2019年03月21日

ハルノメグミ。

12月から1月にかけての前半、かなり厳しかった今年の冬。
「長い冬、歯を食いしばって乗り越えるのダ!」
・・・という気分が毎年1月の僕にはあるのです・・・(だって雪、すごいんだもん)。

2月の前半、『春山散歩』という新芽観察ハイキングに行く頃から、僕の「春ムード」がジワジワと上がってきます。
新芽を見て、樹々の「ダイジョウブ、ちゃんともうすぐ春になるよ」という囁きに励まされます。

2月半ばに行う『ひとつぶのタネのチカラ』というタネ交換会イベントでは、「よし!春が来るのだ!」と「心のフキノトウ」が頭をもたげ・・・

とどめは、3月前半にはじめる「カエデの樹液採り」です。



キビシイな、と思っていた今年の冬、実は2月半ばからは思いの外暖かい日が続き、雪もほとんど降りませんでした。
おかげで、雪解けも随分早く進んでいます。
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「今年は楓も早そうだな…」
ちょっと早めに樹液採りを始めるつもりでいたのですが、結局最初に穴を開けたのは、昨年と同じ3月6日でした。

直径12ミリほどのドリルで穴を開けると・・・・

出ました!
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ぽたりぽたり・・・。
楓が、雪解け水を吸い上げ、昨秋までに貯めておいた養分と一緒に、全身に送る・・・樹液。
それを受けて、新芽は芽吹き、葉がつくられていきます。
まさに、樹液は彼らの「血液」なのです。

そんな大事なものをいただく(ていうか、横取り…)のですから、無駄には出来ませんね。

コックを取りつけ、ペットボトルをセット。
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個体差はありますが、その日の夕方には、2ℓのペットボトルが溢れてしまうものもあります。
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2〜4本の楓をまわり、大きなボトルで集めます。


樹液、採るのは楽しいのですが、大変なのはこれからです。
通常ストーブの上で煮詰めていくわけですが・・・
1/40くらいまで煮詰めなければ「シロップ」にはならないのですから、必要な熱量は相当なものです。
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これが1月なら、迷うこともなくガンガン焚いて部屋を暖めつつ煮詰めていけばいいのですが、3月前半、日中の気温が暖かくなる時期に樹液が採れ始めるのですから困りものです。
なので、結局はガスで加熱することになってしまいます。
醤油仕込みの為に大豆を煮たりもするので、ウチのガス使用量は、3月が一番高くなってしまうのでした。
(これは改善しなきゃならないところです・・・もやもや)
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もしかしたら数日間で終わっちゃうかな、と思った今年の樹液でしたが、思ったよりも長く、結局2週間くらいは採集できました。
(このあたりのリクツは未だによくわからず・・・)


さて。
雪解けは、着々とすすみ・・・
いつもの場所、谷地から土が顔を出しました。
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フキノトウもぽつぽつと。
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昨日見たら、溜まったのは2日間でこれだけ。
ほとんど出ていない樹もありました。
カエデ樹液の季節もそろそろ終わりです。
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(も少ししたら、シラカバ樹液です)


「春の恵み」は、モノとしてのメープルシロップというよりも、「季節感」「春を慈しむ気持ち」なのかもしれません。
季節の変化に心や体をゆだねられる暮らし。
キビシイ冬を越えたからこその喜び。

毎年もったいなくてどう使っていいか迷ってしまうシロップですが、、せっかくなので春を楽しみながらいただこうと思います。
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★暮らしを学ぶ・暮らしで遊ぶエコビレッジライフ体験塾では、各種講座・イベント行っています。

★イベント情報

『My醤油を仕込もう〜大地からの一滴を味わう発酵講座A』
味噌とはちょっと違う醤油の仕込み。何が違うの?醤油ってどうやってできるの?
発酵や醤油について学び、自分の醤油を仕込む講座です。
  〇日時 4月7日(日)13:30 〜15:30
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇参加費 2500円
  〇定員 12名

『農的養蜂のススメ〜農的暮らしとミツバチ』
石狩で養蜂をされているJayanand Goyaさんに、ミツバチの視点、養蜂家から見た自然との共生、暮らし方等についてお話していただきます。
〇日時 4月20日(土)14:00〜15:30
    *12:30よりミツバチを題材にした「映画観賞会」も行います(希望者のみ)。
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147‐1)
〇参加費 2000円(*1ドリンク付き)

『ぐるりの豆部〜タネまきから始める味噌造り』
米バークレーで「日本の道具やさん」をしていたオサムさん(現・こぐま座料理人)に様々な刃物の違い等を教わり、「研ぐコツ」や「扱い方」を習います。
  〇日時 4月28日(日)12:00〜15:00
  〇場所 こぐま座(長沼町東2線北9)
  〇参加費 3500円(こぐま座ランチ付き)

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
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2019年03月15日

Coccoさんが教えてくれること。

今、ウチにはCoccoさんが20羽くらいいます。
「昨年生まれの若い群れ」と「もうすぐ3歳になる群れ」。
そして、チャボが数羽。
一応、「卵を得るため」に飼っています。

若い群れのCoccoさんにとって、初めてのこの冬、毎日80%くらいの産卵率で卵を産んでくれました。
少しお歳のCoccoさんは、3度目の冬。ほとんど卵を産みませんでした。
それは想定通りでした。
2年目には50%くらい(2日に1個ほど)になって、だいたい3年目の冬にはほとんど産まなくなります。

