2019年09月21日

今年のひょうたん(もうすぐ収穫)。

9月も半ばを過ぎ、ひょうたんが大きくなってきました。
今はビニルハウスの中、こんな感じ。
この、ひょうたんがぶらぶら成っている感じが僕は非常に好きです。
P9160825.JPG

でも、実は今年は着果がずいぶん遅れてしまいました。
雌花の開花自体はまあまあ早く、7月前半に始まったのですが、全然自然受粉がすすまず、うまく実にならなかったのです。
P7140333.JPG
(一般にひょうたんは人工授粉することが多いと思いますが、これまで僕はメンド―なので虫さんに任せていました。それでもまずまずちゃんと実がついていたので)

受粉できなかった子は枯れて、カビにやられていきます。
ひょうたんの花は他のウリ科のもの(キュウリやカボチャ)と違い、夜に開くので、当然花粉を運ぶのも「夜の虫」さんです。
今年は暑すぎたからか、蛾など夜の虫さんが少なかったかもしれません(ましてハウスはね…)。
P8120592.JPG

ぼんやり「今年は結構いい実がたくさん採れるかも…」とほくそ笑んでいた僕は、8月になってほとんど実がついていないことに気づきました。
「あれ?!雌花たくさん咲いていたのに、全然実がついてないじゃないか・・・ッ!!」

ということで、8月半ばより、大慌てで毎日早朝にせっせと人工授粉。
お見合いオジサンと化したのでした。
(上の写真のぶらぶらひょうたんは、ほとんど僕の努力の成果です!…でも、熟度は日数的にギリギリかなあ)
P8180663.JPG



一方・・・
露地で栽培している千成ひょうたんはまあまあです。
株も旺盛、脇芽の処理は追いついていませんが、雄花雌花もいい具合に開いている感じがします。
P8310727.JPG

実も結構たくさん成っています。
やっぱり屋外では虫さんが来てくれているんですね(こちらは自然に受粉)。
P8310728.JPG



そして・・・
昨年収穫して水に浸けていたひょうたん。
例年春には洗うのですが、今年はなかなかできずに、7月頃にようやく処理しました。

こんなドロッドロで臭〜いものを・・・
P8190671.JPG

一つひとつ、洗って干して。
(臭いがなくなるように)
P8190673.JPG

こんなふうにした処理したひょうたんは、今はほとんど「ヒョウタンランプ」になっています。

「ミニランプづくり」は、イベントでもしばしば声をかけていただくようになり、たくさんの方に楽しんでもらっています。
P9140812.JPG

製作自体が楽しいので、僕が作ったものを販売するよりも、やはり「ご自分でつくる場を提供」する方がいいだろうなーと思っています。
この秋は、9月末から10月にかけて、何度か「ミニひょうたんランプづくり」行う予定です。
P9140816.JPG
(まずは9月29日(日)にカナリヤ平岡店さんで行うことになっています)

12月には、当別で大きいサイズのひょうたんランプづくりも行いますので、興味のある方はチェックしてくださいね。

(来年はもう少し栽培にも力を入れます!・・・今までテキトウ過ぎたので)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

竹編みをはじめよう<初級・中級>
竹は、私たち日本人にとって大昔からとても身近な存在でした。暮らしの道具や工芸品、建材、そして食品など、生活になくてはならないものだったのです。
今回は、竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、たっぷりと竹に触れていただきます。
 〇日 時 9月28日(土) @9:00~12:30 A13:30~17:00
 〇場 所 当別町金沢147-1
 〇参加費 @3200円 A3400円(各1ドリンク付き)
 〇定 員 @Aともに7名ずつ
 〇講 師 山根広充さん


『裏山トレース〜秋のイキモノ』
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただく、恒例の「裏山探索会」。
季節を変え、同じコースでイキモノの様子、痕跡、変化を辿るので、今回から『裏山トレース』という講座名に変更しています。
今回は「秋編」。夏が終わり、これから冬に向けう準備をしている植物やキノコなどの様子を観察します。
標高120mほどの山を登りながら、秋の澄んだ空気を楽しんでいただけたらとも思います。
 〇日時 2019年10月6日(日)13:30〜16:30
 〇場所 当別町金沢147-1(エコビレッジライフ体験塾)
 〇参加費 1500円
 〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』
「当たり前にあるけれど、タネっていったい何?」・・・というところからスタートし、タネをについて「生物的視点」や「社会的視点」など様々な角度から考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、10数種類のタネ採り実習も行う講座です。
 〇日時 10月13日(日)9:30〜12:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 1500円
 〇定員 10名


『味わう!世界の発酵食〜臭いはホントに美味いのか』
小さなイキモノの力を借りて、食べ物をより美味しくするワザ「発酵」。
ただ、世界にはなかなか近づきがたい「奇妙な発酵食品」も数多く存在します。
「臭い!」・・・でも「美味い!?」・・・そんな不思議な発酵食品を嗅ぎ、味わってみることで、あなたの食べ物・食文化に対する視点や奥行きもきっと広がるはずです。
 〇日時 10月27日(日)12:00〜15:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 2500円

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 06:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月13日

暮らし続ける技術。

今年の「プチサバイバルキャンプ」は9月7日(土)〜8日(日)に行いました。
折りしも昨年の台風&大地震・停電からちょうど1年。
「もしも」に備えて暮らすことの重要性を思い出すのにぴったりの時期でした。


前日から当日朝までは雨でした。
「サバイバル」と銘打っていても、そこまでキツイことをする気もないので、「実施は天候次第だなー」と思っていました(実際、昨年は8月末の予定が荒天で延期し、9月末に実施。その間にあの災害があったのです)。

9月7日昼。
地面は濡れ、湿度はかなり高い状態ですが、気温はまずまず。
外で遊んだり、キャンプするには悪くない日です。

今回のとりあえずのルールは、「ガス、電気、水道を使わない」こととしました。
本当は排泄も「野」か「コンポストトイレ」限定にしようか迷いましたが、水洗トイレはOK。
あくまでみんなが楽しめる程度の「プチサバイバル」です(本音では、こういう機会に「野での排泄」を経験しておいてほしいんですけどね…)。


最初に行ったのは、恒例となっている「ロープワーク」です。
ロープ名人のケージさんに先生になっていただき、巻き結びやもやい結び、本結び、トートラインヒッチなどを練習しました。
IMG_20190907_160114.jpg
今はテントなんかも改良されて、技術がまったくなくても張ることができるので、ロープワークができなくてもキャンプも楽しめますが、1本のロープを何かに結び付けてピンと張れるだけで、実はずいぶん便利なのです。


今回は、「箸づくり」もしてみました。
山に落ちている枝で・・と考えていたのですが、前日からの雨で使いづらかったので、小屋を建てた時の杉板を削ることにしました。
ナイフを使えることも、生き残る上では重要な技術です。
P9070774.JPG
10分ほどで、なかなか素敵な箸が出来ました。


そしていよいよメインワークの「火おこし」
きりもみ式やマイギリ式でいいところまでいきましたが、今回はあまり時間がなかったので、火種を生むことは出来ませんでした(例年、マイギリ式で着火させています)。
あと30分もあれば着いたと思うのですが、とても湿度が高かったこともあり、早めに諦めました。
何故なら、こういう時、火が点く前に暗くなることが何よりも怖いからです。
と、いうわけで、今回はあきらめてマッチ・・・ではなく「メタルマッチ」で着火。

あっという間に火がつきました(メタルマッチは、火花を飛ばして火口に火を点けるもの)。
P9070776.JPG
箸を削った削りカスもあったので、一気に炎が大きくなりました。



