすれば、防護服はあまりに気密性が高いので、自分の汗で服内が湿度100%になって結露して視界が滅茶苦茶悪くなること(僕は最初、自分の息で曇るのかと思って氷を口に入れてたけど、結局問題はは汗でした)。

でも、巣のあった付近を困ったようにウロウロしてる蜂を見て、申し訳ない気持ちにもなりました。
帰る場所をなくしたんだよなあ・・・。
できれば、放っておいてあげたいもんだなあ、とも思ったのでした(喰うケド)。

まあ、もともとは僕らの方が後からやってきてエラソーにしているのだろうね。
まったく人間てヤツは…。


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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報
 
『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2018』<参加受付中>
今年も、糞土師・伊沢正名さんを講師に招き「本物のエコロジーとはどういうことなのか」、「生き物として人の生活はどうあるべきか」などについて、大いに語っていただきます。もちろんフィールドワークでは、糞土師の野ぐそ術もお伝えします。
  〇日時 10月7日(土)13:30〜17:00
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円
  〇講師 伊沢正名さん


『秋山散歩。』<参加受付中>
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただきながら、裏山を探索します。
秋の植物やキノコなどの様子を観察し、季節による変化を楽しみましょう。
  〇日時 10月6日(土)13:30〜16:30
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 1500円
  〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』<参加受付中>
当たり前にあるけれど、タネっていったい何?・・・というところからスタートし、タネという存在についてちょっと考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、実際に10種類ほどのタネ採り実習を行う講座です。
  〇日時 10月14日(日)10:00〜12:00
  〇場所 当別町金沢147‐1
  〇内容 ・自家採種の目的、意義(座学)
     ・タネとり実習
  〇参加費 1500円
  〇定員 12名


『倒木からゴッホの椅子をつくろう』<参加受付中>
台風で倒れた裏山のエンジュの木を使って、椅子づくりを行います。その場で生木を割って削り、座面を編みこんでつくる、少し小さいサイズの「ゴッホの椅子」。倒れたままの木から、2日間かけて行う椅子づくり講座です。
講師は、むかわ町で木育に取り組む草刈万里子さんです。
  〇日時 10月27日(土)〜28日(日)
  〇場所 当別町金沢147‐1
  〇内容 ・丸太から切り出して椅子づくり
  〇参加費 15,000円
  〇定員 6名


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。

posted by イトウ at 09:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月27日

時にはちょっとサバイバルな夜を。

5,6年前から『プチサバイバルキャンプ』というのを行っています。
当初は、体験塾の通年コースのプログラムの1つにしていました。

311を経て、近代のインフラに過度に依存することの危険性を再確認しましたし、大きなシステムに暮らしをゆだねきることは、自立とはかけ離れた「家畜化状態」なのではないかとあらためて思ったからです。
また、例えば「火を生み出し、しっかり燃やす」ということだけでも、とても知的でエキサイティングな学びになります。
物理学です。
サバイバルって実は、「身体を使いながら科学を学ぶ」とても有効なチャンスなのだと僕は思うのです。

ここ数年は、友人を誘って、年に1度の楽しみとしての『サバイバルナイト』を過ごしています。
ロープワーク練習したり、火を熾して薪でご飯を炊いたり、ドラム缶風呂に入ったり、テントも張らずに「野宿」してみたり。
毎年やっていますが、やる度に新しい発見があったりもするのでした。

今年は8月末に予定していましたが、台風の為に延期していました。
9月の初めに大きな台風と地震、大規模停電などがあり、あらためてこの企画の重要性を感じさせられました。
そこで、今年は「みんながマッチがなくても火が熾せて、薪を焚いてご飯くらいは炊けるようになろう!」という目標で行いました。



使える水は、このタンク1つ(飲料・調理用、10人くらいで1日分)と・・・
P9230548.JPG

溜めてある雨水。
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トイレは、「水洗は使えない設定!」で、コンポストトイレか・・・
P9230551.JPG

ここ(ひょうたんトンネルの下)。
P9230554.JPG

そして、お風呂はこれです。
P9230550.JPG


電気はもちろん、懐中電灯とソーラーパネルで充電したバッテリーからのものだけ。
あとは、「火」ですね。
そんな設定を確認して、さあ「プチサバイバル」スタートです。



まずは、火熾ししましょう。

今回はメタルマッチもありましたが、それでは簡単すぎちゃいます。
せっかくの機会ですから、やっぱり「きりもみ」「ゆみぎり」「マイギリ」・・・という経緯を踏んでいきましょう。