12月半ばから2月半ばまで、まったく産卵のなかった「お歳のCoccoさん」ですが・・・

2月後半のある日、数個の卵を発見。
暖かくなって、少しずつですが、また産んでくれるようになっていたのです。
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生物としての鶏の本来の「寿命」は、10年くらいだったと思います。
でも、ほぼ毎日卵を産む近代品種のCoccoさんは、あっという間に体が衰えていきます。
3年目には産卵の数がガクンと減って、長くても4〜5年くらいで静かに息を引き取ります。
一方、ウチにいる子でも「(抱卵癖があったりして)あまり卵を産まないCoccoさん」は、いつまでも若々しかったりします。
「卵を産む」ということは、まさに命を削る行為なんだ、と実感させられます。
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最近元気がないな…と思っていた子が、先日死にました。
体力が落ちて、病気になったのかと思います。
うずくまっているところをネズミにかじられてしまいました。
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鶏を飼っていると、「死」をすごく身近に感じます。
自分で〆ることもあるし、今回のように死んでしまうことも多々あります。
その度、「生きているものは必ず死ぬのだ」ということを想い起します。

「Coccoさんの死」は、まだわかりやすい方かもしれません。
僕の気づかぬうちに、僕の周りでたくさんの生き物が、日々生まれ、死んでいきます。
そうやって世界は続き、動いているのです。

やがて訪れる「自分の死」も、そのうちのひとつ。
そんなふうに考えていたいと思います。

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『My醤油を仕込もう〜大地からの一滴を味わう発酵講座@A』
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  〇日時 4月7日(日)13:30 〜15:30
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇参加費 2500円
  〇定員 12名

『農的養蜂のススメ〜農的暮らしとミツバチ』
石狩で養蜂をされているJayanand Goyaさんに、ミツバチの視点、養蜂家から見た自然との共生、暮らし方等についてお話していただきます。
〇日時 4月20日(土)14:00〜15:30
    *12:30よりミツバチを題材にした「映画観賞会」も行います(希望者のみ)。
〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147‐1)
〇参加費 2000円(*1ドリンク付き)

『ミスターオサムの刃物講座』<募集終了>
米バークレーで「日本の道具やさん」をしていたオサムさん(現・こぐま座料理人)に様々な刃物の違い等を教わり、「研ぐコツ」や「扱い方」を習います。
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2019年03月07日

冬山散歩2019.

すでにひと月前のことになってしまいましたが、記録のために残しておきます。

2月9日、『冬山散歩』を行いました。
恒例の裏山探索の会で、講師はいつも通り喜多としろうさんです。

この日は、前日までの寒波(吹雪も…)がやや残る冷え込んだ朝。
ただ、天気自体は悪くなさそうだったので、思い切って実施しました。

集まってくれた10名くらいの参加者さんにスノーシューを装着していただいて、いざ出発!
と言っても我が家の裏山なので、なんとなくノンビリした気分です。
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2月の厳寒期ですが、樹々は春の訪れを感じながら新芽を出しています。
そんな姿を見るのが、この時期の山歩きの楽しみのひとつ。
冬山散歩の前半は、冬芽の観察がメインです。
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木によって違う顔。
これはサンタクロースみたいですね。
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山頂の山桜。
まずはこの山の主にご挨拶です。
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思った通り、少し寒いけれど、お日様が優しく感じる穏やかな天候。
スノーハイクにはぴったりの日和です。

その後は、ひたすら林道を歩いて・・・
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中小屋温泉を目指します。
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このあたりは冬期間人が足を踏み入れていないので、ラッセルがちょっと厳しいのですが、静かな自然に包まれることが出来ます。
今回は、ウサギの「ダミー足跡」なんかも見ることが出来ました。

歩き始めて3時間半・・・

「あ!あそこかな?!」

温泉に到着です。
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(実はこの下山時点で予定よりも遅れていて、帰路に使う予定の電車時刻が迫っていました。温泉でゆっくりしたいし、電車には乗りたいし…。迷った結果、ちょっと予定を組み替えたりもしたのですが、記録としては「下山」→「温泉・昼食」→「電車」ということで…)

温泉で疲れをいやした後は・・・札沼線・本中小屋温泉駅へ。
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来年5月には廃路が決まっているこの区間。
ノンビリ揺られるこの1両電車に乗ることが出来るのも、あと1年ほどです。
帰路は、「本中小屋」から「石狩金沢」まで乗車します。
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山の中を歩いて3時間半。
帰路は、電車で1区間・約7分の旅。
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ヘンテコリンな「冬山散歩」にお付き合いいただいた喜多さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。
来年も一緒にいい汗かきましょう。

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『My醤油を仕込もう〜大地からの一滴を味わう発酵講座@A』
味噌とはちょっと違う醤油の仕込み。何が違うの?醤油ってどうやってできるの?
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  〇日時 @3月24日(日)13:30〜15:30(←募集終了)
      A4月7日(日)(←募集中)
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  〇参加費 2500円
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『農的養蜂のススメ〜農的暮らしとミツバチ』
石狩で養蜂をされているJayanand Goyaさんに、ミツバチの視点、養蜂家から見た自然との共生、暮らし方等についてお話していただきます。
〇日時 4月20日(土)14:00〜15:30
    *12:30よりミツバチを扱った映画の上映も行います。
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2019年02月23日