この後は、たくさんあった廃材などを燃やしながらの焚火です。
ご飯を炊いたり、肉や野菜を焼いたり・・・。

夏の終わり一夜、遅くまで飲み、食べ、語らいを楽しみました。
P9070780.JPG

スウェーデントーチやドラム缶風呂も・・・。
P9070782.JPG


寝るのは好みの場所で・・・
小屋で寝る方や野宿の方・・・

これは、朝。
P9080785.JPG


朝ごはんを食べるのにも、火おこしから始めます。
メタルマッチで点けて、少しずつ火を大きくして・・・
こんなふうに、時々思い切り焚火を楽しむのも、火とともに文化をつくってきた私たちに必要な時間なのでしょう。

棒パンや、残ったご飯での五平餅など。
じっくり2時間近くかけて朝ごはんを楽しみました。
P9080787.JPG


そんなこんなの「プチサバイバルキャンプ」。
今年もお陰様で楽しい2日間でした。

翌日はドラム缶風呂の後片付けです。
本当は、山から水を引いて、ここに五右衛門風呂をつくりたいのですけどね。
P9100800.JPG



「サバイバル」という視点を僕が意識したのは、2011年でした。
311を経て、社会インフラに依存しきった暮らしの脆さがあらわになったものの、実質あまり変わらないのだろうな・・・と感じる中で、せめて自分にできることを取り組もうと考え、翌2012年の体験塾・通年コースのプログラムに「プチサバイバルDAY」を組み込んだのです。

ただ、サバイバルの技術は、「非常時を生き延びる」こと以上の価値があるのだとも思っています。
そこには確実に「科学的な思考」を要するからです。

自然の仕組みを知り、太陽や熱の仕組みを知ることなしに、火を扱うことも非常時の正常な判断をすることもできません。
普段はどうしても社会インフラが不変で万全のもののような錯覚に陥ってしまいますが、決してそんなことはないと思います。

火を熾し、ご飯を炊く。
安全な水を確保する。
通信や明かりの為の最低限の電気を生む。
大地に抱かれて衛生的に排泄する。

・・・その程度のことは、当たり前にできる。
それが、自立した人間としての基盤のような気が、僕はします。

野山などの自然の中でサバイブするブッシュクラフトなどももちろん面白いですが、インフラが途切れた都市部で自立して暮らし続けるためのサバイバル技術を身につけておきたいものです。

もう少し工夫は必要ですが、年に1度くらいは「プチサバイバルキャンプ」、続けていこうと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

竹編みをはじめよう<初級・中級>
竹は、私たち日本人にとって大昔からとても身近な存在でした。暮らしの道具や工芸品、建材、そして食品など、生活になくてはならないものだったのです。
今回は、竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、たっぷりと竹に触れていただきます。
 〇日 時 9月28日(土) @9:00~12:30 A13:30~17:00
 〇場 所 当別町金沢147-1
 〇参加費 @3200円 A3400円(各1ドリンク付き)
 〇定 員 @Aともに7名ずつ
 〇講 師 山根広充さん


『裏山トレース〜秋のイキモノ』
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただく、恒例の「裏山探索会」。
季節を変え、同じコースでイキモノの様子、痕跡、変化を辿るので、今回から『裏山トレース』という講座名に変更しています。
今回は「秋編」。夏が終わり、これから冬に向けう準備をしている植物やキノコなどの様子を観察します。
標高120mほどの山を登りながら、秋の澄んだ空気を楽しんでいただけたらとも思います。
 〇日時 2019年10月6日(日)13:30〜16:30
 〇場所 当別町金沢147-1(エコビレッジライフ体験塾)
 〇参加費 1500円
 〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』
「当たり前にあるけれど、タネっていったい何?」・・・というところからスタートし、タネをについて「生物的視点」や「社会的視点」など様々な角度から考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、10数種類のタネ採り実習も行う講座です。
 〇日時 10月13日(日)9:30〜12:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 1500円
 〇定員 10名


『味わう!世界の発酵食〜臭いはホントに美味いのか』
小さなイキモノの力を借りて、食べ物をより美味しくするワザ「発酵」。
ただ、世界にはなかなか近づきがたい「奇妙な発酵食品」も数多く存在します。
「臭い!」・・・でも「美味い!?」・・・そんな不思議な発酵食品を嗅ぎ、味わってみることで、あなたの食べ物・食文化に対する視点や奥行きもきっと広がるはずです。
 〇日時 10月27日(日)12:00〜15:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 2500円

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 17:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月07日

またまたピヨコモンダイ。

またピヨコが生まれました。
生まれてしまいました。
IMG_20190905_062129.jpg

「あれ?この子抱卵してる・・・?」
と思ったのが、8月前半。
昨年入った約1歳の若い群れの1羽が、いつ見ても産卵箱にいるのに気づいたのです。

うちには<ママコッコ>と僕が呼んでいる、「毎年1〜2度決まって卵を抱く子」がいるのですが、しばしば他の子も抱卵ごっこをし始めます。
<ごっこ>というのは、ちょっと温めていても、たいていはすぐに飽きてやめてしまうのです。
だから、<本気モード>になる子は貴重です。

新しい群れにそういう子がいたのは、もちろん嬉しいのですけど・・・。


でも、<抱卵>は意外と面倒なことも多いのでした。
だって、決まった数の卵(10個とか)だけを温めるのなら良いのですが、群れの中では毎日次々と産卵が行われます。
中途半端に温められたものは、発生が始まって、食用にはちょっと適さないものになってしまいます(早く食べれば問題ないのですけどね)。

だから、今回も、気づいてすぐに「抱卵用は8個だけ!」と決めて、印をつけました。
毎日、全部の卵を確認して、印のないものをいただきます(温めている新ママコッコに嫌〜な顔されながら…)。
産卵箱は3つあるのに、何故か、他のコッコたちもその箱ばかりで産むのでした・・・。

「そろそろマズいな…」と思い、先週になってようやく<個室>をつくって移動させていました。
そんなこんなで、今回、1羽が<孵化>したのです。
これに続いて何羽生まれるかわかりません。
1羽だけでも寂しいけれど、たくさん生まれるとスペース的に困る・・・

なかなか悩ましいのが<ピヨコモンダイ>なのでした。



この子たちは、ママコッコの抱卵で、4月末に生まれた子たち(4羽孵化して3羽が元気に育ちました)。
P9060770.JPG


これも、ママコッコが孵化させた3羽。7月末に生まれた子たちです。
まだピヨピヨしています。
P9060768.JPG


鶏は結構神経質なイキモノなので、なかなか群れを合わせることはできません。
性格によって違いはありますが、新しい子を入れるとたいていはイジメられてしまいます。
かと言って群れをこんなに増やすわけにもいかないので、上手く合流させたいと思っています。


そして昨日・・・
なんと、4月生まれの子tが、産卵を始めてしまいました。
IMG_20190906_154710.jpg

「わーい!嬉しいな!」
となるはずが、「うーん、どうしよう…」となっちゃうのは、配置が後手後手で追いついていないからです。
卵を産むならちゃんとした場所を用意してあげなきゃならないのに・・・。

<3歳の群れ><1歳の群れ><4月生まれの3羽><7月生まれの3羽><2羽のチャボ>、そして今回の<ピヨコ(数不明)>・・・。
半分以上の確率でオスも産まれちゃうし、どういう配置にするか、決めなくてはなりません。

〆る、ということも含めて、いろいろ思案中なのでした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

竹編みをはじめよう<初級・中級>
竹は、私たち日本人にとって大昔からとても身近な存在でした。暮らしの道具や工芸品、建材、そして食品など、生活になくてはならないものだったのです。
今回は、竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、たっぷりと竹に触れていただきます。
 〇日 時 9月28日(土) @9:00~12:30 A13:30~17:00
 〇場 所 当別町金沢147-1
 〇参加費 @3200円 A3400円(各1ドリンク付き)
 〇定 員 @Aともに7名ずつ
 〇講 師 山根広充さん