さあ、きりもめ!
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きりもめっ!
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きりもめ〜・・・。
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・・・きりもんで〜・・・。
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やっぱりキビシイので、満を持して登場、最新機種(笑)。
無題.jpg

まあ、これを使ってもそんなに簡単ではなく、動画で長ーいドラマも撮影してあるのですけど、それは割愛して。
もくもくもく・・・「よし、この火種があればイケるぞ!」というところから。

「ふぅ〜〜〜〜〜」細く長い息で、火種を大切に育てて・・・
無題1.jpg

「ぼうっ!」
やった、点きました!
無題2.jpg
これで、今年もご飯やお風呂にありつけます。あー良かった。
(でも、いつかは「きりもみ」か「ゆみぎり」でちょいちょいと点けられるようになりたいですねー‼)

おっと・・・
火がついたからといって安心はできません。
この火を少しずつ大きくし、薪にまで移して火を安定させるにも、それなりのコツが必要です。
慣れている人には簡単なことですが、せっかくなのでみんなが出来るようになって欲しいので、しばし練習タイム。


で、この後は、まあ(なし崩し的に?)「冷蔵庫にあったから早く食べなきゃ」という体で、いろいろ美味しいものも味わいました。
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スウェーデントーチも面白い。
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ハチノコも食べてもらいました。
IMG_20180922_183143.jpg

羽釜ご飯や「サバ飯」(←空き缶やビニル袋で炊くご飯等)もやったのですが、写真も撮り忘れたし、割愛。
各種自酒も味わいながら、楽しく夜は更けていきました・・・。
IMG_20180922_192333.jpg
(結構雨にも降られたけれど、ご愛敬。サバイバルナイトですから)


オハヨウゴザイマス。
僕の寝床です(一応ギリギリテントの下。夜空は見える位置)。
向こうであえて<テントの外>で寝てるのはケージ氏。勇者だ…。
「野宿」もこの企画の大事なところです(笑)。
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皆さん、朝から熱心に火おこしの練習しています。
メタルマッチや乾電池ショート式など、いろんな方法を覚えておくといいですね。
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火がついたので、朝ごはんです。
残ったカレーと棒パンと・・・
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残りご飯で五平餅!(美味!)
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サバイバル感がだんだん薄くなって、ただ美味しく楽しいだけになっていますが、一応全部薪調理。
電気、ガス、水道など、近代のインフラが使用不可になった時にでも、それなりに楽しく暮らせる「構え(心と技)」はやっぱり大切ですね。

太陽熱調理器・エコ作くんで、デザートづくりまで。
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地震や停電を経て、少しリアルな気分で行った今年の『プチサバイバルキャンプ』。
でも、思うのは、そんな「非常時」を想定しなくたって、充分楽しい「遊び」だということです。
そして、「なくたって平気だよ!」と言える逞しさをみんなが持てば、僕らはきっと「家畜状態」から少しずつでも脱していけるんじゃないかなーとも思うのです。
「電気がないと困る!」⇒「やっぱりソーラーパネル欲しい!」というんじゃなく、「ソーラーパネルも持ってるし、でも、その前提となる<暮らし方>も自体も変えちゃおう!」って発想になったらいいんじゃないかな。
(電気もモノも、「あるものでどうやって楽しく暮らしていくか」ってのが醍醐味だからね!)

こっちの方が面白いよー。
ってことを伝えていかなきゃ。

きっとその先には、原発も戦争もイラナイ未来があるはずさ。

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  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
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2018年09月21日

下川町にてウンコを語る。

下川町で「コンポストトイレ」の講座をさせていただきました。
下川は以前よくお邪魔していた大好きな町なので、「NPO法人森の生活」さんより講座の依頼を受けて、まず「やった!下川に行ける!」と喜んでしまいました。

それはさておき、コンポストトイレについて「講座」としてお伝えするのは実は初めてなのです。
需要もよくわからないし、「つくる」ことよりも「維持」しながら課題が生まれるのがコンポストトイレなので、自分で講座として企画したことはありませんでした。

が、自分の実験的なコンポストトイレ使用を始めたのは約10年前。
それから数々の失敗をしながら、コンポストトイレを実践してきました。
排泄の問題は、このブログでも何度も記してきた通り、僕にとって核になるテーマの一つですから、こういう機会をいただいたことは僕にとってもチャンスです。
とても嬉しくて、張り切って準備させてもらいました。

さらに、今回は「トイレづくり」ともう一つ、「トイレのための小屋づくり」も行うことになり、盛り沢山の2日間となりました。
(結構なボリュームの仕事となったので、ほとんど写真も撮れませんでした…苦笑)