タネ友集う、2019春。

2月も半ばとなり、今年も「タネ友の季節」がやってきました。
そう。
恒例の、タネ交換会『ひとつぶのタネのチカラ』を2月16日に行ったのです。


前日、配布プリントや会場の展示物など、主催者としての準備を一通り確認し終えました。
「さあ、寝ようか…」となる直前に気づくいつものパターン。
・・・自分の(交換用の)タネの準備を忘れていました。
これがなくてはタネ友の輪に入ることが出来ません。
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当日朝。
おつき合いの深い友人たちに、会場設営など手伝っていただき・・・
(この、お手伝いがなければできないのです。いつもありがとう)
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参加者の皆さんを迎えます。
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こうして・・・
今年も定員の30名を超える方々がお集まり下さり、『ひとつぶのタネのチカラ』が始まりました。
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初めは映画の上映です。
今年は、多国籍企業の種子支配の現状から自家採種の大切さを訴える『種子(たね)〜みんなのもの?それとも企業の所有物?』を観ていただきました。
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本来はゆっくり映画の感想シェアや質疑の時間を取れれば良いのですが、限られた時間で行っているのでここではそれぞれ思いを持ち帰っていただくことにしましょう。


次は、「事例紹介」の時間です。
この枠では、何度もご参加されているタネ友さんに、栽培の様子やタネ採りで気をつけていることなどを紹介していただいています。
今回はまず、長沼町のSloth+farmさん(伊藤さん)。
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そして、美唄市よりご参加の清水自然園さん(関田さん)。
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今回は両氏とも農家さんでしたが、どちらも丁寧に作物と向き合っていらっしゃる無農薬・無肥料栽培のお2人でした。
貴重なお話、ありがとうございました。


いよいよメインの「タネ交換会」です。
僕たちのタネ交換会では、まず参加者さん全員に自己紹介していただいています。
大人数なので、それだけでもかなりの時間がかかってしまうのですが、この全員の声を聞かせていただく時間は重要だと考えています。
お名前、栽培地、取り組んでいること、そしてもちろん「持ってきたタネ」のこと・・・。
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各々、トレイなどの上に交換用のタネを配置して、交換しやすく用意をしてきていただいています。
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交換タイム。
「タネを交換する時間」なのですが、本質的には「タネを介して行われるコミュニケーションの時間」なのだと思います。
「このタネはどんなふうに育ちますか?」「これはとても美味しいトマトですよ!」「発芽が少し心配だから多めに播いてね…」etc...
・・・あっという間の数十分です。
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(実は今回、交換時の写真を一枚も撮っていませんでした。たくさんの人とお話したいと、つい夢中になってしまったためです。そんな濃密な時間なのでした。この1枚は、Kさんに送っていただいたものです)


イベントは会場の関係もあって、どうしても終わりの時間に縛られます。
「もう少し続けたい…」「せっかくだからもう少し話しできたら…」という声が例年多いので、会場を移してランチ交流会を行いました。こちらにも20名以上の方がご参加くださいました。
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会場はエルプラ近くの「博多ぶあいそ別邸」さん。
箸置きに素敵なサービスがありました。記念になりますね。
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こうして今年も、気持ちの良いタネ友さんに囲まれて『ひとつぶのタネのチカラ』を行うことが出来ました。
ありがとうございました。
帰宅後、お一人ずつのお顔とお名前を思い出しながら、交換したタネや品物を手に取りました。
種蒔きが楽しみになっています。
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さて・・・
僕らのタネ交換会も今年で8回目となりました。
「同じことを飽きずにやるね」と思う方がいるかもしれないけれど、僕にしてみれば毎回決して「同じ」ではないし、新鮮な気持ちで臨んませてもらっています。
体験塾としては、年初めの大事なイベントという意味あい。
百姓としては、今年の栽培の動機づけ。
そして、人間が生きていく上で人とのつながりが重要であることタネ一粒の背景にある物語など、様々なことを確認できる場だと思っています。

また、「タネが欲しい」という思いよりも「タネを分け合いたい」という思いを大切にして続けていきたいですし、珍しいタネ、美味しい品種を分けるだけでなく、珍しくない当たり前の(誰でも持ってるような)タネも交換し合いながら、互いの畑を豊かにしていけるような場であって欲しいと思っています。

会場では、最後にこう挨拶させていただきました。
「また来年、是非ここでお会いしましょう」

共感していただける方がいらっしゃるので、続けていられます。
来てくださるタネ友さんあっての、このイベント。
来年もよろしくお願いいたします。
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『My醤油を仕込もう〜大地からの一滴を味わう発酵講座@A』
味噌とはちょっと違う醤油の仕込み。何が違うの?醤油ってどうやってできるの?
発酵や醤油について学び、自分の醤油を仕込む講座です。
  〇日時 @3月24日(日)13:30〜15:30(←募集終了)
      A4月7日(日)(←募集中)
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇参加費 2500円
  〇定員 12名

『竹編みをはじめよう』<募集終了>
竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、「四海波」という伝統的な花籠を制作します。
  〇日時 3月17日(日)@9:00〜12:30 A13:30〜17:00
  〇場所 当別町金沢147−1

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2019年02月06日

言葉と精神性。

椅子をつくっています。
素材は、昨年秋の台風で倒れてしまったイヌエンジュの樹。
木育やグリーンウッドワークをやっている友人・草刈さんに教えてもらいながら、ゴッホ風の椅子をつくっているのです。