『裏山トレース〜秋のイキモノ』arget="_blank">
ネイチャーガイドの喜多としろうさんに案内していただく、恒例の「裏山探索会」。
季節を変え、同じコースでイキモノの様子、痕跡、変化を辿るので、今回から『裏山トレース』という講座名に変更しています。
今回は「秋編」。夏が終わり、これから冬に向けう準備をしている植物やキノコなどの様子を観察します。
標高120mほどの山を登りながら、秋の澄んだ空気を楽しんでいただけたらとも思います。
 〇日時 2019年10月6日(日)13:30〜16:30
 〇場所 当別町金沢147-1(エコビレッジライフ体験塾)
 〇参加費 1500円
 〇講師 喜多としろうさん


『明日のためのタネ採り講座』
「当たり前にあるけれど、タネっていったい何?」・・・というところからスタートし、タネをについて「生物的視点」や「社会的視点」など様々な角度から考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、10数種類のタネ採り実習も行う講座です。
 〇日時 10月13日(日)9:30〜12:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 1500円
 〇定員 10名

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 06:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月31日

糞土教室2019〜ウンコはやっぱり地球の宝物。

(7月の講座報告の続きです・・・)

今年も来てくれました。糞土師・伊沢正名さん。
2009年に出版された伊沢さんの『くう・ねる・のぐそ』にガツン!とやられ、長沼にお招きしたのがたしか2011年。
以来、ほぼ毎年『糞土教室』を開催し、熱く「ウンコの素晴らしさ」について語っていただいています。

今年は7月28日(日)に行いました。
『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室2019』です。
P7280458.JPG


いつも通り、前半は(キノコ写真家をしていた)伊沢さんが撮った写真の数々を見ながら、菌類やキノコがどう生き、この世界でどんな役割を果たしているのかを伝えていただきました。

あらためて感じましたが、伊沢さんの写真の特徴は、対象(この場合はカビやキノコなど)への愛情や敬意が感じられるところにあります。
彼らが最も美しく見える視点で、その姿が撮られているのです。
P7280462.JPG

そして今回、僕がグッと来たのは、「キノコ写真家をしていた時、菌類やキノコの本質的な美しさや素晴らしさに目を向けず、<食べられるかどうか>ばかりに価値を置く業界に腹が立って写真をやめた!」というくだりです。

とても共感します。
野草にしろキノコにしろ発酵にしろ、「食べられるか否か」「(短絡的に)人間に役立つか否か」ばかりを視点にする方が、やっぱりあまりにも多い気がします。
もったいないなあ、という思いと、それは延いては「(近視眼的な)生産性の有無」で人を価値判断するような風潮にもつながっていきはしないだろうか…?という懸念。

1歩2歩引いて、もしくは視点を地べたまで下げて、世界を、自然を見た時、その合理性や美しさやすべての個々の存在価値に感嘆せざるを得ない瞬間があります。
生命は、一つひとつが美しく、それらはまた、奇跡のように合理的につながり、大きな「系」を構成している・・・。
人間も、人間の良識や常識も、自然に比べれば無為でちっぽけな存在だろう・・・。

伊沢さんが伝えたいのはきっと、そういうことなのだと僕は解釈しています。


後半は、「フィールドワーク」です。
まずは葉っぱの観察会。
お尻で判断する葉っぱ批評(笑)です。
P7280467.JPG

ちなみに僕は普段の野糞では、そこらに生えている葉を使います。
だいたいは「フキ」です(フキばかりなので)。
でも、伊沢さん的には、「どの葉がより気分よく、気持ちよくふけるのか。野糞を楽しめるのか。」に重視しているのでした。
さすが糞土師。野糞を文化として成立させています。
(詳細は『葉っぱのぐそをはじめよう』で!)



続いて、糞土師流「野糞の仕方」の伝授。
安全で「理」にかなった野糞の方法を教えていただきました。
P7280475.JPG
ここでいう「理」は、自然の仕組みはもちろん、人間社会でトラブルを避ける工夫(マナー)も含まれています。
みんなが気持ちよく野糞をできる社会でありたいものですね。


フィールドワークの最後は、今年も「ウンコの掘り返し」です。
僕が納めておいたいくつかのウンコを掘り返して、その姿がどう変化しているのかを確認しました。
P7280483.JPG
1か月前のウンコは既にほとんど消えて、たくさんの草の根が集まっていました。

2週間前のウンコには「菌玉」が。
僕のウンコはやっぱり彼らのゴチソウなのですね。
P7280481.JPG



お茶の時間でも、伊沢さんを囲んだウンコ話は盛り上がります。
大人がマジメに楽しく語り合うウンコ愛。
大事な時間じゃないかなーと思います。
P7280466.JPG

花を添えるおやつは、ウンコチックなパンケーキ。
P7280465.JPG



今年も、好奇心旺盛で知的な参加者の皆さんが集まって下さり、楽しい時間になりました。
ありがとうございます。
(講座後の交流会も大いに盛り上がりました)

うちに来る方は割と当たり前にウンコの話を出来かと思いますが、なかなか普段はそればかりじっくり話すわけにはいきません。
伊沢さんがいらっしゃる『糞土教室』は、1年に1度「ウンコ!」についてガッツリ語りあえる、僕にとっても貴重な時間。
伊沢さん、来年もよろしくお願いします!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

竹編みをはじめよう<初級・中級>
竹は、私たち日本人にとって大昔からとても身近な存在でした。暮らしの道具や工芸品、建材、そして食品など、生活になくてはならないものだったのです。
今回は、竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、たっぷりと竹に触れていただきます。
 〇日 時 9月28日(土) @9:00~12:30 A13:30~17:00
 〇場 所 当別町金沢147-1
 〇参加費 @3200円 A3400円(各1ドリンク付き)
 〇定 員 @Aともに7名ずつ
 〇講 師 山根広充さん


『明日のためのタネ採り講座』
「当たり前にあるけれど、タネっていったい何?」・・・というところからスタートし、タネをについて「生物的視点」や「社会的視点」など様々な角度から考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、10数種類のタネ採り実習も行う講座です。
 〇日時 10月13日(日)9:30〜12:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 1500円
 〇定員 10名

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 14:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月26日

コメの虫。

稲刈りまであと1か月。
今年は6月末からしばらく体調を崩しちゃって、あんまり除草も出来なかったから、草は去年よりかなり多め。
植え付けた苗が今年は多い分、収量もそれなりに多いことを期待しているのですが・・・。
P8030510.JPG


ここ数か月、買った米やもらった米を食べていました。
「昨年採れた米」は、食べきっちゃうのがもったいなくて、とっておいたのです。
でも、そろそろ残りを解禁して食べていこう!・・・と思ったら・・・。


やっぱりそりゃあ出るよね、ワラワラと。
ゾウムシちゃん。
P8140613.JPG
コクゾウムシちゃんは、よく見ると可愛い方々だし、米研ぐときに流しちゃうので何も問題はないのです。

けど・・・
やっぱり買った米から出てきたらフツーはマズイのだろうなあ。

コメ倉庫に彼らが発生したら、さぞかし大変だろうなあ。


日本では禁止されてるけど輸入穀物の「ポストハーベスト農薬」。
もちろん空調等の徹底管理でカビも虫も発生しない工夫をしているけれど、それでも最後は農薬だよりになるのも仕方ない気がします。
だって・・・虫、絶対出るから(もうこれは常に痛感!)。

日本では収穫後には農薬使えないから、代わりに「食品添加物」の名で防虫剤・防カビ剤的なモノが使われているのも、生産・流通の立場になれば仕方ないかもね・・・と僕は思っています。
少なくても、単純に「農薬なんてとーんでもない!」「儲けるためには我々の健康被害も考えないのか!」なんて・・・言えない。