9月15日(土)は朝4時半に家を出て、下川町へ。
講座は10時からだったのですが、基礎からつくって1日である程度小屋を建ててしまわなければならなかったので、できるだけ早くに着きたかったのです。
高速を使って3時間、7時半には会場となる下川町の美桑が丘に到着しました。
さっそく、遣り方を組み、材料の下準備・・・。
(実はかなり重要な材料を忘れており、名寄市に買いに行ってもらったりもしました…汗)

10:00、いよいよ小屋づくり開始です。
一往「講座」という形式をとっているのでところどころ説明しながらなのですが、あまり丁寧にやっていては作業が進みません。
ちょっと強引かなあ、と心配しつつもどんどん仕事を割り振って作業を進めました。
P9150483.JPG

独立基礎を入れて・・・
パネルをつくって立ち上げて・・・
防水シートで囲んだところでこの日は終了。
(残念ながら、目標にしていた屋根下地までは出来ませんでした・・・そりゃそうだ)


2日目10:00からが、今回のメインである「コンポストトイレ講座」なのですが、小屋もある程度仕上げてしまわなければならないので、朝の5時半ころから僕は作業開始(まだ暗い時間帯…)。
助っ人が来てくれたこともあって、垂木をかけるところまでは朝の時間で出来ました。
P9160488.JPG



頭の中を切り替えて・・・!
さあ、いよいよコンポストトイレ講座です!

午前中は座学で、じっくり僕が考えていることを話させていただきました。
ウンコのこと。
土のこと。
コンポストのこと。
地球上の終わりなき「循環」のこと。

そして、そういう視点で見た時、いかに現代の「快適な水洗トイレ」が歪かということ・・・。

いえ、水洗トイレを悪者にするつもりはないのです。
今の社会、都市という空間では必要なものでしょう。
ただ、それがどのような仕組みで維持されているのかを知り、これまでの「常識」に少し違和感を感じてもらえたら、僕が今回伺った意味が生まれるような気がするのです。


みくわのメンバーの方々による美味しい昼食をいただき・・・
P9160493.JPG

午後は、実際のトイレづくりと既製品のコンポストトイレの観察など。
自作のトイレは「屎尿分離型」。
それに対して、今回森の生活さんで購入したのが「一体型」。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、それをできるだけ詳しく説明しました。
P9160492.JPG


はっきり言って、コンポストトイレの「維持」は簡単ではありません。
「すぐ故障する」なんて声を聞いたこともあります。
「故障」というのが、装置の問題なら仕方ないですが、コンポストトイレを製品化している会社に寄せられる苦情の多くは、「うまくコンポストにならない」とか「ニオイや虫が出て不快」というような話のようです。
P9160497.JPG

難しい問題です。
何故なら、コンポストトイレは、ただの機械でも道具でもありません。
「モノ」という感覚では、きっとうまく維持できないのではないかと思います。
大事なのは、このトイレに対し「生き物としてかかわる」愛情なのかもしれません。

今回の講座を経て、僕もいろいろな気づきがありました。
まず、コンポストトイレを考える時一番の課題となるのが「設置場所」だということです。
どうしても「造り」や「維持管理」に焦点を向けてしまうのですが、水洗トイレしか選択肢のない日常にどうやってコンポストトイレを導入するか・・・それを僕自身ももっと真剣に考えていきたいと思います。
(最近の僕は、コンポストトイレすら使わずに「山で用を足す」のが当たり前になっているので…)

「都市のアパートでも試せるコンポストトイレ」。
興味を持った誰もが一歩を踏み出せる方法を見つけなければなりませんね。
だって、「ゴミとして水に流して大量のエネルギー使って誰かに処理してもらう」よりも、「人間以外の他の生き物と同じように、自分の出すものも誰かの糧になって循環する」方が気持ちがいいですから。


10月7日(日)には当別に、ウンコの神様…いや、糞土師・伊沢正名さんが来ます。
伊沢さんにも「都市型コンポストトイレ」のアイデア、相談してみようと思います。



さて・・・
講座の後は、夕暮れまでまた小屋づくり!

日没ギリギリまで作業して、何とか野地板を張り、下地の防水までは出来ました。
うちで造っていった建具(ドア、窓)も入れたので、なかなか素敵な雰囲気になっています。
これから下川の皆さんでちょこちょこ作業をして、「トイレ小屋」完成してくれることになっています。
P9160499.JPG

このトイレに会いに、また下川にも行きたいな!