家でパーツをつくり、時々集まって組み立て作業などを行います。
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先日、おおむね組み終わり、後は座編みをすれば完成です。
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さて。
最近あらためて、「ブリコラージュ」という言葉に惹かれています。
自分の考える「暮らし方」や「モノづくり」にピタリと当てはまると感じるからです。
この生木を使った椅子づくりも、その場その場で試行錯誤しながらやっていく感じがブリコラ的。
道具も、(僕はまだ借りたり買ったりしたものを使うことが多いけれど)自分でつくる人が多いようです。

「ブリコラージュ」
その場で手に入るあり合わせの道具や余り物の材料なんかを使ってモノをつくること。
プロの職人仕事というより、日曜大工的に行う雑多な手仕事。
(この言葉を紹介して社会の有り様にも当てはめたレヴィ・ストロースの『野生の思考』が僕はとても好きです。)

この、体験塾のタペストリーも、ブリコラージュによってつくられました(M氏作)。
素材はすべて身近に散らばっていたもの。
織り機も自作でした。
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エコビレッジライフ体験塾の精神性を具現化しているようで、僕はこのタペストリーが大好きです。



この「ブリコラージュ」みたいな「しっくりする言葉」が、僕にはすごく大事に思えます。

例えば同じような行為を指す言葉としては、「DIY」があるのだけれど、僕はこの言葉は苦手です。
だって、「Do it yourself」です。
一般に「自分でやろう」なんて訳されるけれど、「yourself」ですから「自分でやれよ」じゃないですか?
歴史的には、第2次大戦後にロンドンで生まれたスローガンのようです。
もしも市民の自発的なムーブメントなら、「Do it ourself」だと思うのだけれど・・・「yourself」。
命令です。余計なお世話、です。

こういうところ、すごく気になります。
だから、僕はDIYじゃなく、ブリコラージュの精神でいきたいと思うのです。



ちなみに「自給自足」なんて言葉も好きじゃないです。
「自給」はたくさんしたいけれど、それで「自足」はしたくない。
自分だけじゃ足りないところが沢山あるから、人とのかかわりが大切になります。
気持ちと物の交換をすることが出来、経済の輪に入ることが出来ます。

だから、しばしば「イトウさんは自給自足を目指してるんですよね?」なんて聞かれたりしますが、「いえ、まったくそんなの目指してません!」と答えています。
細かいようだけれど、これは結構、精神性として重要な部分なのです。


何て言うか、こういう言葉の使い方、自分がこだわる部分を丁寧にしたいと思います。
(あまり関係ないですが、棟方志功が「版画」じゃなく「板画」にこだわった、って話も好きです)

あと、例えば「エゾ」
RisingSunRockfestival in EZOが始まった時、「かっこいいなー」と思ったものですが、冷静に考えると場所を指すなら「蝦夷地」です。
そして何より、「蝦夷」って、中央の人々が東北や北海道の民を「異民族」としてどちらかというと差別的に使われていた言葉だと思うのです。決して当事者が使ってはいません。
それを「ちょっとエキゾチックでカッコいい?」的に名乗るのって、随分精神性がトンチンカンだよなあ、と思うのです。
時々名前に「エゾ」を入れている団体を目にしたりするので、大丈夫かなあ?と心配になります(目指してるものと合うのかな、と)。


このブログで何度も書いてるので細かくは書きませんが、「自然農」「自然農法」という言葉にも、違和感が大きいです。
「自然」や「農」について知る程、考える程に相反すると感じるので、僕は使いません(「自然栽培」はいよいよビジネスチックなものを感じるので使いません)
名づけた福岡氏、川口氏らの想いは僕なりに理解していますが、今となっては「良いコトしてる」みたいな誤解につながるデメリットが大きいように思いますし、わざわざ「自然」を使う必要なんてなく、あえて使うなら「有機」で十分だと思うのです。
(でも、「有機」よりも「自然」の方が良いのだ、と勘違いしてる人も多いので、時々困ってしまいます)



こういう「言葉と意味することのズレ」はそこら中に転がっています。
人それぞれこだわりは違うでしょうし、大してこだわりもなく発せられる言葉の方が多い気もします。

で、僕は、結構「言葉のチカラ」を信じているので、それ故、あまり言葉自体を信じません。
時間をかけて行為を見て、人が発する言葉の「真意」を咀嚼していきながら「共通言語」を構築するのには、実は結構時間がかかると考えています。

出来合いの、わかったつもりの言葉ではなく、「自分たちの血肉の通った言葉」を獲得していくにも、野生の思考が必要だし、それもまさにブリコラージュ的な行為ではないかなー、と思うのでした。


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味噌とはちょっと違う醤油の仕込み。何が違うの?醤油ってどうやってできるの?
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      A4月7日(日)(←募集中)
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇参加費 2500円
  〇定員 12名

『竹編みをはじめよう』<募集終了>
竹工芸技能師の山根広充さんを講師に招き、「四海波」という伝統的な花籠を制作します。
  〇日時 3月17日(日)@9:00〜12:30 A13:30〜17:00
  〇場所 当別町金沢147−1

『ひとつぶのタネのチカラ〜タネの交換会と学習会』<募集終了>
  〇日時 2月16日(土)9:15〜11:45
  〇場所 札幌エルプラザ 環境研修室1,2

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posted by イトウ at 21:21| Comment(0) | 思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月31日

醸すものたち。

『空と大地のヨガ』さんにて、今年も「発酵講座」をさせていただきました。
醤油と味噌について学び、一緒に仕込んでみる講座。
(本心では、醤油や味噌はあくまで「入口」なのですけどね)
ここ数年毎年企画していただいてて、僕も楽しみにしています。