「異物混入」させないための努力や空調での管理とか、すごいものですよ。
もちろん経費もたぶん膨大。

あれだけの農産物を扱っていたら、カビだの虫だのは、「必ず」出ると思います。
だから、農薬以外の方法で保つとしたら、本当に大変な、「出ない為の技術・労力」が要ります。

無農薬を求めるって、(その気持ちはわかるけれど)結構無理難題なんだということ、知っておいた方がいいんじゃないかな。
(あ、「無理」ではないか。とっても大変だけど)
とにかく今の食べ物って、「消費者様」と「生産者」そして「その間のビジネス」がなんだか捻じくれちゃってよくわからない状態になっている感じがします。
ホントは食べる人もつくる人も得していないような・・・
米の「等づけ」とか、ヘンテコリンな仕組みもたくさんありますからね。
(ちなみに、僕らの自給用に収穫した米なんか、「一等米」なんてあり得ないですから・・・美味いけど)


「農薬を使う」か「無農薬」か。
ということも、そんな単純に2分しちゃうのはオカシイわけで、それこそ「農薬会社と組んでガバガバと使う」場合もあれば、「観察した上で管理上必要な最低限の量を使う」場合もあります。
問題は、0か100かじゃなく、「その間の<量>や<内容>や<タイミング>」だと思うのですが・・・。

もちろん「無農薬」にこだわって生産する方の努力は素晴らしいですし、それを価値に見合った価格で販売できる状態(そういう消費者がいる)は望ましいとは僕も思いますけど。
(でも、大半は「思考停止」状態じゃないのかなあ…)



さて・・・
外国にしばらく滞在して自炊なんかしていると、研ぐ前に、買ってきた米の「異物除去」をするのが日課になることもあります(地域によるけど、小石とか虫とか入ってるのが当たり前だったりします)。
DSCN0607.JPG

DSCN0608.JPG
僕がイランで通っていたお店。
テヘランではほぼ自炊していました。

自炊の材料.JPG
意外と、キッチンの写真とかはなかった・・・珍しくもない、と当時は思ったんだな(笑)。



変な化学物質やガラス片なんかは困るけど、虫とか石とかくらいなら、「入ってたっていいじゃん」て僕は感じます(実際今も、自分の米はいろいろ取ってから炊きます…)。
でも、一般的には「無理!」なのだろうなあ・・・。
(無農薬の葉物買って、虫が入っていたら怒る人も実際いるしね)

「安心」は結局のところ主観だし、「安全」は基準次第。
その基準だって、決める人次第なわけで。
ま・・・何が「安心」で何が「安全」かなんて、簡単には言えないだろう、といつも思うのです。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『オサムさんの刃物教室』
毎日使っている包丁、ハサミなどの刃物。それらはどんな構造で、どんなメンテナンスをするのがいいのでしょうか?
せっかくですから、「良いもの」を「正しく大事に」使えるようになりたいものです。
米バークレーで20年以上「日本の刃物やさん」をしていたオサムさん(現・こぐま座料理人)に様々な刃物の違い等を教わり、「研ぐコツ」や「扱い方」を習いましょう。
 〇日時 8月27日(火)12:00〜15:00
 〇場所 こぐま座(長沼町東2線北9)
 〇参加費 3500円
      *こぐま座ランチ代込み
      *こぐま座内刃物関係特価販売アリ
 〇講師 弘山監さん
 〇定員 8名


竹編みをはじめよう<初級・中級>
竹は、私たち日本人にとって大昔からとても身近な存在でした。暮らしの道具や工芸品、建材、そして食品など、生活になくてはならないものだったのです。
今回は、竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、たっぷりと竹に触れていただきます。
 〇日 時 9月28日(土) @9:00~12:30 A13:30~17:00
 〇場 所 当別町金沢147-1
 〇参加費 @3200円 A3400円(各1ドリンク付き)
 〇定 員 @Aともに7名ずつ
 〇講 師 山根広充さん


『明日のためのタネ採り講座』
「当たり前にあるけれど、タネっていったい何?」・・・というところからスタートし、タネをについて「生物的視点」や「社会的視点」など様々な角度から考えてみましょう。
タネに親しみ、「自家採種の意義」を考えながら、10数種類のタネ採り実習も行う講座です。
 〇日時 10月13日(日)9:30〜12:00
 〇場所 当別町金沢147‐1
 〇参加費 1500円
 〇定員 10名

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 06:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月23日

2019年の小屋づくり<後半>

7月20日(土)〜21日(日)に行った『小屋づくり基本講座2019』の後半2日間の記録です。

20日(土)、講座3日目は、前回制作した「床」の上に「壁パネル」を取り付けることから始まります。
一気にカタチになっていく、面白い展開です。

まずは1面目。これはドアのある正面のパネル。
全員で運んで、ピッタリの位置に取りつけます。
P7200350.JPG

2面目。2面を固定すると、とりあえずは倒れる心配もなくなり安心です。
P7200358.JPG

3面目。
P7200363.JPG

そして4面目。
ほぼ狂いもなく、図面通りに組み込むことが出来ました。
P7200366.JPG

壁をビスで固定しながら、微調整をします。
全員で小屋の構造をあらためて確認。
P7200371.JPG

構造が出来たので、壁に防水シートを貼りながら、建具(窓やドア)も取り付けていきます。
P7200374.JPG


昼食です。今回も食事は大切な時間。
この日は、新さん・河野さんがお食事ヘルプに駆けつけてくれました。
ありがとうございます。
P7200379.JPG

千葉さんに小屋や大工仕事の話を聴いたり、雑談したり。
興味の似た人たちが集まっているので話も盛り上がります。
P7210418.JPG



さて、壁の仕上げと同時進行で、屋根もつくっていきます。
今回の小屋はゆるい片流れです。
P7200383.JPG

屋根の下地を取り付けたところで、3日目は終了。
日帰りの方は帰宅し、宿泊の方々は温泉、そして夕食。
宿泊もこの小屋づくり講座の楽しみの一つかもしれません。
(*写真は撮り忘れ・・・)




いよいよ4日目、最終日となりました。
この日も天候に恵まれています。

屋根に防水シートを貼り・・・
P7210402.JPG

アスファルトシングルで仕上げ。
女性3名が、素晴らしいチームワークでどんどん作業を進めてくれました。
P7210435.JPG

外壁は、杉材の下見張りで仕上げます。
P7210423.JPG

意外と細かい細工もあるのですが、考え、測りながら、上手に外壁を仕上げていきます。
P7210430.JPG

最終日午後4時・・・最後の休憩時間です。
残り2時間でどこまで出来るでしょうか。
(僕はちょっとハラハラする時刻です・・・)
P7210412.JPG

でも、最終日の午後は、参加者さん同士で知恵を出し合いながら、どんどん作業が進んでいくのでした。
4日間一緒に活動した人たちが、チームとして動いてくれるようになるのが素晴らしいなあ、と思います。
P7210441.JPG

P7210442.JPG

18時・・・終了時刻です。
外壁が1面、残りましたが、ほぼ予定通りのところまで作ることが出来ました。

皆さん、お疲れ様でした!!
P7210447.JPG

この小屋は、来月、白老町に運ばれていく予定です。

小屋が建ってすでに1か月。
使ってはいませんが、この場所に小屋があることに慣れてしまったので、運ばれていっちゃうと少し寂しく感じるかもしれません。

・・・というわけで、8回目となる『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座』が終わりました。
今年も無事に、大きな怪我もなく終えることが出来てホッとしています。
オーナーの大西さん、参加者の皆さん、そして講師の千葉さんに感謝です。
ありがとうございました。