そして、コンポストトイレについてももっと研究を重ねて、皆さんにお伝えしていけるようにしようと思います。
ウンコ問題、それは生物の1つである人間の、水に流しては終われないテーマです。
伊沢さんの言葉を借りるなら、「ウンコは良識の踏み絵」。

マジメに、楽しく、もっとウンコの話が出来ますように・・・!


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2018年09月13日

やっぱり「独立型」でいこう。

台風の翌朝(深夜)に大きな地震、で、直後から停電。
結果的にここ当別はかなり早い段階で電源復旧したこともあり、ほぼ困ることはなかったのですが、久しぶりに自分のソーラーシステムと向き合ったので記しておきます。

僕は200wのソーラーパネルとシステム、もう一つ20wのパネルとシステムを持っています。
実は、ここ1年半ほどそれらを使っていませんでした。
バッテリーが弱っていたので充電がままならなかったのと、山の小屋をオフグリッドにするのでそちらで使おうとパネルを母屋から外してしまっていたからです。

理由はあるのだけれど・・・まあ、気が緩んでいた、ということですね。



それはさておき、6日の朝イチでソーラーパネルを母屋に戻し、バッテリー等のセットを部屋の奥から引っ張り出しました。
天気はまあまあ。
200wのシステムなら、照明や携帯充電はモチロン、パソコンもラジカセも使えます(冷蔵庫は厳しいけど、Wifiはイケる)。
「さあどのくらい発電してるかな♡」とわくわくして、パネルとチャージコントローラーを接続。

ところが・・・
システムの中心、大事な制御装置であるコントローラーが動きません。
P9060398.JPG

「あれ?しばらく使っていなかったからなあ」
「壊れちゃった?」
「あ、そうか。バッテリーを先につながなきゃダメだったんだ」

一度取り外し、バッテリーとコントローラー、そしてパネルを接続しました。
これでコントローラーがピピっと作動するはず!

が・・・
やっぱり動きません。

いろいろつなぎ直したりしたけれど、結局200w用のチャージコントローラーは動かず。
「チャジコン、壊れちゃってたか…」
過重電などを防ぐ制御装置であるこの機械が壊れていると危険なので、このシステムはあきらめることにしました。
(その後また調べて、結局バッテリーがダメになっていることが原因と判明)



情報源であるラジオは、小さな発電機のついたものを使っているので問題ないのですが、意外と電気喰いのスマホがお腹を空かせていました。
「ダイジョウブ!うちにはもう一つシステムがあるじゃないか」

P9060401.JPG
今度は20wの方を取り出し、組んでみました。
コントローラー(小)、バッテリー(車用)、20wパネル…と接続すると・・・

「ピカーン!」
コントローラーの電源が入って、緑のランプがつきました。
「よし、こっちはOKだ!」

以前住んでいた古い家で、コンポストトイレを置いていた縁側に設置していたのがこのシステムでした。
12V用のLEDで照明メインで使っていたのです。
今の家に越してきてからは、あまり必要性を感じずに、物置に積んであったものでした・・・。



朝の強い光を受けて、スマホもぐんぐん充電されていきます。
シガーソケットから直流で使えるアダプタもあるので、パソコンも充電しておきました。
(このシステムでは100Vに変換するインバーターは使いません)

今回使ってみた実感としては・・
「20wでまずは充分じゃん!」
です。
P9060399.JPG

日常的にいろんな機器を使いたいなら、600wくらいのシステムを組みたいところですが(山の小屋にはそうするつもり)、主に非常用とアウトドア用くらいに考え備えておくなら、20w程のシステムがあれば充分。
コレのあるなしで、安心感がまるで違います。

情報共有するためのスマホを維持できて、夜は少し明かりをくれる。
なんて頼もしい存在でしょう!



エコビレッジライフ体験塾では毎年、由仁町の早川さん(イオさん)に来てもらって、『独立型太陽光発電講座』を行っています。
今年も8月に開催しました。
でも、実は今年の参加者は3名でした(過去最少)。
P8180469.JPG

イオさんによると、「ここ数年はどんどん道内でのソーラーの講座が減ってるんだよね…」とのことでした。
原因はいくつか考えられるのですが、一番は311の時の危機感が薄れた、ということなのだと僕は思っています。

それと、例えば講座で100wのシステムを組んでみた時、皆さんどうしても発想として「これで何がどのくらい使えるの?」と考えます。
もちろん当然のことなのですが、「お日様が照っていればこのくらいイケるけど、夜になったら照明がこのくらいかな」と伝えると、「ああ(たった)その程度か…」と思われる方が多いような気がするのです。