初めは「醤油講座」です。
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まずは、味見をしながら様々な醤油の特徴や成り立ちについてお話し、ざっくりと「醤油ってどんなものなのか」を知っていただきました。
味噌に比べると、日々使っている割に知らないことが多い醤油。
「醤油ってスゴイものなんだな」と感じてもらえたでしょうか。
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そして、「仕込み」です。
が、醤油の仕込みはびっくりするほど簡単、あっという間に終わります。
参加者の皆さんも、「え?これで終わり?」と驚かれていました。
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でも・・・
醤油づくり自体は、これが始まり。
これから数か月間、じっくりつき合っていただくことになります。



醤油を仕込んだ後は、発酵についての座学『小さなイキモノとの暮らし』です。
世界中にある多種多様な「発酵食品」がどんなふうに出来ているのか・・・。
そもそも「発酵食品」てどんな食べ物なのか・・・。
「発酵」ってどんな現象なのか・・・。

醤油や味噌の歴史も踏まえながら、ちょっとディープな「発酵学」に触れていただきました。
ベースになるのは、「生態系」「循環」への視点だと僕は思っています。
(たぶん他の方とはちょっと違う「発酵」のとらえ方かと思います)



続いて、「味噌講座」です。
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味噌の仕込みもカンタン。
工程はそれなりにありますが、ただ仕込むだけなら、誰かに習うまでもないくらい単純な作業です。
ただ、単純なようでいて、一つひとつの工程には意味があり、奥深い知恵の蓄積でできています。

僕は、味噌講座では、「自分がイメージする<作りたい味噌>をつくれるようになって欲しい」と考えています。
その為にも、出来るだけ作業の中の「何故?」を大事にとり上げています。

作業手順や材料について理解していただいた後、丁度良く煮えた大豆を配布。
主催者のチカゾエさんが前日に時間をかけて煮ておいてくれたものです。
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(実は、大豆の過熱の仕方や麹の扱いなどもとても重要です。もちろん講座の中で説明はしますが、きっと実際に自分だけでやる時にいろいろ迷う点もあるかと思います)

仕込みの作業。
麹を塩切りして、大豆を潰して・・・
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混ぜた後、それぞれの樽に仕込んでいただきました。
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仕込み作業終了後に、メンテナンスの仕方などをお話ししました。

その時点で講座の残り時間が5分ほどだったのですが、ちょっと超過して20分ほど、味噌や醤油と関係ないような「蛇足的な話」もさせていただきました。
が、僕にとっては一番伝えたい、大事な部分。
発酵と関係ないようで、実はとても深くつながる「この世界のしくみ」「イキモノのつながり」の話です。
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大急ぎで話したので(いつもそうなっちゃいます…スミマセン!)充分伝えられたかわかりませんが、味噌や醤油、発酵食品のスゴさや価値、面白さは、「体にいい」とか「美味しい」という視点だけではもったいないと僕は思っています。
「作り方」や「レシピ」も、ほんの一要素にすぎません。

それは、それらの視点が結局「自分」「人間」中心の世界観にあるからです。
もう少し視野を広げ、多角的に(死も含めた生命現象として)「発酵」を見た時、とても豊かで不思議な「いのちのつながり」を感じることが出来ます。
その「つながり」に自分も加わってる感覚を確認しながら楽しむとき、「発酵」「発酵食品」は何倍にも価値のあるものになるんじゃないか、と僕は思っています。



・・・というような話は、必ずしも誰にでも求められるわけじゃないのでちょっとドキドキしますが、今回来ていただいた方々はそこそこ楽しんで下さったようでホッとしています。

冬の間はこんな「出前講座」もちょこちょこやっていますので、ご興味ある方はご連絡ください。
春を待ちながら、寒仕込みを楽しみましょう。

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『My醤油を仕込もう2019〜大地からの一滴を味わう発酵講座』
味噌とはちょっと違う醤油の仕込み。何が違うの?醤油ってどうやってできるの?
発酵や醤油について学び、自分の醤油を仕込む講座です。
  〇日時 @3月24日(土)13:30〜15:30(←募集終了)
      A4月上旬予定(←近日募集開始予定)
  〇場所 当別町金沢147−1
  〇参加費 2500円
  〇定員 12名

『ひとつぶのタネのチカラ〜タネの交換会と学習会』<募集終了>
  〇日時 2月16日(土)9:15〜11:45
  〇場所 札幌エルプラザ 環境研修室1,2

『冬山散歩〜春の気配を探そう』
<募集終了>
  〇日時 2月9日(土)8:30〜15:00
  〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147-1)

『とことん生乳!ナチュラルチーズをたのしもうvol.2』<募集終了>
 〇日時 2月2日(土)10:00〜16:00
 〇場所 ハイジ牧場(長沼町長沼町東9線南2)

*すべてのお問い合わせ、お申込みは、HPのお問い合わせページ、もしくはEmail、Facebookのメッセージにて承っています。
posted by イトウ at 12:01| Comment(0) | 発酵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月23日

普通の人、が。

DAYS JAPANを定期購読して何年経っただろうか。
毎月の購読は決して安いものではないけれど、何にも縛られずにこれだけの内容を伝えてくれる媒体は今や少ないし、大手のメディアも入らない地域の現状を報せてくれるフリーのジャーナリストを支えることにもつながると思っている。
(2011年の1月にも、原発が危険な現状を特集していて、その2か月後にフクシマの事故があった…)