来年は、どこにどんな小屋を建てることになるのでしょう・・・?
*「小屋づくり講座」に来て欲しい方は、そっとご連絡ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『オサムさんの刃物教室』
毎日使っている包丁、ハサミなどの刃物。それらはどんな構造で、どんなメンテナンスをするのがいいのでしょうか?
せっかくですから、「良いもの」を「正しく大事に」使えるようになりたいものです。
米バークレーで20年以上「日本の刃物やさん」をしていたオサムさん(現・こぐま座料理人)に様々な刃物の違い等を教わり、「研ぐコツ」や「扱い方」を習いましょう。
〇日時 8月27日(火)12:00〜15:00
〇場所 こぐま座(長沼町東2線北9)
〇参加費 3500円
      *こぐま座ランチ代込み
      *こぐま座内刃物関係特価販売アリ
〇講師 弘山監さん
〇定員 8名


竹編みをはじめよう<初級・中級>
竹は、私たち日本人にとって大昔からとても身近な存在でした。暮らしの道具や工芸品、建材、そして食品など、生活になくてはならないものだったのです。
今回は、竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、たっぷりと竹に触れていただきます。
〇日 時 9月28日(土) @9:00~12:30 A13:30~17:00
〇場 所 当別町金沢147-1
〇参加費 @3200円 A3400円(各1ドリンク付き)
〇定 員 @Aともに7名ずつ
〇講 師 山根広充さん


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 16:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月15日

2019年の小屋づくり<前半>。

7月に行った『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座2019』のこと、記しておきます。
(すでに1か月前のことですけど・・・!)

昨年建てたのは、軽トラに乗せたり降ろしたりできる<旅するマイハウス>でした。
とても面白かったのですが、やはり難易度はかなり高く、初めての方には難しい設計でした。

なので、「今年はベーシックな小屋にしましょう」と講師をしていただいてる<建築工房らくだ>の千葉さんと打ち合わせ、それに合ったオーナーさんも見つかりました。
今年のオーナーさんは、白老の<大西林業>の大西さん。
当別で建てた小屋を後日白老に運び、オープン予定のキャンプ場で使っていただくことになりました。


講座の数日前に、事前の準備をしました。
整地して、当日スムーズにすすめられるよう、<遣り方>を設置しておきました。
P7040206.JPG


7月6日(土)、いよいよ小屋づくり基本講座初日を迎えます。
P7080301.JPG

午前中は<座学>からスタートです。
千葉さんの建てた小屋、家などを紹介していただきながら、様々な小屋のスタイルのイメージを持っていただきました。
P7060224.JPG

座学の後は、屋外で<道具について>千葉さんに教わります。
スケールや差し金、げんのうなど基本的な道具から、インパクトドライバーや丸鋸など電動工具、墨ツボなどの「使えたら便利!」な大工道具まで。
でもやっぱり基本は、鉛筆とスケールの使い方から始まるのだと思います。
正確に測って墨付けして、正確な長さで切れるように・・・単純だけれど意識し、繰り返さなければ、意外と出来ないことなのです。
P7060227.JPG

次は<素材について>です。
木材の種類や選び方、木材以外に使う素材についても説明してもらいました。
ビスや釘の種類、使い分けも、「言われて納得!」なことばかり。
P7060231.JPG

昼食の時間。
僕らの「小屋づくり」では、毎年食事も提供するようにしています。
それぞれ弁当を持参していただいた方が楽なのですが、「一緒に汗をかいた人たちで食卓を囲んで同じものを食べる」ということにこだわっています。
この日は、友人の河野さんと新さんが食事を準備してくださいました。
P7060233.JPG
ひと汗かいた後の食事。
初めて会った参加者さん同士も、少し慣れて会話が弾みます。



初日の午後は、<基礎づくり>からです。
<位置決め>の視点を確認し、正確に建物を建てるために必要な<遣り方>の設置の仕方を説明。
水糸を巡らします。
P7060242.JPG

独立基礎(束石)を埋める穴を掘っていきます。
水糸から底までの長さを計りながら、80cm程の穴を掘り・・・
砂利を入れてたたいて馴らし、すべての束石の上面がほぼ同じ高さになるようにしました。
できるだけ1cm以内のズレにおさまるようにするのはなかなか大変ですが、建物に余計な負荷をかけない為にも大事な作業です。
P7060251.JPG

出来た基礎の上に、床をつくっていきます。
P7060257.JPG

枠に防腐剤を塗り、断熱材を入れて、合板で床下地をつくったところで1日目は終了です。
P7060260.JPG



2日目は床(下地)の仕上げから。
P7070263.JPG

床が完成し、<壁(パネル)の制作>に取り掛かります。
よく使われるツーバイ材を今回も使用していますが、同じ値段を出して買うのですから、少しでも良い材を手にいれたいもの。
通りが良くキレイな材の選び方、それでも少しは出てしまう反りや捻じれを逆に活かしたり上手く散らすための工夫も教わりました。
P7070270.JPG

壁の構造をつくるのは、割と単純な作業です。
図面、計画通りにツーバイ材を切り、枠を組み立て、合板で固定する。
その繰り返しなのです・・・が、その作業を正確に行うための細かな「ワザ」が次々と千葉さんから飛び出します。
現場ならではの知恵を惜しみなく千葉さんは伝えてくれるのでした。
LINE_P20190708_113744461.jpg

P7070275.JPG

昼食やおやつタイムで一息つきながら・・・
(2日目の食事はチカゾエさんが用意してくださいました)
P7070273.JPG

午後も続けて、(材を)睨み、測り、切り、組み立てます。
・・・時々、数ミリの誤差が出て、その原因をみんなで考えたりもします。
P7070279.JPG

みんなで釘打ち。
合板を固定するための釘打ちも、ちょっとしたコツで、強度を上げることが出来るのです。
大きな作品(小屋)も、正確さや少しずつの工夫の積み上げによって出来ています。
そんな「良い仕事」の有無で、パッと見た目は同じでも全く違う建物が出来あがるのだろうな、と思います。
P7070291.JPG


2日目は、壁を2枚製作したところで終了です。
暑い暑い2日間でしたが、皆さん元気に活動してくださいました。
P7070293.JPG
実は僕イトウが一番体調が良くなく、いろんな方に助けていただいたのでした。
フォローして下さった友人たちに感謝・・・!ありがとうございました。


『小屋づくり基本講座』は、後半2日間に続きます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『オサムさんの刃物教室』
毎日使っている包丁、ハサミなどの刃物。それらはどんな構造で、どんなメンテナンスをするのがいいのでしょうか?
せっかくですから、「良いもの」を「正しく大事に」使えるようになりたいものです。
米バークレーで20年以上「日本の刃物やさん」をしていたオサムさん(現・こぐま座料理人)に様々な刃物の違い等を教わり、「研ぐコツ」や「扱い方」を習いましょう。
〇日時 8月27日(火)12:00〜15:00
〇場所 こぐま座(長沼町東2線北9)
〇参加費 3500円
      *こぐま座ランチ代込み
      *こぐま座内刃物関係特価販売アリ
〇講師 弘山監さん
〇定員 8名


竹編みをはじめよう<初級・中級>
竹は、私たち日本人にとって大昔からとても身近な存在でした。暮らしの道具や工芸品、建材、そして食品など、生活になくてはならないものだったのです。
今回は、竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、たっぷりと竹に触れていただきます。
〇日 時 9月28日(土) @9:00~12:30 A13:30~17:00
〇場 所 当別町金沢147-1
〇参加費 @3200円 A3400円(各1ドリンク付き)
〇定 員 @Aともに7名ずつ
〇講 師 山根広充さん


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 06:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月04日

僕らは「ツナガっている」。

8月になりました。
なってしまいました(ああ、もう4日…!)。
今年も終わっていきますね・・・(そういう気分です)。



さて、去る7月は、いつも以上に瞬く間に過ぎました。
講座関係も毎週あって、おまけにドーンと体調を崩したりもして、フラフラしつつ駆け抜けた感じです。

精一杯過ごした割に、何だか地に足つかない感覚の1か月でしたが、貴重な仕事もいろいろあったので、一応、(何回かに分けて)記録として残しておきたいと思います。



まずは、『ツナグ・リトリート〜からだと大地、食べ物、暮らしをつなぐヨガワークショップ』です。
この企画は、友人であり、元塾生さんであり、今はご自分でも様々な企画を立てながら活躍しているヨガインストラクターのカズミさんに声をかけて実現したものです。
実は、当別町に移り住んで山の中腹に小屋を建てた時から、「カズミさんに、ここでヨガのプログラムをやってもらおう」と思っていました。