金額的に手が届く大きさと、日常的にオフグリッドできる大きさ・・・
それがなかなかマッチしないのかな、と思います。
その感じは僕にもあるので、よくわかります。



でも!
今回あらためて思いました。

「まずは20wのシステムを持ちましょう!」
車に積んで屋外に持って歩けばいいし、イザという時に本当に頼りになります。

使い方に慣れて(オフグリッドシステムはイキモノみたいにお世話が必要ですから)、面白さがわかってきたら、少しずつ大きなシステムに移行していけばいいんです。
そのやり方は、技術も機器も、どんどん進歩しています。

そして何より、小さな電気をつくる「喜び」。
少しの電気が与えてくれる「ありがたさ」。
そういうものを思い出させてくれるのが、自分で組む、「小さな発電所」なのです。

「停電になったら嫌だから(←その程度の感情)、原発でバンバン電気つくってくれ!」
「おうおう、わかったわかった、従順にしてたら電気売ってやるよ」
なんて発想にエラソーな顔をさせないためにも、「独立型」の精神でいきましょう。

不便は楽しい。
不便は自由。

ちっちゃなところから、「自立」への道が始まります。

P9060396.JPG
ちなみにこんなのもあります(今回はイマイチ使えなかった…)
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〇参加費 1500円
〇定員 12名

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
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2018年09月12日

自分の成すべきこと。

台風の朝から、今日でちょうど1週間(そして翌朝に地震)。
僕のところは大した被害もなく、地震後の数日間は、淡々と台風の後片付けなどをして過ごしました。
それでも余震が度々あったり、インフラが不安定だったりするちょっとした「非日常」の中、あらためて考えていました。



自分のやっていること。

小屋づくりを習いに来た人に、自家採種を勧め…
オシャレに発酵食ライフを楽しみたくて醤油づくりに来た人に、ウンコについて熱弁し…
家庭菜園を教わりたくて来た人には、エネルギーについて話題を振って…
タネ交換に来た人たちと、コミュニティの意義を確認し…
ヒョウタンランプづくりに来た人とは、人類の歴史について語り合う……

「エコビレッジライフ体験塾」って、そんな場。
もちろん、それは<全部つながっている>から。

入り口はどこでもいいけれど、エネルギーのことだけ、とか、安全安心な食べ物のことだけ、とか学ぶのは、ちょっともったいないと思うのです。
奥底にあるテーマは、一言で言うなら、「人間の、<自立>した暮らし」でしょうか。
大きなシステムに依存しきって、まるで自分を家畜化するようにすべてを依存して生きるのじゃなく、「自分の手に、体に、暮らしを取り戻す(←自民党のスローガンみたいだけど(笑))」こと、それが<自立>だと、僕は思います。

ガンジーさんが、チャルカを廻しながら、塩の行進をしたように。
そんな思いを持ってやってきたことは、そう核心からズレてもいなかったかな、と感じています。
DSCN0885.JPG




「まあ、<わかる人>に届けばいいや」という気持ちが半分。
簡単に届かない大多数の人たちに届かなきゃダメだよな、という思いが半分。

いつも迷うのは、どうやって届かせるかが課題、大事だってこと。
どうしたら届くかなあ…?
(そもそも自分が変人&マイノリティとして生きてきたから、流行にノレるタイプの人の思考がよくわからない…苦笑)

難しいけれど、これからも、あきらめずに考えていきたいと思います。

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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報
 
『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2018』<参加受付中>
今年も、糞土師・伊沢正名さんを講師に招き「本物のエコロジーとはどういうことなのか」、「生き物として人の生活はどうあるべきか」などについて、大いに語っていただきます。もちろんフィールドワークでは、糞土師の野ぐそ術もお伝えします。
  〇日時 10月7日(土)13:30〜17:00
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 3000円
  〇講師 伊沢正名さん


『秋山散歩。』<参加受付中>
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただきながら、裏山を探索します。
秋の植物やキノコなどの様子を観察し、季節による変化を楽しみましょう。
  〇日時 10月6日(土)13:30〜16:30
  〇場所 石狩郡当別町金沢147-1
  〇参加費 1500円
  〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』<参加受付中>
当たり前にあるけれど、タネっていったい何?・・・というところからスタートし、タネという存在についてちょっと考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、実際に10種類ほどのタネ採り実習を行う講座です。
〇 日時 10月14日(日)10:00〜12:00
〇 場所 当別町金沢147‐1
〇 内容 ・自家採種の目的、意義(座学)
     ・タネとり実習
〇参加費 1500円
〇定員 12名

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
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