だから、先月『DAYS〜』の<休刊>を知って、かなりがっかりした。



そしてその数日後・・・
広河隆一氏への「告発」を目にした。

それからずっとモヤモヤしている。
広河氏の暴力、ハラスメントは当然許されない。
『DAYS〜』でも、幾度となく女性への性的搾取や暴力を取り上げてきただけに、「なんだ、お前もやってんじゃん」という声が上がるのも仕方のないことだと思う。
本当に悔しい話だ。腹が立つ。

でも、何だか広河氏に対しての「がっかりした」「お前もかよ」という批判の声を見ながら、妙な違和感も感じていた。
いや、もちろん僕も同じ気持ちを持つのだけれど、一方で「あり得ない話じゃないよな」とも思った。
それは、「人間だから」という意味で。
(どうやら広河氏の女好きは業界では知られていたらしいけど、僕はそんなことは知らなかった)。

広河氏は反体制の代表格の一人だけれど、だからと言って当然完全な人間なわけではなく、歪みもあれば間違いも犯す存在だ。
今回のような間違いを犯すことだって、可能性は常にあったろうと思う。

でも、いくら編集長だからって、そんな暴力的なことが明るみに出ずに隠されるとしたら(しかも何件も)、それは「構造的な問題」じゃないか?
広河氏の性欲や親父的ハラスメント体質よりも、そっちの方がずっと闇の深い問題に思えた。


あんなに貴重な、存在価値のある雑誌なのに、『DAYS〜』はどうなるんだろうか。
広河氏は編集長を解任されたらしいけれど、編集部はどんな状況なんだろうか。

そう思っていたら、2月号が届いた。
P1231718.JPG

「最終号となる3月号にて、この件を検証して報告する」とあった。
この雑誌の性格的に、ただの「スミマセンでした」では済まないだろうけれど、どうせ紙面を割くならば、広河氏を裁く視点じゃなく「こんなハラスメントや暴力行為が何年も明るみに出ずに継続された構造」をちゃんと伝えて欲しいと思う。



そして、僕にはおしどりマコさんの寄稿文以下の辺りが一番しっくりきた。

 すごい人なんかこの世にはいなくて、ずるいところも性欲もある普通の人間しかこの世にはいなくて、
 誰かをヒーローのように思うこと、神格化することは、ものすごく社会をダメにすることの一端だと思いました。
 誰かまかせの社会にすることと同じだと。
 すごい人なんかいなくて、普通の人がみんなそれぞれせっせと頑張ることでしか、社会はよりよくならないのだと。



人間は誰もが間違いを犯す可能性を持つ。
組織は必ず不健全な体質に変わっていく。

それを前提とし、自覚することで、はじめて正していく機会を持てるんじゃないだろうか。
僕が広河批判を見て感じた違和感は、それが「正しい側(と思いこんでいる側)」がら発せられているように感じたからだった。

僕らは正しくなんてないよね。
だから、互いに「行為」に対して改善を求めるくらいしかできない、と思う。
今よりも少しでもマシになっていくために。



真心ブラザーズの『拝啓、ジョンレノン』は、1996年に出た曲だ。
阪神大震災とオウムの地下鉄サリン事件があった、その翌年。


ジョンレノンを「現実見てないダサいおじさん」「バカな平和主義者」と歌うこの曲を聴いた時、僕は社会人になったばかりだった。
で、この曲にヤラレた感覚は、今でも僕の思考の基盤になっている。
誰かを特別視したり(良くも悪くもね)、崇めたりしない。
カリスマ的な人に対しては(どんなジャンルでも)疑ってかかる。その周辺の人々含め。

オウムの事件だって、狂った奴ら、悪い奴らが起こしたわけじゃない。
彼らは皆、普通の人。
普通の人が、時に人を殺し、時に人を救う。
それだけのこと、だと思う。


万能の、世界を救ってくれるヒーローだって、もちろんいない。
小さなことしか出来なくても、やるのは自分。
スゴイ誰か、じゃない。

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『My醤油を仕込もう2019〜大地からの一滴を味わう発酵講座』<受付中>
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  〇日時 3月24日(土)13:30〜15:30
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  〇参加費 2500円
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『ひとつぶのタネのチカラ〜タネの交換会と学習会』<募集終了>
  〇日時 2月16日(土)9:15〜11:45
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2019年01月17日

雪が降る町。

今年は初雪が遅くてちょっと嬉しかったのですが・・・

12月半ばくらいからどんどん降り積もって、12月末にはちゃーんと窓も埋まる程になってしまいました。
P1041579.JPG

PC311574.JPG


北側の屋根は雪が落ちづらいので、ズルズル少しずつ落ち、こんな感じに。
P1101616.JPG
これは1月前半ですが、この後暖かい日に「ドン!」と落ちました。
擬音をつけるなら「パクリ!」ですね。


窓が埋まってしまうので、毎年何度か家の周りを排雪します。
一気にやるとシンドイので、今回は昨年末から何日かに分けて雪の山を(たぶん軽トラ何台分も)移動させました。
P1101622.JPG


雪が落ちづらい小屋関係は、雪下ろしをしなければなりません。
降り積もって固くしまった1.5m程の雪を降ろしていきます。
P1121630.JPG

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実は、一昨日くらいまで1週間ほど降雪が少ない日が続いていました。
この時期の当別では珍しいので、ホッとした数日間でした。