せっかくだから僕も、普段は話す機会が少ない方向から「自分の身体と大地とのつながり」について食品加工なんかを通して伝えられたら面白いな、と思い、1泊2日のリトリート企画を立てたのでした。


が・・・

この企画の2週間ほど前からの僕の体調不良(発熱、咳等々)がなかなか改善せず、準備もままならなかったことから、この企画はいったん取りやめました。
情けないことに、山の小屋でのリトリートは、「実現」しなかったのです。
P7120318.JPG



ところが、カズミさんはすぐに『ツナグ・1day・リトリート』としてご自分のスペース(札幌市篠路)で、新たな企画を立ち上げてくれたのでした。
宿泊のない半日の企画ですが、午後たっぷりと自分の身体に向き合える内容での「1DAYリトリート」です。
体調的に行けるかどうかわからなかった僕の「枠」も設定してくれました。



7月13日(土)、『ツナグ・1day・リトリート〜からだと大地、食べ物、暮らしをつなぐヨガワークショップ』当日です。
前日の大雨が上がり、窓から見える木々が瑞々しく感じられる日でした。
僕もなんとか熱はおさまり、参加させていただきました。


「体の声を聞く」ことを目的としたボディワークに始まり・・・
P7130327.JPG


動きのあるヨガ、脳と神経を休めるリストラティブヨガなどいくつかのヨガを通じて、「体の声」って何なのか、自分のこころが体の声に対してどんな風に接していたか、参加された方々と一緒に僕も自分と向き合う時間となりました。
P7130329.JPG


「ヨガ哲学」について、カズミさんなりの解釈を伝えていただく座学もありました。
難解なヨガ哲学の用語を理解するよりも、実際に、ボディワークやヨガの動きを通じて「体感すること」が大切なのは、どんな学びにおいても共通することかもしれません。
P7130331.JPG


ヨガで「自分の身体」と「こころ」をつないだ後、僕も1時間ほど時間をもらいました。

麹の甘酒や豆乳ヨーグルトを試食していただき、「大地」と「自分」のつながりについてお話しました。
66963064_2068165749977367_6862771450202292224_n.jpg

この地球上の生き物は全て、他の生命とつながっています。
それは、何億年という歴史を持つ、現実です。

僕ら人間も同じ。自分だけで生きているのではありません。
意識するのはなかなか難しいことですが、「自分の周りにいる無数のイキモノ」や「自分の体内で暮らす何百兆という小さな生命体」と常に協力しあいながら、僕らは生きています。
いや…生かされています

僕の身体、僕のこころ、僕の体内のイキモノ、僕を囲むイキモノ・・・・それらはすべて、つながっているのです。
途切れさせては生きることのできない、重要な「ツナガリ」です。


僕を守り、整えてくれる小さなイキモノたちは、どんな環境で生きるのが健やかなのでしょう。
何を食べ、どんな暮らし方をするのが「人間というイキモノにとっての自然体」なのでしょう。
知っておくのは、とても重要なことです。
66462124_2068165776644031_7941939720567652352_n.jpg
実は、「知る」というより、それは「体の声」に耳を傾けることで「感じられる」のですけど・・・。



カズミさん作のズッキーニのぬか漬けも美味しかった!
脳ではなく、身体(腸)で美味しさを感じられるようになると、食べ物を選ぶ基準も変わっていきます。
66523761_2068166193310656_8478408245671624704_n.jpg


最後は、要望にお応えして、甘酒の仕込み方を見てもらいました。
66665292_2068165826644026_735395256882692096_n.jpg
ボディワークやヨガで体が楽になり、更にリストラティブヨガで心身ともに深くリラックスした後に飲んだ甘酒は、体にスーッと染み込んでいくようでしたね。


今回の企画は、僕の不調によって、カズミさんにも参加者さんにも(参加予定だったのに来れなくなってしまった方も…)多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
身体とこころ、常に整えていなくてはなりませんね。

僕自身、いろいろなことを学ばせていただきました。
(ヨガで身体も回復に向かったと感じます)
ありがとうございました。

来年は是非、山の小屋での「お泊りリトリート」、実現させたいです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『オサムさんの刃物教室』
毎日使っている包丁、ハサミなどの刃物。それらはどんな構造で、どんなメンテナンスをするのがいいのでしょうか?
せっかくですから、「良いもの」を「正しく大事に」使えるようになりたいものです。
米バークレーで20年以上「日本の刃物やさん」をしていたオサムさん(現・こぐま座料理人)に様々な刃物の違い等を教わり、「研ぐコツ」や「扱い方」を習いましょう。
〇日時 8月27日(火)12:00〜15:00
〇場所 こぐま座(長沼町東2線北9)
〇参加費 3500円
      *こぐま座ランチ代込み
      *こぐま座内刃物関係特価販売アリ
〇講師 弘山監さん
〇定員 8名


竹編みをはじめよう<初級・中級>
竹は、私たち日本人にとって大昔からとても身近な存在でした。暮らしの道具や工芸品、建材、そして食品など、生活になくてはならないものだったのです。
今回は、竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、たっぷりと竹に触れていただきます。
〇日 時 9月28日(土) @9:00~12:30 A13:30~17:00
〇場 所 当別町金沢147-1
〇参加費 @3200円 A3400円(各1ドリンク付き)
〇定 員 @Aともに7名ずつ
〇講 師 山根広充さん


*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 07:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月10日

バイキンと健康。

不調が始まったのは6月29日(土)からでした。
咳と鼻水が出始め、37℃台の微熱。「あ、感染っちゃったな」と思いました。
小さいヒトが3〜4日高熱が続き、看病のために寝不足が重なった直後のことです。

30日(日)には『豆部』の活動があったので、マスクをして1日過ごし、何とか仕事を終えました。
夕方、ホッとして熱を計ると39℃…。
そこから、今回の闘病が本格的に始まったのでした。

7月1日(月)朝38℃台。1日寝て過ごして夜には39℃台。
7月2日(火)朝37℃台前半。「峠は越したな」と判断しワークシェアへ。
      午後、だんだん身体がキツくなり、早退。帰宅後40.7℃。
7月3日(水)朝には38℃くらいに下がったけれど、1日大半寝て過ごす。
      夕方少し外仕事をしたら、急に高熱に40℃。
7月4日(木)朝には37℃台後半。なるべくゆったり過ごすものの、午後から少し環境整備など。
      夜にまた39℃台に。
7月5日(金)熱は38℃台。咳はこの1週間止まらない。
      翌日より『小屋講座』もあるため、諦めて通院を決める。

「なんだか熱も下がらないし、人に感染させても困るから一応通院しておこう」と決めたものの、普段発熱や風邪で通院することなどないので、どこの病院が良いのか全然わからず。
地元の内科がイマイチ信用できないのは小さいヒトの通院で感じていたので、江別市の行きやすそうな「某内科」に何となく向かいました。

江別市・某内科にて。
血液検査の結果を見て・・・

医師 「赤血球の数値が高いから、バイキンが入ったんだね」
僕 「バイキン…ですか?」
医師 「そうだね。赤血球の数値が高いからね」
僕 「(検査表を見ながら)ここが赤血球ですか?」
医師 「違った。白血球だね。バイキンが入ったんだね」
僕 「バイキンって…どんな?」
医師 「(やや沈黙)バイキンが入ったので抗生物質出しますね」
僕 「はい。でも、どんな菌なんでしょう?」
医師 「(ちょっとムッとして)抗生物質2種類出すから大丈夫」

その後、思いついたように、
医師 「じゃあ、痰調べてみますか。痰見ればもう少しわかるから。痰出る?」

その「痰採取」も看護婦さんと医師のやり取りがドリフのコントみたいにチグハグだったのですけど、長くなるので割愛。

医師「じゃあ薬5日分出しますので、5日後にまた来てください」
僕「あ、痰の検査結果は…?」
医師「そんなのすぐにわかんないよ。5日くらいかかるから、5日後に来てください」
僕「あ、はい…(じゃあ今日の薬はわからないまま出してんの…?)」


なんかもう、「バイキン」という言葉が出た時点で「こりゃダメだ…」と思ったわけですが、ウイルス性の「風邪」の場合は抗生物質なんて無効のハズ。
「とりあえず原因はわからないけど<症状を抑える薬>と<抗生物質>出しときゃいいだろ」というのが、今の内科の主流なのでしょうね。

「もういいや」
と、今回は開き直って、出された薬をすべて言われたように服用しました。
逆に体に「ダメージ」が残ることを覚悟しつつ、それも含めて人体実験です。
P7060223.JPG


翌6日(土)と7日(日)は『小屋づくり基本講座』。
結構ハードな2日間です。
でも、解熱剤のお陰でなんとか乗り切りました。
LINE_P20190708_113744461.jpg
(でも、乗り切れたホントの理由は、お助け隊に駆けつけてくれた友人たちのおかげなのです。感謝!)


7日(日)夜は当然のように39℃近くの熱。
さっさと寝て、回復させましょう。

8日(月)をゆったり過ごし、熱は37℃台で安定してきました(平熱にはならず)。
9日(火)平熱には戻らず、咳も止まらないので、札幌の少し大きめの病院に通院。
まあ、そこでも結局は<症状を抑える薬>と<抗生物質>出されただけでした。
(でも、診療費用は江別市・某内科の1/3。なんなのこの違い?)



さて、というわけで今日は7月10日(水)。
風邪の初期症状が始まって12日目となります。

熱はまだ37℃台から下がらず、少し動くと上がってくる状態です。
咳は当初よりは落ち着きましたが、出始めると止まらなかったりもします。
あとは、体が重ダルく・・・お腹が張って、便がゆるい感じです。



本当にタイミングとして面白いなあ、と思うのは、ここ1か月ほど「ヒトと体内細菌の深い関係」についてあらためて整理していた時だったからです。
もともとある程度の知識はありましたし、そのことを踏まえた食生活をしていますが、今一度知識を整理しておこう、と本を読みまくっていたのです。
P7100309.JPG
特に『土と内臓』はグッとくるものがありました。

「僕は、僕だけで僕として生きているのではない。」
禅問答のようだけれど、科学的な現実なのです。
最近出された本を読めば読むほど、小さいイキモノ達がいかに僕らの身体や心に影響しあっているかがわかります。
それが、最先端の「科学的常識」です。

そして、それと真逆な発想が・・・「バイキンがいるから抗生物質」なのですね(笑)。



抗生物質も化学薬品も、そして食品添加物や農薬も、僕は「存在を否定」は出来ないと思っています。
それが必要になる事態は確かにあります。
実際、抗生物質や各種ワクチンのお陰で無数の命が救われたでしょうし、現在の食糧生産現場において薬品の使用なしに必要量を確保することは難しいと思います。

ただ、賢く使う必要があります。
決して「万能薬」などではなく、大きなリスクを背負っている自覚を持って扱うべきです。
本当に必要な時にだけ、最小限の薬を使う・・・そういう発想をお医者さんにも農家さんにも持って欲しいです。
(無農薬の方がエライなんて単純には僕は考えません)

病気などから「身を守る基盤」は、当然、自己の免疫系であり、それを支えているのが常在菌群(これだってバイキンだよ)です。
作物だって、健康に育つためには多様性豊かな微生物群を抱えた豊かな土壌が不可欠でしょう。
僕らの腸と同じように、植物の根も、「彼ら」とチームを組んで生きています。
きっと、全部同じなのです。


僕の身体のマイクロバイオーム(常在菌群)がこれからどうなっていくか、積極的に働きかけながら見ていきたいと思います。
これからまた大事にするからね!
P7050215.JPG
これは、病んだ僕の糧だった「麹甘酒」と「豆乳ヨーグルト」。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座<後半>』
年に1棟、参加者の皆さんと一緒に、ミニマムな暮らしをイメージしながら「住まえる小屋」を建てている「小屋づくり講座」。「日曜大工の技を身につけたい、上達したい」という方から「物置小屋くらいは自分で建てたい」「いつかはセルフビルドを…」という方まで、「つくる」ことの好きな方ならどなたでも歓迎いたします。
  〇日時 20日(土)、21日(日)
  〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
  〇参加費 7000円/1日 13000円/2日間(*リピート割引あり)

『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室』
今年も、糞土師・伊沢正名さんを講師に招き「自然界の循環」「本質的なエコロジー」「生き物としての人の在り方」などについて、大いに語っていただきます。キノコ、菌類写真家としても名高い伊沢さんの美しいスライドを鑑賞しながらすすめる座学と、野外で葉っぱや分解の様子を観察するフィールドワークを行います。
  〇日時 7月28日(日)13:30〜17:00
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇参加費 3000円

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 14:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月20日

自分中心ではなく…(『羊毛講座』より)

今年もハイジ牧場との共同企画で、『ぺれのふくができるまで〜まるごと羊毛講座』を行いました。
自分の飼っている羊さんの毛を刈って、すいたり紡いだりしながら(正確にはいろんな大人の力を借りながら)自分の新しい服を仕立てていく「ペレ少年」のように、1日羊飼いを体験してみましょう、という講座です。

P6160057.JPG

朝一番、まずは講師の金澤さんより、「羊という生き物(家畜)について」のお話を聴きます。

普段衣類で利用している羊毛が、羊という生き物から来ていることはわかっていても、その実態はなかなか知る機会がありません。
年に一度、人間が刈ってあげなければ羊は生きられないこと、なのに日本では刈った羊毛の大半は廃棄物になってしまうこと。
その理由は・・・?
等々、大事なお話がありました。
P6160058.JPG


いよいよ毛刈りです。
ハイジ牧場のほとんどの羊さんは既に毛を刈ってもらって涼しそうな中、講座の為に暑いのをガマンさせちゃっていたメーメーさん。
P6160060.JPG

羊の体調ケアなどしながら、最初は金澤さんが刈っていきます。
P6160063.JPG

続いて参加者の皆さんも挑戦。
P6160069.JPG

不安で動きたい、逃げたい羊さんを押さえつけるのは可哀そうなようですが、動物を飼う場合(特に大きなものは)、力関係を明確にしておくことがとても重要です。
しっかり抑えて観念させて、できるだけ速やかに済ましてあげましょう。
P6160067.JPG


刈った毛を広げて、あらためて観察します。
部分によって毛の質が違うこともわかります。
ニオイや手触り。毛の根元は随分油がついています。
これがどう変化していくのでしょう。
P6160074.JPG

まずは、刈った毛を洗わなくてはなりません。
熱いお湯に石鹸を入れて洗うのですが、この「洗い方」がとても大事です。
力を加えると「フェルト化」してしまうからです。
P6160076.JPG