が・・・

昨日からは吹雪。
P1171656.JPG

横殴りの雪で、前が見えなくなることもしばしば。
P1171646.JPG

今日も、朝2時間くらい除雪しましたが、午後にはまた吹き溜まりが砂丘のように広がり、除雪車も通ったので道路際には雪の山脈が出来ていました。
P1171639.JPG



毎日毎日、除雪・排雪です。
ほんとに、毎日毎日です。

他の作業、労働に比べて「ムナシサ」がつきまとう除雪。
(作業自体はキライじゃないけど)汗をかき、時間をかけてキレイにしても、翌日(ひどい時には数時間後)には元の木阿弥になっているのを何度も繰り返さなければなりません。
旭川や稚内、名寄など冬のキビシイ土地に暮らしてきましたが、ここ当別町金沢の雪の多さはなかなか圧巻です。
ほんの10km離れるだけで雪が全然なかったりして、帰宅して雪の山を目の前にするのを繰り返すと、「なんじゃこりゃ〜」と松田優作ばりに叫びたくなります。

けれど、だからって「じゃあ引っ越せば」なんてことはあまり考えません。
引っ越すこと自体はカンタン。でも、どこであろうと、「今いる場所でできる暮らし方」を探っていく方がきっと面白いからです。
シンドイことも多いけれど、まあ、人間って世界中のアチコチで工夫しながら生きているわけで、当分はこの土地の「キビシイ冬」を味わっていくつもりです。
選択肢なんて、あまり人間にはイラナイのかも、とも思うこの頃です。

いや、愚痴は毎日こぼしますけどね・・・。

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『ひとつぶのタネのチカラ〜タネの交換会と学習会』<参加受付中>
自家採種したタネを交換しながら、取り組んでいることや栽培についての情報交換をするこの会も8年目となりました。
自分で採ったタネをお持ちの方が主ですが、ご興味のある方、「これから始めたい」というに方もご参加いただけます。
タネの交換だけでなく、情報交換や実践力向上に力を入れたいと考えています。
  〇日時 2018年2月16日(土)9:30〜11:45
  〇場所 札幌エルプラザ 環境研修室1,2
  〇参加費 800円
  〇定員 30名

『冬山散歩〜春の気配を探そう』
<参加受付中>樹々の冬芽観察などをしながら中小屋温泉を目指します。
3〜4時間のスノーハイクを楽しみ、いい感じの中小屋温泉で一休みした後、札沼線ののんびり鉄道で一駅分帰ってくる予定です。
(*札沼線は、2020年5月の営業終了が決定したそうです)
  〇日時 2月9日(土)8:30〜15:00
  〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147-1)
  〇参加費 1500円
  〇講師 喜多としろうさん
  〇定員 10名程度

『とことん生乳!ナチュラルチーズをたのしもうvol.2』<募集終了>
生乳が変化していく様子を味わいながら、チーズづくりを学ぶ講座、2回目を行います。
 〇日時 2月2日(土)10:00〜16:00
 〇場所 ハイジ牧場(長沼町長沼町東9線南2)
 〇参加費 3,500円
 〇講師 金澤睦司さん(ハイジ牧場場長)
 〇定員 10名

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posted by イトウ at 14:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月11日

人と人が支え合うこと(追記)。

先日書いた、『なぜ人と人は支え合うのか』という本を読んで考えたことの記事で、1つ大事なことを忘れていたので追記します。
それは、「自立」のことです。

「支え合う」ことと「自立」。
やはりその両方が重要です。

一見相反するかのように思われる2つの理念の共存を、僕がスッと納得できたのも、障害児教育の実践の中でした。

20代の初めまで、「自分は自分」という「我」に固執していた僕は、障害児教育の現場で子どもたちとかかわった時に頭をガツンとやられたのです。
肢体や知的な面での支援を受け続ける彼らにとって「自立とは何か?」。
それが、「(訓練によって)自分で何でもできるようになること」だとしたら、彼らは生涯自立など叶わなくなります。
自立とはそんな限定的なものではなく、その第一歩は、「自分はこうしたい、という意思を持つこと」。そして、「出来る限りそれを伝えられること」なのです。
そしてその後は、思いを叶えるために、「見えづらい遠くを見たい時にメガネや望遠鏡を使う」ように、「高いところの物を取りたい時に台やはしごを使う」ように、社会的な支援や他者の助けを受けるだけのことなのです。


この考え方は、おそらく今の特別支援教育では当たり前になっていますが、僕が現場にいた時はまだ過渡期にあったと思います。
自分でできることを増やす「訓練」が、障害児教育の大きな要素でした。
(ただ、実は「訓練」も最近僕は少し見直しつつあります。頼まずに自分でできることの喜びも、当然大きいからです。要は、限られた時間の中で何を優先していくか、ということ。ケースバイケースでしょう)

とにかく、重要なのは、「私が私として、何を求め、何を願い、何をしたいか」を誰もが表現できること。
それを決定し、色々な手段で叶えようとする精神が、「自立」なのだと僕は思います。



面白いのは、重度障害者の方が実家や施設を飛び出して一般社会で「自立生活」を送ろうとし始めると、それまでよりずっとたくさんの「支え合い」が必要になる点です。
また、『こんな夜更けに〜』の主人公である鹿野さんが、社会保障制度が整わない中でボランティアを自ら募って「自立生活」をしていた時代に比べ、現在はかなり手厚く(例えば24時間有償の介助を使えるとか)なったものの、一方で以前は避けられなかった「介助者と被介助者が対等であることとは?」というぶつかり合いがなくなり(雇用関係になるため)、結果、人間としてのつながりも薄れがちになったのでは、というあたり。

「遠くを見る時に眼鏡を使うように障害者も支援を受けて自立する」と先述しましたが、人に何か手伝ってもらう時は眼鏡をかけるように簡単にはいきません。
お互いに心があるのですから、当然眼鏡をかけるのとは違う難しさが生じます。
そこと向き合っていくことも、「自立」の1つかのかもしれません。

きっと、ストレスなく暮らすことだけが良いのではないと思います。
明確な答えなどない中で、自己主張し合い、手探りしながら、互いに悩みながら「落としどころを見つけていく」ことが人を成長させるような気がします。


P9240686.JPG

すべての人が、誰かの助けを借り、支えられながら生きています。
一方で、誰かのある部分を助け、支えながら暮らしています。
「こう生きたい」
「こう生きよう」
という意思を持ちながら、けれども支え合っていることを自覚していたいとあらためて思いました。



「まとめ」というわけでもないのですが・・・
自然に近いところで自給的に暮らす日々では、まさに無数のイキモノとの「支え合い」を実感します。
「自分は一人で生きている」なんて、天に唾を吐くようなものだとわかります。

同時に、常に自己決定が必要です。
自分で学び、考え、自分で決めて実践する、その繰り返し。
けれど、その「決定」のための要因がほとんど、自分以外の要素(「他のイキモノの様子」や「天候」など)だったりするのも、なかなかフクザツで面白いところです。

「自立」と「支え合い」。
それらはきっと、混じり合って存在する僕らの暮らしの軸なのです。

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自家採種したタネを交換しながら、取り組んでいることや栽培についての情報交換をするこの会も8年目となりました。
自分で採ったタネをお持ちの方が主ですが、ご興味のある方、「これから始めたい」というに方もご参加いただけます。
タネの交換だけでなく、情報交換や実践力向上に力を入れたいと考えています。
  〇日時 2018年2月16日(土)9:30〜11:45
  〇場所 札幌エルプラザ 環境研修室1,2
  〇参加費 800円
  〇定員 30名

『冬山散歩〜春の気配を探そう』
<参加受付中>樹々の冬芽観察などをしながら中小屋温泉を目指します。
3〜4時間のスノーハイクを楽しみ、いい感じの中小屋温泉で一休みした後、札沼線ののんびり鉄道で一駅分帰ってくる予定です。
(*札沼線は、2020年5月の営業終了が決定したそうです)
  〇日時 2月9日(土)8:30〜15:00
  〇場所 エコビレッジライフ体験塾(当別町金沢147-1)
  〇参加費 1500円
  〇講師 喜多としろうさん
  〇定員 10名程度

『とことん生乳!ナチュラルチーズをたのしもうvol.2』<募集終了>
生乳が変化していく様子を味わいながら、チーズづくりを学ぶ講座、2回目を行います。
 〇日時 2月2日(土)10:00〜16:00
 〇場所 ハイジ牧場(長沼町長沼町東9線南2)
 〇参加費 3,500円
 〇講師 金澤睦司さん(ハイジ牧場場長)
 〇定員 10名

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posted by イトウ at 10:52| Comment(0) | 思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月05日

Coccoのあれこれ〜2019冬。


通称・ママコッコ(毎年抱卵する子)が、昨年春も卵を温めました。
まぁいろいろありまして、2か月以上はじっと温め続けたママコッコ。
フラフラになるまで頑張って、7月末に4羽のピヨコが誕生しました。


今年は春に雛を入手できなかったので、この4羽が全部雌であることを願いながら育てました。
途中で1羽死んでしまいましたが、秋に7羽の大雛を購入、「10羽いればまずまずだな」と思いながら育て・・・
PA230943.JPG

3冬目を迎える高齢Coccoさんはもうこの冬はほぼ卵を産まないと思うので、申し訳ないけれどお役目御免で何羽かいただきました。
IMG_20181103_095617.jpg
まだこの子たちは10羽近く残っていますが、2018年の12月から卵はほぼ産んでいません。
可哀そうだけど、最後に食べるのも、飼う者の務めだと思っています。

そして、11月末くらいから生み始めるかな?と思っていた若Coccoもなかなか産まず、ウチでは久しぶりに「卵を買う」という事態になっています。

一方、7月生まれのピヨコ3羽。
生後5か月経って・・・

ちょっと残念なことに・・・

こうなりました。


今年孵化して元気に育った3羽のうち、2羽が♂。
ウチにはすでに、一昨年生まれの若い♂(キック4世)がいるので、実は♂はこれ以上イラナイのです・・・。

♂を3羽も飼っていられないので、早めに〆て食べた方がいいよなあ…と真剣に悩み中。
でも、2羽とも結構人慣れしてメンコイのです。
まだ肩乗りしたりもします。
ほんと、迷うところです・・・。
(どなたか欲しい方はいませんか?)



年の瀬も押し迫ったクリスマス過ぎ。
ようやく、大雛で買った若Coccoの初卵がありました。
PC291572.JPG

今のところ1日1〜2個(時々0個)くらいですが、これから春に向けて少しずつ数も増えていくでしょう。

Cocco達にとってもキビシイ季節がしばらく続きますが、冬至も過ぎ、お日さま時間が長くなるのを僕ら以上に感じている彼女たち。
寒さに負けず、(卵はそんなに産まなくていいから)元気に過ごして欲しいです。

Coccoさん、今年もよろしくお願いします!
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