毛の性質を理解して、そっとそっと、丁寧に汚れを落とします。
ある程度汚れや油を落としたら、すすいで脱水します。
P6160078.JPG


キレイな羊毛となりました。
ここまでもなかなか大変な作業なのですが、このままではまだ、紡いだり加工したりはできません。
P6160081.JPG


風に当てて乾燥させている間に、ちょっと遊んでみましょう。
大きな「フェルトマットづくり」です。
P6160082.JPG

畳1枚分くらいのこんなマットが出来ました。
こんなのが作れてしまうのも、羊毛ならではです。
P6160133.JPG


場所を移動して、ランチタイムです。
「まるごと羊毛講座」ですから、羊さんのお肉もやはり味わっていただきたいところ。
金澤さんにお願いして、貴重な貴重なハイジ牧場産の羊肉を提供していただきました。
メインメニューは、「羊肉のアイリッシュシチュー」とモンゴル料理「シュウパウロウ」。
前夜に僕が拵えてきたものです。
P6160120.JPG
付け合わせは、ザワークラウトやレッドメークのマッシュポテトなど。

シュウパウロウは塊のまま煮て、熱々のところを切り分けて食べていただきました。
P6160119.JPG


午後のプログラムでは、ゲスト講師として池田博子さんに来ていただきました。
池田さんはご自分の飼っている羊や栽培している和綿から作品づくりをしたり、紡ぎの会を主宰されている方です。
P6160123.JPG

和綿の「綿繰り」作業も体験しました。
池田さんが使っていらっしゃるこれらの道具に触れさせていただけるのも、実はとても貴重なことだと思います。
(池田さんは快く使わせてくださいましたが、大切にされているこれらの道具の扱いについて、参加された方にもっと丁寧に伝えるべきだったと反省・・・。)
P6160125.JPG

池田さんには、この他、亜麻(リネン)なども紹介していただきました。
それらがどんなふうに育てられ、どんな作業を経て紡がれ、織られているのか…。
当たり前に存在している「身の周りの様々な繊維」の特性、由来を知ることも本当は大切なのではないでしょうか。


午前中に洗った羊毛は、カードという道具を使ってすいて繊維を揃えました。
そこまでやって、初めて「加工」に取り組むことができます。
通常販売されている羊毛も、ここまで(さらに染色も)されているもの。原毛を「活かす」というのは、本当に手がかかるものなのです。
(それはつまり、日本で原毛を使えるようにするにはそれなりの人件費がかかる、ということです…)

その後、糸車での紡ぎも体験しました。
慣れればなかなか楽しい作業なのですが、この機械を使いこなすにはある程度の訓練・時間が必要ですから、今回は「難しい…」で終わってしまった方も多かったと思います。
P6160127.JPG
それでも、「紡ぐこと」に興味を持ってくださる方が増えることを願っています。


最後は、自分たちで刈って洗った羊毛を使って、フェルトの作品制作です。
洗いが不十分だったためか(もしくはあの子の油が強かったのか)、油が残っていてなかなか縮絨せず苦労しましたが、そんなことも羊毛の特性のひとつ。
羊さんが身を守る術ですし、その油は人にとっても良いものです。
キレイに洗われ染められたワタ(羊毛)を買ってきたのとは違う生々しさを感じていただければ、きっと体験としてはオモシロかったのではないかと思います。

フェルトとしてはまだ制作途上でしたが、なかなか素敵なコースターが出来ました。
P6160135.JPG
ご自宅で是非、もう少し縮絨させてフェルト化の面白さを体感してくださいね。



一緒に企画していろいろなものを提供して下さったハイジ牧場の金澤さん、貴重な道具とともになかなか知る機会のない「繊維の現場」を伝えて下さった池田さん、フェルト加工のワークを指導してくれたMさん、ありがとうございました。
いろんな方のご協力で、今年もこの企画が出来ました。

もちろんご参加いただいた方々のお陰でもあります。ありがとうございました。
今回の体験が何かにつながりますように。


僕もあらためて「羊毛体験」の面白さを感じました。
いくつか観点があるのですが、一番思ったのは、「不自由さの良さ」かもしれません。

原毛を洗う時、ゴシゴシ、ジャブジャブと汚れを落としたい気持ちになりますが、毛に力を加えるとその場でフェルト化が始まってしまいます。
あくまでも毛の特性・状態に合わせてそっと汚れを落とさなければならないのです。

現代の生活では特に、自分優先、人間中心の意識が強くあります。
子どもの世界を見ても、相手よりも「自分がイチバン!」が当たり前のように見えます。
「待つ」とか「抑える」ことを避ける風潮があるように感じます。

でも、その在り方では、この手の作業はうまくいきません。
「我」を優先するのではなく、対象(この場合は素材や道具、状況など)に人間(自分)を合わせなければならないのです。
作業の主体は、自分(人間)ではなく、相手(素材)の方。

それでも尚、思った通りにならないことが多いのも、この手の作業です。
自然物が相手だと、毎回同じやり方で出来るわけではありません。

この世界は基本的に「法則」に則って動いていますが、それを構成する要素は、人間の創造を越えてとても多様で複雑。
人間の思い通りにならないことなど、本当は当たり前なのです。
だから、失敗する度、(落ち込んでる暇があったら)分析しながら改善策を試していくことになります。

それが、人間の「知恵」なのでしょう。

対極にあるのが、スマホなどの扱いのように思います。
(もちろん僕も使いますし、便利であることは確かですが…)

特に幼い子供にとっては、世界の複雑さや多様さを感じ、人間以外の存在とのコミュニケーションを全身でとりながら「世界を学ぶ」貴重な時間に、「視覚と指先で世界を操作できる」錯覚を与えてしまうのは恐ろしいことではないでしょうか・・・?
(たぶん、大人も同じですよね)


「農的な手仕事」「自然を活かす手仕事」の面白さは、きっと人間の小ささや限界を知っていくことにあるのだと思います。
必要な時間(時には年単位で)待ち続けなければならないし、我を抑えながら、対象の顔を見ながら、基本的に相手に添いながら進めなければなりません。
けれど、そこに、(ちっぽけな)自分の意図・思惑・願いを乗せていく・・・。
知恵と技術を培いながら・・・。

僕は「とても面白いことだなあ」と思うのですが、いかがでしょうか。

羊毛の手仕事は、数時間でそれを体感できるのです。
難しさや上手くいかなさも含めて、「面白い!」と感じていただけていたら嬉しいのですが。

また、やりたいと思います。
(羊さんの毛刈りが春ですから、年に1度しか出来ない企画なのです。それもまた良し、です)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『小さなマイハウスをつくろう〜小屋づくり基本講座』
年に1棟、参加者の皆さんと一緒に、ミニマムな暮らしをイメージしながら「住まえる小屋」を建てている「小屋づくり講座」。「日曜大工の技を身につけたい、上達したい」という方から「物置小屋くらいは自分で建てたい」「いつかはセルフビルドを…」という方まで、「つくる」ことの好きな方ならどなたでも歓迎いたします。
  〇日時 7月6日(土)、7日(日)、20日(土)、21日(日)
  〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147−1)
  〇参加費 20000円/4日間(1〜3日のご参加可能、リピート割引あり)

『ツナグ・リトリート〜からだと大地、食べ物、暮らしをつなぐヨガキャンプ』
食べ物や健康な身体、そして自分を包む環境…それらの「つながり」を感じ、学びながら、ヨガを行う1泊2日のキャンプ(リトリート)です。
  〇日時 7月13日(土)14:00〜14日(日)12:30
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇参加費 10000円(2食付き)

『ウンコは地球の宝物〜糞土師の糞土教室』
今年も、糞土師・伊沢正名さんを講師に招き「自然界の循環」「本質的なエコロジー」「生き物としての人の在り方」などについて、大いに語っていただきます。キノコ、菌類写真家としても名高い伊沢さんの美しいスライドを鑑賞しながらすすめる座学と、野外で葉っぱや分解の様子を観察するフィールドワークを行います。
  〇日時 7月28日(日)13:30〜17:00
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇参加費 3000円

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 05:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
<a href=体験塾ロゴ.jpg" src="https://itogakiretatako.up.seesaa.net/image/E4BD93E9A893E5A1BEE383ADE382B4-thumbnail2.jpg" border="0">